あっさり中華所望 : 上海錦江飯店

2023.06 昼 ×4
2023.07 昼 ×1
2023.08 昼 ×1

・(週替)白身魚の上海風煮込み定食 950円
・(週替)枝豆と海老の炒め 950円
・(週替)香港風酢豚 950円
・(週替)高菜とﾛｰﾙｲｶの塩味炒め 850円
・(週替)白菜と春雨の挽肉辛子炒め 850円
・(週替)海老とセロリの塩炒め 950円

　久しぶり。普段飯の上海料理屋。
　普段飯で本幇菜がとても嬉しい。
　上海の中でも江蘇菜系の味だったり、
　浙江菜系の味だったり。
　醤油系か塩系って感じね。
　カタクリ粉が強めだなって時もあるけど、
　前より課長さんが少なくなった気がする。
　今日は課長さんが多いなって時もある。


・(週替)白身魚の上海風煮込み定食 (3.5)
　変わったところがなく、激しさも無く、
　普通って感想になりがちな料理。
　でも、上海らしいツボはある。
　甘しょっぱくて、ズシっとお腹にたまる。
　野菜と魚のバランスが良いし、
　塩梅良いし、嫌なところが無いし。

・(週替)枝豆と海老の炒め (3.5)
　量は少なめだけど、上海らしい、
　浙江菜っぽい、中でも寧波菜を
　思い出させる、あっさり塩味。
　エビは少しイマイチ感を感じたけど、
　1000円以内のランチとしては満足。
　エビが大きくて、枝豆との相性も良いし。
　他の中華屋もありそうで、ちょっと違う。

・(週替)香港風酢豚 (3.0)
　何が香港風なのか分からなかった。
　普通の日本の酢豚が、ちょっと甘い感じ。
　甘さが香港？　と思ったけど、
　上海も色々甘いからなぁ。

・(週替)高菜とﾛｰﾙｲｶの塩味炒め (3.5)
　ロールイカって堂々と言ってのける、
　なんとも中国らしいジャマイカ。
　日本人だとアカイカって言うぞ、たぶん。
　酷い店ならヤリイカとか言うぞ、たぶん。
　ロールイカ、たいてい外国産アカイカだ。
　雪菜の代わりに高菜、アリアリでしょ。
　タマネギニンジンシメジで野菜タップリ
　味付けは甘味を抜いた上海、和むよね。
　ここは塩系の炒めが良い気がしてきた。

・(週替)白菜と春雨の挽肉辛子炒め (3.3)
　ネットリとした粘りを感じる春雨炒め。
　上海らしい甘味がベースにあって、
　挽肉から旨味、白菜がシャクシャク、
　チョッピリのピリ辛。
　中国らしい味ではあるんだけど、
　アッサリした味を選べば良かったかな。

・(週替)海老とセロリの塩炒め (3.7)
　ここの塩炒めは僕にハマる。
　アッサリ加減とチョピリの中国風味。
　セロリとエビの組み合わせも好き。
　中国でセロリの入った炒めものが
　外れた記憶が無いもんなぁ。
　だいたいアッサリ味炒めに入ってて
　セロリのクセのある味と硬めの食感の
　逆の魚介系の具を合わせてるんよね。
　もー、モリモリ食えてしまう。


　東北人の店には無い中国の味、
　標準的ランチでは、割と貴重ですよね。

2021.03 昼×1
2021.04 昼×4
2021.05 昼×1
2021.06 昼×2

・(日替)枸杞の実入り海老の塩炒め 850円
・麻辣牛バラ肉丼 980円
・(日替)蒸し鶏肉のネギソース 750円
・(日替)ｾﾛﾘと干し豆腐の豚細切り炒め 850円
・高菜明太子炒飯 850円
・(日替)海鮮と野菜の炒め 850円
・豚角煮丼 980円
・(週替)厚揚げと野菜の四川風炒め 750円

　個人的昼の割と定番になってる、
　シャンハイジンジャンファンディアン。
　上海の超有名超老舗ホテルの支店。
　上海っぽいものを選んで食べるつもり、
　だけど、ハズレたりもする。
　忘れないようにちゃんと書いておこう。


・(週替)枸杞の実入り海老の塩炒め (3.5)
　日式では見かけないメニュー、
　塩炒め知らなければ惹かれないかも、
　上海で上海らしい物を食っいる人なら、
　おっ、と思うんじゃなかろうか。
　あっさり塩味、日本人向け甘さ控えめ、
　ちょいと強めの炒め加減、海老はプリッ。
　明らかに日式とは違う味。
　甘さが無い分浙江菜っぽい。

・麻辣牛バラ肉丼 (3.8)
　ぅうーん、上海。
　香りが上海、味が上海、満足。
　だってバージァオがぽわーんと香って、
　アッサリコテっと甘しょっぱい。
　肉はホロホロ、野菜はシャクシャク、
　腕の良さが出ているのは、
　日本人向けに寄せていないから。
　メインだけとても良い。
　味精も気にならないし。
　（副菜は気になるけど）
　これは好きだな。
　料理名は麻辣、どこが？て。そこも上海。

・(日替り)蒸し鶏肉のネギソース (3.0)
　これは普通だな。
　ネギソースを辣油に変えたら、
　普通の店で出すヨダレ鶏。
　ネギソースも悪くはない。
　味も悪くはない。
　でも、僕は他のが良いな。

・(日替)ｾﾛﾘと干し豆腐の豚細切り炒め (3.5)
　中国のセロリの炒めものは好き。
　特にアッサリ味が良い。
　こちらはセロリが細切りで食べやすいけど、
　大きな塊ならではのセロリのクセがなく、
　ちーっと物足りなく感じたり。

・高菜明太子炒飯 (3.3)
　九州人の味、高菜に明太子。
　でも、味は上海、と言いたいけど、
　そうでも無く、普通の高菜チャーハンに、
　明太子乗せ。
　柔らかい米でダマがあったりして。
　でも塩梅薄めで味付けは調度良い。
　明太子でしょっぱくなるけど。

・(日替)海鮮と野菜の炒め (4.0)
　上海らしいあっさり塩味。
　海鮮はイカとエビ、冷凍しても加熱料理なら、
　それほど気にならない素材。
　正直に言えばイカは一旦冷凍した方が、
　甘味が出るので、新鮮な香り歯ごたえに
　期待できない東京だと、アンパイな素材。
　あっさり塩味でも臭み古さが気にならず、
　野菜のシャクシャク感、シメジやキクラゲと
　相まって、あっさり中華欲を満たしてくれる。

・豚角煮丼 (3.0)
　豚足丼をお願いしたらやってなくて。
　ビジネス地域で大きめの箱だと、
　そうなるかって気がしないでもない。
　こんな事を書くのは、、、
　豚角煮丼は、普通だなぁって思うから。
　ありがちな日式的やっつけ味。
　皆さんが注文しなかったであろう
　豚足丼の方が美味しかったんじゃないかと。

・(週替)厚揚げと野菜の四川風炒め (3.5)
　どこが四川風か不明な上海ニラブタ。
　（大分市民はきっとそう思うはず）
　王府（ニラブタ発祥店）ほど甘くない。
　キャベツ少なめで、厚揚げたくさん、
　ニンジンとキクラゲ入り、バランスが良い。
　大分の市民食ニラブタ好きなら、
　なーんの違和感もなく、バクバクいける。


　まわりの人を見ると、
　麻婆豆腐、からあげ、ラーメン、チャーハン、
　そんなのばかりじゃ、
　上海料理屋に来る意味がないような。
　と思いつつも通っているとそういうのも
　試してみようかなって。

2020.09 昼×２

・中日友好炒饭 700円(税込)
・錦江麻醤ワンタン 980円(税込)

　何度か来たこちら。
　久々に前を通りかかって、
　「中日友好炒饭」が目に入った。
　中日、日本で商売するなら逆じゃあ。。
　その下には小さく、ニンニクの芽と納豆。
　どこが友好なんだろうか。まぁ良いや。
　納豆好きを擽るお言葉、これは食べねば。


・中日友好炒饭 (3.5)
　スープ、ミニ麻婆、搾菜、杏仁豆腐付き。
　思っていた通り、少し時間がかかった。
　この手のお店は炒飯作り置きが多いけど、
　納豆炒飯は滅多に注文されないから、
　その場で作るよね、っと読んでいた。
　いつでもOK炒飯にニンニクの芽と納豆を
　足して、炒めたかのような。
　その通りかどうかは追求しない。
　パラリパラリで香ばしさ増し熱々。
　納豆がフライされてて、粘り少なく、
　ねっちょりしてなくて、風味きっちり。
　なかなか良いじゃないか。
　久しぶりに満足な炒飯。
　どこが中日友好なのかは不明だけど、
　美味しければ良いんだ。
　スープもミニ麻婆も味付けは良い。
　ただし、チャイニーズマサラの
　アタックは後から強い。

・錦江麻醤ワンタン (3.5)
　餛飩(上海ワンタン)、ミニ炒飯、
　一口麻婆、スープ、漬物、杏仁豆腐。
　ワンタンはゴマダレに麻椒ピリリ、
　餡は肉多めで臭みなし、
　ネギの香りも良く、味付けなかなか。
　それ以外は味付けは良いけど、
　冷めてたり、パサリだったり。
　メインが良ければそれで良いさ。


　そうだったね、腕は良さそうに思える、
　でも、味精が強い、そこはお変わりなく。
　たまに来るには良いな、と。

2019.04 昼×4
2019.05 昼×1

・キノコと野菜のあんかけ湯麺 1050円(税込)
・黒酢酢豚定食 850円(税込)
・手作りワンタン麺 850円(税込)
・上海錦江炒麺 850円(税込)
・えび入りあんかけ酸辣焼きそば 850円(税込)

　茅場町の中華料理屋。
　東京都中央区に上海錦江飯店て、
　シカゴのループにトーキョーホテルオオクラ的
　そんな大衆的な大陸中華か？
　なんかすげーな、と思った。
　いえ、本物でした。

　錦江飯店(ｼﾞﾝｼﾞｬﾝﾌｧﾝﾃﾞｨｱﾝ)は上海を代表する
　老舗ホテル。(中国で飯店酒店はホテル)
　竹のマークが目印だ。泊まった事がある。
　本当に錦江飯店が経営するお店だった。
　厨師は主も副も上海出身。
　入っているビルは上海国際ビル。

　そんな事を知らずに大陸中華と思ってて、
　少し高級な感じで、上海っぽく内装白っぽく、
　味もコンテンポラリー上海味を出来る人が
　ヤッツケっぽくランチを出してる感じで。
　日本人コックさんの高級中華とは違い、
　良い中国人厨師さんの大胆さとか、
　トップダウン的味付けとか、
　そんな印象を少し感じた。
　ここは夜に上海味を求めて行くべきかな。　

　サービスは笑顔が無いとかの通常イラサマセの
　レベルにも無く、フーヤンが良くない。
　（フーヤン：服務員、正しくはﾌｩｳｩｲｪﾝ）
　隣客がごはん少なめと言ったら、
　僕のが少なくなったり、
　同じ料理を後から頼んだ客が先になったり。
　味精無し、とともに改善して欲しいなぁ。


・キノコと野菜のあんかけ湯麺 (3.5)
　メインのあんかけ湯麺に、
　油淋鶏、米飯、搾菜、杏仁豆腐。
　あんかけ湯麺は、トロミ少なく、
　野菜とキノコたっぷり。
　麺は透明感が少しあって、
　少しポロンとして中国に寄せている。
　味付けはアッサリ塩味。
　濃くなく、甘くも無い。
　上海の一般的な味だとすごく甘い。
　でも、上品な上海だと甘さが無い。
　老上海ではなく、コンテンポラリーな上海。
　そういう上品な味付け。
　油淋鶏、米飯、杏仁豆腐は一般的な
　ランチ副菜。油淋鶏には少し甘さも。
　搾菜は辣油かけでひとひねりあり。
　メインが良いので、他は気にならない。

・黒酢酢豚定食 (3.5)
　一般的な大陸系中華定食、
　メインの皿が少し上海風で、上品さあり。
　黒酢が立っていてもエグくない、
　あっさりしているのにコクがある。
　でも、肉の量は少なめ。
　生野菜はダメダメ。
　これくらいが安心できる量ではある。
　他、米飯、湯、杏仁豆腐は一般的。
　ザーサイは辣油をまぶして一工夫。
　麻婆豆腐は辛さがなく妙に上海。

・手作りワンタン麺 (3.0)
　汁はダメだろうなぁと思いながら、
　ワンタンを確認したくてお願いした。
　ちゃんと上海巻き、ツルリブルンな食感。
　ワンタンは良い、麺はまずまず良い、
　でも、汁は激しくチャイニーズマサラ。
　げぷぅ。味精入りだと出ませんか？

・上海錦江炒麺 (3.4)
　店名の錦江を冠した上海やきそば。
　上海のやきそばの味、あっさりしょうゆ。
　炒め加減は、具材ごとにらしい歯ごたえの
　中国お上品仕様。
　そこはかとなく良い腕が感じられる。
　けれども、味精が強いなー。
　もったいない。

・えび入りあんかけ酸辣焼きそば (3.0)
　重たくモッサリでドカッと。
　モッサリした麺は茹でおきかな。
　餡は酸味がグッっと立っててむせた。
　大量にあって、お腹はパンパン。
　チャーハンと思えないチャーハン付き。
　このセットは僕はいまひとつだな。


　ランチ時は日本人客以外に現地人も多い。
　と言う事は、夜には上海の味がっと期待する。
　そうなると、サービスはそっちのけ傾向だけど、
　二の足を踏ませるフーヤン。

　上海の錦江飯店にはインド料理屋があって、
　泊まった時にインド料理にも行ったのでした。
　甘い上海料理が多くて飽きてたし。