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暑いときにはビール!しかも伝説のビールを伝統の技でいただく
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とんちゃん
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店名 |
BIER REISE ’98(ビアライゼ キュウジュウハチ)
|
---|---|
ジャンル | ビアホール、ビアバー、バル |
予約・ お問い合わせ |
050-5869-3571 |
予約可否 |
予約可 お席のご予約は二ヶ月前より承ります。 |
住所 | |
交通手段 |
各線新橋駅より徒歩3分 都営線内幸町駅より徒歩3分。 新橋駅から269m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 ~¥999 |
予算(口コミ集計) |
¥5,000~¥5,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
チャージなし |
席数 |
120席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (50人以上可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 店頭に喫煙スペース有 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、ソファー席あり、スポーツ観戦可、プロジェクターあり、車椅子で入店可 |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、カクテルあり |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、英語メニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可)、ベビーカー入店可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1998年 |
電話番号 |
03-5512-5858 |
備考 |
【2008年7月15日港区新橋5丁目より移転しました】 |
初投稿者 |
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7月にあった会社の暑気払いの記事をアップし忘れていました。
まだ暑いから、暑気払いでビール飲んだぞ!って言ってもいいですよね。f(^^;)
場所は新橋。
地図を頼りに、お店があるはずのビルの前に来ると・・・
ロングヘアでスタイルのいい美人たちが、黒いミニスカから長く素敵な足を出して客を呼び込んでいるじゃないか!
な、な、なんだ!こ、ここはキャバクラか!( ̄□ ̄;)!!
「社長さーん!」と声をかけられる(なわけない!)のをわき目に、実はドキドキしながら店の前を通り過ぎる。
改めて地図を見直すと、間違いない、このビルだよ。
目指すお店はそのビルの1階に、確かにありました。
女性たちのお店は、同じビルの3階にある「ChouChou(シュシュ)新橋」という現役女子大生のキャバクラだそうです。
お店には参りませんが、いいものを見させていただきました。
(写真は帰りに撮ったもので、残念ながら女子大生のキャストは立っていません。)
ビアホールレストランの「BierReise‘98」さん。
ここですよ、ここ。
「BierReise(ビアライゼ)」は、英語じゃなくてドイツ語でして、「ビールの旅」という意味。
「‘98」は、1998年にオープンしたという意味なのは、聞かなくとも想像できます。
しかしこのビアホールのすごい来歴は聞かないとわからない。
それはこの記事の最後に記すということで・・・
まずはこのビアホールでの素敵な飲食からご紹介します。
お店に入ると左手にカウンター、右手と奥にテーブル席。
どちらも木製のレトロなもので、古いパブといった感じです。
今夜は飲み放題なので、ビールをいっぱい飲みましょう。
フリードリンクメニュー。
ビールは、アサヒ樽生Ⓕと日替わりビール。
「アサヒ樽生Ⓕ」った、なんだ?(‾□‾;)!!
いまや、アサヒというと「スーパードライ」です。
ドライすぎてコクがないから、とんちゃんの好みではないビール。(メーカーさん、ごめんなさい。)
まぁ、そんな私の好みなんてどうでもいいんですが・・・
しかしアサヒには「アサヒ樽生」という生ビールの主力商品がかつてあったのです。
「コクがあるのにキレがある」のキャッチコピーで売られたビールで、これはなかなか旨かった。
しかしスーパードライが爆発的に売れたせいで、アサヒ樽生は市販されなくなってしまった。
今ではアサヒ吹田工場で業務用樽詰だけが販売されていているとのこと。
生産数が限られていて、東京都内で扱う店舗はわずか数店舗らしい。
その開発記号がⒻ(まるえふ)。
そのアサヒ樽生Ⓕが、この店のレギュラービールなのです。
だからこのお店では、はずせないビールですよ。
そして「日替わりビール」は、店内の黒板を見ろとあります。
この黒板ですね。
日替わりビールは、バスペールエール、隅田川ヴァイツェン、アサヒスタウト、ブルームーン、ドライブラック。
これがみんな飲み放題ですって、うれしいじゃないですか!\(^▽^)/
それぞれのビールは料金も違うけど、1杯の量もそれぞれ違っていますよ。
570mlは1パイント(正確には568ml)。285mlはその半分のハーフパイント。
330mlは世界規格のビールの小瓶。日本では334mlという中途半端な量です。その理由は省略!
435mlは中ジョッキの量ですが、これ、スパードライから始まったようです。
420mlってのは、どんな基準なんだろ?
それはいいとして、ビールをいただきましょう!
まずはこのお店のレギュラービールから。
◆アサヒ樽生Ⓕ
コニカル(円錐)グラスに入ったこれぞマルエフ。
その味は・・・・ん?コクがあるぞ。(゜ロ゜)
そして、飲んだ後はドライのようにキレがいい。
コクがあるのにキレがある、そうそう、まさにそうなの。
スーパードライとは全然ちがいます。
なゆさんは、「キリンラガーとスーパードライをハーフ&ハーフにしたような」と表現していますが、確かにそんな感じ。
→新橋「ビアライゼ’98」伝説のビールは日常のすぐ隣にある:http://syupo.com/archives/12113
◆枝豆
ビールには定番のつまみですね。
ビールをどんどん行きましょう!次は・・・
◆ブルームーン
白っぽくて微発泡しています。濾過処理していない、酵母が生きている本物の生ビールですね。
フルーティーなフレーバーで甘い味。
こりゃ甘い酒が好きな女性向だなぁ・・・とんちゃんは苦手です。
アメリカのクラフトビールだそうで、麦芽に加えて小麦、オーツ麦を使っている。
しかもコリアンダーシードとオレンジピールを加えているどうで、それでフルーティーで甘いんだぁ。
◆合鴨燻製と水菜の和風サラダ
合鴨の燻製が、旨味があってスモーキーで、これはかなり旨い。
ビールが進んじゃいますね。(*^^*)
◆隅田川ヴァイツェン
ヴァイツェンは、南ドイツ地方の小麦ビールで、大麦麦芽に同量の小麦麦芽を加えて醸造したビール。
フルーティーな香りです。
隅田川ヴァイツェンは、アサヒフードクリエイト社の隅田川ブルーイングがつくるクラフトビールですって。
◆自家製ブラウンソース・メンチカツ
このメンチが旨いのよ。
上質な挽き肉を使用して手間をかけて作ったメンチカツだそうです。
そこにかかったブラウンソースがまた旨い。
ビールにとっても合いますね。
◆バスペールエール
伝統的醸造法の上面発酵という常温で発酵させるビール。
普通のビールに比べると濃い色、そして香りとコクが強いので、とんちゃんが好きなビールです。
ペールエールとは、淡い色(pale)のエールという意味。
この色でなんで「淡い色」なの?と思いますけど、色の濃ーいスタウトに対して淡い色っていう意味です。
イギリス製のバスペールエールはアサヒビールが輸入しているそうです。
◆刺身盛り合わせ
刺身といえば日本酒!と思いますが・・・ビールにもいいですよ。
◆アサヒスタウト
スタウトは、黒くなるまでローストした大麦を上面発酵させたビール。
日本では、下面発酵でもスタウトという商品名をつけられます。
でもアサヒスタウトはちゃんと上面発酵です。
◆ジャーマンソーセージ3種盛り合わせ
ビールには相性のいいのはこいつですね。
ソーセージに添えられているのはザワークラウトではなく、なんとモヤシ!
酸っぱいザワークラウトは、日本人には好き嫌いがありますよね。
日本向けにアレンジしてあるのがこのお店のコンセプトなんでしょう。
◆アサヒ樽生Ⓕとシュタインヘイガー
もう1杯アサヒのマルエフ。
お隣は酔い防止のチャイサー・・・じゃありません!
シュタインヘイガーをいただいたら、ストレートじゃなくて、なんとオンザロックだったんです。
アルコールに強いドイツ人は、ビールだけじゃ酔いの効率が悪いから、ストレートのジンをいっしょに飲みます。
そういう飲み方がドイツ流だよ、なんて話しながらシュタインヘイガーをオーダーしたら、こうなってしまいました。
ここも日本人向けということでしょう。
ストレートで欲しいお方は、飲み方を指定しましょう。
◆シェフの気まぐれパスタ
アサリの入った和風ボンゴレに大葉がかかっています。
ビールで糖質をいっぱいとったから、パスタはパスだ!(洒落)(≧ヘ≦)
なんて言いながら、美味しいから食べちゃった。
それぞれ旨いビール。とくにマルエフはよかった。
そして料理が日本的にアレンジされていて、われら日本人大衆にとてもなじみやすい。
まずは、ごちそうさまでした。
「まずは」という留保の理由は、次に述べます。
---------------------
最後に、ここ「BierReise‘98」さんについて。
このお店の来歴から。
ビアホールの名店「灘コロンビア」の技術を受け継ぎ1998年にオープンした、とHPに書いてあります。
灘コロンビアは、ビール好きな椎名誠の『新宿熱風どかどか団』に登場するお店です。
そのお店のことを詳しく書いたサイトの情報をもとに紹介しましょう。
日本橋にあった灘コロンビアはビール注ぎの名人・新井徳司氏のビアホール。
1992年に新井氏が亡くなった後は奥様が経営を引き継ぎ、新井氏の唯一の弟子・松尾光平氏がビールを注いだ。
その奥様も亡くなって、ついに灘コロンビアは店を閉めた。
そして松尾氏は、灘コロンビアにあった旧式のサーバーを引き取って、ここに「BierReise‘98」オープンさせた。
「灘コロンビア」の思い出:http://www12.plala.or.jp/beerjournal/beer_opinion/2004.8.5_nadacoro_1.htm)
松尾氏が「灘コロンビア」のサーバーと技術をともに引き継いで「BierReise‘98」がここにある、ということです。
その旧式サーバーについてもHPに書いてあります。
現存する氷冷式サーバーでは最古のサーバーで、らせん状の管(伸ばすと12m)がある中に氷水をはり、ゆっくりとビールを冷やしているそうです。
最近のサーバーは、ジョッキにビールだけを注いだ後に、泡だけを載せる。
でもその旧式サーバーはビールと泡がいっしょに出てくる。そのサーバーから2度注ぎする。
1回目に注いだビールから出た泡を落ち着かせ、大きな泡をナイフで落として、もう1度ビールを注いで完成というもの。
その姿を今回しっかりと見ることができなかったのがとっても残念。
ぜひ再訪して、その技を拝見し、ビールの味を堪能したいと思います。
そのとき改めて、ごちそうさまでした、とお礼したいです。
http://onhome.blog.so-net.ne.jp/2016-07-19-1