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割烹 山路
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03-6457-9828
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新橋駅から最も口福に近い酒飲みの為の隠れた名店で秋味を収穫する口福紀行
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miti4134
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店舗情報（詳細）
店舗基本情報
| 店名 |
割烹 山路（カッポウ ヤマジ）
|
|---|---|
| ジャンル | 日本料理、かに、ふぐ |
|
予約・ お問い合わせ |
03-6457-9828 |
| 予約可否 |
予約可 ◆お食事の時間が2時間30〜3時間かかりますので早めに出られたいお客様は必ず来店時にコメント欄に記入して下さい |
| 住所 | |
| 交通手段 |
新橋駅日比谷口改札を出てSL広場を通り抜け、向かいにあるかんべ土地の建物まで進みます。左手に末げんという鳥料理さんと青い看板のカラオケの鉄人があるので、その角を右に曲がると右手に烏森神社が見えてきます。そのまま真っ直ぐ進み、烏森神社の３軒隣のビルの2階に当店がございます。神社を通り過ぎた後右上の白い四角い看板の≪山路≫の文字が目印で一階には鳥広、鉄火場の焼き鳥屋さんがあります。 新橋駅から163m |
| 営業時間 |
|
| 予算 |
￥15,000～￥19,999 ￥10,000～￥14,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥15,000～￥19,999
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
席・設備
| 席数 |
12席 （カウンター5席、テーブル4席 2卓の5坪の小さいお店です） |
|---|---|
| 最大予約可能人数 |
着席時 14人 |
| 個室 |
無 個室はございません。カウンターとテーブル席のこじんまりしたお店です |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 階段を降りてお店の外で吸ってもらいます |
| 駐車場 |
無 ニュー新橋ビルの地下にあります |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、無料Wi-Fiあり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 隠れ家レストラン |
| サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、ドリンク持込可 |
| お子様連れ |
子供可（小学生可） 貸し切りのみ対応ですが、予約状況によっては可能 |
| ドレスコード | ある程度お洒落をしてきて下さい。 |
| 公式アカウント | |
| オープン日 |
2016年3月27日 |
| 備考 |
当店雑居ビルの2階にあります。 |
| お店のPR |
【烏森神社通り】五感で食を楽しめる小料理屋。岩手県産の野菜や築地の鮮魚・旬彩を割烹で。
岩手県出身の店主がふるまう割烹料理店。烏森神社を通り過ぎ、徒歩数秒で右手に『山路』の看板が見えればお店はもうすぐそこ。階段を2階に上がれば暖簾がお客様をお出迎え致します。とってもシンプルな空間で、本格的な日本料理を楽しんでいただけます。少人数の貸切にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。 |
| 初投稿者 |
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◆お料理 お任せ¥12,000
お飲み物消費税含むお会計¥16,000
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美味しく飲んで旨く食べてこのお値段！
信じ難いコスパ
新橋駅から最も口福に近い酒飲みの為の
隠れた名店
良いお店だわぁ
お酒好きな方には持ってこいのお店かと感じます。
尚かつ、
お料理好きにも愛されるお店です。
気を衒うことのない素朴に食材を
きちんと生かすお料理
食材に真摯に向き合って
素材の味を引き出している。
しかもこのリーズナブルと言う領域を
超えて行く値段の破格なお取計らいに
感激してしまいますね。
お酒もたっぷりレアなものを頂いた上に
ご飯もお蕎麦もお代わり頂き
ご請求書間違ってません？と思います。
ワンオペと言うものの
ホスピタリティに優れ1：１でお付き合い
頂けて楽しい事嬉しい事この上有りませんね。
このレベルでのコスパは素晴らしく
リピート必至です。
本日の顛末を書き記したいと思います。
①枝豆
黒い丹波の枝豆
黒崎茶豆との事
塩味が良い塩梅でお豆に含まれてます。
辛からず薄からず甘辛すぎずで
何とも言えない佇まい
この枝豆だけで
ビールをグイッと飲み干したくなりますね。
お豆の風味を引き立てる塩加減の付け方に
この料理人のセンスがキラリと光ります。
最初に鍋で茹でるそうですが
鍋が沸騰するまでの間に
お豆を塩揉みして少し寝かせてやる
その後で茹でるそうです。
そうすると色も綺麗に艶めいて来るそうです。
そして1日寝かす。
1日熟成の方が旨味が豊富に出るらしく
確かに枝豆を齧るとコリッとした食感の中から
膨よかな繊維質がやんわりと広がるものを
感じます。
そして舌に滲み込む淡い塩味
答えられんですね。
こんなに枝豆を美味しくさせちゃうなんて
嬉しすぎ。
枝豆は大好物なので
一気に食い切ってしまいました。
②焼き無花果 胡麻ソース
焼き無花果です。
ほわぁ〜んとする暖かさが舌に
通ってきてジュワ〜ンと無花果の甘味が
お口の中に滴り落ちる。
このジュワ〜が堪らんですよぉ〜。
その無花果の天には炒った胡麻を
当たりで擦り込んで練ったもの
100%胡麻と少し醤油を数滴含ませて
一心不乱に練ったものが
気高い胡麻風味を漂わせて纏ってます。
この無花果の一片を少し齧る
いよ、舐めるが正解か
スッと果実味がジュワ〜ンと口内に
雪崩を打って流れ込んで来ます。
そして同時に胡麻の甘味が追いかけて来ます。
一緒に胡麻風味と無花果の耽美な甘味が
重なり合いフワフワ〜ッとジューシィな
甘味が駆け抜けて行きます。
無花果の甘味は
穢れのない耽美な味覚を感じ
無花果の果肉をジュゥ〜ッと潰すと
和やかで清々しい甘味が舌を
浸してきましたよ。
この甘味は無抵抗で受け入れたくなる
魅惑の囁きです。
無花果のジュクジュクした甘味に
このままズ〜っと浸り続けていたい。
③松茸 百合根の茶碗蒸し
店主、鰹節では無く鮪節の血合いのところで
お出汁を引いて玉地に仕立ててます。
最近は鰹より鮪節に興味をお持ちのようで
玉地のうま味に鮪節のうま味を上手に
生かしてる美味しさが漂ってます。
そして
茶碗蒸しの中でへ百合根がいい仕事振りです。
玉蒸しと百合根の甘味がピタリと響きあって
美味を奏でています。
大鋸屑の中で百合根を寝かす事で
百合根の少し糖度を高めに育てて
百合根の甘味が豊富に感じられる
百合根の甘味と玉地のうま味が溶け合う中
長葱がしなッとしてほんのり葱の苦みを
添えて来る
いい塩梅だわ
ほっこりして
百合根の甘味が落ち着いて
玉地がトロンと舌を宥めて
玉蒸しがプルンと揺らいで
この妙味たちを繋げてきた
バランスの良い味覚たちに
舌が微笑んでおりました。
④鯖の棒鮨 菊花
鯖の身が大きくて分厚い
分厚いので締まって
1日寝かせて締めてる
一口食べるとキュッと締まった鯖の身が
愛おしくなって来る
この時期の西の鯖は
東北のと違って引き締まってる
ゆるくない
その分脂は爽やかな感じでサラッとしてる
ギトギトせずに咀嚼感が邪魔されず
スッと鯖らしい酸みが走り抜けていく
棒鮨の表面にサラリと漬けてる煮切りが香って
欲を誘う
舎利も赤酢っぽい酸味が感じられるもの
赤酢ではなくてマルシマの純米酢で
舎利を切り立てていた
この舎利はシャープです。
棒鮨の舎利が押し潰されんばかりに
身厚な鯖がおんぶしてる
食べ応え感たっぷりに鯖がお口の中で
暴れてその躍動的な美味さに痺れちゃいましたね。
⑤土瓶蒸し
松茸
鱧
三つ葉
先ずはお出汁に酢橘の搾り汁を垂らして
添えられてるお塩を少しだけ摘んで振る
お出汁だけでもめちゃ美味いが
お出汁に酢橘を加えて一塩だけ含ませると
味わいの輪郭がくっきり浮き上がって
激美味くなる
お出汁の染み染みとするうま味が舌に
ジ〜ンと染み入ります。
この瞬間が堪んないです。
お出汁をたっぷりと味わったので
汁をいっぱい吸ってる鱧を頂きます。
鱧肉がピシッと締まって肉肉しい
松茸の香りも静かに淡く佇んでいて
そのうま味がお出汁に写ってます。
秋味を代表する鱧松のゴールデンコンビは
やはり最強の味覚
旨うまのお出汁とともに味わう鱧松を
じっくりと堪能させて頂きました。
⑥お造り
鯨のお刺身
玉葱の酢醤油漬け
秋茗荷
生姜
醤油
鯨肉は尾の身に近い赤身の部分で
肉質が適度にサシが入り
脂質がほんのりと滲み
しなやかでしつとり味が舌に訪れます。
濃厚な鯨肉らしい旨味と
薬味との相性が良くて
生姜醤油が鯨肉の旨味を良く引き立てている。
そしてこのお醤油が秀逸なのです。
九州のお醤油を薄口の土佐醤油と割って
作られてて薄口でコク深さが伴う美しい
お醤油でした。
⑦銀杏の素揚げ
シンプルに秋味の慈しみを感じるナチュラルな
銀杏の素揚げのお味を頂く
いつの間にか秋味がジ〜ンと心に染みて来ている
今頂いているお料理たちの素朴さと素直な味覚が
そう言う気分にさせるのでしょうか。
塩味も適度に施され銀杏のほろ苦さを後押しして
秋の味わいを深めてくれていた。
⑧生麩
店主曰く
今日たまたまお弁当の注文を頂いて
生麩を揚げてオランダ煮を作ったので
お酒のアテにどうぞとサービスのご提供
此れはモチッとする中にもオランダ煮の
風味と甘味が自然に芽生えてる秀逸なアテ
こんなのサービスされたら
そりゃもう、飲むっきゃないよね。
という事で、店主お勧めのままに
お酒を頂いてしまいました。
完璧に酒のアテです。
⑨揚げ物
牡蠣フライ
タルタル
醤油
岩手広田湾の牡蠣
牡蠣フライに合わせて即興で作って頂いた
卵たっぷりのタルタルソース
そのまんまでも美味しくて
酒の摘みにしてしまい無くなってしまいそうに
なりましたが、其処をグッと堪えて牡蠣フライに
取って置いて大正解でした。
このタルタルを牡蠣フライにチョンと塗して
食べるとタルタルの甘味が
しっぽりと牡蠣フライを包み込んで美味。
フライ自身が味を見せてくれていた。
その牡蠣フライは低温で静かに揚がっていた。
綺麗な脂でパン粉も真新しくサックサク
齧って見たら
衣が嬉しくなるくらい甘い、美味い
歯に当たるサク感が気持ちぃ〜
フライの中に牡蠣がナチュラルに
閉じ込められてて
パン粉が破砕して
牡蠣の旨味が拡散する瞬間が激うまです。
そして
牡蠣からジュワ〜ッと牡蠣の旨味が舌に滴る
んん、もう一個欲しくなってしまいました。
⑩焼物
根室の秋刀魚塩焼き
酢橘
おろしに煮切り醤油を滴らせて
サラマンの入り口をホイールで塞いで
バーナーからの火入れが
素材に自然に流れるように工夫しながら
サラマンと秋刀魚の距離感を保たれてます。
少し焼いてサラマンから取り出し
また向きを少し変えて火を入れる
じっくりと秋刀魚に満遍なく火が通る様に
焼かれてます。
焼き立ての秋刀魚の塩焼きが
カウンターに届きました。
うほ〜、湯気が秋刀魚さんから立ち上って
秋刀魚の香りが食欲を唆って来ますね。
先ずはそのまま焼きたての秋刀魚を頂きます。
ホックホクの身質で食感の柔らかさに唸る
ガブリと齧り付いちゃう
綺麗な身質だわ
小骨が一切無し
滑らか極まる秋刀魚心地ですね
んん、美味い！
塩が程よく効いてて
身が甘く舌に撓垂れかかる
その身が舌に絡みながら
ワタがフワッと潰れて行き
ほろ苦さが走り抜け
白身の甘みと絶妙にマッチしてうっめェ〜。
舌触りの滑らかな事
艶かしくマイルドかつワイルドに秋刀魚の
旨味を振りまいて来る
ヤバい美味さです。
煮切りのおろしもチョット添えて見た
ん、こいつも良いじゃん、
ピリッと辛味が秋刀魚の甘味を引き締めて
グッと来る美味さに溺れるな。
ふぅ、食べ切った後の満足感でいっぱい
幸せを感じます。
今日は秋味をたくさん収穫出来て最高な
秋日和です。
⑪お食事
栗ご飯
イクラ
お焦げ
栗ご飯の栗を齧った時の粉質感がとてもお上品
栗の優しい甘味がご飯に打ち解け合う
ご飯粒一粒にまで栗が染み入ってる感じで
米粒のモチッとした柔らかみの中から
栗の甘味が浮き上がる味わいに嬉しくなる
栗ご飯をおかわりして
味変させたくて
イクラをご飯に掛けてイクラ栗ご飯に
しちゃいました。
イクラは新物故に薄皮感が殆どなく
殆ど何も漬けずにサッと
煮切り醤油で和えただけにされてます。
この鮮度の高いイクラが甘くて
卵黄感が走ってます。
この時期だけの新鮮なイクラは
卵感が半端なく卵黄が溶けてるみたいで
TKG並みの淡い甘さが栗ご飯に染み渡る
此れは素晴らしく美味しかったな
こんなに舌を珍味で甘えさせてくれる
栗ご飯があったとは嬉しい発見
〆に
お焦げを用意して頂き
少しオリジナルの自家製煮切り醤油を
垂らして貰って
ガツガツ
少しカリカリ
歯でお焦げを粉砕しながらの
咀嚼感がまた良いんですよね。
お焦げの苦味とお醤油の掛け合いが
上手くお互いを染めあって
お口の中で程良い甘味に変化して来る
此れ堪らんですよ。
ご飯まさか3杯も食べてしまうとは
お腹いっぱいいっぱいです。
もう食えんわ。
残った栗ご飯はお握りして頂きました。
⑫お蕎麦
岩手の蕎麦粉をご自分で打たれてます。
打ち立ての生きの良いお蕎麦です。
塩でも
蕎麦つゆでも頂けます。
先ずはお塩をチョコンと振って塩蕎麦にして
嗜みます。
お蕎麦がかなりシャープな麺で
塩そばにすると良い感じで蕎麦の旨味を
グイッと引き上げて来ます。
此れは素晴らしい。
蕎麦も中々良いじゃん。
かえしの効いた蕎麦つゆをそばの端に
チョンと浸らせてツルツル〜ッと啜る
つゆのうま味が爽快に香りながら
蕎麦と一緒に喉越し滑らかに
駆け抜けて行く
んん、美味しい蕎麦を実感しながら
頗る満足感が訪れていました。
⑬甘味
赤葡萄のクインルージュ
柿
赤いシャインマスカットと言われる
クインルージュは
シャインマスカットの果肉を
更に柔らかくしたような
歯切れがモチッとする食感と
優しい甘味で舌を優しく撫でてくれました。