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鮨を食うまで数々の武勇伝
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Mr.ぴぃ
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Mr.ぴぃさんの他のお店の口コミ
店名 |
銀座 鮨 み富
|
---|---|
ジャンル | 寿司 |
予約・ お問い合わせ |
050-5595-9440 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
【銀座駅】 A5出口より徒歩2分 東銀座駅から183m |
営業時間 |
|
予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥5,000~¥5,999 |
予算(口コミ集計) |
¥15,000~¥19,999
¥8,000~¥9,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
8席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 ※小学生以下のお子様の16:30(アルコール注文が増える時間帯)以降のご入店は大変恐縮ですが、お断りさせて頂きます。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
2018年7月30日 |
電話番号 |
03-6263-9889 |
備考 |
※誠に恐縮でございますが、当店では日本語のみでのサービスを提供しており、他言語メニューのご用意はございません。日本語が分からないお客様は、通訳可能な方とご一緒にお越し頂けますようお願いします。 |
初投稿者 |
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盆の精霊を見送って故里にはもうおくりまじが吹いた頃だと思うのだが、にも関わらず陽気が留まってくれないのが昨今の常。
寄る年波も手伝って夏の暑さに負け続け、暑気中りから夏負け、愈愈夏バテの便りが届くかなと思い始めていると、知己の懐かしい声。美味しいもんでも食べて、夏の疲れを引き摺った身体を癒そうじゃないかという話になり、独立する迄の店の名を一字取った此方にお邪魔することにした。
カウンタ―に案内され、先ずは麦酒をお願いする。赤星があると云うことで、それならばとしっかりとした厚みのある味わいで喉元をシュワシュワさせて、まったりとだらしなく呑むことを撰び、暫く摘まませて頂くことにした。
白木が未だ目に眩しく、少し斜めになった付け台に摘み、鮨を直接乗せていく店だ。
若布
星鰈
青柳
蛸
鰹
鰺
〆鯖
肉厚の若布が口開け。醤油を少し塗して若布を口に含み、磯の香に夏の終わりを感じる。
最初に付け台に置かれたのは星鰈と青柳。
東の松皮に対して、西の星鰈。透明感のある白身が生み出す食感の強さ、其の強さとは裏腹に旨み、甘みが豊かに醸し出される。得も言われぬ美味を麦酒で流すのが惜しくなる。
惜しいと肩代わりしてくれるのは青柳。青柳の名は東に上ってきて初めて耳にした。爺ぃの世代では未だ東西で言葉の壁が現存したってことなんだけど、馬珂蛤の音を品書きに載せることを嫌い、江戸周辺地域における貝の一大集積地であった上総国市原郡青柳の地名を雅称として呼び代えたのが始まりとされる青柳だが、少し赤みが差しているので江戸前なのかな、癖が無いと云えば嘘になるが、肴としては優秀で、舌切の青柳で麦酒を流し込む。辛めの生姜との相性も大層宜しい。
此方の生姜、良い塩梅な辛さでついつい過ごしてしまうのが困りもの。
細やかに入った隠し包丁が嬉しい蛸、戻りで身に付けし脂がまったりな鰹が登場して、日本酒へのシフトを決める。呑兵衛と云う訳では決してないんだけど(笑)、呑むなら頑な迄に辛口、呑み切れがスッキリと云うことで、月山を撰ぶ。
鰺、〆鯖ときて、季節柄なのかな、焼き、煮物と云った火の入った肴の登場が難しいと判断し、握って貰うことにした。
星鰈
新烏賊
赤貝
新子
縞鰺
漬け
中トロ
車海老
蛤
穴子
木津巻き
握りの始まりも星鰈。西の人間には馴染みのある魚だし、元々好きなので、全然結構(笑)。
新烏賊は関東周辺で初夏から秋にとれる当歳の小烏賊。関東なら墨烏賊が通り名かな、甲烏賊の産まれて間もない小さいものが珍重されて、元々江戸前種としては初秋の味わいだったものが、今では薩摩辺り九州の烏賊を入荷し、初夏から夏場、此の時期ならではの寿司種の代表格でもある。なぁんてことをほざいてみても、烏賊は何でも大好きなんで、どんなもんでも全然結構(笑)。
富久長と云ったと思うが、日本酒もこの辺で雰囲気を変える。切れ味の良いすっきりとした喉越しで鮨には合っているかな。
此の季節の赤貝と云うと、西の地物なのかしら。中秋から春にかけてのものと比較すると軽くてあっさりとした印象。
本来は8月に入った頃からが旬とされていた新子だが、最近では何枚乗ってんねんというものが喜ばれたり、有難がられる御時世だが、個人的には江戸っ子なんざぁ何の所縁もないもので、鯔背も粋も枠の外と云う事情柄、新子から小肌の変わり目の頃が好きなんちゅう鮨屋コメントとしては如何なもん的な爺ぃなんだけど、でもね、夏場から初秋の新子、小肌はね、行く店行く店で産地、地域の違いを愉しむ魚かなと思うんだけどね、おっと浅葱裏(笑)
日本酒は富久長を続ける。脂ののった縞鰺、鮪漬け、中トロを難なく受け止める。
茹で上げた車海老は身厚で食べ応え十分。夜なんで、黄身酢おぼろなんかで身を包まれたこんな車海老なんぞを頂けたら、より一層幸せに身を委ねちゃうのになぁ…なぁんて浅葱裏のどの口が云うのかしらん(笑)
辛口の日本酒と生姜で旨さを倍増させて、江戸前特有の甘い煮詰めに武装され煮蛤、穴子なんかも此れよ此れみたいな感じで口に放り込む。煮詰めは此れから店の顔になっていくんだろうねと然もありなんなことをぼそりと口にするも、知己からは見事な迄にスルー、慣れないことをしちゃぁあかんってことなのね。
巻物は干瓢を追加して、〆。磯香濃い海苔、じっくりと柔らかく煮込まれたしっかりと甘辛い干瓢。無粋を承知で云えば、此れを肴に日本酒なんざぁ、乙ですなぁ…ん? 亦スルー。頑迷野暮な遊客への冷たい仕打ち(笑)
好み色々だろうが、本日は御愛想なしな客あしらいで、こんな感じなら、通し営業でもあるし、其の日の腹具合でちょこっと摘まんで呑んで、ささぁと店を辞去するのも良い店かも。
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