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食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店
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繊細なエンターテイナー
コレド室町にあるフレンチです、レフェルベソンスの姉妹店としても有名ですね。2日前に予約し4人で訪問しました。正月明け第一週という事もあってか50数席の店内は七分程度の客入り。オープンキッチン前の大テーブル、ガラス越しに通りを臨め、壁掛けの絵柄が30分で次々と変わるメインダイニングエリア、厨房脇のボックスシートエリア、天井の高い店内には70年代ロックが静かに流れます。ホテルカリフォルニアのツインギター、レイラを叫ぶクラプトンの切ない声に涙しそうな五十路の私。さて、前菜2種、メイン3種、デザート3種から選ぶプリフィクススタイルの「コース」(6800円 税込)から選んだのは以下の料理であります。
「アミューズ1:取り分けサラダ」 〇・・・ロマネスコ、紅芯大根、ビーツ他、根菜中心として彩り豊かな楽しげなスタート、取り分けスタイルもカジュアルでいい。
「アミューズ2:フライドポテト」 〇・・・これぞアミューズ。スナック菓子風の袋を破くと、煙と共にポテトフライ登場。”きたあかり”をこんがり揚げてスモークを封じ込め香りの演出と視覚のインパクトを与える楽しい一品。
「パン」 ◎・・・大阪の”ル・シュクレ・クール”製。シットリしているが発酵強めで小麦香る主張の強いパン。美味しいです。
「前菜:鱈白子のベニエとブランダード、焼き百合根、ローズマリー香るトマトとシェリーヴィネガーのソース」 〇・・・白子は少々水っぽいもののトマトとシェリービネガーの甘酸っぱさが衣にまとわり付き見事なハーモニー。
~同行者選択品~「前菜:短角牛の炙り」 ◎
「時季の野菜の一品:インカのめざめのジャガバタ トリュフがけ」 ◎・・・ねっとりと甘いサツマイモの様な味わい。癖のないバターでくどさなく、トリュフの香りとも喧嘩せず美味しい。なんでもない素材と調理に思えるが計算されている。
「メイン:ヒラメのポワレ、ポワローのリゾットとそのブイヨン、ムール貝、しめじ、黒オリーブ、柚子の香り」 〇・・・ヒラメの火入れは皮がしっとりしていて微妙ですがポワローの香りに加え柚子が効いた極めて日本食に近い繊細な一皿。塩分もちょうど良い。
~同行者選択品~「メイン:せせらぎポークのロースト」
「野菜のジュース」 〇・・・切れ端を無駄にしないという、生産者への敬意の表れか。
「デザート:甘酒のブランマンジェとそのアイスクリーム、砕いたイチゴのソース、虎豆の甘納豆、ピスタチオと練乳を泡立てて」 〇・・・口に入れた時のミルキーさと残り香としての酒粕の主張が面白い。イチゴの香りと虎豆の噛み応えも不思議な美味。
~同行者選択品~「デザート:安納芋のスイートポテトを乗せた焼きリンゴ」 〇
「コーヒー/紅茶/ハーブティー 小菓子」
これらに「シャンパーニュ」(9000円)「ブルゴーニュのピノN」(9800円)「カルヴァドス」(1500円×2)「ミネラルウォーター」(700円×2)で一人あたり14000円弱。
サービスはリーゼントヘアーでロックンローラー風いでたちの支配人が絶妙な間でおもてなし。料理はもちろん、壁掛け絵の説明や「運が良ければモナリザのウインクが見られます。今まで見られた方はおひとりだけですけどw」と軽快な話術で目配りも過不足なし。満席だとホール人員の少なさが浮き彫りになりそうですが問題はありませんでした。コースでは同一素材が多かった(今回はイモ)ですが価格に比しての満足度はかなりのものがあります。一方弱点はトイレが無い事、裏口から2階まで上がらなければならないのが少々アレかな。
レフェルベソンスとは雰囲気や料理に関して趣を異にしていますが、野菜の美味しさ、そして美味しいタイミング・供し方に独自のスタイルがあるという点では共通しているやに感じます。根底はレフェルと相通じていますが肩の力を抜きまくって素直にカジュアルさを楽しめる一軒、繊細なエンターテイナーとも言えるでしょう。
ごちそうさまでした♪
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くろぶた通信
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くろぶた通信さんの他のお店の口コミ
店名 |
ラ・ボンヌターブル(LA BONNE TABLE)
|
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受賞・選出歴 |
2021年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
フレンチ 百名店 2023 選出店
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2023 選出店
フレンチ 百名店 2021 選出店
食べログ フレンチ TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | フレンチ、ビストロ、ワインバー |
予約・ お問い合わせ |
03-3277-6055 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東京メトロ銀座線 三越前駅徒歩1分 A6出口 三越前駅から92m |
営業時間 |
|
予算 |
¥15,000~¥19,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
領収書(適格簡易請求書) |
適格請求書(インボイス)対応の領収書発行が可能 登録番号:T9010401089202 ※最新の登録状況は国税庁インボイス制度適格請求書発行事業者公表サイトをご確認いただくか、店舗にお問い合わせください。 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席数 |
36席 |
---|---|
最大予約可能人数 |
着席時 36人、立食時 70人 |
個室 |
有 (2人可、4人可、6人可、8人可) 半個室のご用意がございます。 先着順にて承りますのでお電話にて空席状況をご確認下さいませ。 6名様以上の団体様はお電話にてお問合せくださいませ。 |
貸切 |
可 (50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 COREDO室町2地下パーキング(有料)をご利用頂いております。 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カップルシートあり、ソファー席あり、車椅子で入店可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 景色がきれい |
サービス | お祝い・サプライズ可、ソムリエがいる |
お子様連れ |
中学生以下の未就学児のご入店についてはお電話にて直接店舗へご相談下さいませ。 |
ドレスコード | スマートカジュアル |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2014年3月20日 |
備考 | |
初投稿者 |
このレストランは食べログ店舗会員等に登録しているため、ユーザーの皆様は編集することができません。
店舗情報に誤りを発見された場合には、ご連絡をお願いいたします。お問い合わせフォーム
3年ぶりに当日予約で潜り込む事に成功しました。液晶絵画に映し出される”モナリザ”のウインクの瞬間を注視していたのですが今回も叶いませんでした。そんな窓際席で頂いた「7500円コース」(税込)と「ワインペアリング ~○○~で記す」(6000円)の内容は以下の通りであります。
「おつまみ:燻製ポテトフライ」 ◎・・・定番のおつまみ。スナック菓子的な袋を開けると煙の演出。視覚と嗅覚にも訴えるパーティーの始まり。
「畑のサラダ」 ◎・・・数多くの野菜が一皿に集結。各地の農家さんの息遣いを感じる。
~タケダワイナリー 無濾過スパークリング~
「原木椎茸 鮎のなれ鮨クリームのせ クルミとディルと共に」 ○
~日本酒 ぬる燗~
「パン2種」 ◎・・・ひとつはシュクレクール製。香ばしくガリッとした食感で荒々しくもあり素朴さも味わえる。
「炙った鰹(銚子産) 北寄貝と茄子と茗荷のタルタルのせ 牛蒡のピュレと鶏のジュ」 ○・・・魚と貝の旨みをぶつけ合った、そして海と大地の融合というレフェンルヴェソンスに通じる一皿。この手法というか素材同士のマッチングの素晴らしさは他に類を見ない。
~南アフリカの赤 '16 ハワードジョン~
「菊芋のスープ もの凄い鯖 小松菜のせ」 ◎・・・味の凝縮した干物の鯖を菊芋のスープが優しげに寄り添う。まろやかなのに輪郭のはっきりした味わい。もの凄い(笑)
「金目鯛の鱗付け焼き 蛤のピュレと白菜のジュ」 ○・・・これも魚と貝のぶつかり稽古。皮サクサクパリパリで火入れが素晴らしい。
~澤屋松本 三種飲み比べ~
「鴨胸肉のロースト 山椒マデラソース 春菊/豆腐/セリ/カブを添えて」 ○・・・これは驚きの食感である。鴨の皮がこうもクリスピーなのか。そして蕪が異様に甘く美味。蕪といえばレフェルの看板素材であるが、この皿も寧ろ鴨より蕪が主役と言える。
~小布施ワイナリーのメルロー~
「白胡麻のブランマンジェ 柿と栗 春菊のアイスクリーム カシス 甘酒の泡」 ○
~日本酒 醍醐のしずく~
「コーヒー/フランボワーズ入りフォンダンショコラ」 ◎・・・たこ焼きに見立てた遊び心溢れるミニャルディーズ。コーヒーも雑味がなく後味すっきり。
これに乾杯用の「スパークリングワイン」(8800円)を追加発注しサービス料10%含め、ひとり1.6万円。満足度に比しては大変お得に感じました。
素材同士の相性を考え抜いた作品群であります。えてして多くの素材を使うと何を食べているか分からない場合が多いのですが、ちゃんとそれぞれの素材の存在が浮き立つのは見事としか言いようがありません。繊細なレフェルに比べればかなり豪快な料理群(特に火入れ)ですがカジュアルな雰囲気と相まってこれはこれで大いにアリです。
ペアリングは日本酒や日本のワイナリーにスポットを当て、その料理と同様、日本人による日本人の為のフレンチという印象を強く持ちました。接客はフレンドリーで料理やドリンクの説明も完璧、それでこの価格なら申し分ありません。予約を取り易いのが不思議な位であります。
古さと新しさ、伝統と革新、和と洋、が混在する土地柄の日本橋に相応しい一軒と感じます。
ごちそうさまでした♪