大手町ランチにしてはまずまずのコスパ : 天津ダック 大手町フィナンシャルシティグランキューブ店

この日は、昼休みから始まる会議があり、ちょっと早めのランチをとる必要がありました。
ランチ友は出張で不在だったこともあり、せっかくの機会だからと普段混んでいて近づき難い大手町フィナンシャルシティ・グランキューブの地下街まで出向いてみました。

いつも混んでいる一帯なのですが、当店は、以前は「香港1997」というお店でした。そこはあまり流行っていなかったんですかね？いつの間にやら閉店して気が付いたら当店に看板が変わっていました。
ただ、食べログ上には香港1997のページが残っておらず、当店に上書きされてしまっているのはどういうわけでしょうか？口コミも全て抹消されています。
例えば同一経営であるとか何かカラクリがありそうですが口コミが抹消されているのはいただけません。

そんなことで当店は食べログ会員店なのですが、営業時間や定休日などの情報も一切出ていません。その代わり、メニューなどは香港1997時代のものが消えずに残っているようです。
会員店の店舗情報を修正出来ないのはこんな時はちょっと問題ありますね。
別サイトで確認したらランチは11時からの営業となっていましたので、この日のニーズにも対応してもらえることが分かりました。

当店は、tenshinhanten.com/,天津飯店グループ]のお店です。
天津飯店は、昭和29年の創業だそうですから、創業64年目を迎える中華の老舗です。
運営しているのは、株式会社 天津飯店。
中国人の方が代表ですので、当店もれっきとした大陸系中華ということになるかと思います。

天津飯店は、昭和29年7月に豊島区雑司が谷2丁目に点心・料理の製造工場を新設。
本格的に百貨店食堂および食品売場への進出を行い、主には西武百貨店での出店ともに成長してきました。
その後、昭和42年に法人化（株式会社天津飯店）。
昭和44年に東京駅地下名店街に、昭和45年に池袋パルコ店と百貨店に出店したほか、各地の駅ビルを中心にして中央都市から地方都市へと相次ぎ出店し、昭和57年には全国34店舗を有するに至りました。
その後は経営環境の変化もあって経営合理化の道を歩み、地方都市は原則撤退。現在は首都圏中心に直営店舗11店、フランチャイズ(FC)4店の経営になっています。前記の香港1997と当店の関係もその経営合理化の流れと無関係ではなさそうですね。

この日は、前記のとおり、ちょっと早めのお昼。
11時20分には入店しました。

店頭では弁当を販売しており多少の人だかりがありましたが、店内は先客がいませんでした。
店内はカウンター席が9席と手前と奥にテーブル席が並んでいます。

私は奥の方のテーブル席に誘導されました。

卓上にはランチメニューが置かれています。
大陸系中華ということで予想していたメニューと比べるとちょっとお上品な感じ。
やはり大手町の地下だけあって大衆中華というカテゴリーではない、ちょい上のランクなのかもしれません。

メニュー数も少なく、以下の5種類のみです。
A:黒酢古老肉(ご飯、スープ、ザーサイ、デザート付き)
B:叉焼炒飯(焼売、ザーサイ、スープ付き)
C:担々麺(ザーサイ、デザート付き)
D:日替り(この日は五目かけご飯)
E:五目麺(ザーサイ、デザート付き)

価格は、いずれも税込み1,000円均一です。

見比べると何がお得か透けて見えそうなメニュー構成。一目で、一番コスパが良さそうだったAランチを注文しました。

提供までの待ち時間は5分ほどでした。
Aランチは、黒酢古老肉にスープ、ザーサイ、ご飯、デザートの杏仁豆腐が付いてきます。

まずは黒酢古老肉からいただきます。
ブロック肉が5ピースに粘り気の強い黒酢の酢豚あんがかかっていますが、なかなか美味しい。
これは評価できます。
ただ、ご飯はイマイチで、しかも量が少なかったです。ひょっとしたらお替りもできたかもしれませんが、あまり時間も無かったので、今回は確認しませんでした。

ザーサイ、スープはまあごく普通。
それでもデザートの杏仁豆腐はミルキーでとても美味しかったです。

大手町ということを考えれば、これで1,000円ならまずまずのコスパと言えると思います。
競争の激しい大手町の地下レストラン街でしっかりとリピーターを獲得するにはハードルが高い面もあるかもしれませんが、とりあえずは比較的空いている今の時期にどれだけファンを獲得できるかでしょうね。