銀座の真ん中で鉄板料理。 : 鉄板焼 円居 銀座

銀座四丁目交差点近くのビルの9階にあるお店です。

銀座の中心、まん真ん中といっていい
銀座四丁目の交差点です。
テレビで見る和光ビルの大時計や
先日ニュースで報道されていた銀座プレイスの
網の目状の外観や銀座三越など。
銀座らしい景色がずらっと並ぶ場所の一方にある
まん丸の三愛ビルの2棟となりにこちらのお店の建物がありました。
1階は和菓子屋さんと、いつも行列ができているワッフル屋さんです。
お店はこの建物の9階にあるとのこと。
建物の入り口はワッフル屋さんの裏手にあって、
路地に入ってすぐ左手にGINZA FOLIEと書かれた入口があり
店頭にはこちらのお店の看板も出ていました。
建物内に入ってエレベーターで9階へ上がります。
着くと、そこは通路で壁沿いにずらっとイスが並んでいました。
行列のできる人気店かと思えば、
鉄板料理屋さんとのこと。
ただ最近テレビで紹介されたりしているお店のようです。

椅子の並んだ壁に沿って進むと
扉のない入口があって、店員さんに確認して店内に入ります。
店内はいくつかのテーブル席と、厨房前のカウンター席で
それほど広くはなくこじんまりとした作りになっています。
カウンター席の目の前には鉄板があって
間違いなく鉄板料理のお店です。
コースを予約してあったので、それを楽しませていただきました。

料理・味　4.0
スパークリングワインで乾杯したあと、
最初に登場したのは冷たいかぼちゃのスープでした。
大きな丸い白いお皿の真ん中に黄色いかぼちゃのスープがあって
その真ん中にある黒いものはキャビアだそうです。
スープの部分をいただくと、濃厚なかぼちゃとクリームのスープは
とても冷たくておいしかったです。
それにキャビアを合わせていただくと、こちらはしっかりとした塩気があって
かぼちゃの味わいがむしろあっさりと感じられました。
キャビアの下には白いクリーム状のものがあり
それもいただいてみると、こちらはクリームチーズでした。
とろっとしたチーズにキャビアとかぼちゃのスープを合わせると
とても濃厚なおいしさが口の中に広がっておいしかったです。
続いて登場したのは前菜の盛り合わせでした。
お魚とお肉が野菜を挟んでならんでいます。
お魚はしまった味わいの中に脂がのっていておいしかったです。
他もどれも冷たくて適度な塩加減があっさりといただけます。
続いて真鯛の香草パン粉焼きと言われて目の前に置かれましたが
ここからは作っている様子が目の前で見られました。
大ぶりの白身のお魚の切り身が登場し、
目の前の鉄板で焼かれていました。
一緒にとまととアスパラをカットしたものも焼いています。
そしてソースが入っているらしい小さな器も一緒に鉄板の上で温めていました。
焼き上がりお皿に盛り付けられて置かれたとき
初めて真鯛のと言われましたがとても身の厚い真鯛です。
お箸でいただきました。
前菜のときもそうですが、こちらのお店はナイフやフォークがなく
すべてお箸でいただきました。
身のしまった真鯛を箸でひとくちサイズにほぐしいただきます。
ほくほくと温かい真鯛の身はジューシーでもあり
これも適度な塩気が全体の染みていておいしくいただけました。
バジルソースを合わせるとその風味と味わいで深みが感じられます。
食べ応えのあるおいしい真鯛でした。
続いてサラダが登場しましたが、上にかかっているのはいちごのドレッシングだとか。
いちごのドレッシングなどというものは初めていただくような気がしました。
いただいてみると、もう口に近づけた時点でいちごの甘い香りがしましたが
いただいてみると、酸味のある味わいには
いちごとしての酸味もあって、まさに苺をすりつぶしたような味わいでした。
それとお酢の合わさった味わいはサラダにも合っておいしくいただけました。
そしてサラダをいただいている時に目の前の鉄板には分厚いお肉が登場していました。
大きなお肉のかたまりと野菜が一緒に焼かれています。
他にやはりソースが入っていると思われる器も温められていました。
お肉が焼き上がると、目の前でカットされていました。
とっても切れ味の良いナイフも気になり欲しくなりました。
お肉はお皿の上に野菜などとともに並べられ
やはりソースの入った器とともに目の前に置かれました。
ソースはトリュフのソースですとのこと。
焼き加減は聞かれませんでしたが、ミディアムレアといった感じのお肉からは
とってもいい香ばしく食欲をそそられるにおいがしていました。
こちらもお箸でいただきます。
始めはそのままでいただきました。
口に入れた瞬間にお肉の脂が染みだしてきて
それがさらっとしていてとてもおいしいです。
咀嚼すると、お肉もとても柔らかく適度な塩味がおいしかったです。
ふたつめはソースにつけていただきました。
トリュフのソースとはトリュフをスライスしたものが
ソースの中に入っていました。
コクのある香りからは酸味を感じる香りもしました。
ソースをからめたお肉をいただくと、
甘酸っぱいソースはお肉をさらにさっぱりとした味わいにしてくれます。
お肉のボリュームはとってもあって、その味わいを満喫することができましたが
お肉をいただきはじめるとすぐに目の前の鉄板ではご飯が炒められていました。
ガーリックライスです。
白いご飯に調理料を振り、たれのようなものをかけて一気に炒めていました。
お皿ではなくお茶碗のような器に盛り付けられて渡されたごはんは
ガーリックライスですと言われましたが
にんにく的なにおいはせず、むしろソースの香りがおいしそうでした。
肉汁の入っているようなお肉の風味が感じられるコクのある味わいで
ステーキのお肉にとても合うあまじょっぱい味わいがおいしかったです。
ご飯だけでもおいしいですが、ステーキ肉と一緒にいただくと
おいしいのはもちろん、とても幸福感を感じられました。
満足のメインをいただいた後には、デザートをいただきました。
大きな白いお皿に抹茶のアイスとチーズケーキ、それとパンナコッタがのっていました。
パンナコッタには真っ赤なベリー系のソースがかけられ
抹茶のアイスの周りには濃厚なカスタード的ソースがありました。
いただいてみると、抹茶のアイスは濃厚で少し苦味のある
大人な味わいの抹茶アイスでおいしかったです。
パンナコッタのミルク感のある味わいとソースもおいしく
チーズケーキも濃厚でおいしくいただけました。
とても満足のディナーでどれもおいしかったです。

サービス　3.5
こちらの食べるスピードに合わせ、料理が次々と登場します。
料理は基本的に一人の男性料理人の方が目の前で調理してくれます。
フロアにはやはり男性の店員さんがいて、飲み物を注いでくれました。
まったくストレスなく、楽しく食事ができました。

雰囲気　3.5
横を見ると、目の前には和光ビルの大きな時計台が見えました。
そこが銀座四丁目の交差点にあるお店であることを思い出します。
店内はそれなりに年季を感じましたが、すっきりとして落ち着いた雰囲気です。

酒・ドリンク　3.4
スパークリングワインはすっきりとして飲みやすくおいしかったです。

総合評価は、4.0くらいです。
料理はどれもおいしくて満足できました。
出来立て焼きたてをいただけるのが鉄板料理のいいところでしょうが
それは十分満喫することができました。
お店の方もとても丁寧に対応してくれてよかったです。
料理を作っているとき、料理人の方は無言で淡々と調理されていましたが
終わった後は気さくに話してくれてそのお話も楽しく聞かせていただきました。
居心地の良いお店でもあると思いました。
外国人の女性の料理人の方もいるそうで、
ぜひまた来てくださいとのことでした。
機会があればまた利用させていただきたいと思いました。