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食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
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香りと火入れに酔う晩餐
すこぶる昔に訪問した記憶があるのですが銀座に移転してからは初訪問となります。トレシャスビルの12階にある言わずと知れたイタリアンに1週間前に予約し突入です。店内は白基調でテーブル間隔のゆったりした円形7卓20席、高い天井から泡の光が舞い降りる中央に配された緑の鉢植えが印象的で、衝立の役割をも担ってダイニングにプライベート感を演出しております。テーブルに比して座面の低い椅子ですので女性にはクッションをあてがってくれるのも好感持てるポイントであります。コースは3種類で、選んだのは真ん中の定番コース「Menu Aromafresca」(14800円 外税)、内容は以下の通りです。
「おつまみ:オリーブ」 △・・・普通
「パン2種とグリッシーニ」 〇・・・胡麻のパン旨し
「最初の一皿:フォアグラフラン イチジクソース」 〇△・・・フォアグラがイチジクソースの甘みに押され気味かも。
「焼きタラバ蟹のインサラータ アロマフレスカ風」 ◎・・・グレープフルーツソースや胡瓜との相性が抜群なタラバ蟹は甘さを存分に堪能できる半生状に火が通されて、炭火の香ばしい風味と香草の付け合わせが店名/コース名通りの”フレッシュな香り”のインパクトを客に与える。
「穴子の香草蒸し フレッシュトマトの香り」 ◎・・・これまた絶妙な火の通しでトロトロに蒸しあげた穴子、香草を間に重ねる事でその香りが穴子の脂と中和して素晴らしく上品で奥深い作品となっている。下に敷いたフルーツトマトのソースとオリーブオイルが旨みの層をより分厚くしている。
「冷たいパスタを少し:ボタン海老とカラスミのカッペリーニ 酢橘の泡ソースのせ」 ◎・・・カラスミはあくまで塩気を担う調味料代わりだが、この皿もボタン海老の蕩ける食感と甘みを感じさせる上手な火入れである。泡状にした酢橘の風味が後を引く一品。
「毛蟹とトマト、芹のスパゲッティ」 〇・・・トマトの酸味を前面に押し出し、アルデンテのお手本の様な茹で上げで普通に美味。
「じゃがいもを詰めたラヴィオリ バジリコ風味」 〇・・・ラビオリの中にピューレ状のじゃがいも。そのシルキーな舌触りとバジルソースの香りがほんのり甘めな味付けと相まって嫌味なく口中を駆け巡る。
「赤ハタと地蛤、ホワイトアスパラガスのココット焼き」 〇・・・ほろほろになった脂のりの良い赤ハタと、噛めば噛むほどに旨みが広がる九十九里の蛤を必要最小限な調味料で仕上げた素材を活かす作品。アスパラのソースが優しく、両者の仲を取り持っているやに感じる。
「レモンとパッションフルーツのシャーベット」 〇・・・うひょ~、って位すっぱい。久しぶりにThe口直しといえるグラニテである。
「和牛のビステッカ アロマフレスカスタイル」 ◎・・・片面だけ焼いた形で小型の鉄板に乗せて登場の肉を、好きなタイミングで客が皿に移し替えるというゲスト参加型の一皿。極めて柔らかくジューシーな肉は脂のキレが素晴らしい。塩/イチジク/プルーン/ニンニク/ホースラディッシュのソースが皿に添えられ好みに応じて試すのも面白い。中でもニンニクのソースが一番好みであった。
「季節の野菜:新玉葱のココット焼き」 〇△・・・肉料理の付け合わせとして新玉ねぎを丸ごと1個豪快にココット焼きで供する。外は黒焦げ、中はトロトロのそれは究極の甘みと香りで肉の脂を口中から優しく広げつつお掃除してくれる。
「お楽しみの皿(3種から選択):ジェノベーゼパスタ」 〇△・・・ミルクプリン・チーズも選択できるプレデザート的な一品。酒飲みはこれを選ぶだろうという気遣いからかwとても塩気が強くバジルの香りも濃厚な味わいである。
「ドルチェ(6種から選択):メロンスープにメロンアイスを浮かべて」 ◎・・・メロンアイスとメロンソルベとメロン果汁。甘さを抑えた、どこか”水菓子”的で和な印象の〆である。
「食後のお飲み物(エスプレッソ選択)と小菓子」 〇
これに「泡」(11000円)「赤」(8800円)「グラス赤」(2000円×3)「グラッパ」(700円×2)を三名で嗜み、サービス料10%含め一人3万弱。ワインの値付けが意外と良心的に感じました。
料理は火入れの繊細さと素材を活かす香りの演出に力を注いでいるやに感じます。その技法は新しくはないものの一言で表すと洗練かな。人によっては優しげで弱々しく感じるかもしれませんが、私には非常に好みでありコースのメリハリも効いて楽しい時間を過ごせました。
接客はフレンドリーで目配りも上々。客を寛がせようとする中にももてなしの精神が垣間見られて人気であるのが料理以外にも感じ取れました。店員が多過ぎて見張られている様などこかのグランメゾンとも違い、普段は適度な放置っぷりが個人的には心地良いのですが、人によってはもっと構って欲しいという物足りなさはあるかもしれませんね。価格的には滅多に訪れる事は出来ないと思いますがリピートしたい一軒でありました。
ごちそうさまでした♪
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くろぶた通信
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くろぶた通信さんの他のお店の口コミ
店名 |
アロマフレスカ(Ristorante Aroma-fresca)
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受賞・選出歴 |
2021年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2021 Bronze 受賞店
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店
2018年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2018 Bronze 受賞店
2017年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2017 Bronze 受賞店
イタリアン 百名店 2023 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2023 選出店
イタリアン 百名店 2021 選出店
食べログ イタリアン TOKYO 百名店 2021 選出店 |
ジャンル | イタリアン |
予約・ お問い合わせ |
03-3535-6667 |
予約可否 |
予約可 |
住所 |
東京都中央区銀座2-6-5 GINZA TRECIOUS 12F
このお店は「港区南麻布1-7-31」から移転しています。 |
交通手段 |
東京メトロ有楽町線 銀座1丁目駅から徒歩1分 銀座一丁目駅から62m |
営業時間 |
|
予算 |
¥30,000~¥39,999 ¥15,000~¥19,999 |
予算(口コミ集計) |
¥30,000~¥39,999
¥15,000~¥19,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
サービス料10% ミネラルウォーター/パン代 お一人様605円を別途申し受けます。 |
席数 |
20席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 ビルの立体駐車場をご利用ください。駐車場の予約は受け付けていません。満車の際は近隣のパーキングをご利用ください。 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
|
---|---|
サービス | ソムリエがいる |
お子様連れ |
中学生からのご案内。 |
ドレスコード | スマートカジュアル。 |
ホームページ | |
備考 |
●昼コース 13,200円 |
初投稿者 |
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お誘い頂き土曜昼に優雅なランチタイムを過ごさせて頂きました。テーブル間隔の広い7卓の角っこで頂いたのは「Menu Profumo」(8500円 外税 パンと水代として+500円)です。内容は以下の通り。
「パン4種」 ○・・・グリッシーニ/バゲット/黒ゴマパン/ベーコンパン(かな?)
「フルーツトマトとブッラータチーズ/うなぎとキャビア じゃがいものフィルム/パプリカ風味の車海老フライ」 ◎/○/○・・・アミューズとして3種類の小皿料理が供される。これは隣のサーラアマービレでお馴染みのスタイルである。トマトと使った料理にいつも感心するが今回もクリーミーなチーズとの相性を考えられた一口前菜が印象的。燻製香の鰻やカダイフの食感と合わせて、味・香・食感という味わいの三要素を簡潔に表現した料理達であった。
「縞鯵のカルパッチョ仕立て」 ◎・・・締めの強めな縞鯵に鮎の魚醤と香草のソース、忍ばせた胡瓜の青い風味とシャッキリ食感がアクセントの、こちらも三要素を織り交ぜた素敵な一皿。
「冷製カルボナーラ」 ○△・・・ウズラのポーチドエッグとベーコンの塩味、トリュフとトウモロコシの香り、かりかりベーコンの食感が一体となる極細麺。しかしどこかぼんやりした味わいで惜しい。
「花咲蟹とフレッシュトマトのタリオリーニ」 ○・・・蟹の濃厚な風味がフレッシュトマトの柔らかい酸味とマッチしている。タリオリーニ自体の存在感は今ひとつかな。
「パッションフルーツのシャーベット」 ○
「メインディッシュ(4種から選択):フランス産アニョー・ロゼールのアッロースト」 ○・・・ボルドー産仔羊のロースト。結構な低温調理なのかすこぶる柔らかく、断面は綺麗なピンクに仕上がっている。独特の風味も嫌味でない位には感じ、肉汁とアンチョビビネガーのソースが香りよく肉質を一段高みに持ち上げる感じ。付け合せのジロール茸や赤ナスも香り良くアロマな料理であった。
「季節のドルチェ(3種から選択):マンゴープリン」 ○
「お飲み物(エスプレッソ選択)/小菓子」 ○
これに「シャルトリューズ(ジョーヌ)のソーダ割」(1000円)「グラス白('15 ソービニオンB)」(1700円)「グラス赤('13 サンジョベーゼ主体)」(1700円)「グラッパ」(1000円)を合わせ、サービス料10%を含め1.7万円なり。ブリリアントな午後である。
これで1万円程度ならばCP的には十分納得であるし、フレンドリーで丁寧な接客も好きなタイプで気持ちの良い時間を過ごせました。ただ夜のコースに比べると緻密さというか繊細さという意味では物足りないところがあるかもしれません。特にパスタは味も食感も少し”ダレ”感がしました。そうは言っても好きなレストランである事に変わりありません。
ごちそうさまでした♪