小洞天/罪と罰 (読んでないけど) : 小洞天 有楽町店

この口コミは、Jackie_mさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

4.0

¥1,000~¥1,9991人
  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
2020/09訪問7回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

小洞天/罪と罰 (読んでないけど)

いつもの居酒屋でちびっ子ワープロ作業をしていたら、「コワシタノ ?」と、早速Y~ちゃんにディスプレイを割ったことを見破られてしまう。
それにしても若い子の視力には驚かされる。ちょっとチラ見しただけでもうバレてしまうなんて …… 中国人だから、アフリカ人のように視力6.0とかまでは出てないと思うんだけど、3.5くらいはあるのかなぁ ?(笑)

―― 好物のウサギをつかまえに野山を駆け回っていたわけだから、そのくらいはあるはず。そうじゃなきゃつかまえられないもん、ウサギなんか ……

<その翌日/R2.9.20>

「小洞天 有楽町店」

午後12時半。
これが池袋であったならお昼ご飯には未だ早い時間、スムースに店内に滑り込むには逆に有利となろう時間かも知れないが、ここ有楽町ではそうもいかないだろうと見当をつけ、となったらすぐ着席できる可能性の高さに信頼を置いている店への階段を降りる。
そして人差し指を一本立てれば案の定、すぐにいつもの円卓へと誘導していただけることとなってlucky !

その円卓には透過性ゼロの白いアクリル板の衝立が設けられており、それがなければ、フルには着かせないまでも、椅子の数的には7~8脚となろうか。それが4人使いとなるので余裕は余裕なんだけれど、私も他人からの干渉を嫌うタイプだが、しかしながらもういい加減、パブリックな場所でのこういった不自然な区画整理って、人間の健全な心身、及び佇まいの形成を阻害してしまうのではないかと、心配しちゃうんだけど ……

“昭和から変わらぬ ! シュウマイご飯” @880
“ランチ麻婆豆腐” @300

今日は何故かリードタイムが異常に長く、もう10分は経つのでは ! という頃にようやく料理が到着した(笑)。
めぐり逢ったのは、夢にみたひとではなく、想い出のひとでもない。不思議なゆれるまなざし。心が波立つようです、いつになく ……

隣にうら若き女性が着いた。
バンブーの割り箸を、今日は折る覚悟でいこうと決める。分かっていたことながらこちらの肉密度の高いシュウマイは手強く、それを箸で割ろうとすれば途端、そのティップから胴の部分に簡単にトルクが乗り移ってくるが、そこでパワーの出せる設計が出来るということが、このバンブーの、素材としての優位性でもある。
そしてオプションとして追加した麻婆豆腐の調子も、中国所縁のものととらまえずに、素直にご飯のおかずとして考えればすこぶる良好で、分かっていたことながら素直にうまい !

隣の女性には担々麺とシュウマイのセットが届いたようで、それまでは間仕切りと、円卓の内輪にセットされているメニュウでマスキングされていた女の人の面持ちの全貌が、お店の人が気を遣って醤油をその女の人の手元に持ってくるべく内輪を回してあげた為に、立ちはだかっていたメニュウが移動して、そのすべてが白日の下に晒される !

女の人の素顔が見られなくなって久しい昨今、今まさにその唇がさよならと動く、もとい ! その実在感に溢れる(何故ならば実物なので)唇がラーメンを啜る幻想的な光景を目の当たり、そこに実像だけが発揮する奔放なエロスを垣間見ていかがわしい気持ちを抱いてしまうのは、果たして罪か ?
そしてそんな私に与えられる罰とは ……

  • 小洞天 - “昭和から変わらぬ ! シュウマイご飯” & “ランチ麻婆豆腐”

    “昭和から変わらぬ ! シュウマイご飯” & “ランチ麻婆豆腐”

  • 小洞天 - 目覚めない巨神兵

    目覚めない巨神兵

  • 小洞天 - 破壊しないゴジラ

    破壊しないゴジラ

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2020/01訪問6回目

4.0

  • 料理・味4.0
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

小洞天/地階のFastest food

一日を通して冷たい雨であった昨日に対し、一転晴れて気温もあがるという東京。
国鉄有楽町駅を下り、パチンコ屋の4階で映画の切符をとっていつもどおりに、さてどうしたものかと途方に暮れる。
時刻は午後1時を少し過ぎたところ。映画の時間は午後2時40分。私のペースでのお昼ご飯とお散歩写真の時間を鑑みると、切羽詰まってはいないが持て余すほどでもと思い、ストレートに、線路をくぐったところの大きなビッグカメラの地階へと下りる、その信頼感に溢れた階段を下りていった

<R2.1.19>

「小洞天 有楽町店」

“案内いたしますのでここでお待ちください”の看板の袂に物欲しそうな顔して佇む間もなく、そんなところで萎れてないでこっちへ着け ! といった感じで給仕の男性に気持ちよく促され、円卓の椅子に着席した。
いちお品書きに目を通すものの、注文したいものは既に決まっており、側に立ったお兄さんに速やかに注文。同時に円卓のどの位置に醤油が置かれているかを、あらかじめ目線だけで補足しておく。

ほどなくして若き美人が近寄ってきて、私の隣の椅子に鞄を置き、そして羽織っていたコートを翻してその椅子の背にかけた。
仄かに、というよりは少々はっきりと立ちのぼる香水のかおり。たとえ同じ香りであったとしても、美しい人の香りはより美しく香り、そうでない人の香りはそれなりのものとなろうが、その人は美しかったが、それは私にとって、とりわけ今まさに食事をとろうというとき、必要なものではなかった。
それよりも連動してにわかに沸き立った性的興味が、しかしおっかけ現れた女性の連れの、浅黒きスポーツマンのイケメンっぷりを認めた瞬間、速やかに減衰していく ……

“昭和から変わらぬシュウマイご飯” @880
“ランチ麻婆豆腐” @300

今日は店内が盛況の為か、いつもよりちょっと時間が掛かった気がする。ふだんは30秒くらいでやってくるのだが、3分ほども掛かって待ちくたびれた。
(あくまでも私の体感速度です/笑)

こちらのランチは麺類のセットもあるのだが、母親を亡くしてからというものとりわけ白いご飯への執着傾向をとめられず。
先ず今日も十分に濃い赤を発色させている蠱惑の麻婆豆腐で白いご飯を穢すことからはじめるのは無論、おかずだけ残った場合、どちらかと言えば、よりご飯に対する依存度の低いシュウマイを残す為の安全策。

そして満を持し、バンブーの箸をしならせながらこちらの質量十分、且つ硬質なシュウマイを割っていく。昭和から変わらぬシュウマイを、昭和だけを今だに純化し続ける男が割っていく !!
本当はまるまるかぶりつくのが餃子やシュウマイをやるときの真っ当な流儀であろうが、半分にすることは、その断面がより醤油を掴んでくれるので、こと白いご飯と口中調味させるに醤油本来の味(笑)をより際立たせることが出来る為 !

ご飯、シュウマイ、麻婆豆腐の、さながらフェラーリ312Tにおけるシャシー、レーシングタイヤ、180°V型12気筒エンヂンそれらの関係ような、刃(やいば)をつたうような拮抗。
白状してしまうとこれ以上のファストフードを、私は未だ知らない
(「崎陽軒」さんの“シウマイ弁当”が、明らかに同じステージにいると思うけど)

その後、いつものパチンコ屋の4階でエディ・レッドメイン主演の“気球映画”を観賞する。
それは1800年代後半、まだそれが荒唐無稽だと思われていた時代に現代の天気予報の礎を築いたという学者の、事実を元にしたフィクションなのだが、歴史は分からないんだけど気球というもののメカニズムのほうに、実に興味深く見入ってしまった次第。
バルーンの生地の、当時の女工さんたちに依って手縫いされてハンドメイドで仕上がっていく(ミシン使ってたかな …… 忘れた)様や、気球のてっぺんにはダンパが設けられていて、その動作でガスを抜いたり閉じたりしての高度調節機構、また一度撒いてしまったらもう終わりの砂袋のバラスト etc.
私の目から見るとけっこうにメカニカル。

<ここから先、この映画を観に行こうとしている方は読まないでください>
しかし、例えばヘリコプターでエンストしたとき、羽根をフリーにして下降気流で回転させることによって揚力を得て不時着させるような理論、技術があるというけれど、急下降を止められなくなった気球の、ネットに依って支えられたバルーンの下方をカットし、風圧で逆さのお椀形を作って即席のパラシュートにするというのも、その前に一番の重量物のゴンドラの投棄ということがあるにせよ、こんなふうに上手くいくのかなぁって ……

―― まあ、それが映画ってもんだけどね

  • 小洞天 - “昭和から変わらぬシュウマイご飯” “ランチ麻婆豆腐”

    “昭和から変わらぬシュウマイご飯” “ランチ麻婆豆腐”

  • 小洞天 - 俺の名を言ってみろ !

    俺の名を言ってみろ !

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2019/05訪問5回目

3.7

  • 料理・味3.8
  • サービス3.7
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

小洞天/明確な設計思想のもとに

GW最後の日。またも怪しい天気だが、東京はそれでもまだマシだという。
大型連休というのも、毎回突入してみればあっという間に過ぎ去ってしまうもので、今回もそんな感じとなるのかなと思っていたのだけれど、振り返ってみると意外と長かったという気がするのは、私にもとうとう日本人にすべからく備わっているべきエコノミック・アニマルとしての性(さが)がようやく身に付いて、仕事をしていないと何か気分が落ち着かないという、とても有り難い症状がようやく発現してくれたのであろうか ……

<R1.5.6>

「小洞天」

ビッグカメラの8階で映画の切符をとってそのまま1階に下り、一旦外へ出て、地下のこちらへと入りなおす。
午後1時40分。案の定席は空いており、今回初めてであろうか、7、8人は着けるであろう円卓へと案内される。実は私はこの中華の円卓の、一段高くなった、調味料やメニュウなどの乗った真ん中の円盤に慣れていなく、欲しいものを見つけても、いつもその便利機能が活用できずに無理な姿勢で手や胴を伸ばしてしまっていたのだ。
余談となるかも知れないが、こういった構造であればそれを応用して遊園地のコーヒーカップのように真ん中の円盤を固定とし、外周である座席側が回転するような仕掛けにしておけば、もっと諸々面白くなるのではないかとも思うんだけど ……

―― またヒント与えちゃったかな ?

と、考える間も与えてくれず、ホールの外国人女性にぴったりとマークされてしまった。注文をとるまでここを梃子(てこ)でも動かないと言わんばかりにぴったりと(笑)。

―― まあ、注文は最初っから半ば決めていたので、別にいいけどね ……

“昭和から変わらぬ! シウマイご飯” @840
“ランチ麻婆” @300

例によって料理は迅速で舞い降りた。それはそれは恐ろしいほどのスピードで(笑)。
スープはThe 中華屋って感じのスープ。その蓮華の矛先を、流れるように麻婆豆腐に向けた。
麻婆豆腐のブラウンがこれまた白い器に映える !! シュウマイはそれ単独で味わってもその魅力はある程度維持されると思うので、麻婆豆腐を主体に口中調味させてゆく。作り置きのほどよく保温された麻婆豆腐なので、無我夢中で、それこそ飲むように喰らうことを可能にさせてくれるのだが、これがほんとうにその為に計算された温度管理なのかどうかは未確認。

で、シウマイは、シュウマイではなくて、崎陽軒も確かそうだったと思うけど、シウマイと書くんですよね。何度も言っているようにこちらのそれは肉密度を最大とした重厚感に溢れるシュウマイであって、昨日の仕上がりは、いつものように割り箸を撓(しな)らせられるものの、それをへし折られるには至らないまでの、ちょうど良い加減となっていた

※ シウマイについて気になってマイコンにあたってみたところ、それには主に二つの説があり、当時崎陽軒の創業者がシュウマイよりもシウマイと発音したほうが、協力してくれていた中国人たちに通りが良かったということ。またもう一方は飲食にありがちな言葉遊びで、シ“ウマイ”、美味いってことに通ずるから、とのことでありました

私のいる円卓におっかけ着いてきた男性お一人は肉まん付きの揃いものを注文されたようで、途中で時折箸を置いて肉まんにむしゃぶりついているのだが、その熱中の姿はユーモラスにも見えるんだけど、どこか真剣で、いや、どこか必死で(笑)、私はそれを見ていて、肉まんなんかご飯のおかずになるものかと訝る半面、何故かある種の羨ましさのようなものがこみあげてくる(笑)。

有楽町の地階の昼下がり。
ふと気付けば、集うお客たちの織りなすヒューマンスクランブルも眼中に入れず、一気にご飯をやっつけるというこの至福のひとときにただただ微睡んでいた。
小振りな崎陽軒のシュウマイとはあらゆる意味において対極に位置するこちらのゴツいシュウマイ。その両者は同じシウマイという料理に対し、それぞれ異なったアプローチの仕方をしているが、しかし料理としてどちらもそれを上手く完成させていると思う。

これはざっくりいって設計思想の違いということなんだろうけど、そうであれば、これはまさに私が日頃から提唱している、“料理は科学”、ということをいみじくも証明してくれているようで、何か自分事のように誇らしげに階段を地上へと這い上がっていく私であった

―― いや、ほんとは料理は科学って俺独自のもんじゃなくって、ただ映画ん中のマルチェロ・マストロヤンニの台詞パクっただけなんだけどね ……

  • 小洞天 - “昭和から変わらぬ! シウマイご飯”と“ランチ麻婆”

    “昭和から変わらぬ! シウマイご飯”と“ランチ麻婆”

  • 小洞天 - “料理は科学だ !”

    “料理は科学だ !”

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2018/10訪問4回目

3.7

  • 料理・味3.8
  • サービス3.7
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

小洞天/割り箸との再会

明け方お手洗いに立ったところでは軽快な雨音が鳴っていたが、朝起きたらぱったりとやんでいた。
といって昼過ぎ、言うほど晴れてもこなく、寧ろにわか雨が心配なくらいの空模様。微妙な頭痛をひき擦っているんだけど、それが流行りの風邪なのか、はたまた血圧のせいなのかは分からない。地震[注]は昨日から来てないんだけどなぁ ……

注) 高血圧によって揺れてもいないのに地震かなぁと思う怪奇現象のこと

<H30.10.27>

「小洞天」

午後一時四十分。
不安は最初からなかったが、いつもの階段を下りれば今日もすぐに着席することが出来た。注文は決まっているが、いちおう品書きに目を通す。いや、品書きに目を通して目当てのものが見つけられず、逆に焦ってしまったが、ランチのセットメニュウの一番上にそれは君臨していた。あと、こないだ覚えた一足しの一品を追加することも忘れはしない。

続き一人で下りてきた私よりもお若いくらいの男性は、ウェイター氏に向かって着席前にもう、担々麺セットだかの注文を鮮やかに決めてみせ、私としては、ちょっと差をつけられちゃったかなと ……
で、外はけっこうに蒸し暑くなっているんだけど、この熱いお茶が、ちょっと厄介者よ ……(笑)

“昭和から変わらぬ ! シウマイご飯” @840
“ランチ麻婆” @300

昨晩の失敗を是か非でもリベンジしたく、絶対に失敗しないものを注文。
まずザーサイとシュウマイ用のお小皿に醤油を回し、続きお小皿にだけ洋辛子を。そして満を持し、割り箸を引き抜いて鞘は潔く捨て去る。洗い箸から逃れたのは、もうどれだけぶりであろう。とくにラーメンなんかのスリップし易いものを洗い箸でやらされるときのストレスっつったらないけど、その機能も然ることながら、やはり日本人の浄不浄、大きく言って神道の観念にこれほどマッチした道具も他になかろう。大袈裟に言えば割り箸そのものが日本人、ということである。
と言いつつ俺はやだけどね、もしも自分が割り箸だったら。

料理は例の如く一瞬で到着した。何故ならば、もう出来ている料理を盛り付けて、温かいご飯をよそってくるだけなので(笑)。
今日もまた、それ一本で(ほんとは二本だけど)このタフな肉塊に立ち向かう。肉を切らせて骨を断つ、という中国の古い諺があるが、まさに肉を断つか箸がへし折られるかの戦いに打ち勝ってこそ、我々はその“名物”を口に運ぶことが出来るのだ。その“名物”の保存は冷蔵庫で五日間 ! 今まさにレジスタカウンタのところでお土産に買って帰ろうという男性がそう説明を受けていたので、そのまま受け売ります !!

そして暫しの恍惚感に浸る。
温いことさえも好感が持てる麻婆豆腐(これほんと。いつもの私得意の皮肉ではありません)。ここでの食事はいつも、めちゃくちゃにご飯を食べた ! という気にさせられる。内税で ¥1,140の明朗会計も素晴らしい。

満足気に階段を上って白日の下に身を晒し、先ずは銀座の街でお散歩写真を楽しんだ。久々にブルース・ウィリスの大活躍を目の当たりに出来るのだろうか、なんて胸を躍らせつつ ♪

  • 小洞天 - “昭和から変わらぬ ! シウマイご飯” と “ランチ麻婆”

    “昭和から変わらぬ ! シウマイご飯” と “ランチ麻婆”

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2018/07訪問3回目

3.7

  • 料理・味3.8
  • サービス3.7
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

小洞天/昭和から変わらぬ ! 俺

タイフーン12号の影響で、今夜はどうなることやら。直近では願ってもなく出逢いに恵まれた夜となりそうなのに ……
午後一時前に家を出たが、幸いにも雨の切れ間にあたったらしく、折り畳み傘はとじたまんまで済んでいる。同じく午後三時からから始まる候補の二本を、大森のやつにするか有楽町のやつにするか迷っている。
結果切符がとれなかった時のバックアップを考え、先に有楽町で下りてみることに。そうすれば NGだったときに直ぐに大森まで移動すればリカバリーができると考えて ……

<H30.7.28>

「小洞天」

ビックカメラの8階で、無事に切符がとれた。
ほっとして地上まで下り、一旦建屋を出てふたたび地階へと潜りなおすとこちらのお店。
余談ながらビックカメラの上の劇場は、ビックカメラのメンバーズカードを提示すると一般一名 1,800円がなんと 1,400円となるようで、受付のお兄さんに促されて初めてそれをやってみたんだけど、これはかなりお得じゃないかと秀樹感激 !。

こんな天候だからか店内は余裕の空きを見せていて、四人掛けのテーブルを独り使いさせていただく。
早速お昼のメニュウに目を通し、“極セット”という肉まん付きのものに強く心が揺さぶられたが、もう一方で非常にオーソドックスながら、白いご飯にこちらの重量感のあるシュウマイ 4ヶセットというのにもハートを鷲掴みにされちゃって ……

“昭和から変わらぬ ! シュウマイご飯” @840
“ひとたしメニュー/ランチ麻婆” @300
〆て ¥1,140 の明朗会計にまた痺れる。

注文のキーポイントは、白いご飯にシュウマイという黄金のコンビネイションに、プラスαということで小さい麻婆豆腐が付けられたこと。
そしてまた、私の中の余計な想像力がまたしても蠢いてウェイター氏に、「この“ランチ麻婆”って麻婆豆腐ですよね ?」などと子供染みた確認をしてしまったのだが、ウェイター氏は非常に丁寧に、「人気の組み合わせの隠しメニューです」とすすめてくれたこともあって。

―― でも別に“隠し”ではないよね ♪ (笑)

結論的にこちらのランチは、提供時間の異常な迅速さということもそれを暗示しているが、デパ地下のお総菜コーナーで仕入れたおかずに温かいご飯と温かいお汁を付けたもの、分かり易く言えば崎陽軒のシウマイ弁当のご飯を炊きたてとしたものだと解釈出来る (笑/ほんとかよ)。それは最高ではないかも知れないが、しかし常に一定以上の高品質が約束された、実に優秀なパッケージングなのだ

麻婆豆腐は見た目こそ重厚なんだけど、食べてみるとそれほどスパルタンなものではなく、寧ろ日本人向けで“痺れる”感のない食べやすいもの。

向こうのテーブルには小さい子連れの家族。
お父さんが子供に「美味しいでしょ ? シュウマイ」ってやってる。子供がまだ小さくて素直だから微笑ましい。
私は思春期からそれを大きく超えてまでも、食卓でこれを (これ美味いから騙されたと思って食ってみろ ! 的な“押しつけ”を) やられ続けたから、親子関係が完全に崩壊した (笑)。

―― そうなっちゃうと、ほんとに好きなもの、食べたいものでも、先回りしてそれをやられると、不思議なもんで、もう意地でも食うもんか ! ってなっちゃうんだよね ……

  • 小洞天 - “昭和から変わらぬ ! シュウマイご飯”と“ひとたしメニュー/ランチ麻婆”

    “昭和から変わらぬ ! シュウマイご飯”と“ひとたしメニュー/ランチ麻婆”

  • 小洞天 -
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2018/01訪問2回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

小洞天/地階の食堂

昨日ピークに達した腹筋の痛みが、今日はいくらかやわらいでいた。
この定期的に襲われる痛みは、もうずっと前っから何なんだろうと思っていて、どっちにしても酒に纏わる、カラオケ熱唱し過ぎか笑い過ぎか、そんなことなんだろうと思うんだけど、未だすっきりとした答えを得られていない。確かに一昨日、激しく熱唱したのは確かなんだけど、歌ってなくてもなるときがあるからよく分かんないんだよなぁ ……

<H30.1.4 有楽町>

「小洞天 有楽町店」

午後一時に達していない。
大林宣彦監督最新作の切符をとって、ビックカメラの横の階段を下りていった。店内は当然の如く盛況で、一人の私は、見知らぬおじさんと四人掛けの卓を向かい合わせで共有することに。こんなとき、美人女性と私のようなおっさんの相席、ということも、お店はやっているのだろうか。よく映画館の中でも、兎角要注意人物、また危険人物の隣に、もはや作為的とさえ思えるほどに決まって着かされているような気がしちゃってる私なので、こうして屈折せずにはいられない (笑)。

で、この他人同士の“向かい合わせ”という、“同距離にしてパーソナルスペースへの侵害が最大”となるシチュエイションに図らずも陥ってしまったとき、相手がそれを巧く殺がす技術に長けた人物か否か、ということが、その緊張がよりソフトに済むか、またハードなものとなってしまうかの分かれ目なのだが、幸いにも向かいのおじさんはその点、“大丈夫”な人であったので助かった

“麻婆豆腐・ライス・半タンタン麺・シウマイ2個” @1,360也。

大手町のときほど迅速ではなかったが、こちらも相当なスピードで料理が舞い降りた。
シュウマイの辛子は、あの透明な大きい器のがそうだろうか。重量級のシュウマイ二つがのったお小皿に、その器っから洋辛子を大きな耳かきみたいなので落とし、醤油で割った。やはりこちらのうま味があると思うんだけど、プラシーボ効果か何なのか、いまいちよく分からない。

麻婆豆腐は作り置きで、少々温かったが ご飯が熱々なのでそれでちょうど良くなる仕様 (おいおいおい !)。
大手町の店は振り回した山椒でそのぴりりを補強する形をとっていたが、こちらは全体でぴりり。スープ有りのふつうの担々麺の刺激はそれほどでもなく、懐かしの昭和、プラス20%ほどの“本格”を付加したような感じで、その細麺とのヴァランスとともに文句の付けようもない

こちらのランチ (ランチに限って/何故ならこちらの夜の部を私は知らないので)は、徐々にそのコンセプトというものを私も理解しつつあるんだけど、要は“本格”ということよりも、殊更にお昼の部としては、“界隈で働く方々の社員食堂”という役割に特化しているのだなぁと。広いフロアを以て数名連れに対応、また限られた休み時間の中でお客さんを焦らせないように、料理の即提供、ということを成すのだ、という強い使命感にはリスペクトさえ覚える。

だからその意味において、シュウマイや麻婆豆腐が作り置きだって許せる、という以上に、それでも一定水準の美味しさを満たしている、と言うことが老舗の凄さというものなのだろう

【以下余談】

約三時間もの尺をもつ大林宣彦監督の「花筐/HANAGATAMI」。
齢79才、しかも撮影中に癌がみつかって余命半年という宣告を受けながら、よくもまあこんな大作を撮りきれたものだと、いたく感心してしまう。常盤貴子さんを投入することによってそれを中和 (相乗狙いということは分かってるけど)しようとして、それでも抑えきれぬ無尽蔵なロリコンをまたしてもスパークさせつつ、もしも本作が最後の作品となるのなら、おめでとうございます、そしてありがとうと言わさせてください。あなたが撮った神保美喜のエロ (エロスではない)は生涯忘れません

(本人はあと30年は映画撮るって、次回作の準備に入ってるらしい/笑)

―― でも俺が一番好きなのは、「異人たちとの夏」だけど。今回のは“反戦”が、ちょっと映画としての価値を下げちゃってる。秀逸な反戦映画というものは、劇中に「戦争はダメだ !」なんてやらないで、黙してそれを語らないと。「ゴジラ」や「ひまわり」みたいにね

  • 小洞天 - “麻婆豆腐・ライス・半タンタン麺・シウマイ2個”

    “麻婆豆腐・ライス・半タンタン麺・シウマイ2個”

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2016/04訪問1回目

3.5

  • 料理・味3.5
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク-
¥1,000~¥1,9991人

日本橋 小洞天/硝子の峪の Compression ratio

<H28.4.23 有楽町>

東京国際フォーラムの懐の空間。
随分と耳触りの良い音楽が流れているなと思ったら、スピーカーの伴奏に合わせて奏でられる、なんというのか知らないが、民族楽器の笛の音の生演奏。
この独特な耳触りの良さは、膨大な面積を誇る硝子張りの壁面の峪(たに)が創りだした上質なリヴァーブ効果か

「日本橋 小洞天」

BGMはインストゥルメンタルのイージーリスニング。
屋号に日本橋と冠をかぶらされているので日本ナイズされた老舗高級中華店かと想像していたが、階段を下りきってフロアに足を踏み入れるなり私を案内してくれたのは、若い中国人スタッフの方々。
そして如何にもという面持ちのテーブルセットを整然と整列させた、やや天井の高い圧迫感のない空間の六人掛けの席に、しかし相席で誘われた瞬間、ああ、肩肘張らずにリラックスできる大衆性も備えるお店なのだなと、逆にちょっと安心することが出来た。

フロアに一人、2年B組麻宮サキのように、利き手に黒いサポーターを装着した小姐がいて一瞬緊張が疾ったが、鋼鉄製の殺人ヨーヨーは確認出来なかった。
そのときは ……

“麻婆豆腐・ライス・ザーサイ・半担々麺・シューマイ2ヶセット” @1,360也。

最初、間違えてチャーシュー麺とのセットを注文してしまいそうになったが、ウェイターの彼の、受け際のそつのない確認のおかげで危機一髪それを免れたるこができた。生理的事情からチャーシューの苦手な私にとって、これには大変助かりました !

最初おまけみたいなものかなと思っていた焼売は、めたくそに凝縮されて非常に重量感があり、箸でリフトさせるにもカットするにも難儀するものだが(いや、それ自体嬉しいことだが)、生姜か何か、爽やかフレイヴァーが利いており、蒸したてではないと思うが非常に美味い

で、麻婆豆腐は私の好きな色、且つ好きな粉のかかっているもの。担々麺はとっつき易い、例の細麺。このあたりは本格、というよりも日本人寄りにアジャストが施されて熟成されていったものだと思うが、それが軟弱者の私にはよくマッチしてくれた。
決してあっさりとはいえないこの麻婆豆腐をも凌駕する必要以上に濃い味の担々麺のスープが、否が応にもこの私の脳裏に、過ぎ去って久しい昭和をフラッシュバックさせる。

これから、ちょっと重たそうな映画を観なければならないので、スープを最後まで飲み干して血液のコンプレッションを上げた。

彼女はまだヨーヨーを抜かない
私も PORSCHE 911 には乗っていない

  • 小洞天 - “麻婆豆腐・ライス・ザーサイ・半担々麺・シューマイ2ヶセット”

    “麻婆豆腐・ライス・ザーサイ・半担々麺・シューマイ2ヶセット”

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店舗基本情報

店名
閉店 小洞天 有楽町店(ショウドウテン)

このお店は現在閉店しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル 中華料理、担々麺、飲茶・点心
住所

東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館 B1F

交通手段

JR有楽町駅 徒歩3分
東京メトロ日比谷線日比谷駅 徒歩5分
東京メトロ有楽町線有楽町駅 徒歩1分

有楽町駅から40m

営業時間
  • ■営業時間
    [月~金]
    11:00~15:00(L.O.14:30)
    17:00~22:00(L.O.20:50)
    [土・日・祝]
    11:30~15:00(L.O.14:30)
    17:00~20:30(L.O.20:00)

    ■定休日
    年中無休

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算

¥6,000~¥7,999

¥1,000~¥1,999

予算(口コミ集計)
支払い方法

カード可

(VISA、Master、Diners、JCB、AMEX)

電子マネー可

(交通系電子マネー(Suicaなど)、楽天Edy)

サービス料・
チャージ

17時以降 サービス料10%

席・設備

席数

215席

(B1階/B2階)

個室

(6人可、30人以上可)

貸切

(20人~50人可、50人以上可)

禁煙・喫煙

分煙

土日祝日は全席禁煙

2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

駐車場

なし

空間・設備

落ち着いた空間、席が広い

メニュー

料理

健康・美容メニューあり

特徴・関連情報

利用シーン

家族・子供と 知人・友人と

こんな時によく使われます。

サービス

2時間半以上の宴会可、ドリンク持込可、テイクアウト

お子様連れ

子供可

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nanachamananachama(27)

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