ぶれないコンセプト＆サバ愛溢れる食のテーマパーク : とろさば料理専門店 SABAR 新橋銀座口店

「サバ」をテーマに国内外で15店舗を展開中のSABAR。
全メニューがサバ料理で、店内のデザインもサバという、サバ愛にあふれかえったお店です。

サバの刺身や焼物をはじめ、各国の料理にもアレンジされたサバ料理の数々は全部で38アイテム。
若干の入れ替わりはあるようですが、基本的にはどれもおいしいです。
こちらのサバは基本的に鮮度がよく脂ののったものを使っているのですが、特に脂がのった「とろさば」に、酒粕をエサにした「よっぱらいサバ」なんてものもいただけます。

お通し
缶を開けると、サバ寿司とサバのほぐし身と昆布の冷製小鉢が。凝っていていいお通しです。

さばのなめろう・￥６２６
サバをネギと味噌で叩いた漁師料理。ごはんかお酒にぴったり。

よっぱらいサバととろさばのさば五種盛り合わせ・￥２,２２０
とろさば刺身・漬けとろさば・とろ〆さば・とろさば燻製・よっぱらいサバの盛り合わせ。いろいろな食べ方があっておもしろいです。

SABARのフィッシュ＆チップス・￥８４２
衣にビールを使ってさっくり仕上げたサバのフリットとシューストリング。マヨネーズベースのディップとレモンで。

小浜流とろさば醤油干・￥８４２
福井県小浜の伝統料理。醤油の香りが食欲をそそります。ごはんが欲しい。

さば串焼き(2本)・￥５４０
脂ののったサバを塩胡椒でシンプルに。皮目は香ばしく身はふっくら。ごはんが欲しい。

さばの串カツ(2本)・￥５４０
衣サクサク、身はふんわりのサバフライにソースを付けて。ビールが旨い。

いぶりがっこととろさば薫製のクリームチーズ・￥７３４
たくあんとサバのＷスモークにクリームチーズ。おしゃれでおいしい一品。

たたききゅうり・￥４１０
サバ料理じゃないじゃん！と思わせておいて、実はサバ節がかかっている(と思う)。

とろさば漬け丼(ハーフ)・￥４８６
「全国ご当地どんぶりグランプリ殿堂入り」というおすすめメニュー。半分はそのままでサバを楽しみ、後半でサバ出汁を注いでお茶漬けに。

サバといえば「〆サバ」「サバ味噌」「塩サバ」などが定番ですが、そんな既存の枠を、ひょいっと越えて楽しませてくれるお店。
メニューはもちろん、内装やコンセプトまでまったくぶれない、サバ愛あふれる素敵なお店です。

「とろさばを世界へ。」をコンセプトに、脂ののりのよい八戸沖・三陸沖などの東北近海で揚がったサバを使った料理を提供する大阪発のサバ専門店。

コリドー街のビルB1Fにあるお店は、打ちっぱなしの壁にサバモチーフのPOPアート、モダンな家具という落ち着いた雰囲気で、HPやぐるなびなどのwebサイトもしっかりとまとまっています。店内のいたるところにサバ関連のものがあり、グラスやお箸にもサバがいて、このお店の本気度が伝わってきます。

昔は「大衆魚」「下魚」と呼ばれ、安くてうまい魚の代名詞だったサバですが、今では金華さば・関さば・松輪さばなどのようなブランド高級魚もあるほどに変わっています。
もともと青魚の中でも栄養価の高いサバですが、その中でも脂質含量が21％以上の大型のサバを「とろさば」「メガとろさば」などと呼んでメニューの中心に据えて展開しています。

お通しは、ひと口大のさば寿司とサバのマリネ。器の缶づめっぽい演出もシャレがきいています。

SABARのサバカルテット盛合せ・￥１,２２９
SABARイチオシメニューの「とろさば刺身」と「漬けとろさば」「とろ〆さば」「とろさば薫製」の4種×2切れの盛り合わせ。酢のしめ加減、醤油の漬け具合、燻製度合が、どれもサバの良さを残していて絶妙。まずはこちらを頼んでみて好みを探るというのもアリだと思います。

いぶりがっこととろさば薫製のクリームチーズ・￥７３４
いぶりがっことクリームチーズというメジャーな取り合わせに、サバの燻製をプラス。いぶりがっこも燻製なので相性はいいです。白やスパークリングにも合いそうなオシャレな前菜。

さばのなめろう・￥６２６
新鮮なサバをネギと味噌で叩いたなめらかな一品。味が濃いのでちびちびと日本酒にあわせるか、白いごはんが欲しいところ。ただ、味が濃いのでサバの良さが活きていないかも。予想通りの味。焼き海苔つきなので、巻いて食べてもおいしい。

漬けとろさばのネギボーボー！・￥８４２
漬けサバの刺身の上にたっぷりのネギ。糸唐辛子を彩りに、醤油ベースのゴマ風味ピリ辛ダレがかかっています。

若さば串焼き(１本)・￥２５０
ひと口大のサバの切り身を、皮目はパリッと身はしっとりと絶妙な具合で焼き上げてあります。
塩加減も好みの感じで、ごはんが欲しくなる焼サバ。もちろん日本酒・ビールでもばっちり。

とろさば漬け丼・￥９７２
あたたかいごはんの上に醤油ダレで漬けたサバを盛り付け、ネギと三つ葉、海苔をあしらった丼。ゴマの香りがアクセント。最初はそのままで、〆はサバ出汁を注いで「サバ茶漬け」という1杯で2度おいしいメニューです。
ちなみに全国ご当地どんぶり選手権第3位なのだそうです(エビデンスなし)。

寿司の盛り合わせ・￥１,３８２
とろ鯖棒寿司、バッテラ風とろ鯖寿司、焼さば寿司の3種×2貫の盛り合わせ。
とろ鯖棒寿司：脂ののりのよいサバを軽く炙って、大葉とゴマをかませ棒寿司。炙った部分が香ばしくておいしいです。
バッテラ風とろ鯖寿司：大葉とごまをかませた鯖寿司を白板昆布で巻いた棒寿司。サバのシンプルな旨みとやわらかい昆布のうまみが贅沢です。
焼さば寿司：脂ののった焼さばとすし飯のあいだに、生姜をかませた押し寿司。
酢締め・炙り・焼きの3種類の味わいが楽しめる盛り合わせでした。

刺身はもちろん、前菜、サラダ、焼物、煮物、揚物、食事まで、全部サバでやっちゃうというブレないスタイルで展開しているこちらのお店。どのサバ料理もおいしいので、リピートしても都度いろいろと楽めると思います。