お昼のＣＰの良さには改めてびっくり！ : 櫻川

9月下旬に伺いました、とっても久しぶりの訪問です。
相変わらずお昼のCPは素晴らしい！
一緒に行った家族も大満足でした♪

この日は松茸満載のお献立、これで6,000円は本当にお値打ちです！

先附【松茸、菊の花、青菜】【鱧の子の煮物】
いきなり松茸♪季節の素材からのおもてなし、やはり嬉しいものですね。

椀物【松茸と鱧】
大好きな組み合わせです♪
夏から秋にかけてのこの季節だからこそ一緒に味わえる鱧と松茸、季節を堪能です！
やや東京風の少し濃い目のお出汁、立派な鱧も十分な美味しさ。
和食はやはり椀物が美味しくなければ！

お造り【平貝、鱸、鮪、アオリイカ】
どちらも適度な熟成感があり、おいしくいただきました。
。。それにしてもお椀といいお造りといい、お値段を考えると有り難いようなレベルです。

揚物【松茸のコロッケ】
想像以上に松茸はたっぷりでした！
松茸の香りはコロッケの中に封じ込められており、コロッケを割った瞬間にその素晴らしい香りが～♪
ほんのり塩味がついているので、何もかけずにいただきます。
松茸の香り、食感がポテトと合わさると、これが意外に素敵なのです♪

こちらは珍しさもあり、とても好きでした。
以前こちらでいただいた松茸のフライよりも、私はこのコロッケの方が好きです！

煮物【冬瓜、南瓜等】
揚物のあとにこうしたあっさりしたものは嬉しいですね。
お出汁がしっかり効いており、おいしくいただきました。

ごはん【煮鮪と松茸の丼】
ご飯物は3種類から選べます、この日は他に【ふかひれのあんかけ丼】（こちらは定番）と【子持ち鮎のお茶漬け】。
。。正直ツレが選んだ子持ち鮎のお茶漬けが一番美味しそうでした！（涙）

煮鮪～も悪くはないのですが、やはり子持ち鮎には負けますね。。
（何で私、選ばなかったのかしらん？？）
来年こそは子持ち鮎のお茶漬け、絶対にいただきたいです！（笑）

デザートは定番の【果物のゼリー寄せ】と【モンブラン】♪
（。。後で知った事ですが、このモンブランがあそこのものと似ているのには理由があったのですね！）

ごちそうさまでした♪

このお値段でこのレベル、しかもアクセスも良く、お酒の種類も多いと思います。
ちょっとした会食などで利用するにはとても良いお店です、改めて感じました。

また是非利用したいです♪

≪2008年11月≫
お昼に再訪、いただいたのはこんな感じです。
（今回は写真無しです）

【たいら貝と若布の酢の物】
酢加減は品良く、若布はしゃきっとした食感。
烏賊も入っており、たいら貝共々もちろん新鮮、甘くて美味。

【土瓶蒸し（松茸、鱧、帆立、水菜、豆腐）】
お昼で松茸の土瓶蒸しがいただけるなんて思わなかったので、これは喜びもひとしお。
お出汁がとても良いお味、松茸も品良く香りとても美味しい。
鱧はそれほど多くは無いけれど、とても柔らかい身は葛仕立てのようになっており、そのトロっとした舌触りはとても好きだと思った。

【お造り（鮪、アオリイカ、平目、平目エンガワを軽く炙ったもの、平目の骨せんべい）】
どれも美味しかった、特にアオリイカが甘くて美味。
目先を変えた平目のいろいろないただき方も、それぞれとても美味しかった。

【お凌ぎ（赤飯）】
ちょっとしたお祝い事だと伝えてあったからか「お祝いに」と振舞われた、こんなサービスってとても嬉しい。
もっちりと炊かれた赤飯、（記憶がちょっと遠くなってしまったのですけど、たしか）桜の塩漬けがほんの少しあしらわれており、その塩気と風味のアクセントはとても良かった。

【鰆の幽庵焼き、松茸フライ】
鰆は普通に美味しかった、松茸フライはシャキシャキの食感が十分に楽しめる。

【煮物（蕪、穴子、水菜）】
穴子のお出汁がとてもよく出ており美味、穴子そのものもトロっと柔らかくとても美味しい。
お出汁がとても美味しかったので、こっそり（？）お椀のようにしてお出汁もいただいてしまった。

【フカヒレと湯葉のあんかけご飯】
３種類の中から好みのものを選ぶ（あとの２種類は「松茸と鱧の雑炊」「海老のかき揚げ丼」）。
このご飯は以前もいただいた事があり、その時は少し味が濃いように感じたのだけれど、この日の塩加減はちょうど良かった。
フカヒレはそれほど多くは無いけれど、とろっとしたあんと生湯葉の組み合わせが私は好きなのです。揚げた桜海老もとても良いアクセント。
ツレの選んだ雑炊は、やはりお出汁が美味しかったとの事。
海老のかき揚げの衣はふわっとしたタイプ、量はたっぷりで母には少し多かったようです。

【果物のゼリー寄せ、ココナツムース、いちごソース】
果物そのものといったゼリー寄せ、前回はたしか添えられていなかったムースやソースが添えられていた、どちらが好きかは人それぞれかも。

【わらび餅】（または和風モンブラン）
いただいた事の無かったこちらを選択。
黒蜜と、そしてたっぷりのきな粉、どちらかというと素朴なわらび餅。
幼い時にいただいたわらび餅にとてもよく似ていたので、私にはとても懐かしく美味しかった。

締めはお抹茶。

以前はところどころでほんの気持ちだけお味が濃いように感じたのだけれど、今回はどれもちょうど良いと思えた。
それにしてもお昼のＣＰの良さは驚きです、何だか申し訳無い位で。。
家からも比較的近くとても使い勝手が良いので、また伺わせていただきたいお店です。
それにしてもご主人、相変わらずとても腰の低い方ですね。


≪2008年5月≫
お店はビルの一隅にありながら、いざ大きな暖簾をくぐり中に入るとそこは
暖簾の外とはまるで別世界。

京都を思わせるような細長い通路を通って中に案内される、
大きなテーブルがゆったりとしたスペースをとって配置されている店内。
入り口は和の風情だけれど、客席はどこかモダンな雰囲気。

夜に伺いました。
以前お昼に伺った時に比べると、店内はぐっと落ち着いた雰囲気ですね。
お昼は少しせわしなく感じたサービスも今回はとても落ち着いており、
もてなしの心みたいなものを十分に感じ取る事ができました。

コースは一種類のみ、飲み物を頼むと澱みなくお料理は運ばれてきます。
オペレーションも昼よりも夜の方がずっと良いですね。

先附：ホワイトアスパラの胡麻和え、干椎茸の含煮、たたみいわし、生湯葉と海胆
どれもとても美味しい、特にホワイトアスパラの胡麻和え。
白胡麻はとても香り高く、ホワイトアスパラは柔らかく風味も良い。　
生湯葉と海胆は素材はとても良かったけれど、少しだけお醤油の味が濃いように感じた。

椀物：あいなめのお椀
ふっくらとした大きな切り身のあいなめは、丁寧に下拵えされておりとても美味しい。
お出汁も良かったけれど、ほんの気持ちお味は濃いように感じた。
（ちなみにツレはちょうど良いと言っていたので個人差の範囲でしょう。）　

お造り：鮑の薄造り
蒸した鮑を薄造りにし、ちり酢をつけていただく。
これはちょっと普通に感じてしまった、ちり酢のお味が濃いので鮑そのもののお味が
負けてしまう感じ。
ちり酢ではなく、肝をあしらったようなものだったら嬉しかったのだけど。

お造り：トロの握り、あおり烏賊の刺身、鯛の刺身、骨せんべい、フルーツトマト、生姜
見た瞬間に「美味しそう。。」と言葉が出てしまった（笑）
これは本当にどれもとても美味、特にあおり烏賊の刺身の甘さったら。
。。烏賊は切り方一つで甘味の感じ方が変わるという事を以前知ったけれど、
細かく包丁が入ったこのあおり烏賊をいただいてその事を思い出した。

八寸：煮鮑、スモークサーモンの菊花巻、ローストビーフ、からすみ大根
一つ一つの仕事がとても丁寧、
派手さは無いけれどどれも素材の良さがきちんと感じられる美味しさ。
厚くカットされたローストビーフが意外な美味しさだった。

焼物：甘鯛、万願寺天ぷら
普通に美味しい。

煮物：南瓜、茄子、茗荷、絹さや
たっぷりの茗荷が嬉しい、夏だったら冷やしていただいてもみたい。

ご飯物は３種類の中から選ぶ事ができる、私達は芝海老と桜海老のかき揚げ丼に。

季節の海老のかき揚げが２種類、それにグリーンアスパラが添えられる。
つゆだくという感じでつゆはたっぷりとかかっているから、添えられている
小さなレンゲに意味はあった（笑）
天ぷらの衣は少し柔らかく、それはちょっと好みとは違っていたけれど
これはこれで美味しくいただいた。
（でもツレには少しだけ足りなかったようで。。笑）

デザートは果物のゼリー寄せ、その後にわらび餅または紫芋のきんとんとお抹茶。
デザートは以前お昼に伺った時とほぼ同じだったので、少し残念。
お味は普通に美味しい。。わらび餅にすれば良かったかしら！？（笑）

全体としては満足だけれど、私にはほんの少しだけお味が濃く感じられたものもありました。
特に気に入ったものはお造り（烏賊、トロのにぎり）、八寸など。

ご主人はとても腰の低いお方ですね、以前伺ったお昼の時も、そして今回も
お見送りしてくださったのですけれど。
ちょっと自信無さ気に見えるところがまた、何だか天然お茶目な感じです。
（スミマセン・笑）