肉とタレの饗宴。（1905再訪）──「ゆうじ」@渋谷 : 炭火焼 ゆうじ

「ガッツリとお肉を食べよう！！」ということで、渋谷の「ゆうじ」さんへ。。。
渋谷駅から徒歩7分ぐらいだろうか。。。およそ2年半ぶりの訪問となる。


19時の開店に合わせて店前にはグループ客がゾロゾロ。。。
超常連の友人をなんとか見つけ出して「ホッ！」とする。


19時になると入店開始！今回も旧店舗側の壁ぎわ席にちんまりと収まる。
暑い日だったのでまずは「とりビー」。お通しは枝豆だ。


この日は美味しいお肉に合わせてワインを持ち込み（1本2,000円）。
果たして飲みきれるのだろうか。。。


最初に登場するのは「モツのスープ仕立て」。
他店ではいわゆる「モツ煮込み」と言われるお品だが、此方の「モツ煮込み」は
品の良い塩味スッキリ&アッサリ系のお品。まさにジワッと五感に染みる美味しさがある。


○「ハツとサガリ」
辛子と葱をたっぷりととのせていただくサシ。柔らかくてとろける美味しさ♪
まいう！！


○ハラミのタタキ
濃い目のお出汁がよくからんだハラミは大根おろしをたっぷりとのせて。。。
どこからどう食べても弾ける美味しさが口の中に広がっていく。。。
濃い感じのお出汁なので、お肉→ワイン→お肉→ワインの無限ループに（笑）。


この日の1本目は「Primitivo di Manduria Poggio L eVolpi」。
あまり渋くなくて、お肉に合う感じのボリュームが欲しい！ということで、
地元のお店で相談しながら数本まとめて購入してきた中の1本。
そんなにお高くなくてかなり高品質のテイストが楽しめるCPに優れたワインでもある。
イタリア半島のかかと部分にあるプーリア州のワインだそう。。。

これが「ハラミ」とぴったんこカンカン！！という感じで実に美味しかった！！


○さつまいものすり流しとクレソンのサラダ
箸休め的に登場する冷製スープとサラダは、お肉を食べるギアを入れ替えるのに
ちょうど良い感じのお品。「さぁ、もっと食べるぞーーーっ！！」（えっ？）。


○レバーとニラ
テーブルに炭と鉄鍋が用意され、鉄鍋が十分に温まったところでレバー投入！！
あっ、専属料理人のお友だちがタイミングを図って絶妙の焼き加減に
仕上げてくれるので私は見ている（飲んでいる？）だけなのだけれど（汗）。
キレイに焼き上がったところをいただく
。この「甘くてトロトロのタレ」をまとったレバーがフォアグラのような食感で
実に美味しい！！もちろん焼き方にもよるのだけれど。。。
いつも美味しく仕上げてくれるお友だちに感謝！！


○もも
すき焼き風にして、ポン酢がきいた大根おろしでいただくのは「もも」。
鉄鍋に脂ぬりぬり（お友だちが・笑）。
焼き開始（お友だちが）！
ひっくり返して（お友だちが！）。。。
できあがりーっ（私の分・笑）！！ふわっと柔らかいお肉をジックリと味わう。


○タンとみの
牛さんのタンとミノ（胃袋）。
デローンと焼かれるタン（お友だちに！！）
葱タップリのタレでいただく（私が・笑）。
此方は焼かれる「ミノ」（お友だちに！）。
コリコリした不思議な食感。。。たしかにあまり他店では食べないかも・・・。


○サーロイン登場！！
神々しいまでに美味しそうなサーロインに思わず舌なめずり（笑）。。。


タレは卵！センターに大根おろし。お友だちの手慣れた焼き〜っ！
この後、まろやかなお肉をハフハフいいなから実食！！
サーロインが美味しくない訳がなく、かなり感動しながらいただく。。。


この頃、とっくにワインは2本目のバローロに。。。
お友だちの持ち込みは素晴らしい美味しさの「Barolo CONTE DELL' UNITA 2013」。
私の持ち込んだものよりも数倍お高くて美味しいバローロなのだった（滝汗）。。。
品が良くてどこまでもぎゅっとしまる味わい、、、ついついガツガツと味わってしまった（汗）。
やっぱさすがのBarolo、メッチャおいしくて響く味わいだし（！！）。。。


此方のBaroloといただくと、サーロインのお肉もさらに美味しさが増す
ような気がするから不思議だ。いや、実際に美味しいのだけれど。。。
すでにお腹はいっぱいになりつつあったのだけれど、サーロインが収まるところは別腹。。。
しみじみととろけるような美味しいお肉を堪能させていただいたのだった。


今回のデザートは杏仁豆腐！！冷たくてトロトロでサッパリと美味しい杏仁豆腐だった。


超常連のお友だちが着てきた「ゆうじTシャツ」のロゴ。
背中に大きくバックプリントが入っているTもあるそうだが、
さすがにそれは恥ずかしいので「パス！」とのこと。。。
なるほど！ゆうじさんへの「愛」にあふれたTシャツでもある。
だからあれほどまでに美味しくお肉を焼き上げることができるのだろう。。。


今回もお支払いは9,000円。超常連のお友だちのお陰でもあるのだけれど、
いつも素晴らしいCPだと思う。
今回は最近の仕事がハードすぎてお疲れ気味というお友だちがほとんど飲まなかった分、
私がカポカポ飲ませていただいた（だって美味しいし！！）。


そんなに酔ってないつもりだったのに、意地汚く飲んだからだろう。
不覚にも自宅近くで転倒（呆）！！お尻をしたたかに強打して泣きながら帰ったのだった（自己責任）。。。
あまりに痛いので数日後に病院でレントゲンを撮ったら、「仙骨にヒビが入っている！」とのこと。。。


「仙骨」のヒビも「尾骨骨折」同様、安静にしているしか回復への道はないそう。。。
お尻に湿布しているけれど、やはり痛い（涙）。。。
尾骨、仙骨、顔の骨、指の骨。。。変なところばかりケガするのはどうしてなのだろう（謎）。。。


まぁ、ゆうじさんはとても美味しかったので良いことにしよう。


ごちそうさまでした☆


※前回訪問時の記事は
https://korokoro10.exblog.jp/23509829/


●ゆうじ
東京都渋谷区宇田川町11-1 松沼ビル１Ｆ
03-3464-6448
[月～金]19:00～23:30(L.O)
[土]18:30～23:30(L.O)
日曜・祝日休
http://yakiniku-yuji.com/

【16年9月再訪】


この日は渋谷にある「ゆうじ」さんでお友だちのお誕生日のお祝いです。
ほぼ1年ぶりの訪問となります（汗）。
土曜日の夜ということもあるのか、オープン前から店前には客たちが集まっています。
ほぼ時間通りにお店オープン。。。客たちはどんどん店内に吸い込まれていきます。
今回も超常連のお友だちのお陰で、旧館一番奥のスペシャルシートをゲット！！
店内が広くなったように感じるのは、間仕切りの壁がなくなったようです。


周囲の客たちの前には次々に炭の入った七輪が運ばれ、モクモクと煙が立ち始めます。
が、私たちのこの日のお料理はすべて超常連のお友だちとゆうじさんの打ち合わせによって
構成された「スペシャリテのおまかせ」とのこと。。。
さて本日は一体、何が登場するのでしょう。。。


当日の持ち込みシャンパーニュとワインたち。持ち込み料金は1本2,000円だそうです。
こんなにたくさん飲めるのかしらん（笑）。


お祝いなので「泡」で乾杯です！！
英国王室御用達の「 Berry Bros & Rudd 」のシャンパーニュです。
さすがのセレクションですねぇ。。。優雅な気分になったところでお通しの「枝豆」が登場！！


最初のお皿は「おでんの牛すじ煮込み」と「たまご」です。
牛すじがホコホコに柔らかくてジューシーで何ともいえない美味しさ。。。
たまごはいわずもがな。そしてお出汁までが美味しいので、もちろん飲み干しました。
シャンパーニュと牛スジ、こんなにマッチするとはっ（驚）！！


「ハツとサガリの刺し」。
残念ながらそれぞれに一人一切れずつですが、それぞれに柔らかくて
とろけるような美味しさがあります。


「はらみのタタキ」。
大根おろしと濃いめのタレ（牛のお出汁がきいている）でいただきます。
これも一切れ食べるごとに旨みが口の中に広がる美味しさ。
昨年はステーキでいただいたのですが、今年の方がさらに美味しく感じます。


「レバーとはつの燻製」。
白髪葱を巻いていただきます
レバーも美味しいのですが、ハツの方がお肉の旨みが凝縮されているイメージ。。。
結構、ハードな争奪戦となりました（笑）。お誕生日だしねぇ（笑）。


箸休め的に登場した「とうもろこしのスープ」。
二口ぐらいでなくなってしまうボリュームなのですが、とうもろこしの甘みが詰まっています。
トロっとして繊細なお味のスープでした。


ようやく私たちのテーブルにも赤々と燃える炭がセットされます。


じゃーん！！そして運ばれてきたのは、なんと！！「鶏肉」でした（驚）。
「お肉の中では鶏肉が一番好き！！」と先ほどまで話していた
当日の主賓の喜びようといったら！！
さすがに超常連のお友だちだけのことはある主賓のための「スペシャル・サプライズ」です。
まさか「ゆうじ」さんで「鶏のお肉」が食べられるとは知らなかったです（驚）！！


鶏のお肉はポン酢のかかった大根おろしでいただきます。
そしてここからは超常連のお友だちに「おんぶにだっこ」（笑）。
「もう少し！」「まだまだ！」「そろそろですかね！」と、
お肉を並べ、ちょうどよい頃合いで裏表を逆にしていきます。
途中で炭火が一瞬弱くなることもありましたが、すぐに「炭替えお願いします！！」と
超常連ならではの素晴らしい対応。。。初心者の私たちはただ見ているだけです（汗）。
やがて無事に焼き上がった鶏のお肉の美味しいことといったら！！
ホルモンもよろしいのですが、私もやっぱりこういうお肉の方が好きかも！！
しみじみと幸せ感をかみしめます！


箸休め的なめにう。シャキシャキの胡瓜ととうもろこしでスッキリ！


「牛たん」。
サーーっと軽く炙ってカボスを搾っていただきます。此方もとろける美味しさ！！
思わずワインを飲むのを忘れるほどです（笑）。


さて鉄鍋が取り払われて、網焼きセットが登場しました。


そして此方は本日のトリを務める「リブロース」のお肉です。
素晴らしすぎっ！！
大根おろしが入った玉子ダレも準備万端！！
此方も常連のお友だちが焼き焼きしてくれます。
しかしすごい煙と脂です。
そして一人ずついただく焼き上がりのロースはこの上なく幸せなお味！！


4本目のワインもついに空いちゃいました。
「Valpolicella Ripasso 2014」。
ゆうじさんのお肉にはイタリアの重めの赤ワインが合うのだそうです。
（超常連のお友だち情報）。


デザートは「わらび餅」です。きなこが細かくてサラサラです。
最後まで完璧に美味しい！！
お友だちのお陰で、昨年に引き続き、今年も「感動的な焼き肉ナイト」（！）を
楽しませていただくことができましたーー！！
心から感謝したいと思います。


それにしてもこの日は煙がすごかったです（笑）。
そして全身が燻されて結構、お肉の匂いが全身についていたようです（笑）。
まぁ、美味しい物をいただくのに、そんなことは気にしていられないのですが。
この日のお支払いは一人大体9,000円ぐらいでした。
ゆうじさんのお肉に対するこだわりぶりは本当にものすごいので、
お肉が好きな人は是非一度、訪問されてみるとよろしいでしょう。
お肉もすごいですが、それぞれのお肉に合わせて登場するタレがまた素晴らしいのです。
そしてお肉を食べ終えると、また次のタレがやってくるという繰り返し。。。
とても美味しかったです。
ごちそうさまでした☆


●ゆうじ
東京都渋谷区宇田川町11-1 松沼ビル １Ｆ
03-3464-6448
[月～金]
19:00～23:30(L.O)
[土]
18:30～23:30(L.O)
日曜・祝日休
http://yakiniku-yuji.com/


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


【15年10月22日のレビュー (15年9月訪問)】


渋谷にある焼肉の超有名店に初訪問。
この日は某お方のお祝いということで超常連でもあるお友だちのお席に便乗することに(嬉)。。。
話には聞いていたけれど、お店の外(入口付近)にもお席が(驚)！！
予約名を告げると、一番奥のお席にすでに当日のメンバーが数名座っている。
すぐ横のお席の人たちのところから煙がモクモク状態！！
用意されたビニール袋に荷物をしまって戦闘態勢は万全だ(笑)。


当日のメニューは超常連のお友だちのセレクトによるもの。
さすがに素晴らしい「選り抜き」のお品が揃っていた。
最初は「モツのスープ仕立て」。ホルモンのお店と聞いていたので、もっとガッツリ系の
「モツ煮込み」のような濃ゆい味わいを連想していたのだけれど、塩味すっきり系の
まるでお吸物をも彷彿とさせる上品系の優しい味わい。一品目からホッコリしてしまった(笑)。


続いての「レバーの燻製」（お友だちに確認済み！）は白髭葱を巻いていただく。
驚くほどあっさり系の味わいで臭みなどは全くなく(失礼！)、モリモリいただけてしまう。
しあわせーっ！！
「ハラミのステーキとホルモンせんべい」は当日最も感動したお品の一つ。
程よいレア加減に焼き上がったハラミは芳ばしさとたっぷりの脂をちょうど良い加減に含んで
独特の美味しさを楽しませてくれる。カリカリのホルモンせんべい、付け合わせのお塩と
合わさってまさに「至福」という感じの一品。。。


が、ここまでは前哨戦に過ぎなかった(汗)。。。
テーブルに炭と鉄鍋がセットされ、運ばれてきたのは甘辛いタレに浸かった「レバーとニラ」。
此方をドバーッとタレごと鉄鍋に入れ、煮たってきたところをタレにつけていただく。
超常連のお友だちから「煮すぎないうちに！」という気合いの一言！！
甘みととろみを全身にまとったレバーはまるで「フォアグラ！！」。
「こんな美味しいレバーは初めて！」という感じで思わずお箸が進んでしまう(笑)。


続いて用意されるのは大根おろしと少し酸味が効いたタレ。このタレに、サッと炙った
「内もも肉の角切り」をつけて食べるのだそう。。。
この時も超常連のお友だちが「焼き方」を担当。皆の角切りをちょうどよい感じに
炙ってくれる(嬉)。私たちは口を開けて待っているだけなので楽ちんだ(笑)。
お姫様気分でいただく赤身の「角切り」もこのタレと合わせるとサッパリといただける。


そしてホルモンのお肉の上にたっぷりのもやしとお豆腐がのった「ホルモン鍋」が登場する。
早い話が「もつ鍋」ということらしいが、こちらの「ホルモン鍋」はどこまでも優しくて
上品な味わい。具材が煮えてきたら上のお豆腐を崩して、お肉やお野菜といただくのが、
王道の食べ方らしい。唐辛子が効いたピリ辛系のお出汁が、お肉の旨味を含んで何とも
いえない奥の深い味わいを醸し出す。。。うーん、これが「もつ鍋」とは、「ホルモン鍋」
の概念がまるで変わってしまいそうだ(汗)。


すでに持ち込みワインは3本目に突入(だってお祝いだし・笑)。
鉄鍋用の炭が下げられ、渋い卓上網がセットされる。そして登場したのが「霜降りの極上ロース」だ。
ここでも焼き方のお友だちが大活躍。大きなお肉を一枚ずつ慎重に焼き上げてくれる(嬉)。
その極上ロースをかなり甘めのお味の卵と大根おろしにちょっとだけくぐらせていただく。。。
うーむ、飛び跳ねてスキップしたくなるぐらいの感動のお味！まるで、すき焼きとしゃぶしゃぶを
同時に味わっているような幸せ感に包まれる(笑)。オーバーな表現ではあるけれど、それぐらいに
美味しいお肉たちだった。


お肉の美味しさもさることながら、このお肉はこのように食べてもらうと一番美味しい！！
という店主の方のこだわりが随所に満ちあふれているお店であることが実感できるお店だ。
恐らくタレに関しても徹底的に研究がなされているのだろう。出てくるお料理ごとに
タレのお皿もどんどんと変わっていく。それがまたそれぞれに美味しいのだから恐れいってしまう。
しかもこれだけお肉を食べているはずなのに、まるで重たくないというか、もっと食べられるぐらいに
軽い食後感なのがすごい(驚)。なんでも客の年齢や性別に合わせて組み立てるコース内容も
違ってくるのだそうだ。私たちがいただいたのは、大人向けコースだったのかな(笑)。


煙はモクモクだったけれど、思ったほどお洋服に香りは移っていなかった。
スタッフの方々のサービスもキッチリとした対応で気持ちが良い印象。
ワインの持ち込みは1本2千円とのことだが、持ち込んだワインは軽く空いてしまった(笑)。
この内容だったらまた是非再訪してみたいなぁ（ゴロニャ〜ン！！）。。。
超常連のお友だちに多謝！！
ごちそうさまでした☆