比類なき質実剛健の握り : 鮨 とかみ

やっぱりここの握りは好きですね。
赤酢が非常に強烈なので、好き嫌いは分かれるかと思います。
和田さんも仰ってましたが、まるで麻薬のような中毒性があるんですよね、、
食後の喉の乾きは言わずもがな。
硬めに握られた舎利のほぐれ方も好みです。

メモはしてなかったので写真を見て思い返しましたが、どれもよかったですね。
やわらかく煮た蛸はつまみで食べたかったかな、とは思いましたが。
三厩の鮪は最後かまとろを追加で頂きましたものの、もはやギャグレベル笑
写真では伝わりづらいですが、結構なデカさにとんでもない脂で、あまりの脂の
したたりに舎利がパラパラほどけてしまってました笑

そして個人的にはこちらのサワラの昆布締めのファンになりかけています。
特段旬というわけではない魚ですが、ここの具合と舎利との相性は格別。
雲丹は本当にデカすぎて、口の横が切れないか本気で心配でした。
現にすっぽりは入らず、他のお客さんにも笑われながら右手全体で押し込んで頂きましたし。

お酒もそれなりに呑み、鮪の追加までしてしまったので、会計は20,000万円強。
でも普通にお茶で一通り食べれば13,200円、すごいお得感あると思いますね。
お料理一品に握り16貫（鮪三兄弟含む）、鮪の突先の巻物、玉子の19品ですから。

またタイミング見て伺います。
ごちそうさまでした。

すっかりとかみのファンになってから間髪入れず伺いました。
和田さんが「ランチなら特におなかいっぱいになって帰ってもらいたい」と話す
その舎利は時代とは裏腹に大きめ、女性だと16貫はギリギリというところでしょう。
ただでかいだけじゃなくて、この舎利ってこれくらい食べたい舎利なんですよね。
この強い味わいは最高峰鮪を中心とした強いタネにとてもよく合いますし、これでなければ
逆にアンバランスにさえ感じてしまうと思います。本当に美味しいですね。
長細くて平べったいマイクロ舎利に魚を乗せただけの個体ではさみしいです。

ビール800円くらい？
お酒は一杯1,000円くらいですかね。
追加の干瓢巻は1,000円。

今一番好きな握りですね。美味しかった。
和田氏の強気な姿勢もハリがあってよいと思います。
今回は時間もあって色々なお話をお聞き出来ました、また伺います。
ごちそうさまでした。

前回は印象よくなかったのですが、確認って大事ですね。
とても美味しく楽しい体験をさせて頂きました。
あのまま行かなかったらと思うと「危ないとこやで」って話です。

今回は紳士なお客様たちにかこまれました。ありがとうございます。
お昼の13,200円のコースでお願いしましたが、これだいぶお得な気がします。
ていうか飲み物も5,390円（税込）とここ本当に銀座のお鮨屋さんですか？って感じるレベル。
ビール*2
冩樂 夏吟うすにごり
加茂錦 しぼりたて生
東洋美人 地帆紅（じぱんぐ）
而今 火入れ　特別純米
6杯だから1杯800円くらい、、、ミスかな笑
まぁとにかく良心的なのは間違いない！

鰹の切り身に自家製玉ねぎドレをかけたやつが一品出て、そこからは握りです。
舎利おいしいですね。硬さ、塩、酢、香り、バランスの良いレーダーチャートです。
この舎利がしっかり仕事の乗った旨味抜群のとかみタネに合う合う・・
そしてサイズは大きめなので、女性は16貫の場合小さくしてもらいましょうね。

どのタネも美味しかったのですが、特別「うわぁ・・」ってなったのは

■ アオリイカ　この舎利とばっちりに感じました。
■ 赤身ヅケ　程よい熟成感から染み出す旨味とチクリと刺す鉄感が最高です。今すぐまた食べたい。
■ 鰆 昆布〆　3-4日ほどの熟成と聞いた。他の店ではあまり感動したことなかったけど、めちゃくちゃ美味かった。水っぽかったり昆布がマイナスに目立ってしまう印象があったが全くそんな事ない、まさに鰆の旨味がぼやけることなく昆布と手を繋いでやってきたのである。
■ 穴子　これも普段は登場が遅いこともあって個人的には印象に残りづらいタネ。本日もやはり16貫目の登場でかなり満腹めなのに1貫目かのような感覚で美味しさを感じた。水と酒だけで炊いたというが、臭みは全くなく穴子個体の味わいを堪能できる絶品。柔らか過ぎてぼくは握れる気がしない。

ですね。雲丹もこのご時世にも関わらず気前よく盛ってくれます。すっげぇ～。
あとランチの握りでは挨拶代わりの突先はラスト。「巻物だし、最後かなぁ～」って感じみたい。
干瓢1,100円（税込）も食べました。

先付から握りは17貫出て、酒6杯呑んで、干瓢も食べて、19,690円です。
手のひら返させてもらいます、最高です。美味しいです。
商品やサービスには必ず値段がつきますが、これで高いっていう人はいないでしょう。
超おすすめ、予約も簡単だし、なんとなくお鮨食べたいって感覚なら絶対ここは行ったほうがいい。
ホント、以前は生意気言ってすみませんでしたって感じ。

ハードル？期待値？が高すぎたせいか思ったような満足感が得られなかったとかみさん。
美味しかったは当然ですよ。

素材は最高峰のものを使ってらっしゃるでしょうし、何て言うんでしょう、、
腕、実力だなんて言い方とも違うと思うし、相性？

あとこの日は若い方が右でも左でも大騒ぎしていてあまり楽しくなかった。
(ぼくも十分若造ですが、、)
料理の説明も聞こえないし(T_T)
こればっかりは自分の裁量の外、祈るほかないですよね。

今の大将は北海道へ行って違う方が握ることになるそうです。
やま幸直営のブランドは輝かしい地位を守っていけるでしょうか。