GW中のパンを買いに行く : ビーバー ブレッド

GW中に食べるパンを大量に購入しようと久しぶりに當店に行く。量り売りのハード系が目当てだ。
久しぶりだったので東日本橋駅からのアクセスがごっちゃになってちょっと迷う。初めて行った時
に道を聞いた結婚式場があったのでそこを目印にお店を見つける。ついでにその結婚式場の写真も
撮る。結婚式場の手前を折れて焼肉屋さんの先がお店だ。

いつもの週末は押すな押すなくらいに混んでいた記憶があるのだが今日はそれほどでもなかった。
GW中には旅行や外出する人が多いからいつもの週末とは違うのだろう。ウチは猫が居るので旅行
ができないからGW中は家で週末の朝ごはんを摂り続けることになる。

お店に入るとパンの傾向が変わっているように感じる。開店当初はハード系の量り売りがメインの
硬派のお店だったが世の中でそういうパンを好む人は限られているからその後ハード系以外のパン
が充実して瞬く間に人気店となった。そうなると私は足が遠のいちゃうのだが久しぶりに行ってハ
ード系以外のパンの傾向がベーシックな昔ながら菓子パン系に舵を切っていた。

具体的にはカレーパン、クリームパン各種、アンパン各種、チョコパンに力を入れてデニッシュ系
などの比重が大きく下がっていた。品名にTheまで付いていたからご主人のこだわりなのだろう。

結局カンパーニュの量り売り（10㎝くらいだったので相当多い）サワードゥブレッド・ブール、ア
ンチョビオリーブ、そしてTheのついたこしあんぱんとクリームパンを購入。全部で2,700円ほど。

翌朝から食する。

サワードゥブレッド・ブールはさすがに當店のレベルの高さを感じさせる酸味も強いクラストが硬
くてクラムの加水の具合が素晴らしい。こちらのメインのお客さんに好かれるかどうかは分からな
いけど、ご主人の矜持を感じるパンだ。

カンパーニュはこれもまた文句のつけようがない。酸味は薄いけどクラストとクラムのバランスや
味わいが絶妙だ。サンドイッチに使うと堪えられない。

The こしあんぱんとThe クリームパンは敢えてだろうけど焦げ茶色に焼き上げていてちょっと独特
な風合い。こういうパンにはあまり明るくない私はコメントを控えます（笑）

ということで大量に買いましたがGW中に大量に消費しました。カンパーニュ10㎝は流石にちょっ
と多すぎたので1/4がまだ冷凍庫にありますが。

2週間に一度の整体。運動不足解消も兼ねて最近は馬喰町で乗り降りするようになった。乗り換えな
しで1本で通えるし、帰りは通勤時間帯だけど（と言って在宅勤務が多いからそれほど混まないけ
ど）座れるのだ。今回は久し振りにこちらに寄る。帰路にお店の前を通るとすごい人なので今回は往
路で。それでも数人外に並んでいる。お店は一度に4名までの制限がある。

創業時は、サワードゥブレッドや銀座のレストラン用に焼くマルディグラの量り売りがメインであま
りパンの種類も多くなかったこちらのお店だが、行く度にパンの種類はどんどん増え、かつてはお店
の真ん中にどーんと置かれていて2種類の硬派のハード系は端っこの方に置かれるようになってしま
った。寂しいけどそれが今のハード系食事パンの立ち位置なんだと思う。そしてお店はどんどん人気
店になって行ったのでした。

混雑がすごいので量り売り対応がしにくいのと、コロナ対応でハード系は少量ずつ包装されていて、
精算時に計量する形式。それ以外にチャパタノアとオリーブのパンをいただく。

翌朝食する。

お店の中ではハード系の占める割合は減少しつつだけど、やはりいつ食べても美味しい。マルディグ
ラは豪快な肉料理で知られたフレンチだけど、そういうお料理にはこういう無骨なパンが合うのだろ
う。お店の方にも行きたいけど・・・。

伝次郎は今日はおとなしくて、中庭に出る窓のところで座っていました。シルエットがちょっと絵に
なります（猫バカですいません）

整体からの帰り道、過日シュークリーで行列した帰り、馬喰町まで歩いて横須賀線（総武線快速）に
乗って家まで帰ったのだが、その際東京駅で座れたことを思い出した。あの時は休日で空いていたせ
いもあるが、コロナウイルス騒ぎで通勤客が減っている今、平日でも座れるかもしれないという思い
で馬喰町に向かう。水天宮から馬喰町に向かう道にはこちらのお店がある。寄らない訳には行くまい
と思って寄ることに。

閉店が近いのでパンはあまり残ってはいない。大型パンはサワードゥーブレッドではなくて、マルデ
ィグラが置いてある。それを切ってもらって、更に初めて見たセレアルと他2種類いただく。

閉店間際でもお客さんはひっきりなしに訪れる。週末用のパンを購入するのだろう。食パンを買って
行く人が多い。マルディグラを切ってもらう人はいない。「うーん」これが日本のパン市場於けるハ
ード系の立ち位置なんだろうな、きっと（笑）

翌朝食する。

土曜日はセレアルを。軽めのバゲットなんだけど、割田さんの手にかかると旨味と深みがすごい。胡
麻の風味が効いていて美味しい。

日曜日はマルディグラを。前回購入した時はレストランで出すからおとなしめなのだろうという感想
だったけど、仕様を変えたようで酸味が強くてぼそぼそで、こういうパンが好きな人間にとっては堪
えられない風味のパン。万人は好かれないだろうとは思うけど、いいなぁこういうの。大好きです。

コロナウイルス騒ぎで通勤客が大幅に減っているせいもあって、金曜日の夕方ながら馬喰町から座れ
ました。騒ぎはしばらく収まらないだろうから、次回もこのコースで帰ろうと思います。もちろんこ
ちら経由で。

先日の15号に続いて、今回も連休に大型台風が来襲。金曜日は整体なので、帰りに大船でパンや食品
を買い込んで台風に備えようと思っていたら、そのまま食べられるパンは、昨日くらいから品薄にな
るくらい売れまくっているという情報を得た。整体の帰りだと時間が遅くなるので買えない可能性も
ある。ということで、一つ先の駅まで行ってこちらでパンを購入することにした。

5時過ぎに伺うと、やはりパンはほとんど残っていない。とはいえ私はこちらのハード系さえ手に入れ
ばいいので、丸まる1個残っていた「サワードゥーブレッド」を1/3くらい切ってもらう。それ以外に
残っていた菓子パン系を2種いただく。前回の台風15号で被災した千葉県の映像が目に焼き付いてい
るので、火を使わずに食べられるパンはよく売れるのだろう。

案の定、整体が終わった帰り道の大船では、7時半ごろサンジェルマンに、精算待ちのお客さんが3重
くらいの列を作っていたたので、ちょっと胸をなでおろした。スーパーの棚にもパンはおろか、野菜
類も加工食品もほとんど残っていない。関東地方はパニック状態だ。

翌朝から3日間、サワードゥーブレッドをいただく。不味くは無いんだけど、当初衝撃的だったねっと
りした食感はだんだん薄れてきて、随分と無難なパンになっている。ヨーロッパでは冷凍のパンでも
出せる、ねっとりした食感は、日本では受けないのかもしれない。

夜になって雨風はいよいよ強くなってくる。我が家の4匹のうち3匹は意に介さずに寝ているが、乱暴
者のレオンは、実は気が弱くて一人で不安がっている。前回の15号の時も、一晩中ベッドでフンフン
鳴いてた。今回も台風の進路を気にして、TVにくぎ付けになっている。わけないか（笑）

久し振りに訪問。行こう行こうと思いながら1年もたってしまった。本当に自分の行動力のなさに愕
然とする。が、お店に行って更に愕然とした。前回は開店してから間もなくだったせいもあるが、武
骨なハード系パンの量り売りと、それ以外はちょっとしたバリエーションだけの割と地味な小さなお
店だった印象だが、バリエーション豊富な華やかな人気のパン屋さんになっていた。村上春樹さんの
「ダンス・ダンス・ダンス」じゃないけど、いるかホテルがドルフィン・ホテルになっちゃったよう
な・・・。お客さんも引きも切らず訪れる。

そんなこともあってか、お店の中心には売れ筋系のパンが並び、かつてはお店の中心に鎮座してい
た、量り売りのパンが隅っこの方に置かれていてちょっと寂しい。またレジに並ぶ人も多いので、量
り売りを頼むのもちょっと気が引ける。とはいえ、折角来たのでサワードゥブレッドと前回は買えな
かった、マルディグラで出されるカンパーニュをいただく。マルディグラは度肝を抜くほど巨大だ。

翌朝と翌々朝に食する。マルディグラはさすがにお店で出しているだけあって、それほど癖は強くな
い。酸味があるパンを好まないお客さんも多いのだろう。とはいえかなり腰の据わったハード系パン
だ。クラムも大人し目。

ちょっとがっかりしたのが、サワードゥブレッド。大好きな湿気のある粘着質な、スアマのようなね
ちゃねちゃした食感が（美味しくなさそうな表現ですいません）、かなり抑え気味になっている。ヨ
ーロッパで美味しいパン屋さんの定番のような食感だが、日本では受け入れられないのかもしれない

人気のパン屋さんになったのは嬉しいけれど、自分のパンの嗜好のマイナーさ加減をまた思い知りま
した。やれやれ。

マイレビュアーのnorariさんのレビューで、東日本橋にハード系パンの新店がオープンしたことを知
る。レビューは優しいけれども評点は厳しいnorariさんが3.8という高評価。そして行動範囲が限定さ
れている私だが、幸い整体通いで使う人形町の隣ということで、これは行かねばと思って訪問。場所
はアパレル企業が軒を並べる馬喰横山の一角。地図がないとなかなか辿り着けないロケーション。

金曜日の夕方に訪問するとパンはあらかた売り切れているが、お目当ての量り売りのサワードゥブレ
ッドは、角が丸い巨大な直方体のフォルムでどーんと鎮座してる。すごくいいルックスだ。指で大き
さを示して適当に切ってもらう。10グラム13円。その他巨峰のレーズンを使ったパンが数種残ってい
たので、久しぶりになるブドウパンをハーフでいただく。巨峰だけあって（？）ハーフでも450円と
結構いいお値段だ。

翌朝食する。適度に硬く引きが強いクラスト、そして酸味が感じられるむにゅむにゅ（すごくおいし
くなさそうな表現ですが、私的には最大限の賛美です）のクラム。この手のパンが好きなものにとっ
ては堪えられないほど完璧だ。ラトリエ・ドゥ・プレジールを彷彿とさせる。

また伺います。