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店名 |
玉ゐ 本店(にほんばしたまい)
|
---|---|
ジャンル | あなご、海鮮、天ぷら |
予約・ お問い合わせ |
03-3272-3227 |
予約可否 |
予約可 席予約は夜のみ可 |
住所 | |
交通手段 |
JR東京駅八重洲口から高島屋デパート方面へ徒歩8分。東京メトロ銀座線・東西線、都営浅草線日本橋駅から徒歩3分。 日本橋駅から107m |
営業時間 |
|
予算 |
¥8,000~¥9,999 ¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
¥3,000~¥3,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、Master、VISA、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
夜お通し代400円頂戴します |
席数 |
26席 (テーブル席20席、カウンター席6席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 入口横に喫煙所有ります。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
---|---|
料理 | 魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 |
予約は夜のみ可 |
お店のPR |
天然穴子、本来のお味を、お召し上がり下さい。
その季節折々の産地から上がる天然穴子を使い、 ふっくらと煮上げた穴子に、 じっくりと熟成させたタレをかけて食べる、 名物「箱めし」 是非一度お試し下さい。 |
初投稿者 |
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さむいよぉ。さむいよぉ。
去年の12月のころでした。ころというかまちがいなく12月の後半、師走も、わすって感じのころでした。
「どーすんだよ。クリスマスだろ。なんかあんのかよ。もんくあんのかよ。
プレゼンしてみろよ。あいかわらず企画が弱い。弱すぎる。マジで雑魚だわ。
モブみしかないわ。一生モブってろ。
てか、どうでもいいけど、あたしが子供んときから通ってる店にいくからな!」
あ。はい。承知いたしました。ツレちゃんの命令には絶対服従だ。
「あと、本店だからな。いっぱいあるけど本店な!」
本店のね。だいじょうぶ。よく知ってるよ。亡くなったお父さんが大好きだったお店の話、何度もきいてるよ。
12月25日にレディーをお待たせするなど愚行の極み。というか恐怖、憂慮、危惧、恐い、怖ろしい、あぁこれはやはり恐怖だ。
急いたあげく待ち合わせの30分まえにお店に到着。
なかなか情緒あるたたずまいにしばし見とれたのち、違い遣戸を引きギャルソンに予約した旨を伝える。まだおみえでないとのこと。
そりゃぁそうだよね。さすがに早すぎる。
では、のちほどまたうかがいます。
寒空のもとぶらぶらぶらぶら歩いて時間をつぶす。しかし時間をつぶすってのはずいぶん剛腕だなぁ。
私は時間につぶされることはあっても、時間をつぶすことなんてとてもできない。
時間が命をうばうやり方にあらがうことなどできやしない。
たゆたううたかたのモブキャラ。
予約の10分前、お店に戻るとツレちゃんを発見。肩をすくみ両腕をかかえいかにも寒そう震えている。
ツレちゃんおまたせ。ごめんね。予約もしてあるしこんなに寒いんだからお店のなかでまっていてくれればよかったのに。
「バカかお前は。おまえがバカすぎてどうせお店を間違えるから店の前にいるんだよ。おまえがバカなせいだからな。
だいいちいま来たばっかりだし、別にまってないし、寒くないしお前はほんとうにバカだな。」
あぁ。つれちゃん、ほんとにごめんね。でもね、でもね、でも、、、しゅん。
カウンター席にかまえツレちゃんがビシッと発注。
「肝串、くるっと巻き、レンコンはさみ揚げ、あたしは小箱、お前は中箱!」
発注をすませお茶をすするツレちゃん。とってもあたたかそうだ。よかったね。
お茶あったかいね。
「お茶あったかいな。」
お茶があたたかい。あたたかい、やさしいぬくもりにつつまれる。お茶おいしいなぁ。
さて、はたしてこれよりもおいしいものが世の中にあるだろうか。
今から供される料理がこれほどの多幸感をあたえてくれるだろうか。
次第に料理に対する関心がさめていく。いけないなぁ。これじゃあいけない。気持ちをきりかえよう。
穴子は蛇に似ている。蛇そっくりだ。あぁ。蛇のおもちゃほしいなぁ。
ベトナムの貧しい農村から青年トゥアンが職を求めて都会へ旅立つ。
なんのあてもなく都会にたどり着いた彼がようよう就けたのはとある工場。その工場こそが蛇のおもちゃを製造している。
工場のラインにつき青年トゥアンは蛇のおもちゃを作り続ける。
トゥアンにわりあてられた仕事は、ラインにのった棒状のゴムを型にはめ、くねる蛇のようにゴムをたわます作業だ。
トゥアンは思う。いつか蛇の鎌首をもたげさせる仕事をしたいなぁ。あれは恰好がいいからなぁ。
わずかな給金。それでも郷里で得られるよりは大金だ。
ほそぼそと慎み深い生活をおくり、貧しい両親に仕送りをする。
けなげな青年トゥアンにも彼女ができる。
彼女の名前はムー。ムーもトゥアンと同じく寒村から出稼ぎにでてきたくちだ。
貧しくも愛をはぐくむ二人。
唯一の楽しみは、休日、屋台の揚げ餃子と米麺を食べることだ。もちろんココナッツジュースも飲む。
待ちに待った休日、トゥアンとムーは繁華街にでかける。目的は屋台の料理だ。
晴れた空そよぐ風。
となりを歩くムーは屈託なく笑い美しい。
トゥアンは思う。ムーが笑うとなんだか花みたいな匂いがするなぁ。
突然うずくまるムー。見ると彼女の足首に毒蛇がかみついている。
あわてるトゥアン。だが俊敏な動きでおもちゃのように毒蛇の頭をたたきつぶし投げすてる。
ムーの顔にもはや生気はない。ムーは血の気の失せた唇から弱々しい声で言う。
「トゥアン、私が死んでも決して蛇のことを憎んだり恨んだりしないで。
だって私たち蛇のおかげで幸せな時間をすごせたんだもの。おねがい・・・。」
その言葉を最後に彼女は息をひきとった。涙を流しトゥアンはムーを抱きしめる。
ムーを腕の中に泣きじゃくる。
トゥアンは思う。ムーはこんな時にもなんだか花みたいな匂いがするなぁ。
悲しきトゥアン。その後も一生、ゴムをたわませ続ける。
おっと。そーだ。そーだ。私は青年トゥアンよりも豊かで贅沢な時間を過ごしている。
ここはいっそ貪欲、潰乱に穴子をむさぼり尽くしてやろう。やってこまそう。
お料理はテンポよく供され、サクサクパクパクたべて、はい。ごちそうさま。
おいしかったね。
「おいしいんだよ。江戸前なんだから、さっさと帰るよ。」
冬の夜空。てくてく歩く。
「ちょっと待て。お前にわたすものがある。」
はいっとうけとった物は奈良漬け。
「あたしお酒飲めないからお前にあげる。お前のために買ったんじゃないからね。
もらいものだから!でも、おいしいんだからね!」
ありがとうツレちゃん。お返しってわけじゃないけどこれをもらってよ。
大見得をきったカエルのキーホルダー。
「かわいいじゃん。ありがと。」
おじゃましました。