さすがビストロ石川亭系列。業態は違えどボリュームは満点‼ : 大衆酒場 石川亭

神田あるいは大手町界隈で勤務している人にとって、「ビストロ石川亭」の名前はかなり知れ渡っていると思います。
現在、当店を含め９店舗を展開していますが、そのうち３店舗が神田、大手町界隈に集中しています。
私もランチ送別会等々で、当店の前身店や神田錦町店を良く利用させてもらいましたが、とにかくボリュームのあるフレンチということで名が通っています。

当店は、前記の通り元々ビストロ石川亭の神田本店があった場所なのですが、事情があったのか、これを銀座ベルビア館に移転（☞ビストロ石川亭銀座店）。
その後暫く営業していない期間があったのですが、ビストロとは別業態の居酒屋店（当店では「酒場」と呼称）として石川亭の名前は変えずに新たに営業を始めました。
それが当店と言うわけです。
酒場と言っても、料理は和洋折衷という感じ。
和風メニューもありますが、やはりビストロからの転身らしく、どちらかというと洋風料理が中心です。
焼鳥などもありますが、「フレンチ焼鳥」となっており、柚子胡椒とかマスタードを付けて食べるスタイルです。

ランチは、11時半からの営業。
この日は、12時15分ほど前にお店に着きました。
店頭は、待ち客も無くガランとしています。
以前に当店を覗いた時も、13時近かったとは言うものの、対面にある葉菜海家は行列が出来ていたのに対し、当店は閑散としていたイメージがあったので、こんなもんかな？と思いながら入店しました。

店内は、結構人が入っており、ガラガラなんてことは全然ありません。
手前の方のテーブル席はほぼ満席の様子で、カウンター席の空き席もあったのですが、奥の２人用テーブルに座るように指示されたので、それに従います。

ランチメニューは、店頭にも掲示されていましたが、同じものが店内の壁にも貼られています。
全5種類となかなかシンプル。
ランチ友は、坦々風ゴマだれの豚バラ冷しゃぶ定食@880円を注文。
ごはんは無料の大盛り指定です。
私は、とんかつにするかハンバーグにするか迷ったのですが、とんかつはやはり専門店で食べるべしとの信念のようなものが頭をもたげ、かつ当店はフレンチのビストロ石川亭系列ということもこれありで、ハンバーグの方にしました。
キャベツ入りデミグラスハンバーグ定食@880円です。ごはんは、右に倣えで大盛りにしてしまいました^^;

待ち時間は、8〜9分ほどで、冷しゃぶ→ハンバーグの順に提供されました。
ごはんの大盛りについては、厨房に面した配膳カウンターが目の前だったので注文後すぐにどんな程度なのかが分かりましたが、それを見て後悔しました。
最近の私の食べているランチの標準ボリュームと比べるとそれをはるかに上回る量です。
しかし、頼んでしまったものは後戻りできません。

ハンバーグの横には、たっぷりのサラダが盛られています。
千切りキャベツと紫キャベツ、ニンジンにフレンチドレッシングがかかっているサラダですが、これだけでかなりの量。
ベジファーストは当然でしたが、この時もごはん大盛りを後悔しました。
ハンバーグには、肉のほかキャベツも入っています。サラダとダブルキャベツですね。
デミグラスソースの味はさすがフレンチの石川亭がバックについているだけのことはあります。美味しいソースでした。
小鉢の胡麻豆腐、ワカメの味噌汁もマズマズです。

それにしても、普通の茶碗に盛られたごはんだとは言え、まさに山盛り状態ですので、かなりお腹に来ました。
ライスの少なめと標準の差はそれほどでもないのですが(0.8:1くらい)、大盛りになるとこれが2以上になるような感じです。

ランチ友も、苦戦していたようですが、最後は揃って完食。
前日の豚丼の盛りに２人ともやや欲求不満があったのですが、それを取り戻してなおお釣りが来るくらいのボリュームでした。
入店時は空いていると思ったお店ですが、我々が退店する12時10分過ぎ頃には待ち客の列が7〜8名出来ていました。
対面の葉菜海家はやはり行列ですが、キャパは当店の方が圧倒的に大きいので、遜色無いと言ってもいいと思います。

これだけのボリュームでしたが、客層が赤ら顔で脂ぎったメタボおっさんに偏っていたかと言うとそうでも無く、女性比率もそこそこ高かったです。
まあ、ごはんの量さえ誤らなければ、取り立ててハードルが高いわけでは無いですからね。

これまで、石川亭＝満腹という方程式が厳然と存在していたのですが、当店でもその方程式がさらにしっかりと固まった印象です。

最後に余談ですが、店を出たあと、ランチ友から「ちょっとＢＧＭが変だったよね。」との一言がありました。
私は気にならなかったのですが、何故かアニソンメドレーだったそうです。ふ～ん。石川亭にアニソンねえ・・・