帝国ホテルのメインバーにて、レ セゾンの料理をいただく◆オールドインペリアルバー : オールドインペリアル バー

東京都千代田区内幸町1、オールドインペリアルバー。
帝国ホテル東京 本館中2Ｆのメインバー。
クラシカルな雰囲気と、豊富に揃うお酒が楽しめる。
フランク・ロイド・ライトが設計し、東洋の宝石と称された旧帝国ホテル。
そこのライト館と呼ばれた旧帝国ホテルの面影が残る都内唯一の空間。
東京メトロ、日比谷駅Ａ13出口徒歩3分。
72席。カード可。全席喫煙可。駐車場あり3000円以上の利用で3時間無料。
20歳未満のは利用不可。
営業時間11:30～24:00(L.O.)。無休。
11:30～16:00予約可。軽食あり。

上京時、帝国ホテルのメインバー、オールドインペリアルバーに、時々足を運びます。
フランク・ロイド・ライト設計の、旧帝国ホテル本館は直接見ることが出来なかった世代なので…
ライトの設計デザインが好きな私は、この空間に身を置きたいのです。
好きな空間ですが、唯一の難は全席喫煙可。
煙いんです…
でも、この夜も利用。

造作や家具、食器、グラスに至るまで、ライトのデザインに包まれた空間。
ピンスポットの落ちるカウンター席の端に座り数杯。
チャームはお決まりの柿ピー。
ただの柿ピーではありません。こちらのバーでブレンドしています。
日本で最初に出された柿ピーは、帝国ホテルのメインバーの定番。
この日はホテルのチョコレートも出されて嬉しい♡
メニューの表示価格は税込サービス料10%別。

◆ファースト ラブ 2160円
季節のカクテルから一杯。
苺とラム、チョコレートリキュールを使用した、春の出逢い(初恋)を思わせる爽やかなカクテル。
甘いですが苺の酸味がとても合う。

◆ベリーニ 2430円
シャンパンカクテルを一杯。
シャンパンにピーチピューレ。
生桃より濃厚なピューレはより桃を感じます。
濃度があるので、ゆっくり立ち上るシャンパンの泡。
少ーし、時がゆっくりと進んでいる感じ。

何かフードをいただいてみようとメニューに目を通す…
これってもしかして。
フレンチメニューが入っており、記されてはいませんが、レ セゾンの匂い。
バーテンダーに聞いてみる。
ビンゴ！レセゾンからの定期的変化するフードメニューとか。
これは食べたい。
レ セゾンのアラカルト、この価格では食べられないです。

◆骨付き仔牛肉のグリル ソース シュプレーム 5400円
ここでしか食べられない逸品。
ライトデザインの洋皿に、綺麗に盛られたレ セゾンの料理。
隣ですから、出来てすぐです。
ソース シュプレームの説明を求めると、バーテンダーは隣のレ セゾンに確認してくれました。
バター・マッシュルーム・エシャロット。ローリエをソテー。
それに白ワイン・チキンブイヨンを加え、煮詰めたものに、生クリーム少しとシェリー酒。
ソースシュプレームのsuprêmeは、フランス語で最高の意、と完璧な説明。ありがとう！
ソースをかけなくても柔らかく美味しい仔羊に最高のソースをかけると旨みに深み。
骨付き肉なのでフィンガーボールが欲しかったり、ナイフは切れるものが良かったりはしますが、バーですからね。
添えてある茸類とジャガイモのグリルにソースが合い、少量のライスがこれまた嬉しい。
枝豆が入ったとても良い香りのライス。
香りが何か知りたかったのですが、またレ セゾン行っていただくのも申し訳なく。
只、美味しさを堪能。
一皿で完結できる満足度でした。

今日の締めくくりにモルトを一杯。

◆クライヌリッシュ1997 3600円(グラス)
おすすめシングルモルトウィスキー。
ハイランドの150本限定。20年もの。
洋梨や桃を連想させるフルーティーな芳香、後から蜂蜜やナッツ、バニラの甘い香りが幾恵にも重なる。
華やかさと繊細さを併せ持つ北ハイランドを代表するシングルモルトウィスキー。
ライトデザインのロックグラスに酔いしれる…

バーを出ると服が煙草臭くなって嫌なんですけど、差し引いても好きなバー。
ライト館の面影を唯一いまに伝えるクラシカルな空間。
世界の建築芸術史上に傑作として名を残した、フランク・ロイド・ライト。
国際的な視野で再発見された、当時の日本文化がここに残っています。
店内、左奥の大谷石や壁のテラコッタは、当時のまま。
壮麗にして優美と語られた、良き20年代…
スタッフさんは6～7名の男性が、若い方から熟年の方まで綺麗な所作で動かれています。
やはり好きです。
また来ます(^^

東京都千代田区内幸町1、オールドインペリアルバー。
帝国ホテル 東京 本館中2Ｆのメインバーです。
クラシカルな雰囲気と豊富に揃うお酒が楽しめます。
フランク・ロイド・ライトが設計し、東洋の宝石と称された旧帝国ホテル。
ライト館と呼ばれた旧帝国ホテルの面影が残る都内唯一の空間がここに。
東京メトロ、日比谷駅Ａ13出口徒歩3分。
営業時間11:30～24:00(L.O.)。72席。全席喫煙。20歳未満利用不可。無休。

世界の建築芸術史上に傑作として名を残した、フランク・ロイド・ライトの設計による帝国ホテル旧本館。
国際的な視野で再発見された日本文化と、大胆なまでの創造性。
こちらのバーには、その旧本館の一部が息づいています。
大谷石造りの入口や、壁のテラコッタは当時のもの。

この日は飲食をたらふくしていて、もう何も入らない…
という状態でしたが、一杯だけでもとお店を目指しました。
運よくカウンター席が空いてました。
ピンスポットの灯りが落ちるカウンター。
今だけの一杯をいただきました。

◆Canser 1950円 (サ10%別)

バーテンダーオリジナルの星座カクテルがありました。
この時は蟹座(キャンサー)。
蟹座の中にダイヤモンドの惑星が存在するといわれていて、そのダイヤモンドの放つ白い煌めきのイメージだそう。
ホワイトラム、アニゼット、グレープフルーツジュース、ライムジュース。
すっきりと甘いカクテルでした。

お通しは柿ピーで変わらず。伝統ですね。
バーも歴史ある帝国が昔から通しに出しているのは、乾きモノの、柿の種。
剥きピーナッツが入り、柿ピーとなったのは戦後。
GHQ(General Head quarters)がインペリアルバーに出入りするようになり、柿の種を出しても彼らは食べない。
彼ら好みのピーナッツを混ぜてはどうか？それで生まれたのが「柿ピー」という説らしいです。
柿の種は米処新潟のお店のものとかの。ピーナッツは別々に調達され店でブレンドされています。

雰囲気が好きなもので、バーテンさんと話しているとまた、ここにしかないマッチを貰いました。
煙草を吸わなくても嬉しいんですよね。
これでいて、実はマッチコレクターなもので。
今日も、大人だけの贅沢な時間が流れていました。

(2010/11/21)
帝国ホテル東京本館２Ｆのオールドインペリアル バー。
こちらのお店には見たい作品があって、レ・セゾンでの食事の後、お店の方に案内いただきました。
閉店間近の時間。カウンター席に通していただいて早々に「スミマセン、壁見てきて良いですか？」と離席。
旧帝国ホテル「ライト館」の面影を現在に伝えるクラシカルなメインバーの壁には、建築家フランク・ロイド・ライトの設計で「東洋の宝石」と称された秀逸な建物から移設された、テラコッタの壁。
店内左奥の大谷石や、テラコッタの壁は当時のもの。暫し凝視。お店に入らないと観賞出来ないのです。
これで、帝国ホテルで見たかった芸術品を全て見終えました。満足です。
今回の帝国ホテルで堪能した作品は日記に写真でまとめました。
http://tabelog.com/rvwr/000074957/diarydtl/37801/

ピンスポットが当たる印象的なカウンターで、カクテルを二杯いただきました。
お通しは、カキピー。

・ライト 1400円
120周年カクテルです。テキーラ、フランボアリキュール、レモンジュースのさっぱりしたお味。
飲みあげると、グリーンのドレンチェリーとミント。色の対比も綺麗です。

・ワインクーラー 1580円
一般的レシピの通り、赤ワイン、コアントロー、レモンジュース、7アップ。
赤いカクテルが、ライトのデザインを想像させるグラスのデザインを浮き上がらせます。

バーテンダーさんと建築家フランク・ロイド・ライトの話をし、お店にしかないレトロなデザインのマッチを貰いました。
ある種の達成感に浸りつつ閉店時間まで。
ここのバーカウンターは、照明を落とした店内でグラスにスポットが当たり、そこへ視点が集中します。
著名な方々も、ここで杯を重ねたと聞きます。
素敵なバーでした。