春爛漫のお食事と爆笑の渦*\(^o^)/* : 銀座 しのはら

こちらは超の付くほどの 予約困難店。
ずっと行きたかったのですが
もう無理と諦めていました。
訪問できるなんて本当に夢のようです。
わ~い*\(^o^)/*
お誘い下さったご常連の D様 のおかげです。
大変感謝いたしますm(_ _)m

訪問したのは3月20日。
東京にお食事に出かけるのは 1ヵ月ぶり(^.^)
十日ほど前のことですが、今と比べるとかなりのんびりしていたようです。
凄く楽しみに そして D様のアドバイスを受け 腹ペコでお店に到着^_^。
除菌シート、除菌スプレーも持参。

D様、Y様と私の三人で訪問｡
二回転制の第二部のため 8時半スタートです。
予習してこられたY様に、お店のことも教えてもらえました(^｡^)


大人気の有名店なので 格式や敷居の高さを想像し 緊張で固まり(^^)入店したのですが、良い意味で 予想を裏切られました。

親方の柔和なお人柄、細やかなお心配り、素晴らしいおもてなしに、もう楽しくて、楽しくて*\(^o^)/*
今風に言うなら、「ホスピタリティ半端ない(^ ^)」
(あれれ、全然、今風じゃなかったりして… .^_^、)

親方と若い桜井さんとの漫才のような(^.^)絶妙な掛け合いもあり 食べる以外はずっと大爆笑*\(^o^)/*
こんなにも 面白くて 楽しいお店は初めて*\(^o^)/*
もちろんお料理も豪快で華麗、凄く美味しいです*\(^o^)/*


　先付け　
　　車海老、蝦夷アワビ
　　平貝、自家製胡麻豆腐
可憐な 桜の花 が描かれた 蛤形 のお皿が春らしい(^｡^)
お出汁や千鳥酢で作られたジュレの、角の無い優しい酸味が 新鮮な海の幸を引き立てます。


　碗物
　　菱餅型の真薯、芝海老真薯と蛤真薯
　　バチコ、鳴門のワカメ
旨〜い*\(^o^)/* お出汁が身体中に染み渡ります。
元気が出そう(^_^) 寿命が伸びたかも(^^)
菱型の真薯は 桃の節句 の 菱餅 を型どり 二段重ね｡
手が混んでいます。
その上には 春蘭と呼ばれる食用の蘭 や バチコ の飾りが あしらわれ、周りには、たっぷりの季節のワカメ。
春を告げる、滋味あふれるお碗です。

家族でよく行く伊豆の海でも、この時期は天然のワカメが取れます。
カマを持ち長靴を履き岩場をよじ登り、夫と取りに行きます。波が荒いのでワカメは肉厚で歯応えが凄いです。


　向付
　　北海道産牡丹海老
　　玄界灘産ヒラメ
　　壱岐産ヨコワ(メジマグロ)
牡丹海老のねっとりした食感と甘さ、弾力のある爽やかな鮃、そして横輪と呼ばれる脂のりの良い滑らかな口当たりの鮪*\(^o^)/*
どれも旨味たっぷりの海の幸^_^

ヨコワはD様からメジマグロだと教えて頂きました。


　穴子の飯蒸し
甘辛くて香ばしいアナゴ^ - ^。ご飯には 柴漬が入り、こちらも春色^ - ^

親方のご出身の滋賀は、大好きな「日野菜」でも有名。もし日野菜が和えられていたら、と想像しましたが、日野菜は寒い季節のものですものね。
1月に京都で、やっと見つけて日野菜を購入したのを思い出しました。
私の母も滋賀出身です^_^

　
　八寸
　　徳島のトコブシ
　　本ミル貝と独活
　　赤貝のぬた和え
　　鶏団子
　　合鴨の蒸しロース
　　梅肉
　　藁でスモークされた蛍烏賊
　　蛸のさくら煮、
　　卵焼き
　　鴨のロースト
　　子持ち昆布
　　京人参、長芋
　　菜の花の辛子胡麻和え、等

桜の枝があしらわれ、春爛漫*\(^o^)/*
八寸 は後に続く3品も含めて全部で19種類だそうです。
これほど多くのお品を 1つずつ丁寧に作られるのは一体どれだけの時間 や 惜しみない努力が注がれるかと思い頭の下がる思いです。

日本酒にもとてもよく合いました。
どのお品も全く違う味わいなので あれもこれもと摘み 、飽きずに いくらでも いただけます。

１番印象に残ったのは 藁で燻された蛍イカ です。
これは燻製好きには、たまりません*\(^o^)/*
燻製はまるで魔法(^｡^)。調味料では無いのに、燻されて風味が一変。
鼻に抜けるスモークの香りが、新鮮な烏賊の旨味、ワタの苦味と重なり、これはもう至極の一品です*\(^o^)/*


　八寸の続き
　　マグロとべったら漬けの手巻き寿司
マグロと寿司飯と海苔だけでなく ベッタラ漬け！？と驚きましたが、ベッタラ漬け の ほのかな甘み や 塩分 がマグロ のおいしさを 引き立てます。

　　フォアグラとあんぽ柿、ウイスキーゼリーの最中
とても いただきたかったんです*\(^o^)/*
フォアグラは訳すと「脂肪肝」ですが、想像と違い、軽くて、ほとんど油分を感じません。
(和食に合うように、フォアグラは蒸して脂を落とされたのかと勝手に想像しました)

　　筍のフライ
春を告げる 筍 です。
今の時期、少し硬いので、フライになさるそうです。
同じ食材でもその時のタイミングにより、調理法は変幻自在ですね。

全19種類の素晴らしい八寸でした。


　親方から天然虎河豚の白子の焼き物をいただきました。お餅のような綺麗な焦げ目 が香ばしく、中はトロトロでクリーミー*\(^o^)/*｡
冬の名残のご馳走がいただけ幸せです。
ありがとうございました*\(^o^)/*


　　スッポンのタレ焼き
「すっぽんは出し汁は 美味しいけれど、食べるところが無い」と 聞きますが、しっかり身のついた大きく立派な すっぽんが使われ、炭の火入れも抜群なので、生から焼く香ばしさを感じながら、とても美味しく 骨離れも良く いただけました。
この野趣あふれる料理は生まれて初めていただきました。

関西風の直焼きの鰻の蒲焼を思い出しました^_^


　伊勢エビとはまぐりのお鍋
さっきまで、親方の後ろで暴れていた大きく立派な伊勢海老ちゃん達^_^
まろやかでありながら濃厚な、この複雑な味わいは伊勢エビ だけでは出ないそうなんです*\(^o^)/*
恐るべし 伊勢エビ と はまぐり のタッグマッチ^_^
弾力抜群の筋肉質のブリンブリン食感の伊勢海老。
花山葵の 春独特な辛みがアクセントです。


　山菜ごはん
　　こごみ、わらび、
まるで土鍋の中に一気に春が訪れたようです*\(^o^)/*
山菜の独特のほろ苦さもこの季節だけのご馳走^ - ^_^

以前に富士山の麓に行った時のコゴミ泥棒を思い出しました^_^コゴミを求め、どんどん前進して、いろんな家の庭に出没したようです^_^、


　飛騨牛の炭火焼き
　白ごはん、卵
薄切りでもお肉の旨味を感じられる飛騨牛*\(^o^)/*
最近は顎の力がめっきり衰えてきたため、お肉はこれくらい薄い方が好きです^_^

　にゅうめん
伊勢エビ の2番出し汁でとった徳島の半田にゅうめん。

甲殻類の出し汁が大好きな私は、赤海老や牡丹海老、蟹等を家で食べた後、殻をオリーブオイルで炒めてからトマトソースで何日もぐつぐつ煮込みます。
そんな私を見て夫は一言、「魔女みたい」。
目の前の伊勢海老ちゃんの殻をもっと煮込めば、伊勢海老のビスクスープにならないかと思ってしまう私なのでした^_^

　
　甘味
つくね妹と薄いえんどう豆の和菓子。
　　
　お抹茶

日本酒二合
ミネラルウォーター

税込み合計　32,300円


こんなに 大爆笑の連続で過ごせたのは、今回お誘い下さった D様と 親方のお二人の 素晴らしいユーモアのセンス、おもてなし、周りの方々への お心遣いの 賜物とお察しします。
さらに常連のお客様方まで とてもフレンドリー*\(^o^)/*
こんなに楽しくて良いんでしょうか*\(^o^)/*
な、なんという居心地の良さ(^｡^)


お食事後は D様 がお声掛けしてくださり、親方と私たちで記念撮影*\(^o^)/*
さらに、D様のお隣の席の凄く楽しい健啖家の常連様も加わってくださり、皆で一緒にもう一度記念撮影*\(^o^)/*
最後の最後まで、笑いの絶えない、それはそれは楽しいお食事でした^ ^


お誘いいただいたD様、とてもお忙しい中をご一緒いただき楽しい話をさせていただいたY様、親方やお店の皆様、親切にしてくださった常連様、改めて皆様にお礼を申し上げます。
本当に ありがとうございましたm(_ _)m

D様には超予約困難店のこちらのご予約だけでもありがたいのに、帰りは方向音痴な私のために乗り換えの改札まで送って頂いたり、後日に詳しいメニューも教えていただいたり等、何から何までお世話になり、大変感謝しておりますm(_ _)m


困ったことがたった1つだけ。
遅い時間の食事やお酒の習慣が無い婆の私は、食べすぎたのか、めちゃくちゃ楽しかったからか、お酒を適量以上に飲んだためか、目がギンギンに冴えて、なかなか眠れませんでした*\(^o^)/*


追記
私達の訪問の前日にJ 様が訪問なさっていた事をレビューで知りました。ニアミスだったんですね^_^