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蓼喰人さんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
サヴール・ド・ソバ カンセイ
|
---|---|
ジャンル | そば、フレンチ、洋食 |
住所 | |
交通手段 |
東銀座駅より徒歩3分 東銀座駅から297m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥2,000~¥2,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
20席 (テーブル20席) |
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個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
オープン日 |
2016年3月28日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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銀座にフレンチと蕎麦を融合させた面白そうな蕎麦屋が誕生したことは、方々から情報が入っていた。
場所は7丁目で銀座通りの向こう側だが、交詢社通りに面した分かりやすい所で、一度寄ってみたいと思っていた。
シェフの蕎麦好きが嵩じて、階上のフレンチとは別に1階部分で蕎麦を出す店を設けたという事のようだ。
とりあえずランチからと思い、開店直後に入店。
店内は通路を挟んた左右のテーブルに20席ほどが配され、すっきりとした明るめの雰囲気。
蕎麦屋の花番と言うより、ウェイターといったあたりの良い男性が接客を担当。
品書きを眺めると「ザヴ―ル・ド そばセット」と言うものが写真入りで載っており、これが一押しのようだ。
「本日の前菜3品」に「せいろ」か「かけ」の蕎麦、さらに「ご飯・漬け物」が付くとのこと。
他にも幾つかが並んでいるが、一般の蕎麦屋と同じようなラインナップ。
1,100円という手ごろな価格なのでこちらを注文し、合わせて白ワインをグラスで一杯もらう。
先に仕切りの付いた横長の皿で、本日の前菜が出された。
内容は次の3種。
「千葉県産天然クロダイのお造り」:それらしいものが一片で、悪くは無かったが印象に残るほどの量では無かった。
「グリーンアスパラの天ぷら」:揚げ立てに軽く塩が振られているが、これも1/4本分くらいが2つにカットされており、二口で終わってしまった。
「菜の花とホタルイカの酢味噌和え」:この時期には何処でも出て来るもので、特筆する点は無い。
何れもフレンチとの関連性は無く、気の利いた居酒屋のお通し程度の内容。
蕎麦は「せいろ」を選択。
箱盛りのスタイルで登場し、綺麗に揃った細打ちで盛りは結構多い。
色は白っぽく香りはあまり感じられないが、微粉をそつなく繋いでおり、食感や喉越しはまずまず。
手繰ってみると少し粉っぽい部分が残っており、十割で打っているため問題は無いが、精妙さには欠ける仕事である。
つゆは猪口に注がれたものと、たっぷりと入った小さな徳利が別に付いてくる。
随分と量が多いと思ったがそれもそのはずで、味わってみると出汁とかえしのバランスは取れているものの、味自体がかなり薄い。
一般的な冷たい蕎麦はうどんとは違い、猪口のつゆにどっぷり浸けるようなことはご法度。
つゆが濃ければ先端だけを浸すなどして、手先の調節でいくらでも味の加減が出来るが、薄い場合は如何ともしがたい。
猪口に手繰り入れて掻きまわすような食べ方は、決して見栄えの良いものではない。
店の広告文に'蕎麦は噛むことによって香りを楽しめる'と書かれており、そのためにつゆは敢えて薄くしているとも取れるが、それならば蕎麦も喉越しの良い細打ちではなく、噛んで味わうに相応しい太めに打った方が理に適っている。
薬味の山葵はなかなかの上物。
蕎麦湯は釜湯のままの自然体である点は好ましく、薄目のつゆに注いでもたっぷりと飲める。
一方茶碗で出される「ご飯」は、'炊き立ての宮城産ササニシキ'の表記通りに、実に美味しい。
また添えられた「漬け物」は、大根・胡瓜・人参・山芋のぬか漬けの他に、刻んだ椎茸の煮物が添えられているのは気が利いており、ご飯のおかずとして好適。
またグラスの白ワインはカリフォルニアのシャルドネだったが、なかなか良かったことを付け加える。
そばセットは肝心の蕎麦やつゆの出来に不満が有り、前菜も質量ともに凡庸。
価格はこの場所柄に照らせば相当と思われるが、CPは高いとは言えない。
こちらはフレンチの技を取り入れた蕎麦を出すと聞いていたため、今回はそれを期待して訪れたが、品書きに載るのは普通の蕎麦屋と大差のないものばかり。
変わっているのはデザートにプリンが付けられるとか、飲み物にワインが有るくらいで、こちらならではの個性はあまり感じられない。
また開店当初は通し営業で、午後の半端な時間帯でも'フレンチ風蕎麦屋酒'が楽しめると聞いていたが、現在は中休みが設けられ、昼と夜とでは営業形態が分かれているようだ。(その分、夜の閉店時刻が延びたようだが)
銀座では1丁目の端の方にイタリアンを蕎麦に融合させたna-ruと言う店だあり、きちんとした蕎麦の出来に加え、独特のオリーブオイルを駆使する事により、ランチでもまずまずの成果を見せている。
私の嗜好の中心はあくまでも蕎麦にあり、今回の蕎麦の出来とつゆの弱さから判断すると、改めて夜に再訪するかは微妙。
ランチだけでの評価は控えるつもりでいたが、夜でも基本の蕎麦の出来は変わらないと思う。
営業形態については試行錯誤の過程にあるとも考えられるが、現状を伝える意味で敢えてレビューさせて頂いた。