チェーン店らしからぬ肉質 : 佐賀県三瀬村ふもと赤鶏 八重洲店

再訪。4回目。
東京駅の八重洲口から徒歩少々の場所にある鶏料理のお店。

今回もランチで利用した。

頂いたのは、
「唐揚げ定食」（850円）

見た目は何の変哲もない普通の鶏唐揚げなんだけど、鶏肉の質が素晴らしく良い。
唐揚げ粉に味はついているが主役は鶏肉。
他店のように鶏肉の旨味不足を唐揚げ粉が補うのではなく、こちらのお店では唐揚げ粉はあくまでアシスト役。
これって、大分の中津の鶏唐揚げに通じるものがある。

チェーン店らしからぬ肉質。
この価格帯のランチでこの肉質は賞賛ものだと思うよ。
（あくまで、ここ価格帯での話だけど）

再訪。3回目。
ランチで利用した。

東京八重洲にある、佐賀料理のお店。
ふもと赤鶏を使った料理を中心に提供される。
ランチでも、ふもと赤鶏を使った料理を頂くことができる。

今回頂いたのは、
「鶏もも炭火焼定食」（1,000円）

注文を受けてから、ふもと赤鶏のもも肉を炭火で豪快に焼いて下さる。
そして定食の中に、鶏もも焼きが1枚、どーんと提供される。
ハサミと共に。
柔らか過ぎない弾力。硬過ぎない弾力。心地いい。
旨みたっぷり。
軽く咀嚼すれば勢いよく旨みが吹き出し、
しっかり咀嚼すればそれに応えるように旨みが浸み出す。
鶏皮の部分は、しっかりと水分と脂分が抜けて、ちょうど良い塩梅。
もも肉の部分とはまた違った食感と旨みがあり、
1枚で異なる性質の部位をそれぞれの魅力と共に楽しめる。

いや〜、いいわこれ。

ふもと赤鶏は、焼き鳥で頂くより、こうしたもも焼きで頂いた方が、
その魅力を存分に楽しめるのではないか。

再訪。
先日ランチで訪れた際にチキン南蛮の「ふもと赤鶏」が美味しかったので、
今度は夜に、焼き鳥を頂いてみようと思い、訪れた。

ラストオーダー近くの時間帯。
運良く、カウンター席が空いていた。

折角なので、いろいろ頼んでみた。

＜焼き鳥＞
「盛り合わせ5本」（756円）で、
　・ヤゲンなんこつ
　・むね柚子胡椒
　・葱間
　・もも
　・レバー
単品で、
　・「せせり」（162円）
　・「ハラミ」（216円）
　・「ソリレス」（219円）
＜一品料理＞
　・「大根そぼろ」（594円）
　・「レバテキ」（529円）
＜お酒＞
　・瓶ビール（594円）
　・日本酒「鍋島」（1,069円）
これにお通し（300円）が加わり、会計は4,436円。
焼き鳥8本、一品料理１品、ビールに日本酒で、
料理のクオリティを考えると割と安め。

焼き鳥は、肉質がかなりいい。
赤鶏系の品種ならではの良さが上手く引き出せている。
コクのある旨みに、適度な弾力。何度も咀嚼しても絶えない肉汁。
しかしながら、強めの化学の力。
別に頼らなくてもいいような肉質だと思うんだけれど、
旨みが常に同じ方向に向かっていくので、
大多数の人が旨いと思うのはこういう味なんだろうから仕方ないよなって思う。
とはいえ、肉質がそこそこの鶏肉を使った味とは全然異なっていて、
ベースに鶏肉のしっかりした旨みがあり、更にその上に別の旨みが乗るイメージ。
これはいい意味で大衆受けする旨みだ。

「レバテキ」は、かなり美味しい。やはり肉質がとてもいい。
ごま油やゴマや長ネギなどの薬味の個性が強すぎる感もあり、
肉質がいいんだからそこまでしなくてもいいのに、と思うのだが、
焼き鳥と同じように、味を重ねていくのがこちらのお店の流儀なのだろうから、
これはこれで良いんだと思う。

それにしても、店員さんが作り出す店内の雰囲気が素晴らしくいい。
笑いあり、活気あり、目配せあり、気遣いあり、丁寧さあり。
客をよく見ているし、店員は店員をよく見ている。
焼き場に立たれていらっしゃった方がリーダーなのかな。
彼はすごいね。彼はこれからきっと成功するよ。

東京駅前、八重洲口側。日本橋駅近く。
佐賀の「ふもと赤鶏」のお店。

前日の夜、突撃訪問するも満席で断られ、翌日のランチで訪れた。
個人的に、久々にマトモな時間帯でのランチなので、喜び勇んでオープン直後に訪れた。

頂いたのは、
「チキン南蛮定食」（900円）。
チキン南蛮に、サラダ、スープ、ご飯、香の物、コーヒーが付く。

チキン南蛮は、鶏ムネ肉を使用。
身が引き締まっている上に、しっかりと揚げられているので、全体的にドライ方向。
しかし、ムネ肉にありがちなパサパサ感は一切なく、むしろ凝縮した旨みがしっかりと浸み出してきて旨い。
例えるなら、正統派の地鶏的な食感と味わい。
個人的にとても好きな方向。

鶏肉がドライ系なので、衣が剥がれ系なのは致し方無し。
しかし、上にかかるタルタルソースがこの衣の剥がれを補い、緩い食感で隠してくれる。
更にこのタルタルソースがなかなか旨い。
トマトの仄かな味わいで全体に落ち着き感が生まれ、
たっぷりの玉子でコクもあり、マヨネーズは主張し過ぎない。

なかなか美味しいチキン南蛮だ。

スープは、綺麗な鶏ガラベース。
鶏臭さは一切ない、クリアな味わい。
鶏ミンチの団子も手作りでとても美味しい。

充実したランチ。

頂いている途中から、店の中や外には行列が。
確かにこれは人気が出るはずだ。

それにしてもこの「ふもと赤鶏」は旨いね。
久々に旨い鶏肉に出会った。

次回は、ランチでモモ肉炭火焼き定食の予定。
あるいは夜に訪問して焼き鳥を頂いてみるのもいいかなと思っている。