朝食のコストパフォーマンスは高いです。それと野菜を自分で茹でて食べるのがお勧め : ラ・パランツァ

　朝食バイキングのレストラン（ラ・パランツァ）は第一ホテル東京ではなく、第一ホテルアネックスにあります。

　実際に第一ホテル東京に入ったはよかったのですが地下一階（サイトには書いてある）に店名が記載されてないので焦って従業員の方に伺ったところ、隣にある第一ホテルアネックスであったことが判明致しました。


　まず第一ホテル東京の横の横断歩道を渡ります。

　渡ったすぐ横に案内図があります。これで確認してください。

　第一ホテルアネックスの文字とラ・パランツァ（赤い看板が目印）が見えます。

　看板の案内に従って階段を下ってください。（*建物の中から下に行くこともできます。雨の日等は建物の中から行くことをお勧めします）
距離は離れていませんが気をつけましょう。特に朝食会などでは集合時間に遅れたり致しますとちょっとカッコ悪かったりしますので（ネタにはなるかも？）


　値段は2400円。そこそこのサービスを期待しておりました。しかしこれは期待以上の内容でした。なぜならコレ、

　野菜を茹でてそのまま食べる。

　以前、ホテルコムズ銀座の朝食レポートで野菜を茹でて食べるというのがございました。規模でいえばこちらが遥かに上なのですが、それでもこのサービスは有難いものです。
　
　野菜は九州の久保田農園というところからの直送とのこと。こういった商品の出所を明確にしておく、というのはいいサービスですよね。

　ズッキーニ、さしみ大根、かぶ、エリンギ、それと自分で茹でるものではありませんが隣には温野菜がありました。

　温野菜メニューはニンジン、エリンギ、ブロッコリー、さつまいも。

　ちなみにブロッコリーは嫌いなのですが茹でて甘みが出たブロッコリーは単品で食べられました。これは素材がかなり優れている証拠といえるのかもしれません。

　余談ですが自炊が面倒だと言う方、何も上手な料理等考えず、とりあえず野菜買ってきて茹でるだけ。蒸すだけ。これだけで結構イケます。


　自分で茹でるメニューにはポン酢とマヨネーズ、温野菜はオリーブ油とビネガーがあったのですが、両方ともオリーブ油で統一。ここはイタリア料理店らしく調味料が豊富なのがうれしいですね。

　野菜を様々な調味料で試す。ちょっと地味かもしれませんがかなり個性的なサービスです。

　サラダのドレッシングは和風とシーザードレッシングとハーブドレッシング。ハーブドレッシングがかなり秀逸です。野菜類だけでも朝食類が足りてしまうかも。


　ソーセージとベーコンはそれぞれ一種類。そしてスクランブルエッグとオムレツはシェフオーダーではなく、スペイン風オムレツです。ポテトはハッシュポテト、そしてチキンナゲットがあります。

　チキンナゲット・・・マクドナルドに続いてホテルメトロポリタン池袋、品川プリンスホテル、トップ・オブ・品川、と続いてここで4軒目ですね。野菜類が充実している分、ナゲットのある朝食として、家族連れにはいいとこかもしれません。（価格帯も3軒は近いですし）


　あと、珍しかったのは子羊と豆のトマト煮。ツナみたく見えますが羊肉です。個人的には気に入りましたがコレは好き嫌いが分かれるかもしれません。


　和食メニューは魚2種類（鯖、鮭）、そしてお粥です。

　お粥というとどこにでもあるようにも思えますが、この価格帯で豪華なメニュー等があると、その代償としてお粥を削っているケースが割とございます。一応、紹介しておきますね。

　それと、取り損ねましたが和食メニューの横にクラムチャウダー。最初に用意して写真撮影しておきたかったですね。


　ちなみにパンは全部で5種類。種類そのものは多くないです。緑はヨモギパン。そして茶色はいちじくパンです。

　いわゆる「菓子パン」と呼ばれるものがなく、外資系にある豪華なパンがないのがある意味「特徴」です。野菜にお金をかけている分、この点の品揃えが削られている感じです。これはどちらかというと和食党の方向けの品揃えなのかもしれません。

　とはいえ、パン好きの方にとって不満かというとそうでもなく、ワッフルが用意されております。これを含めれば事実上6種類。デザートに使えるのでちょっと便利ですね。


　最後に、調子に乗って野菜食ってみました。途中から普通のチーズにカマンベールチーズとコショウ付きのチーズが加わっており、チーズサラダに再びハーブドレッシングで。

　実は失礼な言い方かもしれませんが訪れる前、これといった特徴のない朝食メニューかな、と思っておりました。しかし野菜にかなり力を入れている。素材の内容にかなり個性を感じる優れた朝食だと思いました。


　景色や立地条件、そういったものとは異なる、素材に個性を感じる朝食。新橋の朝食は4軒目になるのですが、それぞれ個性があって楽しいですね。