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40年間変わらぬスタイル。あふれんばかりの「鴨汁」に満足。
昼に渋谷に出向く用事が有り、遅めの昼食のためにこちらに足を向ける。
頻繁に寄るつもりが、実に4年近く間が空いてしまった。
前回のレビューを見るとまだ写真を載せない方針の頃のもので、現在は写真無しの書き込みは考えられない状態に陥っている変節を、何卒ご容赦願いたい。
2時を回った時刻だが、相変わらずNHK関係の客が、ぽつりぽつりと入店してくる。
まずは「四季桜 初花」をぬる燗でもらう。
お通しは昔から変わらぬ「炙りからすみ」が3切れ。
肴はやはりこの時期ならではの「鴨汁」を選択。
「鴨汁」の説明は前回のレビューに細かに記したので、そちらをご覧いただきたい。
しかし今回も酒が尽きても、大振りの抹茶茶碗の「鴨汁」は半分ほどしか減っていない。
酒を追加するつもりは無いので、前回同様にこれを活用して蕎麦を食べることを目論む。
女将さんに「田舎せいろ」を'つゆなし'で頼めないかと申し出たところ、大丈夫とのこと。
さらに'蕎麦が冷たいままではおつゆがぬるくなってしまうので、熱もり風に温めましょうか'と、有り難いことを言ってくれた。
暫しの後に、一旦冷水で〆てから再度湯を通して盛られた、温かい「田舎せいろ」が登場。
また'味が薄くなったら使ってください'と普通のつゆも徳利で少し付けてくれた。
この手法で味わう蕎麦は食感こそ多少損なわれているが、香りはかえって強く感じられ、鴨の旨みと適度な脂が絡まった「熱もり鴨せいろ」を堪能することが出来た。
他の方の書き込みを見ると、こちらでは「鴨汁」に限らず「とろろ」なども、丼一杯で提供されるようだ。
私は残さずに平らげる算段をやってみたが、持て余し気味という意見も有り、サービス過多と受け取られては、ちょっともったいない気がする。
≪2011年2月のレビュー≫
NHKがこの地に移って来た頃から西門の真前に在るため、40年は経っているだろうか。
私が初めて訪れたのも、30年近く前と記憶している。
建物自体は新しくなっているが、飾り気の無い雰囲気はあまり変わっていない。
こちらで最も印象にあるのは、丼にあふれんばかりに供される「鴨汁」や「鴨南蛮」である。
「Bunkamura」での用事の帰りに、寒空の中、あの熱々の味をふと思い出し、久々に寄ってみた。
2時前の半端な時間ながらNHKの関係者と思しき客が、しきりに出入りしている。
酒は以前は種類が無かったが、最近は一通りの銘柄が置いてあり、今回は「田酒」を注文。
8勺くらいの量が「備前」の水差し風の徳利で出される。
お通しの「炙りからすみ」は懐かしい味。
肴の品目はいかにも江戸前の蕎麦屋らしい、簡素なラインナップ。
こちらではいわゆる「鴨汁せいろ」は無いが、「鴨汁」はメニューに載っている。
まず肴として「鴨汁」を頼む。
大ぶりの抹茶茶碗になみなみと注がれた「鴨汁」は、薄くスライスされた「抱き身」と葱がじっくり煮込まれた古いタイプ。
大量の「山椒」があらかじめ振られているのも特徴。
老舗で見かける「鴨抜き」とはまた違った'ざっかけない'もので、あまりの熱さに最初のうちは舌に感じにくいが、徐々に鴨の味が溶け込んだ濃厚な旨味が広がってくる。
鴨肉をつまんでは一口、蓮華で汁をすすってはまた一口と、杯を重ねる。
やっと「鴨汁」が半分近くに減った所で酒も尽きたので、蕎麦を注文。
こちらの「田舎」の野趣あふれる食感も捨てがたいが、今日は普通の「せいろ」を1枚。
細めながらしゃきっとした堅打ちで、以前は水切りの悪さを感じたこともあったが、今回は気にならなかった。
まず、未だ十分に熱い「鴨汁」の器に三分の一ほどの蕎麦を投入して「鴨南蛮」としたが、旨味が絡まりなかなかの味。
残りを普通の「つゆ」で食す。
「かえし」が強めの剛直なこの「つゆ」の加減も、昔のままである。
「蕎麦湯」が自然体であるため、味を締め括るには好適と言える。
たっぷりの「鴨汁」で「酒」、さらに「蕎麦」と「蕎麦湯」までを楽しむと、かなり腹が膨れたが、同時に満足感もなかなかであった。
以前は中休みを設けて夜もやっていたが、現在は夕方5時までの営業となっている。
また来年、寒さが巡って来る季節に「鴨汁」を楽しみに訪れたい。
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蓼喰人
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店名 |
掲載保留
おくむら
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん |
住所 | |
交通手段 |
営団地下鉄千代田線代々木公園駅から徒歩5分 代々木公園駅から568m |
営業時間 | |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
席数 |
24席 (テーブル3卓12席,座敷3卓12席) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 近くに路面パーキングあり10台位 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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昼に渋谷に出掛けた帰りに蕎麦屋に寄ろうと思い、最初に浮かんだのは「神山」(旧「清山」)だが、あそこは昼に行ってもあまり意味の無い店。
そこで少し足を延ばしたのがこちら。
NHKがこちらに移転して来た頃から西門前に店を構える、最早老舗と言っても良い蕎麦屋である。
営業は昼の一時に限られるが、場所柄NHKの関係者やタレントなどの常連も多いようだ。
2時頃に入店したが、客の出入りに途切れの無い状況。
右手のテーブル席を選ぶ。
こちらの名物は「鴨汁」で、私にとっても思い出深い一品。
今回も早速これと「冷や酒」を注文。
酒の銘柄はかつての'下りもの'の代表といえる、灘の「白鹿」を選択。
お通しはこちらの定番の「炙り唐墨」だが、香ばしい焦げ目と独特の食感が好ましい。
ちなみに、このお通し代が無料というのも嬉しい。
暫しの後に、大振りの抹茶茶碗に満たされた「鴨汁」が登場。
中にはやや薄目にスライスされた合鴨の抱き身7.8切れと、短冊切りの葱がたっぷり入り、上には粉山椒が振られている。
まずは蓮華で「つゆ」を味わうが、藪系で出すような「鴨ぬき」に比べれば薄味だが、鴨の旨味は十分溶け込んでいる。
肉の食感はやや硬いが、味はある程度残っている。
こちらには「鴨せいろ」と言うメニューは無いため、この「鴨汁」と「せいろ」を一緒に頼む人も居るようだが、このつゆに蕎麦に浸けて食べるには味は薄い。
'おつまみ'の欄に載っているように、これはあくまでも酒の肴とみるべきものである。
鴨や葱をつまみ、つゆを啜りながらの「冷や酒」は、なかなか楽しいもの。
何しろ量がたっぷりなので、酒をもう一合追加し、時間を掛けて汁の一滴まで味わい尽くす。
酒が尽きた頃に蕎麦を注文。
今回は普通の「せいろ」にする。
細目で切りはやや不揃いだが香りもまずまずで、盛りは結構多い。
つゆは'かえし'強めで醤油の尖りが少々気になり、出汁とのバランスも悪い江戸前のまろやかさと対極の朴訥な仕上がり。
蕎麦とつゆの出来から、信州の山里を思わせる垢抜けない仕事だが、これがこの店の昔からの特色とも言える。
蕎麦湯が外連味の無い、サラッとした自然体なのは好ましい。
やはりこちらの目玉は「鴨汁」である。
蕎麦については不満な部分はあるが、それを補って余りある逸品と言える。
鴨汁の値段は850円で、その他も総じて良心的な価格設定。
たっぷりの「鴨汁」でお通し付きの酒を2合呑み、蕎麦を手繰って3,000円でおつりが来るのは極めてリーズナブルである。
花番の年配のお姐さんの、ちょっと心許なさはあっても丁寧な応対振りは好感。
また寒い時期に、寄りたいと思う。