語り継がれる寿司屋 きよ田 : きよ田

きよ田、これからも銀座で語り継がれていくであろう半世紀の歴史を有する寿司の名店。ずっと一度は行ってみたいと思っておりましたが、今般マイレビ様にお願いしたところ有難くもお連れいただき夢が叶うことに！ありがとうございました。

初めてきよ田を知ったのはたぶん20年以上前のテレビで。銀座の超高級有名店としてドキュメントをやっておりました。当時は新津大将と思われますが寿司の旨さはシャリが7割(8割？)と語っていたのがとても印象的でした。私などはともすればネタのほうを注目してしまいますがシャリはもっと重要なんだとショックを受けた記憶があります。更に驚いたのは番組の最後の場面で「お代はお気持ちで」ということになっているのを知ったとき。何という恐ろしい寿司屋さん（笑）、銀座はこんなお店があるんだと未知の世界を知った感覚でした。カウンターも満席でお客さんもとても満足げにまた来ますとインタビューに応えていたのがまだ記憶に残っています。ある意味カルチャーショックを受けました。故にお店の名前もそのときの映像も記憶に強く残ったんですね。

まさか自分が来ることにはなるとは夢にも思っていませんでしたがついに実現できることになり感慨深いです。今は木村大将ですが大将も名店を15年以上も背負ってきた実力の持ち主。ネタのことなど気軽に語ってくれて嬉しいです。初めてでも全然こわくありませんよ（笑）入るときは緊張しましたが・・いったん中に入るときれいで上品なおば様のスタッフが人懐っこく世話してくれるので意外なほどくつろいだ気分になりました。きよ田の雰囲気はまた不思議で独自の魅力があると思いました。

鮪は噴火湾の定置網100キロの最高のもの。100キロはなかなか出ないとのことでとてもラッキーな日でした。超絶旨かった鮑とシンコも最高のものと思います。シャリは赤酢を使っているとのことでしたがマイルドなものを使っているようでシャリの色も白っぽかったです。シャリは何にでも合う感じがしました。握りは小ぶりです。

握りは鮪中心でとても満足しましたがやはりお値段は特別ですね。コスパの評価はやめました（笑）

一度行ければと思ってましたがまた冬の鮪の旬に伺いたくなってしまいました。行けるかな・・予算的に（笑）

幹事様、ご一緒いただいたマイレビ様、素晴らしい経験をさせていただきました！

ありがとうございました！


(お摘み11種ほど)
鮑の色が黄金色のような色で薄く切っているのにとても濃厚な鮑の味。感嘆。こちらは鮑そのものの旨みだそうでご一緒の方々もびっくりしてました。

きよ田はシンコも有名、とあるお寿司屋さんの大将から聞きました。舞鶴のシンコの中を2枚、やや小を2枚の合計4枚をお摘みに。締め具合、身質、香りととても良かったです。

2回目の鮑は別の種類。今度はコリッとした食感が楽しめました。

お摘みでももう炙り大トロと中トロの鮪が出てまいりました。

(握りは玉子をいれて19貫ほど)
いきなり一貫目が大トロ。二貫も大トロ。三貫目は中トロ、四貫目も中トロと鮪が続きます。
今日の鮪は噴火湾の定置網100キロ、とても良い鮪でラッキーとのことでした。定置網の100キロはなかなか出ないと。確かに50〜60はよく聞きますが・・
大トロはピンク色がとてもきれいで脂は上品でさらっと。身質はとてもなめらかでした。
二貫目の中トロの酸味が特に素晴らしかった。他のお客さんも酸味が良いといってました。

シンコの握りは3枚。締めと身質が良いです。

本ミル貝は愛知県渥美半島。希少なものだそうです。

十二貫目に出てきた大トロの酸味も素晴らしかったです。

車海老はとても甘くて柔らかいのが印象に残りました。

アナゴは超香ばしくて美味しかったです。


◉お摘み
□1 真子鰈
□2 えんがわ
□3 わかめ
□4 鮑
□5 炙り大トロ
□6 雲丹
□7 シンコ4枚 舞鶴
□8 中トロ 噴火湾
□9 鯵
□10 鮑 コリッコリッ
□11 ホシガレイのお椀

◉握り
□1 鮪 大トロ
□2 鮪 大トロ
□3 鮪 中トロ
□4 鮪 中トロ酸味が素晴らしい！
□5 鮪 赤身
□6 鮪 赤身
□7 シンコ3枚
□8 ホシガレイの昆布締め
□9 イカ 鹿児島
□10 本ミル貝 愛知県渥美半島
□11 バフン雲丹
□12 鮪 大トロ
□13 車海老
□14 アナゴ
□15 胡瓜巻き
□16 鉄火巻き
□17 玉子
□18 干瓢巻き
□19干瓢巻き わさびなしで干瓢の味を味わう

◉デザート シャインマスカ

◉日本酒2合
□八海山
□凡