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店名 |
そば処 為治郎(そばどころためじろう)
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん、ラーメン |
お問い合わせ |
03-3216-6717 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
JR東京駅八重洲中央口改札からすぐ 東京駅から95m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 (交通系電子マネー(Suicaなど)) |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
分煙 平日 ( 11時 ~ 16時 ) ⇒ 禁煙。 土日祝 ⇒ 終日禁煙。 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
料理 | 朝食・モーニングあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
2012年2月25日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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<2012.11> 鶏そば
いい加減、東京駅のラーメンストリートの朝ラーメンも飽きて来た(笑)。しかし、時間がないので今ここでしか食えん!という必死の思いで思いついたのがこちらです。いつもなら富士そば等立ち食いですませるのですが、今日も、ラーメンを食うのだというモチベーションでやっと出勤する気持ちになったのだから・・・・・・嗚呼、今日も休日出勤。天気がとてもよく、家族連れが秋の行楽なのか新幹線窓口を闊歩する姿が眩しい・・・。友達からもらった「としまえん」のチケットは、こんな父親不在のまま、妻子と親戚の子に引き継がれ、楽しく遊んでもらうこととなりました(・・・とここで友達に報告〜)。心の中で一年間だけは一緒に辛抱してくれと、家族に拝むような気持ちであります・・・。
【スープ:ライト&クリーミーが・・・はんなりと広がる鶏白湯】
<一見クリーミーと感じるライトボディ系>
配膳の瞬間、まさしく「はんなり」とした風貌の鶏白湯。これは、まさしく一般的イメージな京都を連想しますが、いやいや・・・・あの天下一品を生み出した京都スタイルとは、正直別もの。でも、商業的には良く出来ているなというのが正直な感想ですな。というより、京都ラーメンの再現ではなく、京都オマージュな一品と言えましょう。京都出身なアタクシとしては、天下一品の創業期を知るものとして、今の天下一品も当時とは別物なのだけど・・・・、でも、今のスタイルでこれほど広く愛されるとは何となく自慢(なんでやねん)。
本当に入っているわけでもないのですが、例えるなら、豆乳のような感覚がある鶏白湯スープです。あっさりとしたクリーミー。まさに、鶏そばと言い切れるサラサラ感が売りでしょう。一口飲んで、鶏の味わいありながらも、ライトな感覚があります。ゆえに朝ラーメンとしては実にぴったりな一品。ゴクゴク飲める濃厚系という矛盾を含んだバランス感覚が映えます。
<鶏骨個性少なく塩味がじんわり>
鶏コクの味わいは・・・・非常にすっきりしたもので、塩味すら非常に丸いのが印象的。鶏骨の髄エキスなど微塵もないのか?と思えるほどすっきりです。そして・・・・アミノ酸の助けを借りたと思える後口も・・・・遠くに感じなくもない。八重洲の一等地「東京駅」改札すぐに店を構える固定費を鑑みるとそれほどコストをかけるわけにもいかないだろうに、そこそこの品質はキープしていることに正直驚きはありますわな。店側としては、製造原価を気持ち的には半分広告宣伝費と思っているのかもしれまへんが・・・・・。それにしてもこの価格なのだが。
【麺:シルキーな柔麺がスープに絡む】
麺もけちっている場合ではなく、意外に「お!」と思える品質あります。茹で方としては、柔麺派。かん水低めで白めな地肌が印象的。前歯の処理感は、どちらかというと、スパスパと小気味よく千切れて行くのが面白いです。少し細めなボディーが、毛細管現象のように、まったりスープをよく持ち上げます。何の油か不明なれど、香味を与える油が麺の地肌に貼り付きまして、味わいも加わります。白髪葱ともよく絡む麺でして、二種類の歯応えが面白いですな。
【具:鶏肉もっとくれい(笑)】
まあ・・・・鶏肉チャーシューというのは、実に難しいテーマなれど、もう少し厚みと枚数をくれと・・・・。その一方で、味玉は、そこそこ白身の方の味の浸透具合が良くて満足感ありましたわ。黄身は羊羹状でして、人によっては好みの別れるタイプですね(笑)。
総じまして、作られた京風という・・・・京都人なら感じるところもありますが(ラーメンだけ)、マニュアルなのだろうが京都弁を聞くのは、ちょいと嬉しいもんです。あ・・・・ちょいとここで青い新幹線に飛び乗れば、2〜3時間後には故郷の京都に帰れるのやと・・・心が締め付けられる思いもしたもんですが、もう少し結果をだして、胸を張って帰りたいもんであります。なので詠います!
秋深し
家族行き交う
ターミナル
しばし辛抱
我が家族也
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
<2012.07> あっさり鶏そば
【コレ食ったわけ:八重洲で聞こえた京都弁に思わず吸い込まれる・・・】
・・・ってのは、少し脚色が過ぎてまして、本当は、日頃懇意にして頂いている先輩レビュアーさん繋がりでこの店を知った次第。「こってり」タイプと、「あっさり」タイプ両方の鶏そばを提供する・・・・。今回は、食傷気味もあって、「あっさり」鶏そば狙いで当初から八重洲に来たのでありました。しかし、八重洲・丸の内ってのは、何だか好きなんだよね。いろんな人が、東京の玄関口で交錯する雰囲気が、ちょっと興奮するかも。旅行気分のご年配集団もあれば、コレから仕事!って緊張ムード漂うビジネスマンもおり、外国人の方もパラパラと見かけたりするし・・・。そんな中、実はなぜ八重洲に惹かれるのかと言うと・・・
「嗚呼・・・・、あの新幹線の青いヤツに飛び乗ったら、そのまま京都へ帰れるのやな・・・・・」
・・・そんな吐息とも郷愁ともつかない、逃げ出したい思いがあるからやろね・・・・、精神的に参っとるのか? いやいや!キツくても、言い訳せず、好きな事くらいはキッチリとやらせていただきまっせ!そんな気合い入れの一杯。目指すは「ラーメン道」の黒帯ですわ!(笑)
【スープ:おうどん気分ではんなりいただく!】
京都の麺類について語ると、専門家や先輩方には負けるけど、止まらんのよ(笑)。関西の中でも微妙な麵文化! 第一旭系などから語りが入ると長いので割愛します(爆)。関西はうどん一色と思われておられるけど、京都は「蕎麦」文化もそれなりに根付いているのです。にしん蕎麦をイメージすると一番分かりやすいですが、小麦粉比率が割と高めな蕎麦は、日常的にもよく食しておりました。しかし一番の違いは・・・関東に比べて甘みを豊かに含む薄味出汁で食う!うどんも蕎麦も!その延長戦上にこの一品をなぞらえれば・・・・それなりの京都方程式が成り立つような・・・。という前提で感じて頂くとして・・・・・、
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「いわゆる・・・引っかかりの一切ない薄味淡麗さが・・・・都を連想させるね!ラーメンより「麵類」として!」
1)旨味:京都を連想させる・・・あっさり鶏コクと仄かな柚子!観光気分!
アタクシ・・・京都人なので、「京都を連想させる」というのは少し抵抗あるのよね〜。過去のレビューでも、関西時代からも、語って来たけど「京都ラーメンは京風じゃない」というのが持論であり、一般的です。濃ゆいのが京都ラーメン。第一旭系列がアッサリな部類に入るくらいですもん。なれど・・・・ここ東京・八重洲で対麵すると、観光気分で京都らしいと思えてしまうから不思議です。「鶏そば」と言えば、天神下を思い出すし、そのスタイルゆえに江戸風とすら頭で理論付けているのに、この優しさと、店構え・・・・。そして八つ橋の西尾が経営しているというのだけで、「京風」と感じてしまうのですから。
とにかく、あっさりというより、うっすらとした感じの塩スープ。少し濁っている成分が、この場合柔らかきと感じます。鶏コクがとても角が丸いのが特徴てきで、研ぎ澄まされた感覚すら覚える淡麗系です。塩のミネラルがはっきりと分かりますし、またそれが柚子の風味のようにすら感じる・・・・いや柚子なのか・・・。とにかくこのスープは、「はんなり」とした仕上がり。
2)塩気・甘み:両方の雑味剃り落とした・・・はんなり淡麗!
余計な塩を削いだ感覚。甘みの余計さを排除したその余裕。東京では淡麗!と言い切ってしまいたいところですが、なぜか「はんなり淡麗」と言い直したくなる・・・。味が薄いわけではありません。魚介は排除しているか、またイリコを僅かに使用か?また節系も煮出すといったことはせず、碗物のすまし汁の如き一番出汁だけをさらえたような淡い感覚・・・。
3)香り他:遠くの柚子か、切れ味あるブランド塩の残り香か?
とにかく淡麗なのに、どこか華やかに感じるのは、香りのせいかと思う・・・。はっきりしない柚子がまた奥ゆかしいと感じるえこひいき感!塩ミネラルであろうとなかろうと、この華やかさは、なかなかなのでありますわ!
【麵:ここだけは・・・・・京都には無いニュアンス!でもミスマッチがまたええ感じで昇華してます】
こういう麵は・・・・あまり京都本来的ではなく、どちらかというと東京で得たフィーリングでしょうか・・・。思えば「鶏そば」というもの自体が東京のものなのか?天神下に思いをはせる・・・。
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「うーん。資生堂TSUBAKIか、花王ASIENCE♡・・・・動いてもまとまる!むやみに広がらない!」
1)風貌:どこかしら江戸流儀を感じる~東京に嫁いだ京女みたい
いかにも女性的だと思えるフォルムでしょ♡ きりりと角が立っているのに、どこか柔らかさを感じられるだけでなく、色白さがとてもええやん!でも・・・どこか江戸風なのは「鶏そばスタイル」由縁でして、それは、東京に娘を嫁にやった「おとおはん(お父さん:京都弁)」のような目線を贈ってしまいますがな。しっかり東京の生活になれたのね・・・・初対麵なのに(笑)。
2)感覚:「柔らかさカッツリ」という対立同士が一体となった楽しい歯応え!
すぐに千切れてスベリ落ちてしまうであろうと思えたその麵ですが、柔らかいなりに、歯ごたえを残すというのが第一印象です。よく「クチリ」という表現を使わせてもらってますが、それがはっきりと感じられるようでして、最初の前歯タッチに張りを感じて、続けて千切りで瞬間的に潰れる感覚のあとに、残像のような反発を感じる・・・という感覚(何を言っているのか自分でもわからなくなった・・・・今日も酔いながらレビューしている)。ようするに、柔らかさと、カッツリさとどこか共存しとるという感覚ですな。
3)スベリ他:サラリとした長い髪のように滑らかにスベル
端的に言うと「すべすべ〜♡」細麺ストレートなそのスタイルに、ここでも女性的な長い黒髪のような感動を覚えます。・・・実際、髪の毛を連想して食ったら気持ち悪いやろな(笑)。レビューだからできること、できないことがありますな・・・・・。
【具:ここが全体ではポイントだったりする・・・・】
明らかに観光地価格と感じるか否か・・・が、ここの考え方・受け止め方次第のような気がします。この一杯の・・・。
1)鶏チャーシュー(形まで上品)
この成形の徹底ぶりは凄いな・・。丸です。まん丸です。それでいて、醤油タレに鶏のニュアンスが滲んでいて、逆輸入のように鶏肉に浸透しているぶぶんがまた甘くて旨し!もう少し大きくてもええのやけど、このサイズ感だからこその「上品さ」を感じます。
2)味玉(想像以上にナイス)
甘めの醤油ダレ?が軽く染み込んだ味玉がまた・・・・妙に旨いやんけ!少しだけ固めな茹で上げに、ゲル100%状態になっとりますが、これがまた味わいとはマッチした固さなのであります。
3)白髪ネギ
考えれば・・・・あとはこれだけの具なのです。シンプルじゃ・・・・。実にシンプルな麵顔・・具たち・・。900円だったけど、場所柄代含みやね。そこだけが少し心が痛む・・・。
4)八つ橋
アイデンティティの一品? 宣伝? ともあれ、京都のオリジナリティとか主張とかを感じるポイントではあります。ここで食っても良かったが、持ち帰って子供にでもやろう。
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総じまして、東京で生まれ故郷の雰囲気を味合わせてくれるのは、非常にありがたいです。そういえば、東京で天下一品も看板見かけるたびに、「おまえも頑張れ、オレも頑張るわ!」とワケ分からん気合い心も入れとるし(笑)。時々東京で凹みそうになるとき、故郷の味で鋭気を養うがよろし。などと考えると、実に東京というのは、ひとの集まりが多いわけで、あちこちで日本中の郷土料理店がありますね〜。目標を達成したら、東京で本格的「京風うどん」を出すところを探索しても面白いかもな♡ 「京風うどん」これも奥が深い・・・・・。九条ネギ一つとってもね(笑:クドい性格丸出し)。
久方に
京のかおりを
楽しみて
胸が高鳴る
お盆の帰省
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!