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店名 |
明月庵 ぎんざ 田中屋 銀座本店(めいげつあんぎんざたなかや)
|
---|---|
ジャンル | そば、うどん、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
03-3571-8228 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄「銀座駅」B9出口より徒歩3分/JR「有楽町駅」より徒歩6分(ソニー通りみゆき通り交差点そば) 銀座駅から181m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、VISA) 電子マネー可 |
席数 |
80席 |
---|---|
個室 |
有 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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ザギン1900時。
年末の挨拶まわりを済ませ、社のスタッフ達とも別れ、ようやくサンダウナーの晩酌タイム。
今日は、まずは殻付き生牡蠣でチカラを蓄えましょうか、と、銀座サンボアに向かう。
と、今年は海の水温が下がらないので牡蠣の調子が上がらず、まだ用意がない、とのこと。
あらま、じゃあ牡蠣南蛮のヌキで一杯かな、と、「よし田」に足を向ける。
と、鍋の季節だけに満席。南無三。
ありゃま、今日は外れだネ、と、牡蠣は諦めたものの、今度は口の中が「たねもの」の甘汁への期待で一杯になってしまい、とはいえこの時間、気安い「泰明庵」はすでに混んでるだろうし、さて
…一瞬、悩む。
そうしているうち、そーいえばここがあったね、と、思い出しこちらへ。
店にいたり、引き戸をえいや! と、開き中に入る。
いつもの「百貨店の食堂街にある蕎麦屋」みたいな風情の店内は七分の入り。
ひとりですが、と、言うと、二人がけの食卓に案内され、まずは酒。
あったかいのください。
はい、熱燗で。
熱燗しか出来ませんか?
いえ、そんなことはなく
では、ぬる燗でプリーズ
…という、間の抜けたやりとりの後、品書きを眺める。
マイレビュアーにして敬愛する「林マコ」パイセンが別評で看破されているように、こちらの店は一生懸命「ザギンのお蕎麦屋」であろうとする事に腐心していている。
「ザギンのお蕎麦屋」というのはすなわちボるもといしっかりした勘定をとる、という事で「河豚薄造り」だの「やりいか刺身」だの「カラスミ」だのの「高価だがあんまりお蕎麦屋っぽくない」ものが色々とメニュ・インされている。
「あー、お蕎麦屋っていうのは香りを大切にするから、昔はナマモノ出さない、なんて言われたけどなぁ」
聞きっかじりなハムカツもとい半可通を気取りつつ、しかし面白そうだから、と、「ふぐ皮の煮こごり」そして、を! ありましたね、な、鍋焼きうどん。
えー、鍋焼きはおうどん、柔らかめにしてもらえます?
…ツユの中でややグズグズになったうどんを肴に一杯やってやろうというナゾである。
と、
はぁ? はい、承りました。
さすが「ザギンのお蕎麦屋」(シツコイ! )余計な事は言わず、顧客のリクエストに淡々と対応してくれる。偉い!
酒が運ばれてくる。
お通しは…え゛、これも煮こごりなの?
…なら先に言ってよ、と、口の中で罵りながらも、デカく、腰の強い、ちょっとしたヨーカンみたいにモゴモゴする奴をさっさと片付け「無かったこと」にする。
ぬる燗で舌を洗っていると、今度は高級素材を使っているだけあって惜しそうに? 薄く切り分けられた「ふぐ皮煮こごり」がやってくる。
口に含む。
片栗粉なりうどん粉なりで繋いでいるわけではないのであろう。口腔の温度ではらりと解け、時間差で「じんわり」と煮魚の良い風味が舌の上に浮かび、有るか無きかのコクが少し留まる。
ここで猪口を使ってやると、清酒に含有されているコハク酸が煮こごりの旨味と合致し、味わいに広がりと奥行きが出、コハク酸いい調子、オトウサンもいい調子、と、気分が良くなってくる、旨し!
四つ切りの煮こごりを一枚残した辺りで、蓋つきの土鍋がやってくる。
お運びさんが蓋をパカっと外すと、ふわりと立ち上る湯気
これである!
眼前にたゆたう湯気にうっとりし、これを肴に一杯。
口の中が酒の酸味でややキュッとなったところで甘辛く煮含められたシータケを齧り、また杯を返して茹だって足がなくなり、ややボンヤリした感じのカマボコを口に運び、またまたおサケをグッと含んで、「柔らかく」してもらったうどんをつるり
うへ、出来損ないのちくわぶみたいでたまらねぇな、コンチクショー!
と、自分の中では最大級の「褒め言葉」を呟きつつ、酒をもう一本所望。
さらに猪口を握る手首の「回転数」を上げ、合間合間にくたくたになったネギを噛み締め、衣が正体をなくし、噛み付くとズルん! と剥けちゃういび天を箸で突いて面白がり、だんだんのびてきて、いよいよぶわぶわしてきたうどんをつるつるとやっていると、ダラシない事この上ないが、ココロは開かれ、腹に沈んだ屈託は解れ、眉間のシワは目尻に移動し、無意識のうちにヘラヘラと笑ってしまい、最後の甘味がわりにつゆを吸ってホニョホニョしてる玉子焼きを喫し、血糖値をグーンとあげるに至り、この有様はまるで「ザギンのお蕎麦屋」っぽくないが、愉しいからこれでいいのダ! と、啖呵を切らない、事もない。