今回は日本茶でお腹の中を緑色にさせて頂きました（笑 : ふれんち茶懐石 京都福寿園茶寮 東京駅グランルーフ店

初訪　201810（No.1167）
ここの処、パクチーを大量に頂いてお腹の中は緑（パクチー）色状態であります(^^ゞ
今回は同じ緑色でも日本茶でお腹の中を緑色にすべく、こちらに伺わせて頂きました（笑
福寿園京都本店 京の茶寮さん、1790年（寛政2年）の創業で2004年に
本格緑茶『伊右衛門』をサントリーと共同開発されたりしていますので
ご存知の（飲まれた）方も多いかとは思われますね。
一保堂茶舗 喫茶室 嘉木さんが1717年（享保年間）の創業で
祇園辻利 祇園本店さんが、1860年（萬延元年）の創業ですので
両者の中間的な歴史のある宇治茶に拘った京都の有名なお茶のお店ですね～♪
そんな福寿園さんが、東京それも東京駅のグランスタに出されたお店がこちらであります(^_-)
予約が必要そうなお店ですので、お電話をしてみればその日は貸し切りとの事で
翌週の予約を2週間前に取らせて頂いての訪店です。

開店と同時の訪店と言いたい処ですが、このお店のある3Fはグランスタの中でも
か～～～なり南寄り（グラントウキョウサウスタワーの直ぐそば）で大丸東京に
寄り道したお陰で結構歩いて11:10頃に店頭到着と相成りました（泣
当然の先客3名の後客14名で、高女子率の高年齢層（老人ホームの女子会？）であります(-_-)

黒・金・朱色をコンセプトカラーとした店内、席間広めで洛中洛外図屏風（本物？）なども
飾られており高級感を演出すべくの努力の跡が見て取れますね(^_-)
ただ店頭のお店のシンボルマークの下に消火栓が有ったり、
奥のエリアを個室化するための格子戸に白いガラスがはめられていたりで、
歴史を感じさせるには・・・(^0^;)
着席するとテーブルセッティングには、鮮やかな茜折敷にこちらのオリジナルの
錦織「京洛錦」があしらわれており、京都のお店である事を上手く演出されています。
チーフと思われる女性スタッフさんは非常にイイ感じですし、
その他の経験不足の若い女性スタッフさんを上手くアシストして接客は優良レベル！

抹茶ビア　1188円
福寿園の抹茶とサントリープレミアムモルツのコラボビールですが
抹茶の香りのする美味しいビールです。

抹茶マロンカクテル　1296円
シェーカーの音が聞こえて来ていましたが、アルコールというよりも
飲みやすい甘さタップリの抹茶シェイクですね（笑

ほうじ茶カシス　756円
ほうじ茶の味がほのかに感じられるカシスソーダ！

グリーンジントニック　864円
ジンに煎茶を一晩じっくりと漬込んだジントニックですが、
軽い甘味とほんのりとした渋みが感じられるカクテルです。

“雅“ 4320円　
ランチのコースは2種類有りますが、1日12食限定商品の “都“ では茶懐石らしさに
欠けますしメインも季節の魚料理のみで、絵面的にも寂しいコースですので、
上記コースを発注させて頂きました（笑

食前茶　
入り口付近でも販売されているこちらの玉露【錦彩】を低温で一晩じっくりと
水出ししたお茶ですが、玉露独特の旨みはそれ程感じられないものの
ほんのりとした甘さで美味！

店名にも「茶懐石」と入っていますので、その作法通りに以下の3品が登場！
【飯】：玄米茶で炊いた一文字ご飯
お皿の前の方に一文字に盛り付けられたご飯、お茶の香りはしっかり目ですが、
殆ど塩気を感じられず・・・お茶を楽しむためのお料理ですね(@@;)
【汁】：季節のポタージュ（栗のポタージュ）
玄米茶のオイルがかかっており、栗の風味のある美味しいスープです！
【向付】：ハムのリエット
3品の中では一番お味しっかり目で、お酒のアテとしての良品ですね（苦笑

【パン】：抹茶を練り込んだプチパン＆普通のバケット
ほうじ茶のパンの時もあるようですが、今回は緑色のプチパンで、
中も抹茶色でタイトルにもマッチした良品で思わず笑みが・・・(嬉
バターも抹茶を練り込んだ普通？のモノとレモンピールが入ったレモン風味の
2種類でこの二つの写真が撮れただけでも訪店目的達成って感じですね（笑

【煮物】　前菜料理
茄子とうなぎのプレッセ　ほうじ茶と一緒に
茄子と鰻をテリーヌ状にプレスしたモノですが、
やや薄味でほうじ茶のソースの味と香りを楽しむ一品ですね。

柿とフォアグラのタルトタタン　和紅茶をアクセントに（＋ 1080円）
フォアグラの味もしますがタルトタタンですので、甘さしっかり目のスイーツですね(>_<)

この両品と共に『お好みで振りかけてお召し上がり下さい』と
3種類［碾茶（抹茶になる前の状態のお茶）・抹茶・煎茶］のお茶が登場で、
調味料までお茶と言うお茶ずくしのコース料理ですね(^^)

【焼き物】　魚料理　又は　肉料理
宇治茶を使った季節の魚料理 （鮭）
ほうじ茶を使った鮭のポワレ＆ゴマのソースですが、これも優しい？味付け(T_T)

仔牛ロース肉のコートレット　玄米茶風味
玄米茶をまぶしたカツレツ＆キノコのマデラ酒（ワイン）のソースで
甘さを強く感じられる一品ですね！
この仔牛ロース肉、熟成されているのか？何か別の処理をされているのか？
不明ながらモ～チモチした初食の食感でちょっとびっくりさせて頂きました(^^ゞ

【菓子】　和菓子と洋菓子の盛合せ
ほうじ茶カステラ
下層が里芋と一手間かけたほうじ茶の香りがするカステラです。
求肥のお饅頭
表面にお茶が使ってあるのかも？
野菜の砂糖漬け
生の野菜の様な軟らかめのの食感であります！

【お点前】
薄茶
こちらのオリジナルの器が秋らしい普通に美味しい薄茶です。

閉店した銀座マキシム・ド・パリの総料理長を長年務め上げた中野鉄也氏が
こちらの総料理長ですが、福寿園京都本店の3階に『 京の茶膳 シェ・ナカノ』と言う
こちらと同じフレンチ茶懐石の部門がありますし、当日はお若いシェフしか
お見かけしませんでしたので、京都の方に居られるんでしょうね(^^)/
夜はフリードリンク付きのパーティーコース（10800円）等もある様ですが、
お酒が進みそうも無いフレンチですので、話のタネに一度頂けば充分かもですね(>_<)
ただお茶＆スイーツは美味しいですし、接客レベルも優良レベルですので
14時からのティータイム利用で再訪させて頂きます（笑
お店の方に伺いましたが、14時前でも席が空いていれば利用可能との事であります。

ご馳走様でした。