ありがとう交通飯店 : 交通飯店

元々料理が好きなわけではありません。
子供の頃から食べることは質より量の人間で、店に関しては居心地の良さを多少は気にするけれども、大した拘りも無いままに訪問しています。むしろ常連としての関係が出来る方が煩わしいと思うくらいで、店の中でも目立たないようにしている事が多いです。ましてや投稿者として名乗るなど恥ずかしくてできません。一応の贔屓店で肌に合う料理を食べて、飲んで、満腹して帰るのが楽しみな…だけの、味も分からない程度の奴です。

それが、ある理由（切っ掛け）があって、食べログというサイトで頻繁に投稿をするようになっていました。次第にレビュワー同士の関係も出来てきて、その中である先輩に教えていただいたのがこの店、交通飯店でした。
ここは勤め人が多く集う有楽町駅の交通会館ビルの地下で営業する、ちょっとだけ有名な町中華の店です。

当店は決して美食の店ではありません。
塩や化学の力だってふんだんに使うし、前記事に書いたように店独特のルールも多いから、利用者からは評価が分かれるところがあります。それで私はどうかなのかというと・・・それはもう大の愛好者でありました。

当店の何が良かったのでしょうか。
店主さんが鉄鍋を豪快に振るチャーハンの出来は確かに素晴らしいです。普通サイズで他店の大盛りはあるチャーハンは来訪者の9割が注文する当店の看板メニューで、その日、その場で味を調整する技と、妥協のない力強い作業があっての料理ですから、多くの人に評価されるべきでしょう。でも、特別な素材を使っているわけではないし、毎週のように通ってみると微妙な振れ幅があって、私のような粗舌でも気づけるようになります。

では店の雰囲気が良かったのでしょうか。
いえいえ、当店のカウンターにむき出しで置かれた小銭山盛りのトレイは、客との信頼の証とは思いますけど、高所得やグルメ客を相手にする店ではありません。また、ビル自体が昭和中期の造りで、中華独特の油汚れもあって、とても綺麗とは言えないのです。そして、一番の特徴はとにかく狭い。しかも、駅そばの立地だから買い物ついでの荷物を抱えた客や、作業員やサラリーマン風の男性客も多くて、会員制や個室料理店に馴染んだ皆様からすれば、評価しづらい店だったと思います。

それでも、私にとって当店は「魔力じみた誘引力」がありました。いえ、正直に言いましょう。多分、これ以上の料理店は無いと言えるくらいお気に入りになって、毎週のように通い詰めた店であったのです。
それでも店とは初めから濃い関係があった訳ではありません。店の中にいたのは長くて15分間程度です。店主さんのコメを炒める作業音と、女将さんの気配りに魅入られつつ、殆どの時間は黙って座っていました。提供された大盛りのチャーハンをひたすら胃に放り込んでいる普通の客でありました。

だから食べログという場で書くときも、店を知り得たことに感謝こそすれ、評価について自分の押し付けをしないよう気を付けていました。食べ物のことは人それぞれの好みがありますし、何より当店における自分の評価は食に興味ある方々とは必ずしも一致しないものと自覚していましたから。
それに、そもそも店に対する自分の評価には価値があるとは思っていませんでしたしね。何故なら当店の歴史はとてつもなく長いからです。店主さん女将さんは人生の全てをかけてお店をやっておられます。だからその場所はあくまでお二人のものだと思っていました。まるでご自宅にお邪魔するような気持ちだったのかもしれません。
ちなみにそれが行き過ぎて、店主さんと女将さんは口喧嘩を始めたりします。実は当店の隠れた名物で、私が生まれる前から続いているのであろう店内でのやり取りは、時に激しい口論になる事もありました。そんな時は親せきに預けられた子供のように、縮こまって聞いていたものです。

そうそう、実は当店の訪問回数は正確に把握しています。写真に残したチャーハンは、そんな思い出の回数とイコールです。食べる度に追加していったら、しばらくして、食べログの投稿写真の数には上限があることに気付きました。まぁサーバーの都合もあるので当然ですが。そのため、全部の写真を掲示できませんが、それでも何年もの間に撮り溜めたフォルダの中にあるチャーハンの写真から、今更ながらこの店での出来事を思い返しています。

それだけ通えば、暫くすると目礼も交わすようになり、世間話をするようになり、微妙な距離感を保ちながらではありますが、当店との関係は続いていたのです。

ちなみに当店には独特のルールがあります。
店外での並び方はこうだとか、コートは脱いで入れだとか、店内では本やスマホは弄らないといった類のものです。コロナ問題が発生してからは、店内でのおしゃべり注意がプラスされました。列に並んでいる間に女将さんから都度の説明を受けるのですが、近年は有楽町（銀座）の利用者も代替わりが進み、またイチローが通った店などとメディアで紹介されたこともあって、日々客が入れ替わる皆さまへの案内は、本当は大変だったのかもしれません。東京交通会館は元々闇市を由来とする露店の解消や駅前の整備のために作られた建物ですが、その後も周囲にあるガード下の店など大きく入れ替わりました。都庁が移転して既に30年、すしや横丁を知る人は稀になっています。昭和は遠くなりにけり、です。

客が変われば常識も変わります。中には手指消毒をせずに店内に入る人、店内で電話を使用する人、注文を聞かれてから長く考える人、、、まぁ、何とも残念に思うようなケースがあります。そのたびに私などは同じ客として目配せして配慮を促すのですが、全員の方が改まる訳ではありませんから、けっこう女将さんに気づかれて叱られるケースも見てきました。

そんなある日、これは何年目の事だったか覚えてませんが、ちょっとしたトラブルが起きました。私の前の客はかなり上等なスーツを着た男性だったのですが、列で待つ間にイライラしだして、ついには顔を真っ赤にして怒鳴り出したのです。
「なぜ私より後に並んだ人間を先に入れるんだ」
「なぜ私の注文が後回しなんだ」
本当に頭から湯気を出して怒っています。

これは交通飯店のローカルルールの最たるものなのですが、店側の都合による料理提供の順番入れ替えですね。当店ではこの変更はかなりの頻度でありえます。
この仕組みは直接聞いたわけではありませんし、そもそも店が決めることだと思うので本来詳しく説明する事でもないのですが、例えば団体や女性連れのお客はテーブルに案内されやすい配慮があって、一人客はその煽りを受けて案内が前後するのです。また、セットメニューは餃子やラーメンのタイミングを考慮するため基本遅くなります。逆にチャーハン単品は鍋の使用枠に空きがあると前倒し繰り上げが起こり得るのです。特にチャーハンの大盛りは注文者が希少なことと、2名分がひと鍋での調理になるために繰り上げが起こりやすく、自分などは10名以上の飛ばしが発生することがあり、恐縮しながら食べる事もあったのです。
ですが、一見のお客さんはそんな事情を知りません。店外での説明にも順番を入れ替えることはなかなか入らないため「失礼だ」と、怒鳴りだす人がたまにいたりするのです。

そんなお客に対して、割って入ろうかとした事が何度かあります。しかし、女将さんは普段はとても闊達に話される方なのですが、何も言い返しません。店主さんも調理の手を止めて話を聞くのですが、その間もじっと黙っています。

出ていけとも、ウチはこういうルールだ、とも仰らないのです。
ただ悲しい顔をして黙っているのです。

それはなぜでしょうか。私は、店の価値観に合わない人だと分かっているからだと思っています。
交通飯店は決して注文の多い店ではないのですよ。

その客が言い散らかして帰った後、何人かのお客さんと目が合いました。お互い名も知らない仲ですが、何回か店で一緒になったことがある相手です。
そして、微妙な空気を和らげるように、やれやれ困ったねと眉を上げたあと、お互い何事もなかったように食事に戻りました。そして私はこの店と、この店が客と共有する配慮、世界観のようなものがとてつもなく好きになったのです。

3月上旬に閉店の知らせを聞いて、直ぐにお店を訪問しました。
交通飯店は人気店とはいっても昼時を外せばスムーズに入店できるお店でした。間を取るため席数を少なくしてから回転は鈍りましたが、1名あたり80秒くらいのペースで進みますから、入店時間を配慮すれば実は並ぶ時間も少なくて済むのです。開店20分前、いつもと同じ10時40分に着くと既に30人の行列になっています。しばらくはコロナの影響で待ち列は少なくなっていたのに、報道を聞いてお別れに来る人が多かったのかもしれません。

女将さんは、通行の妨げにならないよう両側に列を作り、消防機器の前は空けてくださいと、客に配慮を求めて一生懸命です。店内での脱衣が他の客に当たらないよう予めコートを脱いでくださいとお願いしています。列が長くなるにつれ、食事が出てからスマホをいじらないようお願いする語気も強くなります。
うーん、これも言っちゃいましょう。分かる人には分かる事なのですが、3月中旬を過ぎてから、明らかに女性や団体客が増えています。皆さんの滞在時間が長くなる傾向が出ていたのです。セットの注文が増え、料理が揃わないと食べださない人が増え、店内の撮影をする人が増えています。それを配慮が無いとは言いませんが、回転はかなり鈍くなっていました。こんなに待ち列がある状況では、とてもじっくり話をする時間はなかったので、「もう一度だけ来ます」といって退店しました。
店外では行列がますます伸びています。最後尾は交通会館を出て、営団地下鉄の構内に入り、壁沿いを奥まで進んでいました。腕章を付けたビル管理の方が、女将さんを呼び止めて、列を作らせないよう注意しているのが見えました。

そして最後の訪問をしたのは3月下旬です。
あの後、他の方からも行列の苦情が来ていたようで、入り口では整理券が用意されていました。
それでも店付近に止まる人が多いようですね。屯をしないで下さい、時間を見てもう一度来てください、と女将さんは一生懸命来客に配慮を求めておられました。

整理券は○○番台。
当店は時間で営業するのではなく、米の売り切れによって閉店時間が決まります。この順番なら足切りは食らわないとは思いますが、入店までは2時間待ちは覚悟するしかありません。

耳打ちされた時間に合わせて店前に到着します。
事前にオーダーを聞かれたので、大盛りチャーハンを注文します。
すると何故か順番を飛ばして先に入店を促されました。

案内された場所は初めて入店した時にも座った窓側の一人席です。最初の数回は偶然この席が続いたことから、紹介元の先輩からも専用席が出来てよかったなんて笑われたのを思い出しました。

コートは畳んで向かいの椅子に丸めて置きます。交通飯店は最近コロナ対策で椅子を減らしたのですが、それでも狭い印象が強いのに、昔は更に詰め詰めで使っていて、このテーブルの向かい椅子も使っていたのでしょうね。今の時代からすると信じられないような配置です。

鞄はテーブルの下に寄せますが、足を広げると通行の邪魔になるので意識して窓側に置きました。鞄の置き場所を間違えたこと、足を開いて注意されたこと、昨日のように思い出されます。そしてしみじみ店内を見まわします。もうこれで最後になるのですから。
本当はもう少しゆっくりしたかったのですが、提供まではわずか3分でした。今日のチャーハンは・・・油のノリが良くて食いでがありました。予定より早まった食事時間に、いつもより少しだけ手間取りながら。でも自分にとっては丁度よい量を楽しみます。そしていつもは水の配分も計算していて、ちょうど1杯で食事を終えるようにしてるのですが、今日ばかりは喉の乾きを覚えて、あと1杯だけとおかわりをしました。

最後に少しだけご挨拶をしました。
未練たらしくお弟子さんは店を継がないのかと聞いてみたら、（交通飯店のチャーハンは）お父さんしか出来ないからと言われました。
そりゃそうですよね。店主さん女将さんあっての交通飯店です。屋号はともかく世界観は継ぐことはできないのです。

この店は私が生まれる前からずっとずっと営業を続けてきました。有楽町の街で働く人たちに、安くて美味しくてボリュームたっぷりの特別料理を素早く提供する。その価値が分かる人たちが好いて集まることで、店は支えられていたのです。
メディアに載るような人気店になっていったのはその後の話。口コミサイトやSNSで話題になったのはもっと後の話です。イチローが最初から好きだったわけではなく、イチローを連れて来た人が愛した店だったのです。
交通飯店は人の繫がりがある店です。既に鬼籍に入られた先輩が教えてくれたのはきっとそういう事だったと思います。


女将さんからはいつも忙しそうだったねと配慮をしていただきました。昔より太ったねとも茶化されて。
私からはお元気でいて下さいとお伝えして、あとは海に近いお住まいでこれからはゆっくりしてくださいとお願いして、お別れをしました。気付けば女将さんも足が弱くなったように思えます。ご主人も鍛えられた腕が少しだけ細くなったような気がします。


時計を見れば11：11。縁起が良い数字が並んでいます。最後の配慮には鼻と目がむず痒くてたまりません。
でも、やっぱり思いました。この店の世界観は今の時代にはもう合わないのかもしれません。ここ暫く投稿を離れて、また久しぶりに当店の投稿を見て、そう思えるようになりました。

先輩、この店を好きになった理由を思い出しましたよ。
人の痛みが分かること、
私はこの店の配慮が心地よかったのだと思います。

店主さん女将さん、長い間ありがとうございました。

【動画】有楽町の交通飯店 惜しまれつつ閉店（ありがとう）
https://www.youtube.com/watch?v=nm3OowiuLDE

次の営業は1月5日からになるそうです。

交通飯店は有楽町交通会館にあるチャーハンの有名な店です。
美食というよりは昔ながらの町中華を都心にタイムワープさせたような大衆的な店です。11時からは店前に行列が出来る程の人気で、ボリュームのある炒飯などの料理を多数提供していることから長い時間営業をしていると誤解する方もおらえますが、実はしっかりお休みをとる店でもあります。
食べログを見て遠方から来店される方も多いと聞きますので、折角の訪問が空振りにならないように当店の年末年始の予定についてお知らせしておきます。

なお、店内外におけるローカルルールは別日の投稿に記しておきます。全部を把握する必要はありませんが、大変狭い店ですので、他の客に配慮が必要な事はご認識ください。

レイドバックという素敵なアドマンにお会いして、教えて頂いた町中華です。炒飯が美味しいことが有名で、有楽町駅そばの交通会館の中にある当店には、いつも行列が出来ています。お客の9割がチャーハンを注文し、常連率も相当に高くて、魔力じみた吸引力を持つ不思議な店なのです。

私もこの店が大好きです。
特に当店独特の世界観は肌が合うようで、レイドバックさんにそのことを伝えたところ、とても喜んでいただきました。食べログを介して初めて出来た関係でしたが、知らぬ者同士が共通の価値観を持てた事はとても嬉しい出来事でした。その辺の経緯は当店第１回から8回目の投稿記事の中にも色々出てきます。

レイドバックさんは家や職場の近くの店での「普通の食事」が好きな方でした。また、アドマン（広告屋）だけにリアル口コミの強さはよくご存じで、人間同士の繋がりを本当に大切にされていたように思います。だから、私がレイドさんに影響されて、交通飯店に幾度となく通っていると知った時は、その両方の点を喜んでいたのだと思います。
お店はその後もそれなりに通っています。あなたはよく「食べることは生きる事」とも仰っていました。おかげさまで十分に生かされていますよ。


まず当店は、グルメを堪能するような高級店ではありません。勤め人向けのサービスを極めたような、安価で美味しい料理を提供するお店です。ただし、店内はとても狭く営業時間が短いこともあって、店前の廊下に並ぶなどして入店を待つことになります。ただし、回転は速いので問題はありません。

また、客には守るべき様々なローカルルールが存在します。ここ1年のコロナ禍でそのルールも大きく変化しましたので、以下にそれを記します。


【交通飯店のルール】

■店の外の列に並んで待ちます
店を左側にして廊下の右側（下図を参考）に並んでください。）。開店時は概ね10時45分頃から列が出来始めますが、（コロナ対策もありますので）適正以上に間隔を開けてはみ出したり、反対側に立ったりすると女将さんに〇〇されます（※以下同じ）
特に先頭の人になったら責任重大です。正しい位置で列を構築しないと集団で〇〇られることになります。
（新ルール）
※2名以上で来店すると女将さんに別の待ち列を指示されることがあります。店内奥のテーブル席に案内するためです。指示を受けたら図のⒶⒷの位置に移動になります。


　　│　　　　　壁
交　　入　　　　壁
通　　口　　　①壁
飯　│　　　　②壁
店　│Ⓐ　　　③壁
の　│Ⓑ　　　④壁
店　│　　　　⑤壁
内　│　　　　↓壁
　　│　　　　　壁
　　│有楽町駅　壁


■消毒は並んでいるうちに
コロナ対策で入口に消毒液を置いてあります。スムーズな進行をするために、並んでいる間に消毒を済ませておきましょう。

■注文は予め決めておく
店の入口にメニューボードがあります。女将さんが注文を取りに来ますので、スムーズな回答をお願いします。初見の方は餃子セット（チャーハン小＋餃子）1000円か、チャーハン中の単品750円をお勧めします。

■大盛りの量に注意
チャーハンは当店では大・中・小があります。どれも他店よりはかなり多めです。小が標準サイズ、中が1.5倍の大盛り、大が倍盛りとイメージして下さい。初めて大盛りを注文すると、女将さんから大丈夫ですか？と聞かれます。

■入店の順番は店の都合により変わる（★重要）
原則として複数人数での来店の場合、順番が大きく前後します。またそれ以外にも炒飯単品・炒飯セット・他の料理により分類することもあるようです。さらに、女性客も配慮されることがあります。
店に案内される順番の全ては女将さんの差配です。仮に飛ばされても絶対に怒らないで下さい。ちなみに、その事情を知らずに、激おこになったお客をこれまで4人ほど見ていますが、店内ルールに従えない我儘な人、として常連客からは冷ややかな目で見られることになります。

■料理提供も順番が変わる
順番については全て店主さんが決めています。当店には迅速な料理提供のために定められた法則があるようです。2～3人飛ばされることはよくあると思って下さい。稀に抗議をする人がおられますが、3分も待たずに次のチャーハンが来ますから待ちましょう。
ただし、ごく稀に時空の揺らぎを感じる事があるかもしれません。

■店に勝手に入らない
女将さんに呼ばれてから店に入って下さい。入れ替わりの際などには注意です。また、座って待たせろなどと言う客は論外です。仮に席が空いていたとしても勝手に入ってはいけないのです。店内は遮蔽版が設けられ、カウンターに6席、大テーブル2～3席、小テーブル2席をつめて作っていますので、動きに制限があるのです。
もしこれを無視して入ると、結構強めの声で退出するよう言われます。ちなみに、その事情を知らずに勝手に入店し、激おこになって帰ってしまった人をこれまで２人ほど見ています。困ったものです。

■コートは予め外で脱いでおく
冬季は要注意です。中に入ってから脱衣するとバタバタと埃がたちますから、他の客に迷惑ですし、女将さんに見つかると脱いでる途中でも（※）

■荷物の置き場に注意
背後の段ボールの上や足元、向かいの席などを活用して下さい。特に大型の荷物（アタッシュケースなど）は指定された場所に置く必要がありますが、出来るだけ持ち込まないようにしましょう。傘などの長物も注意です。とにかく最大に配慮すべきは、店内の通路を確保することです。これを怠ると（※）

■足を広げない
当店は限られたスペースで営業しています。隣席の方に迷惑にならないようにしてください。また、窓際席は通路の確保に注意です。これを忘れると（※）

■色紙にあまり興奮しない
壁には有名人のサイン色紙が掲示してあります。当店では特にイチローさんが来店したことは有名ですね。ですが彼の場合、本当の常連ではなくて彼を世話する人間が、実はこの店の（以下検閲）

■スマホや本についての注意
待ち時間のスマホ利用は一向に構わないのですが、食事が出てから弄っていてはいけません。これを忘れると（※）。当店では常に次の客が待っているのです。一刻も早く席を空けるために食事に専念してください。

■店内のおしゃべりについて
料理提供後に仲間同士の無駄な会話の続行なども空気を悪くすることがあります。この辺はマナーの問題だと思いますけど。
（新ルール）
テーブル席の利用時にマスク無しでの会話や、食事提供後の談笑は入店時の注意事項になりました。〇〇されないように気をつけましょう。

■退店についても配慮を
食事を終えた方は速やかに次の客に席を譲って下さい。コロナ禍以降は特に店内の席数を減らしていて、わずか10席しか使用できません。料理人が手を止めて席が空くのを待っている事も多いのですから、客の方でも努力すべきことはあるはずです。

■お勘定は空気を読んで
女将さんは配慮のある方で、お勘定や片付けのために機敏に動きまわります。食事を終えて立ち上がるなりすれば、直ぐに会計をしてくれますので、その指示に従いましょう。支払いを急かせようとして、釣銭のある奥まで進むことはしなくていいです。他の客に迷惑ですからね。基本はその場か、入口近くで会計します。

■大将からの注文の確認に注意
暫くすると、注文内容の確認が調理場の大将から入る事があります。「大盛りのお客さん？」などと聞かれるのですが、聞き逃さないようにしましょう。配膳の場所を確かめているのです。では、なぜ女将さんに聞かないのかというと…そういう仕組みになっているからです。ちなみに、直接会話をされた場合、大将と女将さんはしばしば激しい言葉の応酬をされたりしますが…大丈夫です。皆さんは聞こえないフリをして下さい。仮に緊迫した雰囲気が漂っても、常連客は慣れているので気にもしていません。

■カウンター最左の席
ここに座れたらラッキーです。目の前にお釣り用の小銭が積まれています。当たり前の事ですが手を触れないで下さいｗ。私は当店と客との信頼関係を示す象徴だと思っています。

■店と客との関係
客との関係は当店では対等であると思っています。たまに女将さんから厳しい言葉がでることもありますが、そもそも円滑な料理提供をするために必要な声掛けばかりです。また、慣れてくると分かることなのですが、皆さん人柄もよくて、しばしば温かい配慮も感じる店です。
一方で、お客様は神様だというご主張の方は当店には向いていませんので、私は別の店をお勧めします。

■酔客・子供連れ
酒を召した方や子供連れなどは繁忙時間帯（一般的には11時からの昼営業）は入店できない場合があります。

■夕方が狙い目です
夕方は比較的空いています。ただしご飯が切れた時が閉店となるため、ラストオーダーが読みにくいという面があります。また、ゆっくりお酒を飲んだり、さまざまな料理を堪能したりを希望する方も夕方の訪問をお勧めします。

■臨時休業に注意
お盆や正月などはしっかりお休みをとられることが多いです。また、祭日の狭間の黒日などは、経験的にですが、臨時休をとられることもあるので、織り込んでの訪問をお願いします。

■テイクアウト
実は出来たりします。店内で食事をとられた方に限り、入店時に合わせて注文すればパック（代金20円）に詰めていただけるのです。また、食べきれない時も持ち帰りをさせて頂けるようです。

■期待値を高め過ぎてはいけませんが唯一無二の…
当店は決して美食の店ではありません。調理加減はもちろん毎回美味しいのですが、塩や科学の力も感じることが多いです。前回はこんな味、今回はこんな味、と微妙な揺らぎを感じる事もあるでしょう。また、環境や接客などについては、かなり個性的で、しかも人気店だけに好き嫌いが分かれかもしれません。
イメージとしては・・・昭和中期の町中華がタイムワープしてきて、有楽町という街に順応するため幾つかの料理を特化させたという感じでしょうか。
美食を語るのであればこれ以上の評価を受ける店はいくらでもあると思います。ですが、お客のためにと信じている店主さんと女将さんと従業員さんがいて、贔屓客がそれを支えている店は、当地には唯一無二であると思います。
やはりこの店にはしっかりとした世界観があるのです。


【このレビューについて】

■写真
今日までの間に撮った写真です。
当店の良さを表すには、どんな言葉よりも証明になることでしょう。今回は直近1年分の
✖チャーハン
〇注文の品
です。たまに重複してたりするのは広告業界の常ということでご容赦ください。
■レイドさんとの思い出
ご本人からの最後のコメントは5回目の投稿の中にありました。しかし、これは運営により既に消されて無くなっており、現在では6回目以降のレビューがが1回ずつ繰り上がっております。そのため前後の辻褄が合わなくなっているところがあります。
また、こういった文章は、無味乾燥な宣伝文を書くことで「報酬もしくは利益」を得ている譜代からすると、ポエムとして最も嫌われるレビューでしょうね。でもその批判は、チャーハンの写真を見てからお願いしたいと思います。
それにしても、食べログではなぜ店には一度行くだけで、贔屓にしたり足蹴く通ったりして、複数回のレビューをしない人が多いのでしょう。それを考えるとこの世界のしくみがわかるのですよ。

レイドバックという素敵なアドマンにお会いして、教えて頂いた町中華です。炒飯が美味しいことが有名で、有楽町駅そばの交通会館の中にある当店には、いつも行列が出来ています。お客の9割がチャーハンを注文し、常連率も相当に高くて、魔力じみた吸引力を持つ不思議な店なのです。

私もこの店が大好きです。
特に当店独特の世界観は肌が合うようで、レイドバックさんにそのことを伝えたところ、とても喜んでいただきました。食べログを介して初めて出来た関係でしたが、知らぬ者同士が共通の価値観を持てた事はとても嬉しい出来事でした。その辺の経緯は当店第１回から５回目の投稿記事の中にも色々出てきます。

レイドバックさんは家や職場の近くの店での「普通の食事」が好きな方でした。また、アドマン（広告屋）だけにリアル口コミの強さはよくご存じで、人間同士の繋がりを本当に大切にされていたように思います。だから、私がレイドさんに影響されて、交通飯店に幾度となく通っていると知った時は、その両方の点を喜んでいたのだと思います。


お店はその後もそれなりに通っています。
昨日は、レイドさんとは共に一番多くの話をした美魔女様と、偶然なことに当店前でばったり出会いました。交通飯店レビューの写真は200枚に届きましたし、食べログに蔓延るステマの諫言もやり尽くした感があったので、そろそろを考えていた時の出来事です。
あの人の、人好きで淋しがり屋の性格は変わらないですね。スピリチュアルな話は苦手ですが、何かを感じてしまったではないですか。

そのレイドバックさんが亡くなって１年半が過ぎ、その思い出のレビューも運営により消去され、とても落胆してから・・・もう2カ月が経ちました。
思い出のレビューは何度か再生させようと努力してみましたが、どうやらもう同じ文章は書けないようです。それは、同じ感謝の気持ちを持っていたとしても、寿命が尽きないでくれと、必死に願うことが叶わないからです。

レイドさん？
これは前向きに考えろってことなんですかね。
あなたはよく「食べることは生きる事」とも仰っていました。
では、食べることのレビューを書き出すとしましょう。


まず当店は、グルメを堪能するような高級店ではありません。勤め人向けのサービスを極めたような、安価で美味しい料理を提供するお店です。ただし、店内はとても狭く営業時間が短いこともあって、店前の廊下に並ぶなどして入店を待つことになります。ただし、回転は速いので問題はありません。

また、客には守るべき様々なローカルルールが存在します。以下にそれを記します。


【交通飯店のルール】

■店の外の列に並んで待ちます
店を左側にして廊下の右側（下図を参考）に並んでください。）。開店時は概ね10時45分頃から列が出来始めますが、（コロナ対策もありますので）適正以上に間隔を開けてはみ出したり、反対側に立ったりすると女将さんに〇〇られます（※以下同じ）
特に先頭の人になったら責任重大です。正しい位置で列を構築しないと集団で〇〇られることになります。
※2020年10月現在、東隣りの店が休業中であるため、先頭が少し入口を通り越す状態で並んでいます

　　│　　　　　壁
交　　入　　　　壁
通　　口　　　①壁
飯　│　　　　②壁
店　│　　　　③壁
の　│　　　　④壁
店　│　　　　⑤壁
内　│　　　　↓壁
　　│　　　　　壁
　　│有楽町駅　壁


■消毒は並んでいるうちに
コロナ対策で入口に消毒液を置いてあります。スムーズな進行をするために、並んでいる間に消毒を済ませておきましょう。

■注文は予め決めておく
店の入口にメニューボードがあります。女将さんが注文を取りに来ますので、スムーズな回答をお願いします。初見の方は餃子セット（チャーハン小＋餃子）1000円か、チャーハン中の単品750円をお勧めします。

■大盛りの量に注意
チャーハンは当店では大・中・小があります。どれも他店よりはかなり多めです。小が標準サイズ、中が1.5倍の大盛り、大が倍盛りとイメージして下さい。初めて大盛りを注文すると、女将さんから大丈夫ですか？と聞かれます。

■入店の順番は店の都合により変わる（★重要）
大きく分けて炒飯単品・炒飯セット・他の料理により分類しているようです。また、女性客や団体かどうかでも配慮されることがあります。店に案内される順番の全ては女将さんの差配です。仮に飛ばされても絶対に怒らないで下さい。ちなみに、その事情を知らずに、激おこになったお客をこれまで4人ほど見ていますが、店内ルールに従えない我儘な人、として常連客からは冷ややかな目で見られることになります。

■料理提供も順番が変わる
順番については全て店主さんが決めています。当店には迅速な料理提供のために定められた法則があるようです。2～3人飛ばされることはよくあると思って下さい。稀に抗議をする人がおられますが、3分も待たずに次のチャーハンが来ますから待ちましょう。
ただし、ごく稀に時空の揺らぎを感じる事があるかもしれません。

■店に勝手に入らない
女将さんに呼ばれてから店に入って下さい。入れ替わりの際などには注意です。また、座って待たせろなどと言う客は論外です。仮に席が空いていたとしても勝手に入ってはいけないのです。女将さんは客の席の間隔を上手く開けようと調整してくれていて、現在（R2.10）のところ、概ね一つ飛ばしに着席を案内されることが多いです。
もしこれを無視して入ると、結構大きな声で退出するよう言われます。ちなみに、その事情を知らずに勝手に入店し、激おこになって帰ってしまった人をこれまで２人ほど見ています。

■コートは予め外で脱いでおく
冬季は要注意です。中に入ってから脱衣するとバタバタと埃がたちますから、他の客に迷惑ですし、女将さんに見つかると脱いでる途中でも（※）

■荷物の置き場に注意
背後の段ボールの上や足元、向かいの席などを活用して下さい。特に大型の荷物（アタッシュケースなど）は指定された場所に置く必要がありますが、出来るだけ持ち込まないようにしましょう。傘などの長物も注意です。とにかく最大に配慮すべきは、店内の通路を確保することです。これを怠ると（※）

■足を広げない
当店は限られたスペースで営業しています。隣席の方に迷惑にならないようにしてください。また、窓際席は通路の確保に注意です。これを忘れると（※）

■色紙にあまり興奮しない
壁には有名人のサイン色紙が掲示してあります。当店では特にイチローさんが来店したことは有名ですね。ですが彼の場合、本当の常連ではなくて彼を世話する人間が、実はこの店の（以下検閲）

■スマホや本についての注意
待ち時間のスマホ利用は一向に構わないのですが、食事が出てから弄っていてはいけません。これを忘れると（※）。当店では常に次の客が待っているのです。一刻も早く席を空けるために食事に専念してください。また、仲間同士の無駄な会話の続行なども空気を悪くすることがあります。この辺はマナーの問題だと思いますけど。

■退店についても配慮を
食事を終えた方は速やかに次の客に席を譲って下さい。コロナ禍以降は特に店内の席数を減らしていますから、客の方で努力すべきこともあるはずです。先日も4名で店内に入った客のうち、先に2名が食事を終えたのにぐだぐだと残っていたので（※）

■お勘定は空気を読んで
女将さんは配慮のある方で、お勘定や片付けのために機敏に動きまわります。食事を終えて立ち上がるなりすれば、直ぐに会計をしてくれますので、その指示に従いましょう。支払いを急かせようとして、釣銭のある奥まで進むことはしなくていいです。他の客に迷惑ですからね。基本はその場か、入口近くで会計します。

■大将からの注文の確認に注意
暫くすると、注文内容の確認が調理場の大将から入る事があります。「大盛りのお客さん？」などと聞かれるのですが、聞き逃さないようにしましょう。配膳の場所を確かめているのです。では、なぜ女将さんに聞かないのかというと…そういう仕組みになっているからです。ちなみに、直接会話をされた場合、大将と女将さんはしばしば激しい言葉の応酬をされたりしますが…大丈夫です。皆さんは聞こえないフリをして下さい。仮に緊迫した雰囲気が漂っても、常連客は慣れているので気にもしていません。

■カウンター最左の席
ここに座れたらラッキーです。目の前にお釣り用の小銭が積まれています。当たり前の事ですが手を触れないで下さいｗ。私は当店と客との信頼関係を示す象徴だと思っています。

■店と客との関係
客との関係は当店では対等であると思っています。たまに女将さんから厳しい言葉がでることもありますが、そもそも円滑な料理提供をするために必要な声掛けばかりです。また、慣れてくると分かることなのですが、皆さん人柄もよくて、しばしば温かい配慮も感じる店です。
一方で、お客様は神様だというご主張の方は当店には向いていませんので、私は別の店をお勧めします。

■酔客・子供連れ
酒を召した方や子供連れなどは繁忙時間帯（一般的には11時からの昼営業）は入店できない場合があります。

■夕方が狙い目です
夕方は比較的空いています。ただしご飯が切れた時が閉店となるため、ラストオーダーが読みにくいという面があります。また、ゆっくりお酒を飲んだり、さまざまな料理を堪能したりを希望する方も夕方の訪問をお勧めします。

■臨時休業に注意
お盆や正月などはしっかりお休みをとられることが多いです。また、祭日の狭間の黒日などは、経験的にですが、臨時休をとられることもあるので、織り込んでの訪問をお願いします。

■テイクアウト
実は出来たりします。店内で食事をとられた方に限り、入店時に合わせて注文すればパック（代金20円）に詰めていただけるのです。また、食べきれない時も持ち帰りをさせて頂けるようです。

■期待値を高め過ぎてはいけませんが唯一無二の…
当店は決して美食の店ではありません。調理加減はもちろん毎回美味しいのですが、前回はこんな味、今回はこんな味、と微妙な揺らぎを感じる事も多いです。また、環境や接客などについては、かなりの人気店だけに好き嫌いが分かれかもしれません。
イメージとしては・・・昭和中期の町中華がタイムワープしてきて、有楽町という街に順応するため幾つかの料理を特化させたという感じでしょうか。
美食を語るのであればこれ以上の評価を受ける店はいくらでもあると思います。ですが、お客のためにと信じている店主さんと女将さんと従業員さんがいて、贔屓客がそれを支えている店は、当地には唯一無二であると思います。
やはりこの店にはしっかりとした世界観があるのです。


【このレビューについて】

■写真
今日までの間に撮った写真です。
当店の良さを表すには、どんな言葉よりも証明になることでしょう。
たまに重複してたりするのは広告業界の常ということでご容赦ください。
■レイドさんとの思い出
ご本人からの最後のコメントは5回目の投稿の中にありました。しかし、これは運営により既に消されて無くなっており、現在では6回目以降のレビューがが1回ずつ繰り上がっております。そのため前後の辻褄が合わなくなっているところがあります。
また、こういった文章は、無味乾燥な宣伝文を書くことで「報酬もしくは利益」を得ている譜代からすると、ポエムとして最も嫌われるレビューです。でもその批判は、チャーハンの写真を見てからお願いしたいと思います。

業務連絡的な記事です。
6月15日（来週の月曜）より、交通飯店さんの営業時間が通常に戻ります。

（昼営業）11時～概ね13時半まで
（夕営業）17時半～概ね19時過ぎまで
※どちらも食材が切れ次第で終了
※客を少なく回しているため時間が伸びているという情報もあります。

新型コロナウィルスの感染防止への努力は一定の成果を得ており、どうやら東京アラートも解除されそうな様子です。当店のある有楽町でも少しずつ日常が戻ってきました。

そうはいっても、飲食店への影響はまだまだ大きく、客の戻りは半分くらいでしょうか。当店【交通飯店】は、普段であれば行列のできる人気店ですが、11時台の入店でも席間を置いた配慮を実施しており、敢えて満席にはしていませんでした。
そして今回、夕方の営業を再開するとのことですので、確実に密を避けたい方にはこの時間の訪問をお勧めしたいと思います。

当店の料理はについては過去の訪問や他の方の方のレビューをご覧ください。
特にチャーハンは口の中に放り込んだ時のお米の感触が絶妙ですよ。
お米が立っているというか、油のコーティングが素晴らしいというか、口の中での解け具合が抜群に素晴らしいのです。

写真はチャーハンの普通750円（税込み）です。
夕方営業の情報をレビュアー様からいただきまして、慌てて事実確認で出向いたのですが、腹減り具合の事情により今回は普通盛りです。これでも多いでしょ。
ごちそうさまでした。

コロナ自粛から営業を再開した交通飯店さんですが、臨時の措置として営業時間が変更になっています。

（昼営業）11時～概ね午後2時過ぎまで
（夕営業）休止中

当初は夕方の営業も試みたそうですが、まだ有楽町の人の出が少ないとのことで、暫くは昼営業のみにするそうです。ただし、元より大の人気店ですから、いずれは昼11時～1時半、夕方5時半～7時頃の2部制に戻ると思います。夕方に訪問して空振りしてしまったとの話題が出ていましたので、注意喚起のために投稿します。（いずれ消します）
その代わり、昼営業の時間が珍しくも長めになっています。これは席を間引いて営業しているため、材料が切れるまでの時間が伸びているからですね。いつもは概ね午後1時半で終了なのですが、ここ暫く（R2.6）においては少し遅くとも入れるかもしれません。女将さんは、この間は2時半まで営業したよって笑ってました。

当店の料理はについては過去の訪問や他の方の方のレビューをご覧ください。
特にチャーハンは口の中に放り込んだ時のお米の感触が素晴らしいですよ。

写真はチャーハンの大盛り850円（税込み）です。
ごちそうさまでした。


それと、〇とサブ子様
・2019.8.18
・2019.12.31
・2020.1.18
・2020.6.5
通算4回目のフォロー、ありがとうございました。

レイドバックという素敵なアドマンにお会いして、教えて頂いた町中華です。炒飯が美味しいことが有名で、有楽町駅の交通会館にあるお店にはいつも行列が出来ています。
お客の9割がチャーハンを注文し、常連率も相当に高いはずです。それだけ常習性のある不思議な魔力を持った店なのです。

私もこの店が大好きです。
特に当店独特の世界観に肌が合うようで、レイドバックさんにそのことを伝えたところ、とても喜んでいただきました。食べログを介してで初めて会った関係でしたが、共通の価値観を持てた事はとても嬉しい出来事でした。その辺の経緯は当店第１回から５回目の投稿記事の中にも色々出てきます。


そのレイドバックさんが亡くなって、とうとう１年が経ちました。
家や職場の近くの店での「普通の食事」が好きな方でしたので、一周忌には別の店でそんな追悼レビューを上げようと考えていたのですが・・・無理でした。
この店以上にレイドさんの事を語れる場所はありませんから。
ですので、お店の紹介を真剣にすることで許して頂こうと思います。


まず当店は、グルメを堪能するような高級店ではありません。勤め人向けのサービスを極めたような、安価で美味しい料理を提供するお店です。ただし、店内はとても狭く営業時間が短いこともあって、店前の廊下に並ぶなどして入店を待つことになります。（回転は速いです）

また、客には守るべき様々なローカルルールが存在します。以下にそれを記します。


【交通飯店のルール】

■店の外の列に並んで待ちます
店を左側にして廊下の右側（下図を参考）に並んでください。）。開店時は概ね10時45分頃から列が出来始めますが、不必要な間隔を開けたり、反対側に立ったりすると女将さんに〇〇られます（※以下同じ）
特に先頭の人になったら責任重大です。正しい位置で列を構築しないと集団で〇〇られることになります。

　　│　　　　　壁
交　　入　　　　壁
通　　口　　　①壁
飯　│　　　　②壁
店　│　　　　③壁
の　│　　　　④壁
店　│　　　　⑤壁
内　│　　　　↓壁
　　│　　　　　壁
　　│有楽町駅　壁

■注文は予め決めておく
店の入口にメニューボードがあります。女将さんが注文を取りに来ますので、スムーズな回答をお願いします。
■大盛りの量に注意
チャーハンは当店では大・中・小があります。どれも他店よりはかなり多めなので、初めて大盛りを注文すると、女将さんから大丈夫ですか？と聞かれます。
■入店の順番は店の都合により変わる（★重要）
大きく分けて炒飯単品・炒飯セット・他の料理により分類しているようです。また、女性客や団体かどうかでも配慮されることがあります。店に案内される順番の全ては女将さんの差配です。仮に飛ばされても絶対に怒らないで下さい。ちなみに、その事情を知らずに、激おこになったお客をこれまで3人ほど見ていますが、常連客からは冷ややかな目で見られることになります。
■店に勝手に入らない
女将さんに呼ばれてから店に入って下さい。入れ替わりの際などには注意です。また、座って待たせろなどと言う客は論外です。仮に席が空いていたとしても勝手に入ってはいけないのです。もしこれを無視して入ると、結構大きな声で退出するよう言われます。ちなみに、その事情を知らずに入店し、激おこになって帰ってしまった人をこれまで２人ほど見ています。
■コートは予め外で脱いでおく
埃がたちますからね。中に入ってから脱衣すると他の客に迷惑ですし、女将さんに見つかると脱いでる途中でも（※）
■荷物の置き場に注意
背後の段ボールの上や足元、向かいの席などを活用して下さい。特に大型の荷物（アタッシュケースなど）は指定された場所に置く必要がありますが、出来るだけ持ち込まないようにしましょう。傘などの長物も注意です。とにかく最大に配慮すべきは、店内の通路を確保することです。これを怠ると（※）
■足を広げない
当店は限られたスペースで営業しています。隣席の方に迷惑にならないようにしてください。また、窓際席は通路の確保に注意です。これを忘れると（※）
■色紙にあまり興奮しない
壁には有名人のサイン色紙が掲示してあります。当店では特にイチローさんが来店したことは有名ですね。ですが彼の場合、本当の常連ではなくて彼を世話する人間が、実はこの店の（以下検閲）
■スマホや本についての注意
待ち時間のスマホ利用は一向に構わないのですが、食事が出てから弄っていてはいけません。これを忘れると（※）。当店では常に次の客が待っているのです。一刻も早く席を空けるために食事に専念してください。また、仲間同士の無駄な会話の続行なども空気を悪くすることがあります。この辺はマナーの問題だと思いますけど。
■大将からの注文の確認に注意
暫くすると、注文内容の確認が調理場の大将から入る事があります。「大盛りのお客さん？」などと聞かれるのですが、聞き逃さないようにしましょう。配膳の場所を確かめているのです。では、なぜ女将さんに聞かないのかというと…そういう仕組みになっているからです。ちなみに、直接会話をされた場合、大将と女将さんはしばしば激しい言葉の応酬をされたりしますが…大丈夫です。皆さんは聞こえないフリをして下さい。仮に緊迫した雰囲気が漂っても、常連客は慣れているので気にもしていません。
■カウンター最左の席
ここに座れたらラッキーです。目の前にお釣り用の小銭が積まれています。当たり前の事ですが手を触れないで下さいｗ。私は当店と客との信頼関係を示す象徴だと思っています。
■店と客との関係
店と客との関係は当店では対等であると思っています。たまに女将さんからたまに厳しい言葉がでることもありますが、同時に温かい配慮はとてもよく感じれる店です。お客様は神様だという主張の方は、当店には向いていませんのであしからず。
■酔客・子供連れ
酒を召した方や子供連れなどは繁忙時間帯（一般的には11時からの昼営業）は入店できない場合があります。夕方は比較的空いています。
■テイクアウト
実は出来たりします。店内で食事をとられた方に限り、入店時に合わせて注文すればパック（代金20円）に詰めていただけるのです。また、食べきれない時も持ち帰りをさせて頂けるようです。
■臨時休業について
当店は東京都の要請に従い、4/13～5/6まで臨時休業をされています。


【このレビューについて】

■写真
レイドバックさんが亡くなってから今日までの１年間の間に撮った写真です。
当店の良さを表すには、どんな言葉よりも証明になることでしょう。
■この投稿はいずれ消します
このレビューは訪問６回目の扱いになっていますが、その前の５回目の投稿には、コメント欄にレイドバックさんの書き込みもあり、個人的にもかなりの思い入れがあります。
こちらはいずれ消去することをご了承ください。

今日は代休なのに有楽町の交通飯店に行っている。

ずっと逢いたかったあの人の余韻を味わいたくて。


※※※※※※※※


ここのところ音沙汰なくて、
本当は、オフ会の参加はもうダメだと思っていた。


そんな時、そのひとは、野毛の会場に突然現れた。


「ご心配をおかけしました」


思わず、すっ転ぶような勢いで立ち上がってネクタイを締め直してしまったのは営業の性だ。


変わらないダンディな姿にほっと、胸をなでおろす。


いや、話題が少し自虐的かな。いつものエロ男爵らしい話のキレはさすがにない。

かなり無理をされたのだと思う。
でも来てくれてありがとう。

そのひとは、２時間だけオフ会に顔を出して、にこやかな笑顔を振りまいて帰って行った。


※※※※※※※※※


今日はJRを乗り継いで、有楽町へ。
改札から会館の階段を降りて交通飯店へ。


あの人の大好きな店だ。

そしてそれを私に教えてくれた店でもある。


入口に立ち、席へのエスコートを待つ。


隣の客とは肘が接するように座る、カウンター席だ。


対面にはご主人が炎と格闘する調理場が見える。
あの人と一緒に料理を待っている気になれる。


注文は最初から決まっている。


お母さんさんの問いかけに


チャハン大盛りでお願いします。

と、声に出す。


生姜の香りのするスープと、黄色い沢庵が先に配膳される。


それからしばらく
親父さんとお母さんの口げんかに聞き入ったり
イチローのサイン色紙や写真を眺めたり

インスタ映え写真を狙うミーハー客と変わらない挙動をする。


でっかいコブの付いた真ん丸チャハンが
器に載ってやって来た。

見るからに美味そうに仕上がった大盛りチャハン。


これ以上ないくらい細かく切られたハムと、さらに細かい玉子がお米に絡んでいて、意外にシットリした食感ながら、お米がちゃんと立っていてビショビショではない。

一口二口と口の中に入れると
ゆっくりと結束が解れていく感触がある。


一般的なチャハンと比べてみると
明らかに多めの量なのだが
腹を空かせた常連客たちの中では
実に丁度いいボリウムであることが理解できる。


さて、勝手な想像なのだが
ここのチャハン
お米と玉子とハムとを炒める段階でもしかしたら化学の魔法を使用しているのかもしれない。

なんとなくなのだが
ほんの少し喉の渇きを覚えて、また来たくなる病みつき魔法を感じた気がした。
おかげであのひとに紹介されて、わずか1年でこれだけ（写真）のチャハンを食べることになっている。

それから、
隣の席の餃子を眺めて

久しぶりにここの餃子も食べたくなった。
厚い皮の餃子で、中のひき肉とキャベツがとても柔らかい。でもニンニクを使用していないもっちり系の餃子だ。

ただ、店外に並び始めている入店待ちの客を確認して断念する。
少し昼に入るとこの人気だ。


さて、いい腹具合。

もう時間だ。
彼の復帰を心から待ち焦がれることにしよう。


本当のころ、このレビューは4日前の訪問を思い出してレビューしている。當店は土日祝が休みなのだ。多少のフィクションはこの訪問数に免じて許してもらいたい。

だって祝日休みって知らなかったんだもの。

(元ネタ)
https://tabelog.com/rvwr/00015788reiko/rvwdtl/B135475775/

当店とは関連の薄い口上が延々と続きますので、お店情報を入用の方は下段の　★　まで飛ばしてお読みください。

お陰様で食べログレビューを始めてちょうど１年になりました。
食というものに関心の持てなかった自分が、食レポなどという大それた事をするようになり、やがで自分の感想を多くの方に見て頂くことが趣味になるなど、当初は考えもしない事でした。

でも、そうなるにはいくつかのキッカケがありました。「第一のキッカケ」は飲食店での店主の嘆きを聞いたことです。そして、それを何とかしたいと思って食べログを始めたのですが、悲しいかな無知で粗舌の身ですので、当初は大変な苦労をしながら文章を書いていました。ちょうど１年前のお盆休みは、脂汗を掻きながらPCと格闘していましたね。
そして、何とか呑兵衛ならではの千鳥足で続けたレビューでしたが、初めてやりがいがあると感じたのが「第二のキッカケ」である当店【交通飯店】です。今回はその話をしようと思います。

そもそも食べログに投稿を始めたキッカケですが、正確にはある店主から「優良な（特に個人）居酒屋がどんどん少なくなっている」と聞いたことから始まります。資力の無い個人店は、劣悪な経営をする店に圧迫され、客を奪われ、経営がままならなくなっているという話だったのです。

私は年200日、年間300軒以上の居酒屋訪問をする人間で、しかもその殆どはB～C級に属する零細店ばかり。個人としては食通でもありませんし、高額所得者でも飮食業の経営者でもありません。言ってしまえば、ただの居酒屋呑兵衛です。ですが確かに、最近そのような変化の現れを感じてはいました。例えば個人経営を装ったチェーン店や、劣悪な経営方針を立てるような店に気付き始めてはいたのです。
ちなみに、これは大手チェーンの話ではありません。こういった大資本の経営店は20年も前に大きく伸長し、街によっては寡占状態ともなっていますので、今にはじまった事ではないのです。私が申しているのは、もっと残念な経営をするグループ・集団の事です。

そういう店は、当たり前の事ですが、訪問しても全然楽しくありません。
もちろん料理は不味く、そして料金は高額です。サービスだって悪い。客対応だって、清掃だってろくに出来ていない。でも、それは分かっているんです。私は10年位前から客引きを使って居酒屋に入ってましたし、歌舞伎町などの盛り場でも散々飲み歩いてきましたから。

でも、その辺の粗悪さはある意味では織り込み済みでもあるので、私の場合、あまり損だとは考えないのです。実は騙される側も悪い（※一端としてはです！）とも考えるからでしょうか。それとも劣悪なサービスに対する個人許容度が高いのかもしれません。

でも、食べログでその系の店を見た時に、なぜ深い嫌悪感があるのか。どうして蔓延するのが許せないと考えるのか、いまいち判然としませんでした。それが「第二のキッカケ」として当店【交通飯店】を訪問してはっきりとわかったのです。

それは、当店【交通飯店】には、そういった店と違って、見事な世界観があったからです。一方でその手の劣悪店には世界観が無いからです。

・・・何言ってるかわかんないですよねｗ　
ちゃんと解説します。
※ここでいう世界観は映画や小説などの創作物で使われる用語の方です。哲学的意味ではないです

私が思うに、当店【交通飯店】は、店独自の人を引き寄せる魅力というものがちゃんとあって、そこに関わって生活する人や立ち寄る客の姿がはっきりと感じられる、「世界観がある店」なのです。これは、料理店のレビューをされる方であれば、ピンとくる方もおられるのではないでしょうか。

例えば、全国規模の激安チェーンに行って、劣悪な料理提供やサービスを受けたとしても、人はそれほど怒りませんよね。あるいは大手外食店の新作ハンバーガーが期待外れでも、それほど感じるものはありませんよね。私はなどは、ああそうかと思うだけだと思います。
それは、そのチェーン店の環境に、一本筋の通った世界観が無いからです。店員も客も誰が変わっても問題ないありきたりの環境には、私は期待もしません。そもそもオリジナリティーを必要とする外向けのレビューには向いていませんしね。

一方でこの【交通飯店】を見てください。生活の中で、外回りの中で、旅行の中で、当店を楽しみにするレビューに溢れています。もし、チャーハンが100円値上げでもしたり、従業員さんの誰かが欠けでもしたら、たちまち意見や心配をするレビューで溢れかえることでしょう。何故なら、当店には生活・世界を重ねているファンが多数存在するからです。

そういう私も、半年前に先輩レビュワー様に当店を教えられ、訪問することになりました。本人様が長く贔屓にしたであろう常連店を、無許可でレビューすることを想像し、密かにニヤニヤしながら。
そして、店前に長い列を作るサラリーマン・OLの最後尾に並び、当店のチャーハンを楽しみにする常連客の会話を聞くことになります。そして食事が終わると、レビュー内にあれを書こうこれも載せようと楽しんでいる自分がいました。そして、公開をしようとしてPCに向かった時、ハッと気づいたのです。

そう、当店の様な素晴らしい世界観がある料理店は、レビューする甲斐のある「レビュワーにとっても優良な店」なんです。だから皆さんレビューしたくなるし、人に紹介したくもなる。

でも、逆にいえば劣悪店とは何なのか
・・・それはマトモなレビューに値しない「世界観のない店」なのではないか。


店の名前をコロコロ変えたりする経営。
二つの店名を使い分けるような経営。
ありもしない加工写真をつかう偽装の経営
食材産地等を偽装する偽りの経営。
リターナーを期待しない外販優先の経営。
レセプションを頻発し宣伝ばかりする経営。
薄っぺらな称賛口コミが不自然に集まる店。

このような残念な経営では、客やレビュワーに喜ばれるような世界観を店に持たせることは出来ません。そして、そんな世界観の無い店についての「世界観のないレビュー」を、食べログなどのレストランガイドで蔓延させたくないと強く感じました。
私は食べログ様に舞台を借りて、世間に僅かながらも影響を与えさせていただいており、また素晴らしい飲食店も知る機会も作って頂いています。この事は大変ありがたいと思っており、そのご恩返しも含めて発言しています。

そして、その違いを明確にしたレビューを続ければ、優良な個人店への支援に繋がるのではないかと考えるに至りました。私が今でも、優良店と劣悪店の両方のレビューを続けるのはこういう理由です。
私見の入った長文、最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
長く真面目なレビューを続けておられる重鎮レビュワーの皆様には、是非とも理解していただきたく、記事といたしました。


★

さて、【交通飯店】です。
これで８回目の訪問になります。レビューはしておりませんが、二週間に一度は訪問していますね。当店のチャーハンには〇〇的な依存性がある気がしますｗ

今回はちょっと間が空いてしまったので、完全に体がチャーハンを欲しています。ここは大盛りにして大量摂取するとしましょう。

訪問日はお盆平日11時10分です。いつもの通りＪＲ改札を出て交通会館ビルに入ります。階段を上がって左側奥に交通飯店はあります。
でも、あれれ？進路の途中にあるラーメン屋さんのひょっとこを見ると、、、約20名の大行列です。
皆さんお盆休みでの観光や買物ついでに、柚ラーメンの名店を訪問されているのかもしれません。いつものサラリーマンは少なめで、スマホをいじりながら待つ私服姿の若い方が目立ちます。カップルも多い感じです。

交通飯店はどうでしょう？と、少しビビりながら店前を覗くと、ちょうど１席だけ空いている状況でした。
よかった。やや堅めの常連客が多い交通飯店ですから、お盆は仕事休みの人が多いようですね。でも、客層はあまり変わりません。完璧な常連客さんと（少しだけ若い）スーツ組です。やっぱりサラリーマンばっかしだわｗ

今回は当店初の相席です。右側にイチローの訪問時の写真が飾ってありますが、相席者（二人）との距離が近すぎて写真を撮る気になれません。やはりこの相席の近さは当店独特ですね。裏拳どころか膝蹴りが入る間合いです。嫌いな方もおられると思うのですが、お互いに妙な配慮がある中でのこの空気は私は大好きです。
また、昼時に無遠慮に何度もかかってくる電話にお母さんが困りつつイラついていて、常連客の皆さんで苦笑するという一幕も。全員で「もうかかってくるなよ」と心配している変な雰囲気に笑えましたｗ

皆さんの注文は９割方チャーハン絡みです。私が注文してから店主さんが2回大鍋を振って、ようやく私の番が来ました。大盛りはやはり相当な量があります。普通730円、大盛り830円です。満腹中枢が刺激される前に頂きます。
今日は少しウエットな感じがしました。胡椒等の辛さはいつもの通り、癖になる美味しさです。
今回もごちそうさまでした。

■平成29年６月上旬　6回目訪問
レバニラ炒めとチャーハンセット。本当はレバニラ炒め定食の850円を注文する方がお得なのですが、どうしてもチャーハンが食べたいがための無理矢理のセットです。1,150円。レバニラもかなり塩味が強い。いつも食べているチャーハンの辛さが薄まったと感じるくらい。でもやはり美味い。

■平成29年５月下旬　５回目訪問
今度はラーメンセットを注文。チャーハンはミニと言いつつも、普通の店の定量くらいあります。
ラーメンと合わせて1,030円。

■平成29年５月下旬　4回目訪問
付加情報なので２回目訪問の記事に加筆します。
当店のチャーハン大盛がFカップ並みボリュームと表現したところ大好評であったため、大盛りの写真を増やしていくことにしました。

■平成29年５月中旬　3回目訪問
付加情報なので２回目訪問の記事に加筆します
チャーハン大盛が凄いよとのご指摘をいただきましたので、早速食べに行きました。
単品チャーハンは730円ですが大盛りは100円増しの830円でできます。
当店で注文される料理は（昼時は）５割以上がチャーハン絡みですが、それでも大盛りを頼む方はあまりいないような気がします。周囲でヒソヒソ何かを言っているのを感じましたｗ
量は確かにかなりのものです。ただし、大盛をウリにする郊外店のようなすさまじさはありません。大食の方であればススッと頂ける量かと思います。ただし、有楽町の雑踏と店内の混み具合にあてられると、ちょっとキツイかも。
私もこの後は電車に乗って山手線半周しました。よく眠れましたよｗｗｗ


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■平成29年4月２回目訪問
再びやってきました交通会館。
直近の有楽町駅はJR線から霞が関への乗り換えに利用する駅で、度々通過する事があります。

しかも、当店【交通飯店】の入る交通会館は地下鉄直結の階段があり、そのロスはわずか50メートルです。時間は11時30分、頃合いも良し。勇んで階段を駆け降ります。

もう一店、注目しているラーメン店の「ひょっとこ」をチラリとのぞき見しますが、予想通り15人以上の待ち列になっています。さすがの超人気店です。これは仕方ない。それに、今日の本命はやはり【交通飯店】のミニチャーハン餃子セットです。店には背を向けて【交通飯店】の方に向かいます。そして角を曲がると・・・むむっ、10名程の待ち列です。一瞬、並ぶのに躊躇します。
しかし、チャーハンの方が回転が速い。俺の選択は正しいのだ、と思い直し、入口へと続く列に並び直します。

当店はこのビルで永く続く有名店です。素人向けには受けないような営業形態（狭いとか）があるかもしれませんが、これまでもこれからも、千代田区・中央区で働く沢山の人達の胃袋を満たしてきました。重度の常連客がとても多いのも特徴です。したがって、何やら店内では、あうんで行ってるようなルール・マナーがあるようです。こういったお店ってどの街にもありますよね。

・入口には左側に詰めて並びます。
・予め注文は決めておいてください。
・列待ちの人が勝手に店内に入るのはご法度です。
・メニューはお母さん（従業員）から聞かれたら答えます。
・バラバラに注文するのはスムーズな進行の妨げです。

というようなプレッシャー（※私が勝手に感じているだけです）の中、こんなことを考えていました。

ミニチャーハン（500円）と餃子セット（450円→400円）を注文したいのだが、これはどう言えばいいのだろう。一番最初の客は「チャーハンと餃子」と多分言ったのだが、お母さんは「餃子セット」と応えていたぞ。これはやはり「餃子セット」と頼むべきなのだろうか。いや、それでラーメンが来てしまったらどうするのだ。私はチャーハンを食べに来たのだ。餃子だけでは満足できないかもしれないし、「何とのセットなの？」と聞き返されてしまったら素人丸出しの赤っ恥だ。
・・・色々な考えが頭を巡ります。

あるいは「餃子セット」などと常連じみた言い方をして、周囲から笑われたりしないのだろうか。吉野家で通ぶって「ネギだく＆赤多め」とか言って笑われた奴を俺は知っている。そんな真似だけはしたくない。よし、ここは様子見だ。暫くするとお母さんが通路に出てきました。
・・・次の客がどう発言するか、全力で聞き耳を立てます。

客A「チャーハン」
客B「あ、俺もチャーハン」
客C「あ、おれも同じ」

ああ、何という事なのだ。常連客は昼時に変則的な注文などしないのだ。このまま自分まで連続でチャーハンが続く可能性すら出てきたぞ。その時は諦めてチャーハン（大盛り・730円）を頼むしかなくなってしまうではないか。次の大男、お前だお前。しっかり頼むぞ。はっきりとした口調で「餃子セット」もしくは「（ミニ）チャーハンと餃子」と頼むのだ。

客D「いつものセット」

思わず血管がプチ切れそうになります。なぜチャーハンを言わない。いや、その前に何故それが通るのだ。おそらく餃子かチャーハンのセットだと思われるが、訪問2回目の俺には注文が省略されすぎていて判断ができないではないか。ああ、ダメだもう順番が来てしまう。携帯電話でも使用して一旦列を外れて並び直そうか。いや、時刻は既に11時40分。もはやその余裕はない。
・・・ああ、お母さんが私の前に来てしまった。

お母さん：ご注文は？
ワタクシ：ミ、ミニと餃子のチャーハンセット
お母さん：はい？
ワタクシ：あ、ミニチャーハンと、ぎょ、餃子です
お母さん：（冷静に）はい、餃子セット

ああ、やっぱりチャーハン大盛りにすればよかった。
＿|￣|○


と茶番がえらく長くなりましたが、こんな10分程の経緯があって店内に入ります。
今回も窓際のテーブル席です。あ、スミマセン。またカバンを横に置いたのを直されてしまいました。
足も広げてはいけないんですね。大丈夫です、これはしっかり守ります。

チャーハンはミニサイズとはいっても、通常の店の量と同じくらい。相変わらず味付けが辛めです。餃子はニンニク無しの素朴なタイプ。生姜とネギ、ひき肉多めで厚手の皮を使っています。私は行列店ではつい早食いする人間なので、アチアチ言いながらいただきました。
個人的な感想としては、チャーハン（730円）の方が今回（900円）よりコスパ的な満足度が高いですね。もしかしてチャーハンの特盛って無いんですかね？教えて常連の海男様。
最後にイチローと山本力の色紙を確認して帰ります。次来るときは、餃子セットって格好良く言うぞ。

交通飯店の常連に！おれはなるっ‼

最近まで私は、昼飯なんかはお腹が満たされればいい。そう考えていました。
そもそも食道楽でも何でもないただの居酒屋呑兵衛です。レビューだって酒が入ればアップする事もあり得ますが、基本的には居酒屋ランチか、酒を提供する料理店しか書く気がでませんでした。
でも、そんな考えが最近変わりつつあります。多分、基本ポジティブな考えをするある方（海から生まれた某レビュワー様）の影響です。そういえば交通飯店のチャーハンの写真は美味そうだったよなぁ、なんて思い出して、仕事と関係ない駅で降車した上、禁断のランチレビューをすることにしました。

まぁ、有楽町を通過しただけだし…
たまたまお腹も減ってたし…
午後1時過ぎだから混んでもいないし…
ぐ、偶然同じ店のレビューをするだけなんだからッ


当店【交通飯店】は有楽町駅の東側の駅0分の位置にある東京交通会館ビルの地下１階にあります。この交通会館は飲食店など多種なお店が入っている複合商業施設の先駆けともいえる建物です。開館して既に50年が経っており、各所にとても歴史を感じさせてくれます。ビックリするような小売店も入っているんです。

当店への到着は１時過ぎになりました。運の良いことに待ち客は0名。さっそく店内に案内されました。
カウンターは…私の体の幅が収まりそうなスペースは難しいところ。すると元気なお姉さまが二人用のテーブル席を使ってと言ってくれました。ただし、カバンがなんたらかんたら。あ、通路が狭いので鞄を横置きしたり、足を広げるのはご法度なんですね。スミマセンッ
注文はもちろんチャーハン（730円）。相当量が多いとの事前情報があり、ミニチャーハン（500円）＋何か１品という選択肢もあるようなのですが、今日はご飯で満たされたい気分なので単品注文です。

回りを見渡すと殆ど常連客といった感じです。昼時の相席は当然ですし、お互いに配慮しあう様子が見えて、ゆるーいローカルルールがある感じですね。ま、こういう雰囲気は嫌いじゃないです。

調理場からはチャーハンを作る音がリズミカルに聞こえてきます。ガッシャン、ガッシャン、ガッシャン、ジューーー。ガッシャン、ガッシャン、ガッシャン、ジューーーー。大鍋が思いっきり振られている音です。汗だくで調理されている姿を見ると、本当に感謝の気持ちで一杯になります。いつもお疲れ様です。

チャーハンの注文客が多かったのでしょう。すぐに配膳されてきました。うわー、これはかなりのボリュームです。味は胡椒？がややきつめで辛めの味わい。でもそれが良いんです。突然春から夏になったかと思わせるような陽気もあって、こちらも汗だくになりながら、一気にいただきました。
総評としては１カ月に１回くらい無性に食べたくなる味です。良い所を教えてもらいました。ごちそうさまです。


ありがたく思いなさいよ。このあたしがわざわざ有楽町まで行ってやってるんだから。
ほら、このあたしがチャーハンをレビューしてやったのよ!　もうちょっと嬉しそうな顔しなさいよね！
か、顔が赤くなってるのは　チャーハンが辛かったからよ。変な誤解しないでよねっ。