百名店２０１８～２０２２☆２月と３月の季節の和菓子 : 空也

訪れたのは、２０２３年２月１４日と３月１４日。
たまたまバレンタインデーとホワイトデーに重なりましたが、それらとは全く関係なく、たまたま仕事が午前中休みだったので、通勤途中に普段買えないものを買いに行こう！と空也へ。

平日の１１時頃訪問。
２／１４は生菓子２箱と空也もなか、３／１４は生菓子１箱を購入。３／１４は空也もなかは１１時の時点で、売り切れでした。ホワイトデーで予約が多かったのかも……？

◆和生菓子詰め合せ　１５７０円（８％税込）
６種類入り。
１個はどれも大きめで重量がある。
ひとりあたり１／２個の６種類を、食後に一度に食べるとなると、かなりのボリューム。
２回目は、ひとりあたり１／３個の６種類でいただいた。

６種類のうち５種類が、２月３月で共通の内容でした。

◇空也双紙
１年を通しての定番。薄くてかための、ふくらまないどらやきのような生地で粒餡をサンドしたもの。

◇練切　黄味瓢
瓢箪のかたちをした黄色い練切。中は白餡。ふんわりとした玉子の風味が強い。

◇羊羹　大納言入り
ずっしりとしたかための羊羹。

◇饅頭　蕎麦饅頭
２月にいただいたときの、私とこどもの６種類の中での一番のお気に入り。
「温泉饅頭の蕎麦版」とは全く違い、酒饅頭のようなふんわり薄い生地にこし餡が包まれている。

◇桜餅
今まで食べた関東風「長命寺」とも、また違う雰囲気の桜餅。生地は桜餅を彷彿とさせるよくあるピンク色ではなく、白い。生地はふんわりしっとりしていて、茶巾寿司の薄焼き玉子のよう。筒状に巻いていて、横から餡がのぞくものではなく、しっかり包んである。全体的に「桜味」がするのではなく、桜の風味なのは桜の葉だけ。上品で食べやすい風味。

◇求肥　草（２月）
◇求肥　けし餅（３月）
求肥だけが、２月と３月で違っていました。
薄皮の上品な大福、といったかんじ。求肥の皮がこし餡を優しく包んでいる。
３月にいただいた生菓子の中で、私とこどもの一番はけし餅。
けし、って、こしあんぱんの上にちょっとのっているくらいしか食べる機会がないので、けしがふんだんにかかっている餅は、けしの風味を満喫することができる。主張しすぎない香ばしさがいい。
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◆空也もなか　１１００円（８％税込）
仏壇臭くない、かろやかさのある最中。
粒餡がおいしい。

皮を楽しむのなら、皮と餡が別になっている最中の方が好みではある。
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空也の魅力は、銀座・並木通りにある有名和菓子店、であるにも関わらず、
低姿勢な販売方法と、低価格、だと思う。

和菓子が１個あたり約２６０円！もなかが１個あたり約１１０円！

この値段だから、本当は、もっと気軽にもっと身近に庶民が楽しめる和菓子なのだと思う。

リーフレットの内容も素敵だよ。

安くて美味しく、体に優しい安全な和菓子

便利なこの時勢に、発送、配達、カードも不可と重ねてお詫び

なんて堅苦しくない、気持ちの感じられる挨拶なんだろう。

素朴さも空也の魅力だと思う。

空也の最中が、予約なしで買える！
…と、コロナ禍に食べログ上で話題。

仕事帰りにぶらっと２回くらい寄ってみましたが
さすがに、閉店間際では買えませんでした。
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この日伺ったのは、平日の１４時頃。
先客１名。後から１名。
並びはありませんが、客の出入りは多い感じ。

この時間なら、やはりありました、空也の最中！
コレ、２０年前くらいから、食べてみたいと思っていたものです。
ついに入手！

◆もなか　自家用箱　１０個　１,１００円（８％税込）

有名な空也の最中を、私が今まで買わなかった理由…。
一番大きな理由は「個包装でない１０個の最中を食べきれないのでは」でした。

しかし、仲良しのレビュアーさんのレビューを拝読し、
その１個がそれほど大きくないっぽいことを知り、
それなら…と、この入手しやすい時期のうちに、
機会があれば予約なしで購入してみたいと思っていました。

平日の午後、銀座に立ち寄れるチャンスがあったので
空也をのぞいてみる。
予約のものはレジ裏の棚に、
予約なしでも購入できるものは、レジカウンターに数個積み重なっていました。

１０個入りの最中の箱は、想像以上に小さい！
たまご６個入り１パックくらいの大きさ。
重さは、最中なので、もちろん軽くて、
「手土産にぴったり」なのが、納得できるサイズ感。

自宅で開封してみてまた驚いたのが、
仕切りとかなにもなくて、紙でくるんであるわけでもなくて、
同じ向きで入っているわけでもなくて
ホントに「自宅用」なかんじで詰めてあること。

最中は小さいひょうたん型。
幼児が握った手のようなかわいらしさがある。

最中の皮は厚く、かたくはないけど、頑丈。
四角い最中種じゃないところが、持ち運んでも欠ける確率も低くなるし
「角がたたない」手土産なのかも？と思ったりする。

餡はとても丁寧なつぶし具合。
甘さもほど良い。

上品な、最中。
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最中は、好みが非常にわかれるお菓子だと、思う。

和菓子や餡子が好きな方でも、
「一番の好物は最中！」
…という方は、あまり聞いたことがない、
餡子界でも、日陰の存在…（※個人の意見です）。

もともと、最中を食べることに抵抗がない方は
おいしいと、その違いがわかると思うけど、
そもそも、さほど最中が得意でないという方には
「やっぱり最中は最中」だと思います。
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消費期限：購入日の８日後
原材料名：砂糖、小豆、もち米、水飴、塩
日持ちはしますが、皮のフレッシュさを考えると、
早めにいただいたほうが、おいしく食べられるのでは、と思います。
私は５日目まで持たせましたが、
ビニール袋で保管したとしても、
なんとなく最中皮がにおいを吸着してしまう気がします。

予約するほどでもないけど、
超有名な空也の最中が気になっていた…という方は
コロナ禍の今が、購入のチャンスです。