さすがのカキフライ : 京橋モルチェ

毎年この時期になれば、お達者倶楽部の皆様方と一堂に会し、
やれ此処でポークピカタや芋フライなどを食い散らかしたり、
あるいは此方で煮込みウドソをグズグズになるまで煮て食べたりして
年の瀬を共にしたものですが、今年はこんな状況ですので。

しかし、季節ものへの憧憬というか想いというか執着というか、は
なかなかに抗いがたいものがありますね。
秋も更け、寒さが身にしんしんと感じ始めたら、そらもう牡蠣の季節。
しかし、牡蠣の調理は自宅ではなかなかに難しく、上手くいかない。
牡蠣料理こそ、家の外で、それこそプロの手によるものがよいですね。

というわけで、カキフライを、モルチェで。
別にモルチェじゃなくてもよかったんですが。流れ的にモルチェで。
ライス付きで1,400円ナリ。

この低温で丁寧に揚げたカキフライを見てくださいヨ。これが六粒。
衣の色づきも淡く、さっくりと、軽やかな仕上がり。
牡蠣をギリギリのところで守っている、この衣の薄さがニクイですね。
牡蠣の風味を損なわず、身も縮まず、ふっくら。
この味は、自宅では到底無理。ああ美味いですねぇ。流石です。

季節のはしりに、久しぶりに美味いカキフライをいただきました。
今度は別の場所で、牡蠣バターでもいただきたいものですなぁ…

先々月に引き続き、やってまいりました。モルチェ・ナイト～～☆
この後の“ヒデキ感激！ヒデキ追悼カラオケ大会”の前哨戦であります。
0次会で無駄に蓄えたニンニク臭を吐きながら、おっぱじめようではありませんか！
頼むものは、エート、特別なものはありません。大体前回と同じようなもの。
誰ですか、またまぐろぶつなど頼んだ人は！
このまぐろ、色を見ておわかりのとおり、ダシ醤油にどっぷりと漬けられ、
それを飽和状態に達するまで吸収したニクいヤツ。
口に入れると、ダシ醤油の味がお口いっぱいに広がります。
そういえば唐揚げも調味料の味しかせず、肉の風味が見事に消えていたナ…
一番よかったのは、ポークピカタ。これは確かにウマい。

後から集まってきたメンバーが揃ったら、いざカラ館へ。
カラ館って日本橋だっけ八重洲だっけ？と予約でもどかしい思いをしつつも、
足取り軽く八重洲方面に向かうのでした。

いやあ、楽しいですね、モルチェは。
この夕方の早い時間にして、ほぼ満席ですよ。ビアホール並み。
決して安いというわけではないのにですよ。
以前は老年層の…と書いた気がしますが、決してそんな風でもなく。
パーテーションで仕切られた向こう側では、宴会やってますし。

モルチェがいいなと思うことの一つに、接客があります。
忙しなく動いていても、手を挙げればちゃんと見つけてくれます。
どこぞの居酒屋みたいに、大声で呼んでも来ないなんてことがない。
やっぱりちゃんと教育されているなあと感心します。安定感がある。
高級レストランならともかく、キビキビしてて気持ちいいです。

お菜はネ、これがまたオジサン的にお茶目に感じるものばかりで。
でも、チキンカレーなんか実はウマいんですよ。
ポークピカタ ナポリ風は、下に敷いたスパゲッティまでウマい。
ホラ、昔デパートの屋上にあったレストラン。
あそこでもし酒盛りをやったならこんな感じになるんじゃないかしら？
記憶の根っこの部分をくすぐられるメニュー。

オジサン向けにボトルキープまでしてもらえる。
オジサン向けの使い勝手のよさが、これだけ流行る理由でもあるね。

「モルチェ遊び」したくなれば、また誘い合って来ることでしょう。

スナックモルチェのレビューでも書きましたが、
本体のレストランの方の改装、開店を待っていたところ、いよいよオープン！
なになに？京橋エドグラン？そんなもの知らん！と思ったら、
前の場所とは微妙に違いますが、駅直結で非常に便利な場所に移転して
オープンしておりました。店内は、すでに客であふれかえっております。

まずは、何はともあれモルチェということなので、往時を偲び（？
カキフライをはじめとする揚げ物からスタートです。
カキフライ、フライドポテト、オニオンフライ、小海老フライ…
まあ、頼むわ頼むわ。笑
そこに間にウインナーやハンバーグの親玉のようなジャンボシュマールを挟みます。

アウトバックステーキハウスなどで出てくるそれとは似つかない、
まるで鳥の巣のようなオニオンフライは、ついぞ口に入ることはありませんでしたが、
全般的に揚げ物はナニな状態で、これが暫く店を閉めていたせいなのか、
新しい店舗の器具の取扱いに不慣れなためなのかは不明。
まあ、今後に乞うご期待！とでもしておきましょうか。
そういえば、牡蠣グラタンで熱燗はやらなかったナー。惜しい。

火傷したような惨状を呈しているウインナーといい、全般的に往時の洋食屋っぷりの発揮は
まだまだといったところ。もう少しメニューが増え、客足が落ち着いてくる頃に
もう一度覗いてみることにしましょうかね。
テーブル席がほとんどなので、複数人向き。
メニューは違うけど、一人ならスナックの方がよいでしょう。