仕入れから始まる丁寧な仕事、想いを寄せ癒しまで味わう。 : 懐石料理 はし本

・予約は好まぬのだが、此方は予約は必須。
　料理を考え、競り前の仕入れから始まるそう。

" お連れ様の方が、お食べになりましたね～ "

ツレは、超が付く少食。カツは一切れ、鰻1/4。
先日は、よく食べましたね、少食の実力に驚いた。

少しずつ色々戴ける、懐石が好みのよう。

　
「 なにか、夜ご飯したいね～ 」
　・・・毎度のコレドの帰りに、寄ってみた。　
優しい感じの女将に、直接頼のむ。

そうなんだ、直談判が得意なのね。電話より。　


店主の調理計画を聞けば納得。
　よくお話してくださいます。

競りに出る前に、良い品を選び調達。
料理屋さんに選ばれない魚が、競りに出るのね。

暇なので、一番に予約。
　他の客が来る前に、いただきましょう。

先ずは、
・生ビール
　きちんと講習を受けたそうな、丁寧な注ぎ。
　泡が、いつもより美味しく感じられる。

飲めないツレでも、梅酒ロックで、乾杯ね。

寒いと夜は家を出ないので、
　未だ、寒くない頃のコメ、旬ずれあり。

実食は、ツレの感想。

・搾菜　
　国産の自家製漬け
　お店で塩漬けにされている、
　人生ナンバーワンの美味しさ。

・突出し
　　胡麻豆腐、小豆入り

・お椀　
　　フグの白子　茄子、梅、淡いお出汁が美味しい

・お造り　
　　イサキ、鯛、ホタテ　梅肉じょうゆ＋ワサビ　凄くあう
　　緑の葉は、ハマボウフウです。

・八寸　
　　　トウモロコシと枝豆の揚げ物
　　　鮴（ごり）の飴炊き
　　　フルーツトマト　自家製豆腐添え
　　　穴子の煮凝り
　　　ジュンサイ　レモン酢和え
　　　アオリイカのおかき揚げ
　　　鴨のロースト　さつま芋、オレンジ、豆乳のピュレ
　　　皐月和え　新牛蒡、シイタケ、キュウリを胡麻クリームで和えて
　　　カルカン　山芋のカルカン　
　　　パプリカのピュレ、お出汁のジュレ

・揚げ物　
　　　はものやはた巻　
　　　梅肉のアクセントが効いた牛蒡を大葉で巻き、
　　　更に鱧で巻いて天麩羅にした　
　　　ズッキーニのフライを添えて　

・煮物
　　　牛タン、冬瓜、焼き南京、ほうれん草の炊き合せ
　　　牛タンには粒マスタードと和辛子を混ぜた物を一滴添えて
　　　南京は一緒に煮ないで、敢えて焼いたものを炊き合わせている

・鯛茶漬け　
　　　胡麻の風味が良く、お味噌の様なコク深い味わい

・蓮根の混ぜご飯　
　　　揚げた新レンコンや枝豆、シラス　錦糸卵に梅肉

・汁　
　　　お造りで出た鯛のあらでだしを取った赤出汁のお味噌汁

・香の物　
　　　お店自慢の４９年物の糠漬け

・デザート　
　　・マンゴーのムース
　　　　マンゴーの香りと自然な甘さが上品
　　・白ワインのフルーツゼリー寄せ　
　　　　苺、メロン、パパイヤ

・お菓子　文月　
　　　ういろうの様な羊羹の様な
　　　突出しの胡麻豆腐と同じく、邪気払いの小豆を使って
　　　　　　　　
・お抹茶
　　　お抹茶が大好きなので、癒される美味しさ。

デザート、お菓子、お抹茶は、ツレが全ていただく。

　おかしいな、お菓子なら、なんぼでも ・・;)
ツレは大層気に入った様子、満足が顔に出てますね～。

・・・私は、大いなる前菜を戴いた様な、、感じ。
体重差、２倍強。。食事は、もぅ終わっています。ごちそうさま。

帰りは、自然と「 お世話になりました 」深々と頭を下げる。そんな感じ。
　　　

" お連れ様の方が、お食べになりましたね～ "
　店主のご感想。少食な人が、私も意外に感じた。

お昼でも、お相手をしてくれる、希少な御店。。
　
予約は必要。予約は好かぬのだが、直談判は得意。
なんだか人気がある空気。予約不可欠だそうな。

・・・コレドの帰りに、寄ってみた。　
優しい感じの女将に、直接～頼んでみた。

「 ムショクだから、何時でもよいのよ、空いてる時で～」
「 夜は家に籠るので、昼寝いや昼ねえ・・」

「 このヒトが、少食なので、１ツでいい位なのよ 」
「 ほんと食べないのよ、食べない食べない・・・ 」と、言ったのよ～

「 なにか記念日とか、、 」「 ん、お昼、ご飯～ 」
事情をできる限り伝えて、お任せします～
火曜日に、用意してくれる。

良さそうなお店で、　
　我らヒルズ族が　行けるお店は、多くない。
夜ならだけど、
　家でゴロゴロしていると、夜は出たくない。

一応予約成立　あ～～良かったね。
　ツレは喜んで、遠足待ちの様。

チャリを置いていいか聞いておいたので、チャリ～ン・
いいなあ、ゆっくりで１０分掛らず～

先輩のコメで、
狭いと聞いていたので、心の準備はできている。

と構えたのだが、充分なスペース。
　相当なデブなのかもな、私は余裕～

隣がおチビさんなので、大丈ぶ～

・生ビール
　きちんと講習を受けたそうな、丁寧な注ぎ　
　泡が、いつもより美味しく感じられた。

・梅酒　ロックで
・ザーサイ
　国産の搾菜をお店で塩漬けに
　人生ナンバーワンの美味しさ

・胡麻豆腐　
　　だしと、空豆のすり流し

・筍と若芽のお椀
・筍と若芽　京都産アイナメ　蓬団子

・お造り
　・鯛、帆立
　・鯛、帆立、しまあじ
　土佐醤油でいただきます
　ホタテは北海道産の天然物
　ホタテってこんなにおいしいものだったのか！　
　紅タデとハマボウフウ　の添物も食べるようお勧め

・八　寸
　フルーツトマトと自家製豆腐
　鯛の肝　時雨煮
　ホタルイカ　富山産
　鯛の白子
　長芋の素揚げ
　のれそれ　愛媛産　長芋、人参と和えて
　穴子の煮凝り
　アオリイカのフライ
　鴨のロースト　さつま芋とオレンジのペースト

・桜鱒　おかき揚げ　山形産
・桜鱒の木の芽焼き　
　　　１００年前の信楽焼のお皿で。

・お椀
　とうば豆腐、蛇腹蒟蒻、パプリカ、空豆

　絹ごし豆腐を丁寧に　水分を極限まで保ち　揚げて
　蒟蒻は両面に蛇腹の包丁を入れ、茹で、炒め、お出汁で煮る
　素材ごとに丁寧な下処理　計算された味のバランスが

・お食事
・鯛茶漬け
　お椀の蓋を開けたら胡麻の香りが鼻にふわり
　お刺身で食べられる程の鯛がたっぷり
・筍ご飯
　お出汁で炊いた後天麩羅にした筍を、卵でとじて丼風に仕立て
　４９年物の糠床の糠漬け、　自家製塩昆布　

・デザート
　　・寒天プリン
　　　火を入れず寒天で固めた　卵の味がする
　　・フルーツゼリー　
　　　苺やメロンがゴロゴロして　フルーツソースも美味しい
　　・お抹茶
　　　浮島　富山の蜃気楼をイメージした創作和菓子
　　　黒餡、抹茶、白餡　３種のカステラ様の生地

なんとも気持ちイイ接客サービス。

お料理に真摯に向き合う大将　お弟子さん達の働く姿
器に拘り、
　地震が来たら自分の身よりも食器を守る　との冗談を。

白木カウンターもピカピカに磨き上げ　大切に扱っている。
　お店は４、５年経つが手入れが良く清潔感に溢れている。
ほぼ月毎にメニューを入れ替える　何度でも伺いたい貴重なお店。

※ワインは、ボトルのみ。
　酸化を避けるために、グラスワインはありません。

※クローズ時間の１時間以上前の入店をお勧めしています。
　客の回転は考えておらず、ゆっくり寛いでもらいたいとのこと。

　お昼は、夜の仕込みがあり１４時にクローズしたいそうです。

品書きのお代に、サービス料と税。

お代は、２枚ほど。
しかも、カードがお昼でも、～Lifeポイントつくのよ♪。

ありがたい。お昼に丁重な仕事。
　手を合わせて感謝申し上げました。帰りはお二人で見送りが。

記念日とかの利用というより、
給料日にオジャマできる好さが、あります。ないけど。

ツレは、同じモノを続けて食べるのが苦手、
　少しずつ色々戴ける、懐石が好みのよう。よく食べた。再訪確定。