ねばらない　川治　若いならばね : 大衆料理　川治

年に数度、同じ姓の仲間で集まって飲む「小力会」
1年半前に、この5月末にメンバー全員の8名で夜の予約をしていた。

コロナの件で5月末まで夜の営業をやめたという川治さん。
残念で仕方なく、次いつ予約できるかと問うたところ、やはりこれから1年半先とのこと。

もう少しメンバーが全員若ければ…だがもう1年半先のことまではわからない。
ねばらずに、次回の予約はとりあえずあきらめたのである…


マイレビュアさまの情報でランチはされていると知っていたので、
出勤日のある日、ランチをいただきに。

玄関先にはアルコール消毒スプレーが設置。
以前より客席の間隔を開けてお客を入れておられる。

その日の煮魚はあいなめ、小刺しは鯵とのことでお願いした。
厨房の店主はおひとりで忙しく調理。
ホールの女性は戸を消毒したり、注文を聞いたりとやはりお忙しい。

届いたあいなめは目を見張るような大きさ。
早速頂きます。

甘すぎない煮汁だが身にしっかりと味がしみている。
こちらの煮つけの味はお酒にもあうようにできていると思う。
もちろん、ごはんにもあうのだが。

お漬物もさっぱりとして美味しい。
お味噌汁は春キャベツとお揚げで、たっぷりとその具が入っていた。

小骨が多いあいなめは少し食べにくかったが、煮魚好きにはゆっくり味わえるのも嬉しい。
しかし、二巡目のお客さんのために頑張って早く食べて席を空けよう。

夜、いつまた来られることがあるだろう。
小力会も、いつまた開催できるのだろう…

今年も川治貸切の会に呼んでいただきました。
約1年ぶりです。

全員定時に揃って、レモンサワー、ビールで乾杯。

お料理は例のごとく、どんどん運ばれてきます。

そのどれもがきちんと美味しく、相変わらずのクオリティを保っていました。

・鮟鱇肝生姜煮
　　濃厚な鮟肝を唐辛子がぴりりと引きしめて
・のどぐろ一夜干し塩焼き
　　身に旨みがぎっしり
・鰹たたき
　　甘く濃厚な身、鰹はあまり好まないのですが大変美味
・焼き牡蠣
　　何も言うことなしの美味しさ　最高です
・蛤酒蒸し
　　ふっくらした蛤、お汁も残さずに
・鱧天ぷら
　　海苔と梅を巻き込んださわやかな天ぷら　　
・毛蟹
　　蟹味噌も一緒にいただくと幸せ気分
・お造り盛り合わせ
　　どれも新鮮で美味　お酒が止まりません
・金目鯛煮付け
　　こってりの旨み、御飯が欲しいです
・穴子煮
　　ふわふわに煮あげた優しい味わい
・なめろう
　　海苔で巻き巻き　お酒にぴったり
・鯨ステーキ
　　鯨が懐かしいお年頃
・枝豆
　　よい箸休めです
・お漬物盛り合わせ
　　さっぱり〆に

お酒は皆さんで五升ほど頂きました。

お店の方も毎日、忙しいランチタイム、そして夜のたくさんの予約をこなすのは本当に大変だろうなと思います。

次回の予約は2020年、皆さんがご健康でお店を続けていらっしゃることを願って。

伺う私たちも健康で美味しいものをまたいただけますように。

一年半も前に、こちらの常連さんである友人が予約してくれた会。
お昼は二度ほど伺い、そのお魚の良さは実感していた。

夜は二年待ちと言われるほど予約の出来ないお店、ありがたくいそいそと伺った。


六人で、まずはビールで乾杯！
・枝豆
・鮟肝 　そのまったりした旨みにすでにもうお酒が欲しくなる。

越前岬を四合。

・子持ち鮎のひらき
開いた鮎に小粒の卵がびっしり。
香ばしいこと。
この焼き方は面白いと思う。

お酒を皆が気に入ったので一升瓶で追加。
お料理も次々でてくるので、テーブルは一杯。
それは聞いていたので、みんな食べる食べる。

・穴子煮
煮穴子に、冷えた煮こごりがとろりとかけられている。
ほろほろの身が美味しい。

・鱧梅肉揚げ
カラリと揚がった鱧の中は、たたいた梅と大葉がしのんでいる。
湯引きの鱧も旨いが、油のコクが鱧の旨みを包み、梅でさっぱりの後口。

・牡蠣
今シーズンはじめての牡蠣。
ぷりんとした牡蠣に幸せ感でいっぱい。

・鯵のなめろう
お酒がさらにすすむなめろう。
これだけでもいくらも飲めそうだ。

・蛤の酒蒸し
なまめかしいような桃色のつやつやのはまぐり。
噛めば海のエキスがほとばしる。

・河豚のカルパッチョ
ほどよい薄さに切られた河豚を和風カルパッチョに。
これはワインでもよさそうな味。

・刺身八点盛り
もちろんどれもよいのだが、この蛸が美味すぎた。
道産子三人喜ぶこと。

・毛蟹
前日に仕入れて、1日寝かしたという毛蟹は、甘味の濃い身がつまっており、味噌も濃厚。
味噌が残った甲羅にお酒を注いで甲羅酒に。
これはジャンケン勝負である。

最初はグー！
なんと私が勝ってしまったではないか。

今年の運を使い果たしてしまったのではないだろうかと、一瞬酔った頭で考える…
もちろん独り占めなんてしない、仲良く皆で回し飲みだ。
燗酒でできたら文句ないのだが、冷酒であっても旨いこと旨いこと。

・鮪頬肉 白髪葱添え
牛や豚と言われてもわからないかもしれない味の濃さと適度な噛みごたえ。

・銀むつ甘辛煮 針生姜
ほろほろと煮付けられた銀むつ。
これはお昼にもいただいたが、夜はまた格別。
ご飯食べたい、ご飯…


やっとこのあたりで一通りのお料理が出て、会話する余裕がでてきた。
羽根屋を四合追加する。

・大根、きゅうり、茄子の糠漬け
・なめことみつばのお味噌汁

酌み交わしつつしばし歓談…

こんなに短時間におなか一杯に食べたのも飲んだのも久しぶり。
これでひとり6000円弱というのだから、予約がとれないのも仕方ない。

次回の予約は来年の秋。
常連の友人に心から感謝である。

有休をとって、午前の所用を終わらせた日。
人形町界隈に務めているお友達に連絡すると、
今日もランチは川治に行くというので、一緒させてもらうことに。

11時半に着くと、彼女が先に横並びの席をとっておいてくれた。
狭い店内はすべてテーブル席なので、みなさん相席となる。
メニューからカージナル照り焼き、カレイ煮付けをたのんでシェアすることに。
鰹の小刺しもお願いする。

彼女が、お休みならビール飲んでも平気だよ、と言ってくれたので、瓶ビールをお願いしてしまおう。
嬉しい、川治のランチでビールがいただけるなんて。

暑い日でひとくち目のビールが喉にしみる旨さだ。
その日の小刺し（200円）は鰹で、いただいてみることに。
しょうがと葱がたっぷりとかかった如何にもあてになりそうな品。

やがて届いたカージナルとは黒むつのことだとか。
ここは切り身がひとり二枚付けとなるため、彼女と一枚ずついただく。

ごはん、きゅうりと大根の糠漬け、お味噌汁。
カレイの煮付けは甘さもしょっぱさもほどよくお酒によくあう味だった。
カージナルは魚の身自体はふっくらな照り焼きなのだが、味付けが少し私の口には甘い。
ご飯はあいかわらずふっくらつやつやに炊けている。
お魚をひとくち、そしてご飯をひとくち運べば、唇をしかと結んで噛んでいても舌がなりそうになる旨さだ。

お向かいの男性のお客様が、こころなしか私のビールをうらやましそうに見ている気がして申し訳ない気になった。

お昼休みが終了間際の彼女は先に帰り、私はお味噌汁のひとくちまでゆっくり味あわせていただいた。
短い時間ながら、ほんの少しの贅沢をいただいた休日のランチ。

所要で有休をいただいた日、ランチに伺いました。
11時半ちょうどに入店、もうほとんど満席です。

ちょうど一席、空いていた席に座らせていただき、その日のメニューから鰈の煮付けをお願いします。
ほとんどの方が、小刺しという日替わりのサービスメニューのお造り（200円）を頼まれますが、その日は鰹でした。
旬のものですが、前日「男子ごはん」でやっていた鰹のお料理のまねを家でして作って食べたばかりでしたのでこの日はやめておきます。

息子さんが厨房をまわし、お母様がホールをご担当です。

しばらくして、一気に各テーブルに注文のお膳が届き始めました。

私の鰈の煮付けも届きます。
写真では何度も見ていましたが、この鰈の立派なこと。
ひとりあたりなんと二切れです。

鰈の味付けはこっくりしながら辛すぎず、ごはんにあうこと。
そしてごはん自体がつやつやの炊き上がり。
ちょうどよい固さです。


お隣の方の定食の焼き物はわらさでしたが、それも二切れです。
ソテーなどの場合も通常二切れだそうです。
なんとも太っ腹です。


熱々のお味噌汁は私には若干しょっぱめに感じられましたが、
このお味噌汁でもお酒が飲めそう、と思うお酒好きの自分。

お味噌汁、ごはん、鰈の繰り返しで箸が止まらず。

これで810円とは本当に頭が下がります。

平日仕事の日はどうしてもここまで来ることはできませんが、
またお休みがいただけたら必ず再訪したいと思います。