これぞ極みの味！神のタン＆神のカルビ取扱店「日本焼肉はせ川 別亭 銀座店」 : 日本焼肉はせ川 別亭 銀座店

高級ブランドのお店が軒を連ねるハイソサエティな街から、最近は庶民的なお店も増え、銀座もかなり変わってきました。
そんな中、久しぶりに「これぞ銀座」というお店でお食事をいただいてきました。

銀座3丁目にある「日本焼肉はせ川別亭銀座店」

マロニエゲート２から2本目の小路を入った先にあるビルの4階にあるお店。
銀座はメインストリートよりも、ちょっと入った小路に良いお店がありますよね。

8名まで利用できる個室もありますが、できたらカウンターに座りたいところ。
目の前で調理されていくライブ感溢れる料理を、目・鼻・耳で堪能した後、口の中で味と食感を楽しむ…
五感すべてで味わえるのですよ。
大将の軽快なトークも料理のひとつ(^^)

というわけで、たっぷり2時間半かけて楽しんだお料理を紹介しましょう（笑）

柾目杉膳の上にはあしらいの白梅。

お正月らしいですね。

せっかくなのでビールではなく泡で。

ChampagneDELAMOTTE～シャンパーニュドゥラモット～

繊細な泡立ちで華やかな香り。
深みのある味はスッキリと澄んだ後味で、余韻を残しながらも舌から消えていきます。
これは好みの味。覚えておこう（笑）

この日のお料理は「睦月　～ひと冬の舌鼓」。
い～ね～。ワクワクしてくるわ。

先附　
ずわい蟹と雲丹　但馬牛の贅沢軍艦巻き　フレッシュキャビア

仕上げに金泊を乗せて供されたのが1枚の目の写真。

こんなご馳走を前に人の目なんか気にしていられません。
手で行きます！

この日は鳥取産の松葉がにと根室産のバフンウニ。

初っ端からやられちゃいました。

祝い膳
写真左上から反時計回りに
和牛旨煮
丹波黒豆
車海老千枚漬寿司
金柑蜜煮
梅花百合根
炙り唐墨
竹萵苣菫

お節を連想させるような華やかなお重。
新年らしくユズリハが添えられています。

金柑蜜煮は中にブルーチーズ。
唐墨は口の中でほろほろ崩れていきます。

キリっと辛口の日本酒が欲しくなる。
飲んだら止まらなくなりそうなのでやめたけど（笑）

お椀
お雑煮をイメージした白味噌仕立てのお椀。
中は海老芋と独活、芽甘草、フキノトウ。
春の山菜が入って、こちらも季節が感じられる逸品。

御造り
三年虎福焼き〆
天然本鮪

フグは淡路島の3年物。
山口と石川県の七尾でフグを食べたことがあるけど、淡路島もフグが有名とは知りませんでした。
通常2年で出荷するフグを淡路島では3年養殖してから出荷するので通常の2倍くらいに育つのだそうです。
食感が全然違う。
歯ごたえがある。
歯ごたえがあるから噛む。
噛むから旨味が口の中に広がる。
つまりうまい！
薄造りで数枚一緒に食べるより食べ応えある（笑）

鮪は大間産の本鮪なので、大トロも中トロも蕩けます。土佐醤油で。

冷野菜
ま、サラダですな。
上に乗っているのは慈姑チップス。
ドレッシングではなく、オリーブオイルと塩昆布。
それだけなにに、野菜が新鮮だからいくらでも食べられそうです。
ボールで出されても完食できる自信があるわ。

そして、いよいよお肉です。
神のタンと神のハラミ。

食肉市場の第一業者「芝浦市場」が厳選した上質なタンとハラミにのみ許された呼称。
取扱いしているお店が少ない、希少なお肉です。

こちらを食べる分だけカットして、調理してくれます。

神のタンと神のハラミ
さらにフィレ、シャトーブリアン。

和牛
神戸牛シャトーブリアン
神戸牛　川岸畜産　三十五か月畜産

この楽しそうな顔
見ているこちらも、つられて笑顔になっちゃいます。

米粉とお塩をあわせた泡雪塩を降りかけたお肉。

これだけ真っ白なのに、全然しょっぱくないの。

神のタン厚切り
目の前で焼いてくれます。

シンプルに山葵とお塩でいただきました。

右と左で食感が違うんですよ。
右はサクサクと小気味いい歯ざわり。
左はタンとは思えないやわらかさ。

凌ぎ
黒鮑と黒毛和牛のリゾット仕立て
全部混ぜていただきます。

神のハラミ
そして神のハラミです。

麦みそと玄米を添えて

脂の旨味がハラミじゃない←褒めてます
噛むたびに口の中に広がる肉汁。
ハラミがやわらかいので、玄米のポリポリとした歯ごたえがアクセントになります。

神戸牛フィレ
フォアグラを乗せて、バルサミコではなく黒酢を使用した和のロッシーニ。
辛子が味を引き締めます。

箸休め
鹿児島はもう筍が出ているんですよね。
初物です。

木の芽をまぶして。
ホッとする味です。

神戸牛サーロイン
炭で全体的に香ばしさをプラス。

そうそう、ここの焼き方は表面をしっかり焼いたら、あとは余熱で中まで火を通すんですよ。

カットするたび、きれいなロゼ色となっていて、もうこれぞプロの技といった感じ。

普段、このくらいになるとお肉が辛いお年頃なのですが、全然まだ食べられそう（笑）

神戸牛リブロース　虎福白子焼き
サッと焼いたリブロースを澄まし仕立てで。

お餅のように見えるのは、遠火でじっくり焼いたフグの白子。

見た目お餅だけど、とろりと口の中で蕩けて、本当に口福。

きんき土鍋ご飯
北海道根室産のきんきを使った炊き込みご飯。

ほんのりとした魚の甘さを感じるご飯に、お漬物がよくあいます。

日本人で良かったと思える〆の食事。

デザートはなんとオリーブオイルを練りこんだバニラアイス。

これ、うまく言葉が見つからないのだけど、とってもクリーミーでミルクの味がするのに、後味はサッパリ。
オリーブオイルがこんなにバニラアイスにあうなんて！！
お店で売ってたら絶対大量買いする！！

カルタモナカも今年の大河を連想させるわ。

抹茶は愛知の宮ザキ園の極上抹茶。
色鮮やかですが、なんといっても風味がいい！

気づけば2時間以上経っていて驚きでした。
そんな長い時間いたとは思えない。

シャンパーニュのあとは、後ろのワインセラーのワインも気になったけれど、ウィスキーをいろいろいただきました。
タリスカーの10年やマッカランの16年など。

2022年のオープンとの事で、ちょうどコロナ禍真っ最中です。
でも、壁は重要文化財の修復も手掛ける左官職人久住有生氏による土壁だったり、さりげなくアンティークなライトが置いてあったりと、しつこいようだけど「これぞ銀座」という時間が過ごせるお店でした。久住有生氏はトイレの壁も手掛けているので、要チェックです！

新年早々良いお店で食事ができて、今年本厄なので厄払いになってくれたらと期待しています（笑）