銀座テルミニ(東銀座)…春はもう終わり : テルミニ

この口コミは、復活KOKOKOさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

4.5

¥4,000~¥4,9991人
  • 料理・味4.5
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.0
  • CP4.1
  • 酒・ドリンク4.3
2022/05訪問18回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.3
  • 雰囲気4.0
  • CP4.1
  • 酒・ドリンク4.3
¥4,000~¥4,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…春はもう終わり

暦通りに働いているのでGWが残り二日という鬱屈感はなく、普段通りの土曜日だ。早めに妻と銀座で待ち合わせて懸案の買い物を済ませたあと東銀座方向へ歩く。松屋通りから昭和通りに出て、道の反対側のイルキャンティの角を曲がれば・・・17時36分、ちょうど店から店長さんが“おせえぞ”って顔をしながら出てくる。二ヶ月ぶりの「銀座テルミニ」である。

入店し、今日の料理メニューを確認したあとさっそく地下のせせらぎへ。選んだのはマエストロというプーリアのプリミティーヴォ。これが完熟感満点のベリーの甘みに樽のバニラ香、スパイス感もばっちりで、飲み応え満点、コストパフォーマンス高すぎの一本だ。ホント、この店の3,000円台のワインはバカにできない。私だけワインの前に生ビール580円を一杯ね。

入店したころはまだ客もまばらだったが18時を過ぎると一気に満席になる。「この店は地下にワインを取りに行くんですよね?」初めてらしい若いカップル客が店長さんに聞いている様子を見ていて、しっかり調べてから来ているんだなあ、と微笑ましく思うのである。

さて、料理一品目はルッコラのグリーンサラダ980円が出る。すっきりあっさり味で薄切りパルミジャーノと合わせて食べる。同時にお通し代りの峰屋製バゲットが出る。美味すぎるけれど食べ放題だからといってむしゃむしゃ食べない。

二品目はメイン、鶏の白ワイン・クリーム煮込みレモン風味2,450円が出る。定番イタリア料理であり、ホワイトアスパラが添えられている。鶏肉は手羽からむね肉にかけての部分が使われている。ソースはねっとり感は強くなくあっさり目の優しい味つけで、煮込まれたむね肉部分は若干パサつく箇所があり、もも肉で食べてみたいと思った。

口直しのピクルスが出たあと、〆の自家製パンチェッタと春野菜のアーリオ・オーリオリングイネ1,680円が出てくる。春野菜はアスパラガス、トマト、菜の花、青菜(からし菜かな・・・)などで、イタリアンパセリが散らされている。どれもこれも出過ぎない、変な計算がなく正直に作られた味という印象だ。スモーキーなパンチェッタもいい感じ、とても美味しかった。

会計は9,970円。ゆうき君はだいぶ板についてきた感じかな。これから夏に向けて新メニューがどんどん出てくるのだという。若者ならではの独創性も面白そうだけれど今こその原点回帰にも魅力を感じる。何にしても、自信を持って楽しませてほしい。次も、次の次も、ずっと楽しみな店であってほしい。

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2022/03訪問17回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.3
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…いつものテルミニだった

土曜の今日、晩は「銀座テルミニ」、1月の10周年記念パーティ以来であり、そしてゆうき君がメインシェフとなって最初の訪問である。「期待してるよぉ」と言うと不敵な笑いを浮かべるゆうき君・・・頼もしいね。

早く着いていた妻は先に入店してグラススパークリング650円を飲んでいて、私は生ビール550円で追いかける。
「新しく仕入れたこここさん好みのワインがあるんですよ」
店長さんが出してくれたのはプーリア州のサンジョヴェーゼ、メルロー。いつものトレイコーネに似てしっかり樽が効き、熟した果実のまろやかな甘み、タンニンのほどよい渋みを感じるフルボディ。いいね、これ。

さて、料理一品目は生ハムとイチゴのサラダ1,180円。同時にお通し代りの食べ放題バゲットが出る。峰屋製の絶品のやつね。

二品目はメイン、豚肩ロースのソテー、ポルチーニクリームソース2,550円。ゆうき君にすすめられた新メニューだ。テルミニでは豚肉は煮込み料理かローストで出されることが多かったし、ポルチーニクリームは鶏肉料理やパスタで使われていたので、新鮮な印象だ。とは言え、若者らしく奇を衒っていない料理でとてもいい感じ。

いつも通り口直しのピクルスが出て、〆はホタルイカと千住ねぎのリゾット1,680円を注文する。濃い赤に合わないかもと思ったけれど、妻も私もなんとなく米の気分だったので、“いっちゃえ!”と選択した。食べてみると、生臭さや魚貝のクセっぽいものは感じず、十分イケた。米の食感もよく、ボリュームもたっぷりで、満足感の高い品だった。

厨房の前面に立つようになって1か月余りでもすでにたくましさを感じるゆうき君。これから料理のユーモラスさ、独創性をどんどん身につけていくのだと思う。スタッフは変わったけれど、不思議と変化は感じないのは店長さんの存在か。いつものテルミニの空気を楽しんだ。会計は二人で11,390円だった。

そして朗報が・・・ジジーノの髭の店長さんがケガから復帰した。まだびっこひいてて痛々しいけど。行かなきゃね。

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2021/12訪問16回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.0
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.3
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…クリスマスだからなるべく赤いものを

クリスマス週の土曜の晩は二年連続で「銀座テルミニ」だ。
クリスマスらしいことをまったくやらない店だから普段通り、と思っていた。

予約の17時半より4分ほど遅れて店に着く。
すぐに店長さんから鍵と電気ランタンを渡されて地下のせせらぎへ。
「クリスマスっぽいラベルのワインが飲みたい」という妻の言葉が聞こえてくる。
選んだのはTARIMAというスペインのモナストレル、ラベルは鮮やかな赤い模様だ。
果実味がしっかりとしていてややタンニンの渋みがある大人っぽい赤という感じ。
私だけ、ワインの前に生ビール550円をお願いする。

「クリスマスだから赤いもの食べたい」
クリスマスってそういうときだったっけか・・・まあいい。
赤そうなものを注文する。

料理一品目は生ハムと柿のサラダ1,180円が出る。
同時に大好き峰屋製のバゲットも出て来る。

そして二品目は鶏モモ肉のオーブン焼き、ペペロナータのソース2,380円だ
実はこれ、前回シェフのてっちゃんにリクエストしていたもの。
「鶏肉をグリルでもソテーでもローストでもいいから焼いたやつをトマトソースで」
結局はローストであり、煮込まれたトマト、パプリカ、玉ねぎなどがかかっている。
骨付き鶏モモ肉が二本盛られ、なかなかのボリュームだ。
味は、鶏モモ肉のグリルとカポナータを一緒に食べている感じ、と言えばいいか。

口直しのピクルスが出たあと、
パスタは自家製パンチェッタと冬野菜のアーリオオーリオ、リングイネ1,680円
パンチェッタが赤いかと思っていたら、冬野菜に赤大根が含まれてきた。
それ以外にシイタケやネギが入り、イタリアンパセリが散らされる。
パンチェッタはかなり細かくカットされ、カリカリの食感だ。
テルミニでペペロンチーノを食べること、あまりない気がするけど、たまにはいいね。

まだワインが残っていたので、ちょっとだけチーズを出してもらう。
ペコリーノ、パルミジャーノ、ゴルゴンゾーラ、あとウォッシュが盛られた。

妻の要望で赤いものを食べたけれど、特にクリスマスらしさを味わったわけでない。
クリスマスだからってはしゃぐような年齢じゃないし、普通に楽しめてよかった。
てっちゃんは1月最終週の金曜日までとのことで、その前週の土曜日に予約を入れた。
名残惜しいけれど、その後の銀座テルミニにも期待を抱くのである。

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2021/09訪問15回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.2
  • CP4.2
  • 酒・ドリンク4.2
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…アリストス!な魔法をかけられたひととき

シルバーウィーク初日の夕方は「銀座テルミニ」へ。
宣言期間中にリヨンブルーグループを一周しちゃって帰ってきた感じ。

予約の17時より10分以上早く着いてしまい、入店して生ビールを飲みながら妻を待つ。
卓上の黒板メニューに目をやる。ん?・・・ハモとみょうがのフリットって珍しいね。
「出身が京都なんでどうしても夏はハモを食べないとと思いまして・・・」
すかさずカポクオーコのてっちゃんから説明が入る。
ってことは今日はワインは白かロゼだな。

妻が到着するやせせらぎへ。
選んだのはエレナサレントというプーリア州のグリッロ、ガルガーネガ、シャルドネ。
濃い黄金色からも察せられる通り、樽がばっちり利いて飲み応えのある一本だ。

料理一品目はそのハモとみょうがのフリット1,100円
クリームチーズが添えられ、これをつけてもいいが、レモンだけでも十分にイケる。
「穴子はよくあるけれどハモのフリットは初めてかもね。」
同時に峰屋製の絶品バゲットが出る。

続くメインは豚肉の猟師風2,450円
メニューではラム肉の猟師風なのだが、羊肉が苦手な我々のために用意してくれていた。
てっちゃん曰く、正式にはアリスタという料理名の豚ロース肉のローストであり、
アンチョビ、ガーリック、ビネガーやローズマリーなどのハーブ類で味つけられている。
ひと口食べただけでもう跳び上がるほど美味い。
濃い赤ワインほしくなっちゃうねー、なんて言いながら食べる。
因みにアリスタはギリシャ語の「Aristos(最高)」がその名の由来だそう。
まさにアリストスね。

〆のパスタは白ワインに合わせてマグロのカラスミのリングイネ1,680円を選ぶ。
カラスミってボラの卵のことかと思っていたけれどそうじゃないのね。
よく考えたらイタリアにはボッタルガ・ディ・トンノってあるもんね。
スパゲットーニでも作れると言ってくれたけれどリングイネのままにしてもらった。
ベースはオイル系で、カラスミ、パルミジャーノにミニトマトとオレガノが加わる。
いやー、こりゃまいったよ、てっちゃん・・・
ガーリックもほんのり利いて、奇跡の組み合わせというほかないね。
魚ものパスタとしては名物さんまのスパゲティに匹敵する美味さ、アリストスね。

18時を過ぎると一気に満席に。
三人のスタッフもとても我々にかまっているヒマなどなくなる。
この店が盛況なのはとてもうれしい。
残っているワインを開けて静かに店を出ることに。
会計は二人で10,460円。
もう魔法をかけられたような一時間半だった。
コンサバながら独創的でチャレンジングなてっちゃんのイタリア料理。
もうあと何度食べられるかっていうカウントダウンの段階に来ている。
くしくも宣言明けが見えてきた。
次は思い切ったリクエストをしてみよう。

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2021/02訪問14回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.5
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.3
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…いのしし万歳、うに万歳

今年初訪問が2月と遅くなってしまったのは1月にまずジジーノに行ったから。
ずーっとHPをチェックして新メニューが数々繰り出されているのを知っている。
どれを食べるか考えるだけでわくわくドキドキの「銀座テルミニ」である。

今日はいつもより30分早い17時に予約で、10分ほど早く到着すると、
まだ16時台というのに既に店内は8割の席がうまっている。
ワインをゆっくり楽しむ店だから、終わりが早くなればスタートも早くする。
皆考えることは一緒だ。

すぐにせせらぎに行こうとすると渋滞中とのことで、客が戻るのを待って地下へ。
今日は〆のパスタを“雲丹ボナーラ”にしようと決め、そのため白ワインを選ぶ。
サレント・エレナというプーリア州のグリッロ、ガルガネーガ、シャルドネで、
しっかりとした樽香があり果実味やトースト感があってなかなかの飲み応えだ。
私だけチェイサー代りの生ビール550円を一杯もらう。

さて、料理一品目は生ハムと苺のサラダ1,180円が出る。
同時に峰屋製の絶品バゲットも出る。
これ、美味すぎて、いつも食べ過ぎるのを抑えるのに苦労するのだ。
あとでパスタが出るのだからなるべく手をつけない。

二品目は猪のグリル、ニンニク風味のサルサヴェルデ2,550円が出て来る。
店長さんも調理の店員さんも妻がクセのある肉が苦手なことを知っていて、
この猪は丁寧に血抜きなどの処理をしてクセの無い状態にしてある、と勧められる。
どうしても抵抗があるならメニューにない豚肉の料理も作れるとも言われたが、
そこまで勧められるなら、と妻も納得してこの品を選んだ。
サルサヴェルデソースはイタリアンパセリがたっぷり入る“緑のソース”。
食べてみると、確かに肉はクセがまったくなく旨味に溢れ、歯応えもいい。
一緒にグリルされたと思われるジャガイモ、しいたけもとても美味かった。
ボリューム満点だった。

口直しのピクルスが出されたあと、〆のパスタは雲丹ボナーラ1,780円だ。
調理の店員さんの遊び心に満ちた新メニュー、楽しみにしていた品だ。
細かくなったウニ片が随所に散りばめられている。
麺はスパゲティで生クリームは使われている。
食べてみると、しっかりとテルミニっぽい味になっている。
店員さんに隠し味を聞くと、
ガルム、いわゆるイタリアの魚醤をほんのちょっとだけ入れているのだそう。
それ、今度買ってみようかな・・・

会計は二人で10,740円。
いつもながらゆっくりとまったりと楽しい時間を過ごした。
春に向けて新メニューがどんどん出て来るだろう。
それを楽しむのもいいし、わがままなリクエストをしてみるのもいい。
進化する銀座テルミニ、でも我々の楽しみ方はまったく変わらない。

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2020/12訪問13回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.1
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.4
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…クリスマスの翌日に気取らないイタリアンを

本日から本格セールに入るショップが多く、それらを妻と巡り渡るわけである。
午前中にまず丸の内へ、そこから横浜に行き、夕方に銀座に戻ってくるという、
なんとも非経済的な移動を敢行する。
報じられる通り、そのいずれの街も人出はかなり多かった。
そして晩は今年最後の「銀座テルミニ」である。

17時15分頃に店に着き、荷物を置いた後すぐに地下のせせらぎへ。
今年最後だから、冒険せず、お気に入りの一本を選ぶ。
アブルッツォ、プーリア、シチリアの三州で獲れた葡萄をブレンドし、
ばっちりと樽を利かせたCPの高い濃い赤、TRE ICONEである。
ワインの前に私だけ生ビールを1杯出してもらう。

店長さんに、新しく加わったアルバイトのイタリア人女性を紹介される。
見ているととても明るそうな方で日本語はかなり上手だ。
一方で、主にジジーノにいた馴染みの女性店員さんが辞めてしまうのだという。
なんと来年からジジーノは髭のシェフ一人で回すのだそうだ。

さて、料理一品目はルッコラのグリーンサラダ980円が出る。
ルッコラ、セルバチカの爽やかな苦みで口の中をシュッと締めるのだ。
直後に世界の峰屋製の絶品バゲットが出る。

二品目は豚のボローニャ風カツレツ チーズのクリームソース2,450円
本来のボローニャ風カツレツは仔牛が使われることが多いのだそうで、
カツに生ハム、パルミジャーノをのせてブロードで蒸し焼きにする。
だからチーズクリームソースはアレンジされたレシピになると思う。
豚肉はロースと思われパルミジャーノが入るコロモがカリッとしている。
とんかつ感のないイタリアンのカツレツであり、とても美味い。
ボリュームもたっぷりだ。

いつも通りきゅうりやパプリカのピクルスが出たあと、
〆のカニと白子のペンネグラタン1,780円が出て来る。
本来は牡蠣と白子のグラタンなのだが、
妻が牡蠣を食べられないことを知っている店長さんから、
「牡蠣をカニに替えられますよ」と言われ、注文に至ったのである。
因みに妻は白子も生だと食べられないが火が通っていれば食べられる。

食べてみると、カニの風味が全体に広がり、イタリアンパセリとよく合う。
カリッとした表面のチーズにパン粉が加わりとてもいい食感だ。
パスタはペンネリガーテが使われる。
調理の店員さんによれば、最初はパッケリを使おうと思ったが、
量(かさ)が多くなりすぎて器に入りきらないのでやめたのだそうだ。

いつもながら楽しい時間を過ごせた。
カウンター席で店長さんや調理の店員さんと話しながら飲むのが楽しい。
会計は二人で10,440円。
スタッフの皆に今年一年とても良くしてくれたことへの感謝の言葉を述べ、
店を後にし、都営浅草線の東銀座駅を目指して歩いた。
「髭のシェフがかわいそうだから新年はジジーノからスタートだね」
なんて話しながら。

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2020/10訪問12回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.2
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.4

銀座テルミニ(東銀座)…今年も無事に名物さんまのスパゲティを食べる

8月にさんまの記録的不漁が報じられ、値段の高騰も話題になった。
さんまは庶民のための魚ではなくなりつつある、と思わさせられた。
「銀座テルミニ」の秋の名物、さんまのスパゲティを今年は食べられるのか・・・
肌寒い10月最後の土曜日、夕方に店に行く。

妻が土曜出勤のため18時半に店で待ち合わせだったのだが、
私は敢えて早く店に行き、スパークリングワインを飲みながら妻を待つ。
まったりと時間が過ぎていくのをぼーっと静かに楽しむ。
店長さんも調理の店員さんも忙しそうだから、無為に話しかけない。

待ち合わせ時間ちょうどに妻が来て、すぐに地下のせせらぎへ。
選んだのはスペインはナバラ州のクアトロシエンタス・クリアンサ。
カベルネソーヴィニヨン、メルロー、樽がバッチリ利いたフルボディだ。

さて、料理一品目は生ハムと柿のサラダ1,180円
同時に、我が国が世界に誇る峰屋製絶品バゲットが出る。
食べ放題だけれどおかわりはしない。
これでお腹いっぱいになったらもったいないから絶対におかわりしない。

二品目はメイン、牛ホホ肉のクラフトビール煮込み(値段不明)だ。
「メニューにないけれど作れます」
と、調理を行う店員さんに言われて注文をしてみた品なのである。
じゃがいも、パプリカ、アスパラガスのローストなどが添えられる。
美味いんだよね、これが、どうしようもなく。
肉がほろほろとかソースが濃厚とか、月並みな言葉を並べたくないほど。
そりゃ肉はほろほろだしクラフトビール使用というソースは濃厚だし。
「WATERLOO」閉店で在庫されていたクラフトビールを使用したのだそうだ。
つまり、今限定の料理ということになる。

〆は待ってましたのさんまのスパゲティ2020、1,780円
この店のパスタ料理で過去最高額なのは致し方ないところか。

この品、大きな変貌を遂げた。
松の実、レーズン、黒豆、パン粉などは廃され、
ミョウガや焼きナスが加わって、さんまの肝の味も強調された。
和風テーストに傾くのをイタリアンパセリが抵抗している感じだ。

明日の夕食用のテイクアウト牛タリアータを加えて会計は13,000円ほど。
いつもながら大満足、しあわせなひとときだった。
カキと白子のグラタンが始まればさんまのスパゲティはおろか、
ポルチーニリゾットも終了となるかもしれない。
「そんなに急かさないで」と調理の店員さんにお願いした。

悪意に満ちた幼稚な悪評が存在することが、逆にこの店の価値を高める。
私がこの店の良さを理解できる多くの人間の内の一人でよかった、と心から思う。
平日も徐々に客足が戻ってきているという。
大好きなテルミニ。
妻と二人で静かに、深くしなやかに楽しむのである。

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2020/08訪問11回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.2
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…カネロニ大好き、テルミニ大好き

池袋のサンシャイン水族館でケープペンギンやクラゲに癒された後、
東池袋駅から有楽町線で銀座へ。
お盆の週の祝日というのに人出はさほどでなく、デパートもがらがら。
池袋の街の方がぜんぜん活気があったなあ・・・
夕方は、5月末以来久しぶりになってしまった「銀座テルミニ」に向かう。

予約の17時半より5分ほど早く店に着き、カウンター席に座る。
いつも通り、すぐに地下のせせらぎに行ってワインを選ぶ。
今日選んだのはシチリア島のネロ・ダーヴォラ。
3,680円とは思えない果実味、凝縮感、樽もバッチリ効いてCP高し。
ボトルは値段が白字で書かれるので他の客への見栄で高いものを選びがちだが、
この店の3,000円台のワインはホントに質が高いので、見栄は邪魔だ。
(もちろん高いワインを注文するのが無意味なわけではない。)

さて、料理一品目は生ハムとメロンのサラダ1,180円
この齢になるとなかなか果物を食べる機会がないのでいい。

同時に、日本が世界に誇る峰屋のバゲットがトーストされて出る。
食べちゃうんだよなあ、これ、美味すぎて。
いつも後で腹がパンパンになって後悔する。

二品目はメインの豚スネ肉のロースト2,450円
近日中にメニュー入りする予定の品で、先取りして提供されたのだ。

豚スネ肉が単純にオーブン焼きされただけの料理ではない。
白ワインやオリーブオイルで6時間以上かけて煮込み揚げ焼きされる。
店員さんに詳しい手順を聞いたが、正確に表現できないから書かない。
もの凄く手間のかかる料理であることは間違いない。
妻が骨から肉を丁寧に切りはがし、食べる。
肉が軟らかく、焼き目が香ばしく、ゼラチンのような部分がとにかく美味い。
つけ合わせのジャガイモも肉の味が移っているのかとても美味い。

ここで口直しのピクルスが出る。

そして〆は牛肉と茄子のカネロニ1,680円だ。
前回訪問時、帰り際に店員さんに、
「いずれカネロニ作って」と冗談半分でお願いしていたのだが、
この日店に来てすぐ、店長さんから「カネロニできます」と言われたのだ。
飛び上がるほど嬉しかった。

でもこれは我々が常連だから受けた特別なサービスではないと思う。
店は店内の貼り紙やHPで、
“メニューになくても可能な限り作るのでリクエストしてほしい”
と公言している。
我々もまだ来始めの頃から幾度となくわがままを叶えてもらってきた。

大きな筒状のパスタに牛挽肉と茄子のトマトソースラグーを詰め、
ベシャメルソースとチーズをのせて焼き上げている。
ボリューム満点。
腹がパンパンだけれど、希望を叶えてくれたから、
というよりもむしろ、もの凄く美味かったから、全部食べてしまった。
冬場の人気品、カキと白子のグラタンとの兼ね合いもあり、
レギュラーメニューに載ってくることはなさそうだ。
「食べたいときに作りますので前もって言ってください」とのことだった。

ワインを一本テイクアウトして会計は二人で11,290円。
メニュー掲載直前のメイン料理にわがまま注文のカネロニ・・・
本当にいい思いをさせてもらった。
とても心地いい時間だった。

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2020/05訪問10回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.4
  • 酒・ドリンク4.1
¥4,000~¥4,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…宣言解除後最初の週末ディナーは

宣言解除後最初の週末は丸の内、銀座と練り歩く。
長い自粛によるビハインドを営業再開後一気に取り返そうと、
各ショップは例年よりも早くにSALE態勢に入っている。
街はまだまだ平時並みとはいかないが、人出は増えつつある。
久々の妻との外食ディナーは「銀座テルミニ」である。

誰かと外食するのは宣言前の4月初旬以来となるので、
心もち緊張感を覚えながらカウンター席に座る。
店は狭くて本来密集感があるが、今は席を間引いて席間を広くとっている。

テルミニもジジーノも週末は順調に店内飲食の予約が入っているが、
平日はまだまだ満足に客足は戻ってはいないのだそうだ。
自粛態勢下で始めたランチ、テイクアウトはまだ当面継続させるそうで、
ランチ時にお酒を飲めるか店長さんに聞いてみたところ、
「何でもありです」との返答が帰ってきた。

ワインはカール・ファフマンのシュペートブルグンダー、トロッケン。
つまりドイツはファルツ地方のピノノワール、辛口というわけだ。
庶民派価格のピノノワールはボディが軽くなりがちだが、
このワインは色は淡いながらも、香りは華やかで飲み応えもまずまず。

いつも通り峰屋製の絶品バゲットが出てきて、
料理一品目はルッコラのグリーンサラダ980円が出る。
この日のルッコラ(セルバチカ)は季節柄か若干食感が硬めだ。
それもまた一興、と爽やかな苦みとともに楽しむ。

二品目はメインの牛スネ肉の赤ワイン煮込み2,450円である。
マッシュポテトが敷かれ、牛スネ肉にデミグラスソースがかかる。
ローストされたデカいたけのこ、アーリーレッド、スナップエンドウ、
パプリカ、ミニトマトと、生のイタリアンパセリが加わる。

食べてみると、言うまでもなく牛スネ肉はかなり軟らかく煮込まれ、
デミグラスソースは野菜や果物の甘み酸味が引き出され、とても美味い。
マッシュポテトをデミグラスにからませ、峰屋のバケットに浸して食べると、
もう、悶絶してしまうほどに美味い。
インパクトがある見た目のタケノコも焼き目が香ばしく美味かった。

いつも通り、口直しの野菜のピクルスが出て・・・
〆はパンチェッタとチーズのクリームリゾット1,680円が出てくる。
いわゆるパルミジャーノレッジャーノのリゾットであり、
パンチェッタの他に細かくカットされたパプリカ、茄子などが加わる。
パンチェッタは自粛期間中に長時間、手間暇かけて作られたのだそうだ。
強い主張はなかったが、スモーキーでいいアクセントになっていた。
テルミニには秋冬名物のポルチーニリゾットという名品があるが、
それに匹敵する魅力を感じるくらい、美味いリゾットだった。

とりあえずは馴染みのテルミニでの久々の食事に心を癒された。
宣言期間中の飲食店の複数人での利用は控えた。
やっている飲食店は助けたい、という言葉は自己保身に満ちた詭弁だと思う。
パチンコ店やキャバクラに行く人と同じ、エゴイスティックな欲求でしかない。
助ける目的なら一人で行けばいいし、テイクアウト利用をすればいい。
飲み会やパチンコ屋、風俗店にどうしても行きたいのなら、
詭弁を用いず、自己責任ですべて解決する覚悟で堂々と行くべきだ。
そして宣言が解除され、妻との最初の外食は当たり前のようにこの店を選んだ。
新メニュー考案にいそしむ店員さんに、カネロニを加えてほしい、とお願いし、
9,790円の会計をし、店を後にした。

  • テルミニ -
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2020/05訪問9回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク-

銀座テルミニ(東銀座)…愛するテルミニで初めてのテイクアウト

みどりの日の午後に「銀座テルミニ」の店長さんから電話をもらう。
「こここさん、明後日から営業を再開します。」
嬉しい知らせだが、さすがに今は妻と夜に飲みに行くことはできない。
そこで、土曜のこの日の16時ピックアップのテイクアウトの予約をする。

東銀座駅に出て、花山うどんで鬼ひも川の乾麺を買ってから店に行く。
15時半、先客はカップルが二組で、その内一組は飲食をしていて、
もう一組はテイクアウト商品の出来上がりを待っている。

厨房には現ジジーノ店長の髭のシェフがいて、忙しそうに調理をしている。
テルミニの店長さんと二人が厨房で並んでいる様子を見て、
この店に妻と来はじめた在りし日の頃を思い出し、感慨に浸ってしまう。

テイクアウト商品ができるまで、一杯飲ませてもらうことに。
グラススパークリング650円オリーブ500円を注文する。

聞けば、当面、無休営業をするのだそうだ。
今までなかったランチ営業を始め、土日祝は20時まで通し営業、
フードメニューは概ねどれもテイクアウトできるのだという。

やがて常連らしきカップルが入店してきて、更に二人とも忙しそうになる。
とても声をかけられる雰囲気でないけれど、それでいい。
グラス赤ワイン700円をもらい、静かにまったりと飲む。
スペインのガルナッチャだそうで、まずまずの飲み応えだった。

16時ちょっと前にテイクアウト品が出来上がり、赤ワインを飲み干し、
会計をし、見送ってくれた店長さんに手を振りつつ店を後にする。
購入し持ち帰ったのは前菜盛り合わせ800円ラザーニャ1,480円
牛タリアータ1,850円、そしてサービスでつけてくれたバゲットである。
ラザーニャは現在はメニューから外れているが、3月末に店で食べていて、
とても美味かったので、ダメもとで注文したら無理して作ってくれた。
ラザーニャもタリアータも店内価格よりだいぶお得な値段になっている。

さて、若干の寄り道を経て家に帰り、妻が温め直したりしてテーブルに並べ、
テルミニステイホームディナーのスタートである。
ワインはCU4TROというカタルーニャのフルボディを開ける。

前菜盛り合わせはオリーヴ、サラミ、モルタデッラ、ドライトマト、
カポナータ、ホワイトアスパラの半熟玉子マヨ和え、ゴルゴンゾーラ、
パルミジャーノ・レッジャーノ、野菜のピクルス、という内容だ。
バゲットはもちろん絶品峰屋製、軽くトーストして食べる。

ボローニャ仕込みの本格ラザーニャは妻がレンジで温め直している。
板パスタとボロネーゼソース、ベシャメルソースが層状に重なり、
溶けたパルミジャーノとモッツァレッラが上からたっぷりかかる。
レンジで温め直しても食感は損なわれず、十分に美味い。
メニューから外れてしまったのが残念でならない。

メインのタリアータにはラディッキオ、ソテーされたポテトと
イタリアンパセリ、自家製マスタードソースが添えられる。
レンジで温め直しているので牛肉の断面の赤みが失われ、
イタリアンパセリもしなっとしてしまっている。
でも、家で食べるのだから贅沢は言えない。
肉は適度な弾力があり、噛むと旨味がじゅわっと口の中に広がる。
牛肉を食べている喜びをストレートに感じられる。

営業再開しテイクアウトを始めた、と聞いて飛びついた。
店を助けようなんてまったく思っていない。
むしろ助けてもらおうとしている。
店は我々のような馴染み客の心の鬱屈を癒そうと必死に頑張ってくれている。
平時に戻る頃にはどんな新メニューが出てくるのか、楽しみにしている。

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2020/03訪問8回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.2
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…こんな時だからこそ愛する銀座テルミニへ

歩行者天国も中止になって人通りの寂しい銀座を歩く。
日曜の晩用の食ベものを買おうと行った店はすべて休業中。
BEAMSもスターバックスも松屋もGINZA SIXも休業中。
こんなこと、なかなか経験できない。
夕方、小雨降る中、「銀座テルミニ」に行く。

予約の17時半ちょうどに店に着くと、先客はなく、店長さんから
「こここさん、お好きな席にどうぞ」
と言われ、普段は4人用に使われるテーブル席につく。
そしていつも通り、すぐに地下のワイン庫「せせらぎ」へ。

赤のボトルを一本選んだが、妻の誕生日が近いので、
まずはグラススパークリング650円で乾杯だ。

聞けばこの日は我々以外に予約は一組のみ。
その一組も我々の10分後くらいに訪れた。
まあそうだろう、と思っていた。
だから熱でも出ない限り絶対に来なければ、と思っていた。
月曜からの平日も毎日少しずつ予約は入っているが、
キャンセルの危険性は覚悟している、と店長さんは言っていた。

常連ヅラしているが、恥ずかしながら来るのは正月明け以来だ。
メニューを見ると様変わりして新メニューが多い。

料理一品目はホワイトアスパラと半熟玉子マヨ980円だ。
旬のホワイトアスパラが茹でられ自家製マヨネーズソースに和えられる。
同時に出てきた東新宿峰屋製の絶品バゲットをちぎり、
半熟玉子の黄身とマヨソースにつけて食べるとものすごく美味い。

ここでせせらぎから持ってきていたボトルワインが出てくる。
ルイジ・リゲッティ・プリモというヴェネト州のもの。
ブドウはコルヴィーナ、ロンディネッラといった地域固有種に、
カヴェルネソーヴィニヨンとメルローが加わる。
過去にも何度か飲んでいて、ほどよい渋み、果実の凝縮感があり、
コストパフォーマンスの高い一本だ。

二品目はホロホロ鳥ロースト、ゴルゴンゾーラソース2,450円である。
“ほろほろどり”ではなく“ほろほろちょう”だ。
大ぶりなモモの肉が二つ盛られる。
ジビエのようなイメージがあるが、肉自体にクセはまったくない。
ゴルゴンゾーラソースも意外とクセはそれほど強くなく、
芽キャベツ、絹サヤ、ジャガイモなどの野菜がいいアクセントになる。

サービスの野菜のピクルスが出る。

〆のprimoはボローニャ仕込みのラザーニャ1,680円が出る。
この日一番楽しみにしていた品だ。
こんなにこんもりと高く盛られたラザニアは生まれて初めてだ。
板パスタとボロネーゼソース、ベシャメルソースが層状に重なり、
パルミジャーノとモッツァレッラと思われるチーズがたっぷり加わる。
期待通りだ。
本格派のラザニアはこうなんだなあ、と思わさせられる。
美味かったし、ボリュームもかなりあった。

この日の会計は二人で10,990円。
「こんな時に来ていただいてどうもありがとうございます」
店長さんに言われたが、それ以上にいつもよくしてもらっている。
助けに来たつもりなんかまるでない。
いつも通り、銀座テルミニを楽しみに来たのである。

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2020/01訪問7回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.3
  • CP4.4
  • 酒・ドリンク4.4
¥4,000~¥4,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…さあ、明日から働くぞぉ

今年のテルミニ、ジジーノの営業は豊洲の初市であるこの日から。
だから過去三年のように我々にとっての年最初の外食にはならなかったが、
そのかわり、長かった年末年始の連休を「銀座テルミニ」で〆る。

予約の17時半より10分ほど早く着き、店員さんたちと年始の挨拶をした後、
いつも通り、電池式のランタンを持って地下の「せせらぎ」へ。
悩んだ末、選んだのは結局大好きなTRE ICONE。
アブルッツォ、プーリア、シチリアの三つの州で獲れた葡萄をブレンドし、
ばっちりと樽を利かせた飲みごたえ満点、CPの高い一本だ。

昨年末の当店のHPで、ジジーノの店員さんが独立したことを知った。
テルミニ、ジジーノを当面4人で切り盛りしてくことになるという。
店長さんによれば、募集をかけてもいまどきなかなか応募がないそうで、
飲食業界の人手不足の深刻さがうかがえるのである。

料理一品目はルッコラのグリーンサラダ980円を注文する。
すると、店長さんが
「こここさん、今日、グリーンはあるんですけどルッコラがないんです。」
その説明が面白かったので、そのままグリーンサラダを出してもらった。
同時にいつも通り、峰屋の絶品のパンが登場。
美味すぎていつも食べ過ぎてしまうのが悩ましいところだ。

二品目はメインの豚と冬キャベツのトロトロ煮込み2,450円が出る。
豚肉はバラ肉で、豚のミミも入る。
キャベツはクタクタに溶けかかっていてほぼ原形をとどめていない。
出汁の旨味だけで食べさせるようなとても優しい味だ。
イタリアンパセリが爽やかなアクセントになる。

パンチを加えるための味変用の小鉢が出る。
香味野菜を煮詰め、イタリア料理の特殊な調味料が加わっているという。
なんとなく中華の食べる辣油に共通する味わいを感じた。

〆はポルチーニ茸のリゾット1,680円、当店の冬の定番の品だ。

昨年との違いはポルチーニ茸が大きめに切られていること、
そしてイタリアンパセリのアクセントが強いこと。
これらの味わいに加え、若干塩気が強いかなあ、とも思った。
定番の品にも改良のための試行錯誤が施されるところがこの店の魅力だ。
メニューは大きく変わらなくとも、新しさを感じることができる。

この日の会計は二人で9,590円。
年初からいい時間を過ごすことができた。
是非、なるべく早い時期にいいスタッフが加わってほしいと思う。
巷間、人手不足なのに働き口がない、そんな労働環境がずっと続いている。
業種が違えど、私がいる職場もそんな環境だ。
このいびつな状態は、いったい何が、誰が原因なのだろう。
ともかく明日から、今年も頑張って働こう。

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2019/12訪問6回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.3
  • 酒・ドリンク4.2
¥6,000~¥7,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…連絡うけただとさ

冬のテルミニの名物、カキと白子のグラタンが今シーズンも始まった。
となれば、友人の牡蠣好きレディをお誘いしなければならない。
9月に彼女にねだって穴子の店に連れて行ってもらっている。
だから今度は私が「連れてけ」要望に応え、エスコートする番だ。

待ち合わせの19時よりだいぶ早く着いたのは久々のデートだからか。
とりあえず生ビール550円を注文して彼女の到着を待つ。
待っている間、黒板メニューを見てこの日のストーリーを考える。
妻とではないので、この機会に妻が食べられないものを食べたい。
カキと白子のグラタンにはできれば白ワインを合わせたい。
メインの肉料理が出るあたりで飲み応えのある赤ワインに移りたい。

さて、待ち合わせの19時ちょうどに友人のレディが現れ、
さっそく地下のワイン庫「せせらぎ」にボトルワインを選びに行く。
選んだのはシチリア州のアクッシというスプマンテ。
グリッロという土着のブドウを使った飲み応えのあるCP高い一本だ。

この日の料理一品目はお魚のカルパッチョ950円、魚はスズキとのこと。
この店でカルパッチョを注文したのは初めてだが、
サラダ仕立てになっていてさっぱりとして、スプマンテにもよく合う。

すぐに峰屋製の絶品バゲットが出てくる。
もちろんおかわりした。

続いてはレディお目当てのカキと白子のペンネグラタン1,750円が出る。
大きめの耐熱皿いっぱいに盛られ、ボリューム満点だ。
パスタはペンネリガーテが使われる。
ベシャメルソースの塩加減もよく、
表面に散らされたパン粉やイタリアンパセリがいい脇役になっている。
牡蠣も美味いが白子もいい。
きっと彼女は、この皿を独り占めしたいと思っていたことだろう。

メインは鴨のロースト、焦がしはちみつとオレンジのソース2,450円だ。
鴨は外側の皮目がパリッと焼かれ、いわゆるタタキのような状態だ。
食べてみると意外にもクセはなく、軟らかいが適度な弾力がある。
ソースは思ったほどは甘ったるくない。
飲み応えのある濃い赤ワインによく合う。
玉ねぎと青菜(カキ菜?)のローストが付け合わせとしてつく。

メインにはTRE ICONEという馴染みのイタリアのフルボディを合わせる。
樽が利いて、果実味も凝縮感もよく、大好きな一本だ。

メインを食べ切ったところで二人ともお腹いっぱい。
でもまだワインが残っていたので、サービスでチーズがちょこっと出る。
モッツァレッラとパルミジャーノだ。

会計は二人で14,000円ほど。
いい店でいい酒といい料理をゆっくり味わう、いい一夜だった。
ワインをゆっくり楽しんでほしい、というコンセプトの店だ。
いくら混んでいようと急かされることはない。
もちろん、料理が出てくるのが遅い、なんてことを言い出す無粋な田舎者が、
客としてこの店の敷居をまたぐことは決してない。
いい店には恥ずかしい客は寄りつかないのだ。
「次は上のジジーノで」なんて軽く約束をしつつ、レディとお別れした。
その後、「連絡受けた」などと迷惑そうなレビューをあげられた。
誘わなければよかった。

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2019/10訪問5回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.2
  • 酒・ドリンク4.3
¥4,000~¥4,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…変革の予感

びっくりした。
7月以来、久々に行ったら馴染みの店員さんが辞めていて、
代わりに新しいスタッフが加わっていた。
約3カ月半ぶりの「銀座テルミニ」である。

台風のため前日の営業が中止となり、予約は本日にスライドしてもらった。
17時半に店に着き、すぐに地下の「せせらぎ」でボトルワインを選んだ。
そのボトルが出る前に、サービスでグラススパークリングが出る。
予約キャンセルのお詫びだと言われ、嬉しいサービスだとは思ったものの、
生命の危機を想定すべき台風の来襲で都内の交通網がほぼストップしたわけで、
店のせいではないからそこまで気を遣わなくても、と思ったりもする。

因みに選んだボトルはカリフォルニアのカベルネソーヴィニヨン。
廉価ながらなかなかの飲みごたえで、
あらためてこの店の3,000円台のボトルワインはバカに出来ないと思った。

フードメニューを見るといつになく新メニューが多い。
スタッフの入れ替わりと無関係ではなさそうだ。

さて、この日の料理一品目は柿と生ハムのサラダ1,180円だ。
妻は季節の果物がのるこのイタリアンなサラダが大好きだ。
私もこの店のサラダ以外に果物を食べる機会がほとんどない。
その直後に峰屋の絶品バゲットが出て来る。
食べ過ぎないように注意しながらちょっとずつ食べる。
(絶対に出てきた分は全部食べてしまうのだけれど・・・)

続いてはメイン、牛ホホ煮込みのカツレツ2,550円、新メニューだ。
赤ワインでじっくり煮込んだ牛頬肉をチーズパン粉のコロモをつけて
揚げ焼きにされたのだという。
グリル(ロースト?)された玉ねぎ、しめじなどの野菜が添えられる。
これがとにかく美味い。
肉を煮込んでとった出汁をベースに香味野菜の味が加わったソースが、
ややクセのある味わいのホロホロの牛頬肉や香ばしいハードなコロモと
よく合うのだ。

〆のパスタはもちろんさんまのスパゲティ2019、1,680円
「2018からの変更点は?」と新しいスタッフさんに聞くと、
パン粉にガーリックに加えてアンチョビ味が加わったことだという。
本来はシチリア島の伝統のパスタ料理で、イワシが使われるそうだ。
松の実やトマト、レーズンが入り、イタリアンパセリが散らされる。
これは毎年この時季、必ず食べなければならない品なのだ。

この日の会計は二人で9,790円。
変革の予感だ。
まだまだ新メニューが出てきそうだし、
定番メニューもアレンジされていきそうだ。
変わらない良さと変わっていく良さをバランスよく持っているって、
難しいけれど大事なことなのだと思う。
次回がとても楽しみだ。

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2019/05訪問4回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.3
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.3
¥4,000~¥4,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…分かる人だけ来ればいい

昇仙峡ハイキングの後、甲府駅から特急あずさで新宿駅へ。
そして地下鉄を乗り継いで東銀座駅に降り立つ。
残り少ないGWを馴染みの「銀座テルミニ」で名残惜しもう、
というわけである。

予約の17時半より少々早く店に着くとすでに大盛況で、
いつもの小さな2人用テーブル席しか空いていない。
荷物を置き、鍵と電気ランタンを受け取って地下の「せせらぎ」に行く。
選んだのはTRE ICONE。
アブルッツォ、プーリア、シチリアのワインをブレンドしたもので、
樽が効いて凝縮感があって飲みごたえ満点の大好きな一本だ。

さてこの日の料理一品目はルッコラのグリーンサラダ980円
フリルレタス、サニーレタス、ルッコラ(セルバチカ)が盛られ、
パルミジャーノが上からかかる。
同時にお通し代わりの食べ放題の峰屋のパンが出る。

二品目はメインの鴨モモ肉の赤ワイン煮込み2,280円が出て来る。
この店で肉の赤ワイン煮込みは幾度か食べているが、鴨肉は初めてだ。
絹さや、プチトマト、ヤングコーンが彩りで添えられる。
大ぶりなモモ肉が2本盛られ、フォークを当てるとほろっと身が崩れる。
若鶏で作られる同じ料理よりも全体に身がしっとりとしている。
ソースは赤ワインやバルサミコで作られていると思われ、
ベタッとした甘さはなくコクがあって、とても美味い。
本来は鴨肉のクセが苦手な妻も、クセはまったく感じないと言っている。
口直しのサービスのピクルスが出る。

〆のパスタは新作と思しき
いんげん・じゃがいものジェノベーゼ・キタッラ1,550円を選ぶ。
本来ジェノヴェーゼソースはバジルの葉と松の実、クルミやニンニク、
オリーヴオイル、パルミジャーノ、塩コショウなどをミキサーにかけ、
ペースト状にしたもので、
パスタとからませると鮮やかな緑色の濃厚なパスタ料理になる。
緑色を損ねないように具はじゃがいもといんげんが基本だ。

しかしこの店のはキタッラをバジルの葉、パルミジャーノとからめて炒め、
クルミや松の実の代わりにスライスアーモンドを散らしている。
美味い。
生麺のキタッラの食感がとてもいい。
やはりこの店のパスタ料理は何を食べても絶品だ。

この日の会計は二人で9,400円ほど。
分かる人だけ来ればいい。
分からない人は来るべきでない。
分かる人とだけ一緒に来たい。
GW終盤、とてもいい時間を過ごせた。

  • テルミニ - いんげん・じゃがいものジェノベーゼ・キタッラ1,550円

    いんげん・じゃがいものジェノベーゼ・キタッラ1,550円

  • テルミニ - ルッコラのグリーンサラダ980円

    ルッコラのグリーンサラダ980円

  • テルミニ - 峰屋のパン

    峰屋のパン

  • テルミニ - 鴨モモ肉の赤ワイン煮込み2,280円

    鴨モモ肉の赤ワイン煮込み2,280円

  • テルミニ -
  • テルミニ -
  • テルミニ - サービスのピクルス

    サービスのピクルス

  • テルミニ - TRE ICONE

    TRE ICONE

  • テルミニ - せせらぎ

    せせらぎ

  • テルミニ - この日のメニュー

    この日のメニュー

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2019/01訪問3回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.0
  • 酒・ドリンク4.5
¥5,000~¥5,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…2019年もこの店からスタート

ちょうど1年前も「2018年もこの店からスタート」の題でブログを書いている。
一昨年の1月4日にも来ているから、今年で三年連続となる。
2019年最初の外食ディナーはもちろん「銀座テルミニ」である。

夕方早めに銀座に出てデパートやショップなどを覗いた後、店へ。
18時半の予約だが、やることがなくなって18時過ぎに店に着いてしまう。
早くも出勤している妻の到着をボーっと待っているのもつまらないので、
グラススパークリング650円とつまみのオリーブ500円を注文する。

銀座4丁目あたりの喧騒とは対照的に店にいつもの賑わいはなく、
二つのテーブル席は完全に空いている。
馴染みの店員さんたちにもいつものような慌ただしい様子はない。

18時20分過ぎに妻が到着し、すかさず地下のせせらぎへ。
選んだのはシャトー・デ・ゼサールというベルジュラックの赤。
果実味にあふれ深い渋みがあって飲みごたえ満点の一本だ。

料理一品目はルッコラのグリーンサラダ980円が出てくる。
ルッコラやフリルレタスなど数種の葉野菜にパルミジャーノが加わる。
妻はフルーツが加わるサラダが好みだが、私はシンプルな方が好きだ。

同時に峰屋製のパンが出てくる。
おかわりできるがもちろんしない。

続いてはメインの豚バラ肉の赤ワインバルサミコ煮込み2,480円だ。
上部を覆うルッコラをフォークでかき分けると肉厚の豚バラ肉が現れる。
カブやインゲンなどの野菜が添えられ、下にマッシュポテトが敷かれる。
ナイフで切り分けて食べる。
脂身たっぷりで軟らかく、濃厚なソースにピンクペッパーがアクセントになる。
このソースは渋みの強い赤ワインと相性がいい。

サービスの惣菜が二品出てくる。
パプリカや自家製と思われるベーコンなどが練り込まれたイタリアンオムレツと、
カブときゅうりのビネガー漬だ。
お腹いっぱい気味なので少量だけ皿にのせてもらう。

〆はポルチーニのリゾット1,550円である。
今季のこの品には今までと違い、細かいベーコン片が入っている。
食感と言いスモーキーな風味と言い、いいアクセントになっている。
定番品にもチャレンジングに変化を加えているわけだ。
リーバイスの501やアクアスキュータムのコートも年々微妙にデザインが変化する。
長く愛されるためには必須のことだと言える。

今年も年初からとても心地いい時間を過ごすことができた。
いい店にはいい客がつくと言う。
我々牛丼夫婦もこの店のいい客でありたいと思うのである。
この日の会計は二人で10,840円だった。

  • テルミニ -
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2018/09訪問2回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.5
  • 雰囲気4.0
  • CP4.5
  • 酒・ドリンク4.5
¥4,000~¥4,9991人

銀座テルミニ(東銀座)…サンマのスパゲティ2018登場

サンマのスパゲティはテルミニの秋のキラーコンテンツだ。
HPで今年も9月初旬に始まったことを知る。
わくわくしながら、約2ヶ月ぶりの訪問である。

いつも通り、予約の17時半に店に行き、
いつも通り、小さな二人用テーブル席につき、
いつも通り、すぐに地下の「せせらぎ」にワインを選びに行く。
今日選んだのはカリフォルニアのカベルネソーヴィニヨン。
凝縮した果実味と渋みが特徴だ。
この店には3,000円台でも飲み応えのあるいいワインがたくさんある。
サンマのスパゲティを食べに来たのについ赤ワインを選んでしまった。
まあいいね。バカ舌夫婦だから。

この日も店は大盛況。

料理一品目は生ハムといちじくのサラダ1,150円
酸味のドレッシングがかかったレタスなどの葉野菜と、
バルサミコ、いちじくの甘みのコントラストが楽しい品だ。

同時に出てくる東新宿の峰屋のバゲットは相変わらず美味い。
おかわりしたくなるほど美味いが、絶対におかわりしない。

メインは鶏のポルチーニクリーム煮込み2,480円
この店の秋のキラーコンテンツはサンマのスパゲティだけじゃない。
ポルチーニのリゾットもある。
しかし今日はどうしてもサンマのスパゲティを食べたくて来ているから、
メインにはポルチーニ味のチキンを選んだのである。
妻がスプーンとトングで丁寧に身を骨から剥がす。
相変わらず美味い。
濃厚なソースはパンに浸してもとても美味い。

〆はもちろんサンマのスパゲティ2018 1,650円
「去年から変わったことは?」と店長さんに聞くと、
「料理人の腕が上がりました。」なるほど。
サンマに松の実、レーズン、トマト片、バジル、パン粉などが加わり、
スパゲティは薄らと赤みを帯びている。
アーリオオーリオではない、独特のオイル系パスタである。

この日の会計は二人で9,760円。
新しい女性店員さんが加わって、更に店の雰囲気が良くなるといい。
「次はやはりポルチーニリゾットを食べるかなあ。」
「豚肉の煮込み料理も食べたいね。」
なんて言いながら、店を後にした。

  • テルミニ -
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2018/01訪問1回目

4.5

  • 料理・味4.5
  • サービス4.1
  • 雰囲気3.5
  • CP4.1
  • 酒・ドリンク4.2
¥4,000~¥4,9991人

2018年もこの店からスタート

冬休み最後のこの日はバーゲン初日で大混雑の伊勢丹新宿店へ。
恐ろしいほど殺気立った5階タオル売り場の人混みに消えた妻が、
しばらくしてデカい買い物袋をさげて戻ってきたときには、
勇ましさと頼もしさを感じたりしたのである。
その後銀座に移動し、夕方に「銀座テルミニ」に向かう。
昨年に続き、今年も最初の外食はこの店を選んだのだ。

予約の17時半に着くと先客はなく、いつも通りの二人用テーブル席につく。
この時点では客は我々のみだが、この日は席は予約でうまっているそう。
年初から相変わらずの人気ぶりだ。

店員さんたちと年初の挨拶をした後、地下のワイン庫「せせらぎ」へ。
今年はここへ何度足を運ぶのだろう、
なんて思いつつ飲みごたえのありそうな赤を一本選んで1階に戻る。
今年最初の一本はトスカーナには珍しいメルロー100%だ。

料理一品目はおなじみの緑野菜のグリーンサラダ980円
フリルレタス、ラディッキオ、さやえんどう、イタリアンブロッコリー、
芽キャベツ、きゅうり、キウイなどが認められる。

ほぼ同時に、お通し代わりの食べ放題のバゲットが一緒に出て来る。
東新宿の峰屋のパンで、独特の香ばしさがたまらなく美味い。
私はこのパンが「Aux delices de dodine」のパンと並んで好きだ。

二品目はメインの梅山豚ローストバルサミコソース2,280円
たっぷりついた脂身は融点が低く口の中ですっと溶けるのでクドさがない。
この倍の量があってもあっさり食べられるのではないかと思えるほどだ。
そして薄らと感じる甘みが、セルバチコの苦味とバルサミコの甘みと合う。

ここでサービスの惣菜が出てくる。
まずは椎茸、しめじ、エリンギなどをアラビアータソースでマリネしたもの。
続いて出たのはカブときゅうりのピクルスである。
このサービスの惣菜もこの店の楽しみの一つだ。

そして三品目は妻の希望でポルチーニリゾット1,550円を選ぶ。
この店の冬の定番料理であり、注文する前から美味いのは分かっている。
それにしてもポルチーニ味ってなんでこんな美味いんだろう。
これだけをずーっと食べていたいくらいだ。

この日の会計は二人で9,690円。
年初からいい時間を過ごすことができた。
次回はまた、店長に、梅山豚の煮込み料理をリクエストしてみよう。
今年も銀座テルミニを楽しみたい。

  • テルミニ - 梅山豚ローストバルサミコソース、旨味たっぷり

    梅山豚ローストバルサミコソース、旨味たっぷり

  • テルミニ - 緑野菜のグリーンサラダ980円

    緑野菜のグリーンサラダ980円

  • テルミニ - ポルチーニリゾット1,550円

    ポルチーニリゾット1,550円

  • テルミニ - 東新宿峰屋のバケット

    東新宿峰屋のバケット

  • テルミニ - 梅山豚ローストバルサミコソース2,280円

    梅山豚ローストバルサミコソース2,280円

  • テルミニ - サービスの惣菜1

    サービスの惣菜1

  • テルミニ - サービスの惣菜2

    サービスの惣菜2

  • テルミニ - トスカーナには珍しいメルロー100%

    トスカーナには珍しいメルロー100%

  • テルミニ - 狭さも慣れた

    狭さも慣れた

  • テルミニ - 地下のワイン庫「せせらぎ」

    地下のワイン庫「せせらぎ」

  • テルミニ - 2018年1月のある日のメニュー

    2018年1月のある日のメニュー

  • テルミニ - 都営浅草線東銀座駅が最寄駅

    都営浅草線東銀座駅が最寄駅

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店舗情報(詳細)

店舗基本情報

店名
テルミニ
ジャンル イタリアン、居酒屋、ワインバー
予約・
お問い合わせ

03-6278-7676

予約可否

予約可

❗️❗️ワインを飲めない方はお断りしております❗️❗️

❗️❗️3名様以上のご予約はお電話にて承ります❗️❗️

❗️表示上× でもお時間によってはご予約可能な場合があります お電話ください❗️❗️
❗️ ランチはもうやっていません❗️

住所

東京都中央区銀座3-11-6 鈴木ビル1F

交通手段

東京メトロ銀座線銀座駅より徒歩6分、東銀座駅3番出口から徒歩2分
都営地下鉄浅草線東銀座駅A7出口から徒歩0分

東銀座駅から213m

営業時間
  • 火・水・木・金

    • 17:00 - 23:00
  • 土・日・祝日

    • 16:00 - 23:00
    • 定休日
  • ■ 定休日
    基本 月曜 がお休みです よく火曜日も休みます 詳しくはインスタへ
予算

¥6,000~¥7,999

予算(口コミ集計)
¥6,000~¥7,999 ¥2,000~¥2,999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード可

(VISA、Master、JCB、AMEX)

電子マネー不可

QRコード決済不可

席・設備

席数

15席

(1組最大6名様まで)

最大予約可能人数

着席時 6人

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

入り口外に灰皿あり

駐車場

空間・設備

カウンター席あり、無料Wi-Fiあり

メニュー

ドリンク

ワインあり、ワインにこだわる

特徴・関連情報

利用シーン

デート 知人・友人と

こんな時によく使われます。

ロケーション

隠れ家レストラン

サービス

ドリンク持込可、ソムリエがいる

ホームページ

http://www.termini.ne.jp/

公式アカウント
オープン日

2010年7月7日

備考

パン代 300円

お店のPR

★本日の席情報・・お休み情報など★

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  月曜日定休 火曜日ときどき 休みます

  ランチ営業もうやってません

 ワインを飲めない方はお断りしています!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

初投稿者

AvedonAvedon(2)

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03-6278-7676