利久庵 日本橋店
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日本橋室町の人気蕎麦屋の2階で焼き魚定食
日本橋三越の向かい側の室町飲食街にある昭和27年創業の蕎麦屋さんに毎年夏になると納豆そばを食べに行くのが恒例になっていて、今年もそろそろ納豆そばを食べに行こうと行ってみましたが、すでに店の前には行列が並んでいます。
午後一番で打ち合わせがあるので並んでいる時間はないから、行列の脇をくぐって帳場のお兄さんに「2階は空いてるかい？」と声をかけて階段を上がって2階のテーブル席に向かいます。
このお店は1階と地下は蕎麦屋ですが、2階は定食物の食堂になっていて天ぷら定食、利久定食（すき焼き）、刺身定食、豚肉みそ焼き定食、焼き魚定食が1250円でいただけるのです。
オフィス街のランチタイムの蕎麦屋はどこも相席が当たり前で、先輩サラリーマンのお席にお邪魔しました。
先輩が食べていた利久定食も美味しそうでしたが、この暑さではすき焼きは気分じゃないんので焼き魚定食を注文。
魚は秋刀魚、鰆、鮭、はまち、にしんが選べましたので、にしんをお願いしました。
5分あまりで料理が出来上がり。大きなにしんの塩焼きのほかには切干し大根と人参の煮物にご飯、みそ汁、お新香。
にしんは泳いでいるように串うちされて中央には飾り包丁を入れて火が通りやすくしてぱりっと焼いてある。
添え物は大根おろし、レモンに葉唐辛子の塩漬け。
にしんはふっくらと焼けていて美味しいが、この葉唐辛子が実に旨い。
山盛りのご飯も、葉唐辛子のぴりっとした刺激でパクパクと平らげてあっという間に完食です。
ベテランの花番さんのてきぱきとしていて、それでいてせかされる感はなく良い気分で仕事に向かうことが出来ました。
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蒸し暑くなったら納豆そばが美味しくなりました
日本橋でお昼抜きでのミーティングが終わったのが14時半という、半端な時間だったので普通の飲食店はどこもランチタイムが終了していました。
こういうときには、昼から夜まで通し営業している蕎麦屋は便利です。
そこで室町小路の老舗のお蕎麦屋さん利久庵に久しぶりに行ってみました。
ランチタイムには２階で定食類もやっているのですが、そちらは既に終了していました。
ここの名物は「納豆そば」です。
分厚い木鉢に入ったおそばに濃い目のそばつゆがぶっかけになっていて、納豆、花カツオ、貝割れ、海苔、卵黄がトッピングされています。
こいつを全体にかき混ぜてから、一気にがっつりと掻き込むようにいただくのが旨い食べ方です。
決して上品に少しづつツルツルと食べてはいけませんよ。
薬味は山葵ではなく練り辛子が付いていますので、後半はこれを入れて更にかき混ぜると味が変わって飽きずに食べられます。
量的には男性には軽めですから、大盛（100円増し）にすれば十分おなか一杯になりました。
美味しいのですが大盛にすると1000円になるので、ちょっと高いなあという感じです。
昔から帳場を守っていた元気な親父さんが、急に老け込んだ気がして心配です。
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
利久庵 日本橋店（りきゅうあん）
|
|---|---|
| ジャンル | そば、海鮮、日本料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
03-3241-4006 |
| 予約可否 |
予約可 予約はこちらの番号へ 03-3241-5010 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
東京メトロ銀座線・半蔵門線 三越前駅（Ａ1出口・Ａ４出口）徒歩１分 三越前駅から116m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
￥8,000～￥9,999 ￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
￥1,000～￥1,999
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| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） 電子マネー不可 |
席・設備
| 席数 |
100席 （地下25席、１F20席、2F20席（定食・和食）、3F個室（3～18席）） |
|---|---|
| 個室 |
有 （4人可、10～20人可） 4名様個室、17名様迄対応可能な個室あり |
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
分煙 ランチ・タイム禁煙 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法）が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 駐車場 |
無 近くにコイン・パーキング多数あり。 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| サービス | 2時間半以上の宴会可 |
| お子様連れ |
子供可（小学生可） |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1952年 |
| 備考 | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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時そばという落語は、ご存知の方も多いと思います。
蕎麦屋を散々おだてて置いて勘定を払う途中で「今、何どきだい？」と時間を尋ねて一文少なく払って気づかせないという噺です。
テンポの良いほめっぷりと、蕎麦を啜る音や身振りが面白いので前座の練習問題に丁度良いネタです。
今人気絶頂の立川志らくの独演会の一席目が、この「時そば」で腹を抱えて大笑いさせてもらいました。
その時の「おい蕎麦屋！何が出来るんだい？」「へい出来ますものは花巻にしっぽくで。」というやり取りを聴いて、無性に「花巻そば」が食べたくなり、日本橋の客先訪問時に入った利久庵で花巻そばがお品書きにあったので、これは頼まなきゃと注文しました。
ところが出てきたビジュアルを見て驚いた。
普通なら海苔を細かくちぎって蕎麦の上に花びらを撒くように散らして蓋を被せて提供されるされるものですが、まるで家系ラーメンのように丼の縁に沿わせて焼き海苔が5枚立ててあり、ほうれん草とナルトがトッピングしてあります。
ナルトがチャーシューだったっら、完璧に家系ラーメンの蕎麦バージョンです。
この店は昭和27年創業の老舗だから、家系ラーメンの元祖の吉村家の開店より20年も前です。
その頃からこのスタイルだとすると、吉村家がここの花巻そばをヒントに家系ラーメンに海苔を入れたのかもなんて想像しました。
蕎麦は北海道産の蕎麦粉100%の北空知を使った、喉越しが良く温そばでも延びずに適度な歯応えがある美味しい蕎麦です。
海苔が徐々に蕎麦つゆでふやけて溶け始めると、蕎麦全体に磯の香りがしてきて食欲をそそります。
最初は驚きましたが時間が経つときれいに海苔が溶けて普通の花巻になって美味しくいただきました。
あの大きな焼き海苔が完全に溶けるとは、余程良い海苔を使ったものと思います。
流石は山本屋や山本山のような老舗海苔屋の多い日本橋の蕎麦屋だと感心してご馳走様でした。