魚介類は勿論、野菜の美味しさも際立つイタリアンバル♪ : Turre Turre 築地

だんだん涼しくなってきて、気の置けない会社の仲間と
何か美味しいものを食べながら、ワイワイ楽しく呑みたいな～！と
思っていましたら、食いしん坊の同僚からお誘いがかかりました。
聞くところによると、魚介類が美味しいイタリアンバルとのこと。
それはステキ！さっさと仕事を終わらせて、楽しみに伺いました。


①お店の外観、雰囲気、インテリアなど
八丁堀駅から、徒歩2分位。駅近ですし、道は分かり易いので
迷うことはないでしょう。
店の扉からは、温かみのある灯りや中の楽しそうな様子が見えて
何だかホッとする雰囲気。
ガラスに描かれた海老や蟹のイラストも可愛らしいですね。
店内は、厨房を臨むカウンターが14席程度。その他、テーブル席も
ありますので、様々な人数・用途に対応できそうです。
木目を基調にした明るくすっきりとしたインテリア、
壁には「本日のおすすめ」黒板メニューが掲げられていて、
今日は何を食べようか、ワクワク楽しい気持ちになります。


②お料理について
せっかくですので、スタッフと相談しつつ「おすすめ＆人気メニュー」を
中心にあれこれお願いすることにしました。

“前菜盛合せ”
まずは、何にしようか皆で迷っていたら、フロアスタッフから
「お薦めを盛合せいたしましょうか？」と有り難いご提案が。
印象的だったのは、下記のもの。
下仁田葱のマリネ・・・酸味控えめの優しいお酢が下仁田葱の甘さを
引き立てていました。とろりとした仕上がりも絶妙な一品。

和栗のフリット トリュフ塩添え・・・栗をフリットにしたものは
初めて頂きましたが、ほくっとした食感が楽しい。
和栗は、自然の甘さがいいですね。トリュフがほんのり香る
塩との相性も◎！

その他、柿のピクルス、自家製セミドライトマト、マコモダケのソテー。
旬の素材を使うだけでなく、何か一工夫してあるものばかりで
次のお料理への期待が高まりますね。

“生牡蠣”
生牡蠣専用の黒板メニューがあるくらいですから！
そりゃあ生牡蠣を頂かなくちゃね、ということで、すかさずオーダー。
「今日は、せんぽうしがお薦めです」という言葉に素直に従いました。
北海道の昆布をたくさん食べた牡蠣（せんぽうし）は、とっても濃厚。
そしてクリーミー。臭みは一切なく、爽やかな潮の香りと牡蠣独特の
甘みが口中に広がります。あと、5個は食べたかったです（笑）

“バーニャカウダ”
供された時、思わず「キレイだなー」と口に出てしまったほど。
錦糸瓜、赤蕪、紅芯大根、姫人参、小江戸菜、万願寺唐辛子、
サラダ茄子、サラダえのきなど。
色鮮やかな野菜たちが、美しく盛りつけられています。
パリッ、シャキッとした食感、それぞれの野菜が持つ旨味や甘みが
ダイレクトに分かります。
また、野菜を引き立てるバーニャカウダソースもよかったです。
大蒜の香りがマイルドで、優しい風味ですが、塩梅ぴったりでした。

“カルパッチョ盛合せ”
さすが、魚介を売りにしているだけあって、お刺身はどれも
新鮮そのもの。足のはやい「生しらす」もありましたが、
臭みは一切なく、大人っぽい苦みがワインと合いますね。
あと、このカルパッチョにも野菜がたっぷり！
真鯛とチコリ、生蛸とパプリカとか、普段あまり組み合わせない
野菜と共に頂きましたが、これが意外と合うのに驚きました。

“レバーパテ（自家製フォカッチャと）”
魚介以外のものも、ということでオーダーしたのですが、
今まで食べたレバーパテの中でも、上位3つには入る
私好みのものでした。
舌触りがふわっとしていて、コクがあるのに全くくどくない。
軽やかなレバーパテでした。ベリーのソースが良いアクセント。
小麦香るフォカッチャも美味でした。

“炙り〆鯖とじゃが芋の柚子胡椒のせ”
最初、何だか微妙な組み合わせだなぁ・・・と思いましたが、
これが不思議と合うんですね（笑）
〆鯖は皮目を炙ることで、余計な脂が落ち、香ばしさが出ています。
ほくほくとしたじゃが芋と一緒に頂くと、また違った美味しさ。
ピンクペッパーや柚子胡椒など、スパイスの使い方も上手でした。

“マテ貝の香草パン粉焼き”
まず、迫力のあるルックスにちょっとびっくり（笑）
こういう風にマテ貝を頂いたのは初めてですが、美味しいですねぇ。
ハーブ香るパン粉が良いアクセントになっていて、白ワインにぴったり。
皆、この時ばかりは、お喋り中断で、次々とマテ貝を手に取っていました。

“サーモンの燻製　アラビアータソースで”
厚みのあるサーモンは、大ぶりでしっとりとした仕上がり。
「自分たちで燻製しているんですよー」というだけあって、
よくあるスモークサーモンとは全く違う、上品ですが力強い
燻製の香りが心地良い一品。
ピリッとしたアラビアータソースとの相性も良かったです。

“クレマカタラーナ”
珍しくデザートも頂いてしまいました！
パリパリのカラメルと滑らかなカスタードの組み合わせは
鉄板でしょう。甘さ控えめなのも、私好み。

グループでお邪魔したので、あれこれ頂けて楽しかったです。
魚介も野菜も、その日に仕入れた、旬の新鮮食材を使っているのは勿論、
どれもひと手間、一工夫が感じられるお料理ばかりでした。


③スタッフの接客について
ホール男性2名、厨房も男性2名で切り盛りされていました。
挨拶、席への誘導等、基本的な部分は全く問題なかったですし
皆さん、明るくニコニコ笑顔で感じ良かったです。
店長さんは、毎日築地まで仕入れに行っていらっしゃるそう。
魚介類は勿論ですが、野菜の知識が豊富な方で、お料理に
使われている野菜について、あれこれお話聞けたのが楽しかった。
シェフとは、最後にお話ししましたが、とてもお料理に対して
熱心な方で、伝統的なイタリアンをベースにしながらも、
「その日一番美味しい食材を、より美味しくして提供したい」と
調理法を変えてみたり、組み合わせに変化を付けたりしていると
おっしゃっていました。


④CPについて
魚介類は勿論美味しく頂きましたし、何より野菜も美味しかった！
ここ最近、野菜の持つ力や旨みに目覚めていることもあってか、
今の自分にしっくりくるお料理を頂けたな～という感じがしました。
あと、スタッフの接客・サービスがとても感じが良かった。
細かい気遣いをしつつ、決して押しつけがましくない接客だったので
本当にリラックスして、食事やワインを楽しむことができました。
お店を出た時の満足度は高かったので、CPは良いと思います。


⑤その他、気付いたことなど
店長さんにお聞きしたところ、こちらのオーナーさんは、築地で
八百屋さんも営んでいるそうです。
某有名イタリアンや和食店にも、野菜を卸しているそうで、
びっくりしました。