牛たんを一口頬張れば、楽しかった仙台時代を思い出す… とろろの掛かった麦飯も美味♪ : 杜の都 太助 汐留店

［東京都港区］［来訪回数：4回］
2019/10/24（木）
汐留シティセンターにある、牛タン専門店。

場所は、汐留シティセンターの地下1階飲食店街。
JR新橋駅から徒歩5分、都営大江戸線・汐留駅から徒歩2分。定休日なし。

「杜の都太助」は都内の企業で、日本橋・虎ノ門・新宿など 5店舗を展開する。
Webサイトによれば、牛たん焼の発祥といわれる仙台市国分町の「味太助」の分店の姉妹店であり、
元祖の味を引き継ぐ "東京では唯一の店舗" と名乗っている。

客席はカウンター10席程度、2～4人掛けテーブル×10卓程度。
全席禁煙。BGMは洋楽。

2019年に内装をリニューアル。重厚なイメージを廃し、より明るくライトな雰囲気の店内になった。
カウンターからはガラス越しに、炭火で牛たんを焼き上げる様子を眺められる。

お値段高めの店ということもあってか、席間は比較的広めでゆったりしている。
オフィスビルという場所柄か、女性客の多さが印象的。

ランチメニューの一部を紹介すると…
〔焼物〕　　牛たん焼定食（塩／味噌）、牛たん丼御膳、牛ハラミ焼定食
〔シチュー〕牛たんシチュー定食
〔弁当〕　　牛たんカレー弁当

牛タンは 1人前（4枚）・2人前（8枚）から選べ、とろろの有無を選択できる。
ごはん（麦飯）はお替わり無料。
商品特性上、定食の提供には少し時間が掛かる。

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■牛たん焼 二種盛り定食（とろろ付￥2200）※税込10％
塩4枚・味噌4枚。二種類あるので食べ飽きない。
テールスープ・南蛮（青唐辛子）・とろろ・白菜漬つき。

久し振りにいただく懐かしい味！　炭火の香りが食欲をそそる。
牛たんの厚みに関しては、やや薄めという印象を受ける。
厚みがあれば良いという訳ではなく、肉の旨味と歯切れの良さを両立する厚さに
こだわりがあるという。

少し硬い部分もあるが、概ね柔らかくいただける。
これに関しても、発祥店の牛たんはもっと硬かったので、
必ずしも柔らかいのが良いという訳ではなさそうだ）

塩味は懐かしい味。味噌は、はじめに甘さを感じる。
どちらも悪くないが、私はやはり塩の方が好みかな。
白菜の浅漬と、南蛮（青唐辛子の味噌漬）が添えられる。
南蛮はピリリとした辛さで嬉しい。

ごはんは麦飯。
とろろには淡く味が付けてあり、麦飯に掛けるだけで一つのご馳走になる。
牛たん×とろろ麦飯のコンビは、栄養面でも優れていると聞いたことがある。
小鉢で出てくる牛たんの佃煮は、生姜風味を効かせた甘辛味。

テールスープは、ねぎから来る甘みが溶け出ている。
骨付きの牛肉が 2切れ入るが、ワイルドな感じで、食べられる部分は少なめ。

全体で見て、とろろ麦飯の美味しさが目立った。
牛たんについては、やはり現地で食べたような感動はないが、
それは気分的なものも影響するのだろう。

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■特製牛たんシチューセット（とろろ付￥1550）
テールスープ・とろろ小鉢・麦飯・ミニサラダつき。
ブラウンシチューの中に、大きなブロック状の牛たんが入る。
非常に柔らかく煮込まれており、濃いめでクリーミーな味付けも食欲をそそる。
不思議と鰹節を思わせる風味も感じる… 気のせいだろうか？
しめじの食感がアクセントに。

美味しいシチューだが、量はそれほど無いので、ごはんが余り気味になる。
そこで、とろろを付けることをオススメしたい。
とろろの味付けは丁度よい塩梅で、これを掛けると、麦飯を美味しくいただける。

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■味噌風味牛たん丼 6枚乗せ（フェア中￥1550）
味噌風味で焼き上げた牛たんを、どんぶり仕立てに。
サラダ・テールスープ・牛肉しぐれ煮つき。

通常は 4枚乗せで￥1150だが、期間限定で 6枚乗せを展開中。
この日はガッツリいきたい気分だったので、6枚の方でお願いした。

仙台味噌で味付けされた牛タンは、噛み締めるたびにふくよかな旨味。
ちょっと硬く感じられる部分もあるが、それもまた牛タンらしさかもしれない。
たっぷりの麦飯に、針生姜で風味をプラス。
ボリューム的にも満足のいく内容だった。

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■牛ハラミ焼セット（とろろ付￥1550）
牛たんではなく、はらみの焼肉定食。肉のボリュームは6枚である。
はらみ（横隔膜）はホルモンの一種だが、赤身部分が多く、精肉のようにいただける。私の好きな部位である。

なるほど、これは焼肉で馴染んだ味だが、韓国風のつけダレではなく、
シンプルな塩味で食べるので、また違った印象がある。
牛たんに比べると、少しクセがあり、言い換えれば「ワイルドな」風味を感じる。
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お会計はSuicaなど、交通系ICカード利用可能。

牛たんをいただくと、18ヶ月暮らした仙台の思い出がよみがえる。
（いったん仙台人になってしまうと、意外と、牛たんを食べる機会は少ないのだが…）
せっかく繋がった東北とのご縁、これからも大事にしていきたいと思う。