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路地裏に名店の卵あり
長文失礼します。オープンしてまだ1年程のこちらに3名で訪問しました。コースは5000円~15000円の5種類、初めてだから真ん中で様子見をと、10000円(税別?)コースにしてみました。これが嬉しい誤算になろうとは前日予約の際には想像もしておりませんでした。店内は入口左側に8名まで使えそうな畳のテーブル個室で、正面にはL字カウンター6席。3名でしたが個室を用意してくれていました、ゆったり。まだ若そうな(30代後半?)御夫婦で切り盛りされており、当日は我々含めて2組のみ、後で思えば未だ知られていないのでしょう。毎日の様にすぐ近くの地下鉄乗り場を利用している私ですら気付かない地味な立地でもありますから。さて、料理内容は以下の通りです。
「先付: カラスミ大根」 ○・・・顔に”酒飲み”って書いてありますか(笑)自家製?のカラスミはネットリで塩控えめ
「椀: 松茸・鯨・蕪の土瓶蒸し」 ○・・・産地は判りませんが香り良い松茸。鯨の脂と甘めのスープで寧ろ洋風。
「造り: 鰤/あおり烏賊/秋刀魚炙り グリーントマトと海苔佃煮添え」
◎・・・懐石料理屋は刺身をないがしろにする所が多いですが、ハッキリ高級寿司屋並と言っても過言でない。
「造りPART2: ふぐ薄造り」 ○・・・味はよく出せていますが少しだけ乾燥気味かも
「蒸し物: スッポンの茶碗蒸し」 △・・・これは甘い餡で好みが分かれそう スッポンの旨みと喧嘩してるかな
「八寸: 柿なます 練り胡麻キャビアのせ/鴨ロースト/ヒラメ押し寿司/大しめじ含め煮/蕪酢漬け/高麗人参揚げ」
○・・・この柿が甘いのなんのって、その分胡麻は控えめ、乗せるのはキャビアでなくても良いかな。鴨の表面に蜂蜜のような甘さのソース。蕪のサッパリさと高麗人参の苦さが口直しの役目を果たす。
「焼物: 牛ヒレとフォアグラ ポルト酒?ソース 白髪葱のせ」
○・・・そうきましたか(笑)。ポルト酒っぽいソースはフォアグラとはテッパンです、鉄板焼き経験者だけにw
「食事の友: ちりめん山椒/牛肉旨煮/ニシン?甘露煮/昆布佃煮/柴漬け・胡瓜・大根等5種の漬物」
◎・・・完全ノックアウト。これだけあると楽しいし、味の引きがようやくここで登場。時既に遅く、満腹で入らない方続出らしいです。ていうか、これとお酒と御飯だけでもいい位であります。・・・1万円は払いませんよ(笑)
「土鍋炊き御飯」 ◎・・・硬い柔らかいではなく長野県産米粒の存在感が凄いです。おこげも勿論楽しめます。
「赤だし(なめこ/豆腐/ワカメ)」 ○・・・酸味立った味噌で具にも手抜きなし
「デザート(刻みフルーツとクリーム ワインジュレがけ)」 ○・・・細かい仕事でパティシエ真っ青、参りました m(_ _)m
「抹茶と茶菓子」 ○・・・茶菓子は店名ロゴで遊び心満載 抹茶は空気の含ませ方なのか円やか
これにオーストラリアのシャルドネ泡、フランスのメルロー各1本、黒龍の”龍”2合、とどめに麦焼酎ロック3杯。満腹の大満足で一人2万円弱ならCP的にも大満足。素晴らしいです、また来ます。
汁系・ソース系は全体的に甘めの味付けで押しの強い料理群、これでメリハリというか”引き”を作れば完璧なコースであります。そして量も質も料理の手間も半端ないです。女性や小食の方には嬉しい悲鳴かも。原価率高いでしょ~と質問したら、御主人は生粋の日本橋っ子で築地にも友達や先輩がいらっしゃるとの事、独自のルートもあるのでしょう。そして修行先は某有名日本料理店から鉄板焼の店まで多岐に渡るとの事。なるほど随所に洋の食材や手法が散りばめられております。そして器類には遊び心があり、八寸の重の蓋を使ったり、七福神の猪口だったり、ユリゲラーもビックリのスプーンだったり、イタリアン・フレンチで登場する様な皿だったりと、これもまた色んなジャンルの経験を活かしておりますね。
奥様のサービスも付かず離れずの良い距離感です。そして予約さえあれば年中無休(不定休)の便利さで土日のみ子供可との事であり、独立して今が勝負所なのはそこからも察知できますね。御二人だけの為、混雑時の対応とか、紙マットやテーブル等設えの安っぽさに弱点はありますが、この価格なら十分以上というか、本当にいいんですかって感じです。今回は調子にのって酒類に贅沢しましたが、中瓶ビールが600円台でヴーヴクリコが9800円(税別)ならドリンクも良心的な値付けと言えるでしょう。次回は一人でプラッと立ち寄りカウンターで5000円のコースを頂いてみたいっす。
御夫婦揃って我々が通りを曲がるまでお見送り。日本橋路地裏に名店の卵あり・・・他言無用(笑)
ごちそうさまでした♪
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店名 |
日本橋OIKAWA
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3272-0757 |
予約可否 |
完全予約制 |
住所 | |
交通手段 |
都営地下鉄浅草線日本橋駅D1出口を出てすぐ 日本橋駅から176m |
営業時間 |
|
予算 |
¥20,000~¥29,999 ¥8,000~¥9,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 |
席数 |
24席 (カウンター6席 お座敷3(4名~10名様可能)) |
---|---|
個室 |
有 完全個室 4名×1部屋 8名 ×1部屋 10名 ×1部屋 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 お座敷可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
お子様連れ |
土曜日はOK(要確認) |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2012年7月2日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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オープンして間もない頃に訪れたので4年ぶりの訪問になります。今では2階にも席が出来、お弟子さんも二人?雇い入れ順調に営業されている様であります。今回は1階のカウンターでの夕餉になりライブ感満載のひと時を満喫しました。コースは3種類(10000円~15000円)で、真ん中の「12500円コース」を前日の電話予約の際に発注しておきました。内容は以下の通りです。
「八寸:鯛白子ポン酢/かます押し寿司/とうもろこし/よもぎ麩田楽/車海老含め煮/百合根いくらのせ/蓮根/おくら」 ○
「ふかひれとすっぽんの蒸し物」 ○・・・結構甘めな仕上げでありインパクトあり。
「造り:本鮪(鳥取)/真鯛/ばふん雲丹 生海苔(浜名湖)添え」 ○/◎/○・・・加賀太胡瓜の器に盛られた美しいビジュアル。鯛のねっとり甘い味わいが印象的。
「鮎(琵琶湖)の塩焼き 蕨/きぬかつぎ/イチジクのワイン煮添え」 ○・・・香ばしく焼き上げた鮎は、適度な苦みと青さを感じる。火入れが強い気もするが個人的には好みの焼き加減である。
「ばちこ」 ○・・・ストレートな供し方だが器に凝っておりアートな作品。
「伊勢海老の洗いと蒸し鮑 土佐酢ジュレがけ」 ◎・・・これは美味。海老の食感と甘さを土佐酢ジュレがふくよかにサッパリと持ち上げる。鮑の磯の香りも活きていて力強い作品となっている。
「土鍋御飯/飯の友8品」 ◎・・・これも美味。甘くて香りの良い御飯とじゃこをはじめとするお供の数々。
「からすみTKG」 ○・・・本来二杯目は”からすみ御飯”か”トリュフ塩がけTKG”を選択するという趣向である。その両方という当方のリクエストがこれである。イメージとしては”はらまさ”のトリュフTKG”を彷彿とさせるが、こちらは塩が味付けの主役なのでインパクトは弱いかな。トリュフ塩でなくからすみ醤油TKGの方がピタリとからすみに馴染むかもしれない。しかし自分で選んだものなので店側には一切責任はござらぬ(笑)
「マンゴージュース」 ○・・・ストレートに美味。
「胡麻豆腐 餡子がけ」 ◎・・・生クリームでのばした餡子をかけた胡麻豆腐で、胡麻の香りをクリームがまろやかな方向へと導く。余韻が残るデザートである。
「お薄」 ○
これに「生ビール」「麦焼酎」「日本酒」「ボトル白(シャブリ)」を三名で適度に嗜み、ひとり20000円。
以前の様な押しの強い味ではなく、良く言えば肩の力が抜けた安定の味になったと言えます。その代わりにワイルドさが影を潜めて小さくまとまった印象もチラリと感じました。しかし随所に若い感性が散りばめられ楽しめるコースである事には変わりありません。
根っからの日本橋っ子である御主人の若さ漲るトークが秀逸で、下駄の音とポップなBGMとの妙な違和感も印象に残る面白い懐石料理のお店でありますね。CP的には御夫婦ふたりでやられていた以前の方が断然優れていたと思いますが、キャパが大きくなった事による予約の取り易さは捨て難い魅力であります。
ごちそうさまでした♪