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味もボリュームも満足。値段も良心的
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熱々の「タンシチュー」
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生ビール
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追加で頼んだ「海老フライ」
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海老がおいしい
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タンの角切りがたっぷり
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赤のグラス
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山盛りのサラダ
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ご飯・漬物
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シチューをご飯に乗せて
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最初のテーブルの光景
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表の看板
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蓼喰人
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
移転
シチューとカレーの専門店 銀座 古川
|
|---|---|
| ジャンル | 洋食、カレー |
| 住所 | |
| 交通手段 |
銀座駅（銀座線・日比谷線・丸の内線）銀座中央通りA2出口より1分 銀座駅から127m |
| 営業時間 |
|
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX） |
席・設備
| 席数 |
30席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間 |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、ワインあり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| お子様連れ |
子供可 |
| ホームページ | |
| 備考 |
ライスのおかわりが出来ます。 |
| お店のPR |
気品を纏いながらどこか懐かしい味。王道を行くカレーとシチューの専門店
カレーとシチューの専門店【銀座 古川】は、帝国ホテルに36年間務め【ユリーカ】の料理長も務めた古川喜春さんが開いたお店。32種のスパイスを使った欧風カレー、本格フォンドボーでつくるビーフシチュー、タラバガニや魚介で出汁をとったクリームシチューなど、長年培った技術に裏打ちされた“ごちそう”としての洋食をつくり上げました。現在は、2代目の古川智久さんが料理長として厨房に立ち、伝統の味を受け継いで... |
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この日は友人からもらった映画のチケットを手に、有楽町にやってきた。
映画の開演時刻は、ちょっと異例の9：50～の一回のみ。
上映時間も1時間ちょっとなので、終わったのは11時を少し回った頃。
この後の食事の場として選んだのは、一度寄ってみたかったこちらの店。
予め早い時間帯からでも開いていることを確認の上、ニューメルサ（現在ではEXITMELSAと呼ばれているようだが）の7階に上がって行った。
銀座には老舗洋食屋は多いが、こちらは比較的新しい店ながら、良い評判を耳にしていた。
このフロアには5.6軒のレストランが入っており、場所が良いだけにどこも賑わっているようだ。
昼は11時から開けているが、既に常連と思しき先客の姿が見える。
30席ほどのそれほど大きな店舗ではないが、銀座らしい華やかさも感じられる明るい雰囲気。
幾つか在る2人掛けのテーブルのひとつに通された。
卓上には予め箸とスプーンがセットされており、おしぼりが大き目のタオルである点も嬉しい。
メニューは皆さんの書き込みなどから、大体把握していた。
一番の名物は「Vサイン」とか「シンクロ」とか、はたまた「犬神家」などと呼ぶ人もいるインパクトのある盛り付けの、海老フライが2本乗ったカレーピラフであるが、一方で煮込みものにも定評があるとのこと。
中でも多くの方が絶賛する「魚介類のクリームシチュー」は実に魅力的なのだが、やはり海老フライも外せない。
悩んだ末にメインは「タンシチュー」にして、単品で頼める「海老フライ」を一本付けて注文。
もちろん「生ビール」もお願いする。
まずシチューにセットされているサラダのボールが運ばれたが、そのボリュームに驚く。
たっぷりのリーフレタス・水菜・トレビスなどに、トマトや玉ねぎのスライスが乗り、掛けられているドレッシングの加減も良い。
これをつまみにビールのグラスを運ぶうちに、程なく「海老フライ」が運ばれた。
長さはそれほどではないが結構太いので、かぶりつく醍醐味がある。
箸で挟んで口に運べば、思わず笑顔になる美味さである。
薄目の衣のサクッとした食感で、揚げ具合も上手なため、海老の甘味・旨みが広がる。
タルタルソースもきちんとしており、一本500円の価格は良心的。
次いでぐつぐつと煮立った状態の「タンシチュー」が登場。
まず火傷に気を付けながら、ソースをひとさじ味わってみたが、深みは有るがくどさの無い優しい仕上がり。
中からは結構な量の角切りのタンが現れ、食感も程良く丁寧な仕事が認められる。
野菜もカリフラワー・ブロッコリー・ポテト・人参・マッシュルーム・玉ねぎとふんだん。
器のココットはそれほど大きく見えないが、深さが有るのでかなりの食べ応え。
これには当然赤ワインだろうと、一杯グラスでもらうが（銘柄は失念したが、南ア産のカルビネ・ソーヴィ二ヨン）、フルボディの味わいが良く合った。
茶碗で出されるライスは、ご飯と呼んだ方が相応しく、炊き加減も上々で美味い。
シチューをスプーンですくって、ご飯に乗せるても決して不作法では無く、ソースが馴染んで実に美味しい。
添えられた漬物は、胡瓜の糠漬けと柚子風味の大根のあちゃら漬けで、良く考えられた取り合わせ。
雰囲気は洒落たレストランだが、気取らない洋食屋のスタイルが保たれているのは好ましい。
「タンシチュー」には、大盛りのサラダ・ご飯・漬物がセットされて2,500円と言う価格は、決して高くない。
創業者である先代も今のご主人も、帝国ホテル出身とのこと。
フレンチの仕事が根底にあることが窺え、ソースを大事にする伝統が、こちらにも受け継がれているように思う。
ホールを仕切るマダムは元タカラジェンヌとのことで、その颯爽とした身のこなしと客席への目配りの良さは、流石と思わせるものが有り、その接客姿勢が他の従業員にも浸透しているようだ。
そのせいか女性の一人客の姿が多く、いずれも常連さんのようだ。
これからも、銀座に出掛けた折には時々寄りたいと思う。
次回は何にしようかと、今から待ち遠しい気分にさせてくれる。