ふっくら柔らかく、タレはあっさりな関東うなぎ。持ち帰り専用の「サービス弁当＆ヒレ揚げ」もオススメ！ : 登三松 東銀座店

［東京都中央区］［来訪回数：3回］
2019/6/1（土）
東銀座（銀座三丁目）・昭和通りの東側にある鰻店「とみまつ」。

場所は… 東銀座・三原橋交差点から、昭和通りを宝町方面に北上。
銀座東二丁目の交差点（床屋の角）を右折、しばらく歩いて右手。
地下鉄東銀座駅（歌舞伎座 3番出口）から徒歩4分、メトロ銀座駅から徒歩8分。日祝定休。

本店「登亭」は和光の近くにあり、こちらは三丁目にあるから「三」の文字を入れているものと推測。
昨年に内外装をリニューアルし、すっきりと明るい印象になった。
日常の「ちょっとした贅沢」として、気負わずにするっと入店できる雰囲気だ。

客席は 2～4人掛けテーブル×8卓。
全席禁煙。BGMはゆったり系のジャズピアノ。

家族経営なのだろうか、のんびりアットホームな感じの営業。

お品書きは以下のような感じ。
〔食事〕　サービス特丼、サービス定食（平日昼間のみ￥1620）
　　　　　うな重（松￥4104・竹￥3456・梅￥2592）、うな丼（￥1836）、蒲焼、白焼
〔御膳〕　登三松御膳（夜のみ）
〔鰻串〕　肝焼、ひれ巻、鰻つくね、鰻レバー、鰻バラ身、串焼、穂焼（要予約）
〔サイド〕肝吸い、骨せんべい、ひれ揚げ、尾っぽ揚げ、ビール

鰻串が珍しいので、今度これを目当てに晩酌に伺いたいと思う。

平日のランチタイムは、驚くほど提供が速いそうだが、休日はゆったりとした提供。
夜は「御膳」として、刺身や酒肴を組み合わせたセットも提供。

------------------------------------------------
■サービス特丼（2枚乗せ￥3000）、肝吸い変更（￥150）
鰻のボリュームは、うな重の竹と同等。愛知もしくは鹿児島産の鰻を使用。
蒸してから焼く関東風なので、ふっくらと柔らかい。
あくまで個人の感覚だが、ほんの少しだけ、小骨が気になったかな？

タレは少量でやや甘く、どちらかといえば「さっぱり系」の味。
卓上には粉山椒、これがまたよく効く。鰻2枚目の味変がきっちり決まる。

ごはんは新潟産コシヒカリを使用。
硬くはないが、個人的には柔らかすぎるとも思わない。
ごはんの量はかなり多め（だが、後述のお新香が美味しいので問題なし）。

グレードアップした肝吸いには、うな肝のほか、三つ葉・麩・柚子皮が入る。
ヤケドしそうな熱さなので気を付けて！　塩味は濃すぎず、いい塩梅.。

特筆すべきは「お新香」の美味しさ。
白菜浅漬・胡瓜浅漬・茄子柴漬・瓜粕漬の四種であり、色合いも美しい。
中でも、瓜のパリッとした食感は出色。
柴漬けの上品な酸味、白菜漬けのほど良い塩加減など、ごはんはもちろん日本酒に合わせたくなる。
鰻そのものよりも印象深く、これは夜の食事にも期待できそうだ。

------------------------------------------------
■うな重・竹（￥3456）
鰻は 2枚乗せ、ボリュームは「サービス特丼」と同程度。
デザートとして葛餅が付く。

------------------------------------------------
■サービス弁当（￥1200）
蒲焼1切れ半が乗った、テイクアウト専用のミニうな丼。
サービス品ということで、現金決済のみ対応。
レンジで温めれば、部屋が食欲をそそる鰻の香りで満たされる(^-^)
持ち帰りを考慮してか、タレは少なめに抑えられている。ちゃんと山椒も付いてくる。

リラックスした空間で、自分の好きなお酒でも吞みながら、休日の昼から贅沢気分に浸るのも良いと思う。
これは値段の割に、コスパ高いと思います♪

------------------------------------------------
■ひれ揚げ（￥216）
鰻のひれ部分を揚げ、甘辛く味付けした、テイクアウト用のおつまみ。
パックには結構な量が入っているが、このお値段は大変お買い得！

骨せんべいのように硬い食感を想像したが、実際にはサックリ軽やか、スナック菓子の印象。
パセリや唐辛子の風味、塩加減も丁度よく、気の利いた酒のつまみになる。
鰻の全てを美味しくいただく職人の技。これはオススメ！
------------------------------------------------

Suicaなど ICカード利用OK。
ランチ会計は、クレジットカード利用不可。

ちなみに平日ランチタイムには店外で、鰻弁当（￥950～）を販売している。
さすがに鰻は小さいが、お値打ち品は 1600円程度から並んでおり、興味をそそられる。