優雅なランチ : アピシウス

ランチタイムに再訪。グランメゾンながら平日であれば直前のソロダイナーでも予約が取りやすい。今回も落ち着いた客層と重厚なアンビエンスが相俟って居心地がよい。

MARCHEコース（Entree、Viande、Dessert、Cafe）、グラスのシャンパン×1と赤×2をいただいた。ランチとはいえこのクラスで2万円以内のbillはgreat deal。

■ Olive、Amuse-bouche
いつも通りシャンパン×オリーブ（2回お代わり）でスタート。アミューズブーシュは地鶏のテリーヌ。
◯ Pommery Apanage Blanc de Blancs N.V

■ Entree（フォワグラとバターナッツ・スクワッシュのフラン パンデピス添え）
◯ Nuits-Saint-Georges Les Fleurieres 2008

■ Viande（仔牛胸肉のリヨン風、シュウファルシ添え）
◯ Chateau La Clemence Pomerol 2006

■ Dessert（ワゴンデザート）
男性も虜にする魅惑のラインナップ。ケーキ全種類を制覇するとともに、アイスクリーム・ソルベは3種類を選択。

■ Cafe
いつも通りハーブティーを選択。5種類用意されておりお勧めのブレンドでいただいた。4、5杯分あり。

正直、entreeとviandeはblandだったが、充実したワゴンデザートで見事リカバリー。

半年ぶりにソロランチで訪問。何度か伺っているが高揚感が冷めることはない。前回同様、MARCHEコース、グラスのシャンパンとワインをオーダー。

Ambience：
重厚感且つ高級感があり欧州で慣れ親しんだambience。この場にいることに喜びを感じる。

Guests：
メインダイニングフロアはfully booked。ドレスコードがあるためカジュアルな服装のゲストは皆無（ambienceと調和が取れている）。年齢層は比較的高め。

Service：
ランチながらoverall sophisticated。

Food＆Wine：

■ Olive、Amuse-bouche：
シャンパンと中毒性の高いオリーブでスタート。毎度のことながらオリーブのさりげないリフィルに感謝（今回も2回お代わり）。アミューズブーシュはパテ・ド・カンパーニュ。

◯ Henriot Brut Souverain

■ Entree：
フランス産鴨肉のコンフィと燻製を選択。期待水準を超えるものではないがクオリティは確か。

◯ 2013 Joseph Faiveley Nuits-Saint-Georges 1er Cru（ピノノワール）

■ Viande：
和牛心臓肉のポワレを選択。火入れ及び食感に満足。ボルドレーズソースが美味。

◯ 2015 Margaux du Chateau Margaux（シャトーマルゴーのサードワイン）

■ Dessert：
魅惑のワゴンデザート。ケーキ全6種類・胡椒のアイスクリーム・紅茶のアイスクリーム・マンゴーソルベをペロリと平らげた。今回もケーキは別腹。

■ Cafe：
ブレンドのハーブティーをいただいた（4、5杯分あり）。

ランチのショートコースとはいえこのクラスのレストランでグラスワインを3杯（今回はシャンパン×1、赤×2）いただいて税サ込2万円以内に収まるのは素晴らしい。

久しぶりにsolo lunchで訪問。料理や雰囲気の満足度も然ることながら、overpriced restaurantsとは一線を画し、客層も安定していることから、お気に入りレストランの一つ。

MARCHEコースとグラスのシャンパン、白、赤をいただいた。コースは少し値上がりしていたようだが、このクラスでは誤差の範囲内。

■Olive：
個人的にはシャンパン×オリーブは中毒性が高い。結局、今回もオリーブを2回お代わり。さりげなくrefillしていただけるのが嬉しい。

Champagne：Palmer & Co Brut Reserve

■Amuse-bouche：トビウオのカルパッチョ風

■Entree（郡上鮎のグラッセと剣先烏賊 雲丹のブールブランソース）：
肝のほろ苦さがアクセントの鮎と雲丹の風味豊かなソースの組み合わせが絶妙。Chardonnayとの相性もよい。

White wine：Chassagne Montrachet Premier Cru Clos de la Rocquemaure 2015

■Viande（信州鴨とフォワグラのパイ包み焼き）：
鴨×フォワグラ×パイ包み焼き×濃厚な赤ワインソースということで期待値を上げ過ぎたせいか感動には至らなかったがレベルは高い。Pinot Noirとの相性もよい。

Red wine：Pommard Clos Blanc 2013 Albert Grivault

■Dessert（ワゴンデザート）：
ケーキ全種類、胡椒のアイスクリーム、紅茶のアイスクリーム、マンゴーソルベをいただいた。普段デザートにほとんど興味がない男性も虜にする素晴らしいラインナップ。

■食後のドリンク（ハーブティー）：
ハーブティーは5種類用意されておりブレンドも可。4、5杯分はあるのでゆっくり楽しめる。

Overall ratingは4.0。

Solo lunchで再訪。Short courseのMARCHEをワインとともにいただいた（過去2回の訪問は緊急事態宣言下であったため、今回初めてアルコールをいただいた）。

■Olive：
グラスのchampagneとoliveでスタート。Oliveだけでも食べ始めると止まらないが、champagneが拍車をかけ2回お代わり（oliveがなくなると直ぐにrefillしていただける）。

■Amuse-bouche：真鯛

■Entree（宮城県産真牡蠣とトコブシの燻製）：
大粒の牡蠣とナイフでスッと切れるほど柔らかいトコブシの燻製のコンビネーション。ソース（ピペラード）にも小柱が入っており、このひと皿で貝の旨みを堪能。

■Viande（和牛頬肉のミジョテ）：
じっくり煮込んだ和牛頬肉をテキーラ風味のリヨネーズソース（玉ねぎソース）でいただいた。プルンとした食感が堪らない。Saint-Emilionの赤（Merlot主体）との相性もよい。

■Dessert（ワゴンデザート）：
これが目当てのゲストも多いはず。パンを3種類いただいてお腹が膨れていたが「デザートは別腹」。ケーキ4種類、胡椒のアイスクリーム、マンゴーソルベを完食。

■食後のドリンク：ハーブティー

極めて高い水準でfood、service、ambienceのバランスが取れていながらtoo priceyではない類稀なグランメゾン。

Solo lunchで再訪。ショートコースのMARCHEを以下のチョイスでオーダー。

Starter：フランス産鶉と仔鳩のソテー 生姜とターメリックのバターソース
Main：ブイヤベース アピシウス風
Dessert：ワゴンデザートから4種類、アイスクリーム1種類、ソルベ2種類
Cafe：ハーブティー

アンチョビ詰のoliveからスタート。今回も残り僅かとなったタイミングでさりげなくrefill。こういう所作は実にsmart。

Amuse-boucheはサーモン。火入れが絶妙でnext dishへの期待が高まる。

Starterのpigeonは臭みがなく、medium-rareの仕上がりで秀逸。Londonのstarred restaurantsでいただいたpigeonを思い出した。鶉は正直、可もなく不可もなし。Decorationに工夫が見られなかったのは少し残念。

Mainのブイヤベースは此方のスペシャリテの一つ。海の幸を贅沢に使用しており、そのエキスが詰まったスープは絶品。色鮮やかな赤色は甲殻類とトマトペーストの色とのこと。熱々の状態でサーブされていれば完璧。

ラストはデザート。ワゴンデザートの説明を聞いていると童心に返った気分。あれもこれもと4種類、さらにアイスクリーム＆ソルベ3種類を美味しくいただいた。因みにハーブティーも5種類からチョイスできる。

Overall ratingは4.0（same as last visit）。

Solo lunchで初訪問。1時間程度しか時間がなく且つ時節柄alcoholをいただくことができないため、軽めのlunch course（MARCHE）をオーダー。

MARCHEはstarterとmainをそれぞれ2種類から選択。今回いただいたのは以下の通り。

Starter：鱧の冷製フランとキャビア 黄色トマトのクゥーリ
Main：フランス産鴨胸肉のコンフィと燻製 赤ピーマンのヴルーテを添えて
Dessert：ワゴンデザートから4種類とアイスクリーム2種類
Cafe：アイスコーヒー

先ず、アンチョビ詰のoliveがサーブされた。Olive好きとしては惜しげもなく盛られた皿にtensionが上がる。お代わりもいただいた。

続いてamuse-bouche（太刀魚のソテー）。Portionが大きければmainとして使用できそうな出来映え。

本邦では、名店とされるレストランでもパンが1種類しかないことが多いが、此方では3種類用意されており流石。

Starterのキャビアと鱧が添えられたクゥーリは濃厚で美味しい。キャビアと鱧が絶妙のアクセント。

Mainの鴨はコンフィと燻製の2通りの食感を楽しめる逸品。Red wineが飲みたくなる。

Dessertはワゴンデザートから好きなケーキを選択。これは男性でも嬉しいサービス。アイスクリームやシャーベットも好きなものをサーブしていただける。

最後はアイスコーヒーでフィニッシュ。

このqualityでsparkling waterのlarge bottleも付けて10,000円アンダーとは正にgreat value。安定したサービス、重厚感あるambienceも申し分ない。

Overall ratingは4.0。