満員御礼の活気、カリッと焼いた手羽先や皮が旨い！　出汁を効かせ、硬めに炊き上げた釜飯は納得の名品。 : 鳥ぎん 銀座本店

［東京都中央区］
2021/7/3（土）
銀座五丁目、中央通りの西側にある焼鳥・釜飯の店。

場所は… 和光前から晴海通りを日比谷方面へ2ブロック進み、アルマーニの角を左折。
西五番街通りに入り、左手にバウムクーヘン " ねんりん家" が見えたら、その向かい側。
ニューギンザビル6号館、その左隅から奥へ入ったところに入口。階段で地下1階へ下りる。
メトロ銀座駅（B3出口）すぐ。JR有楽町駅から徒歩6分。月曜定休。

1951（昭和26）年創業、70年にわたり銀座で愛されてきた店。
ちなみに同じビルの裏手、路地に面して「ニュー鳥ぎん」という姉妹店がある。
都内を中心に14軒の支店・系列店を持つ。

昼から通し営業で、土日も開いているから使い勝手が良い。
ただし、休日は17時にして満席ということも珍しくない。
名前を書くリストはなく、入口前の椅子に座って待つ。
席数が多いこともあって回転は速く、それほど待たずにご案内となる。

客席は Lカウンター10席程度、2～4人掛けテーブル×たくさん（全134席）。
全席禁煙。

カウンターは 2席ごとにパーティションが設置されている。
もちろん感染症対策であるが、個人的には自分の空間を確保できて好きな感じ。
（ちなみにこの日は、両隣を同伴さんに挟まれた。さすが銀座…）

満席で活気あふれる店内。次から次へと入る注文を、どんどんこなす。
オーダーは電子化され、焼き手の前に一本ずつ並べられ、発注ミスが起きにくいよう工夫されている。

店員さんの数も多いが、なかなか注文のタイミングが難しいかも。

お品書きの一部を紹介すると…
〔焼鳥〕やきとり、ねぎま、ししとうはさみ、椎茸はさみ、ささみワサビ、ささみ梅しそ、チーズ焼鳥
　　　　手羽先、つくね、皮、ナンコツ、レバー、砂肝、ハツ（限定）、白もつ
　　　　串玉、うずら玉子、合鴨、えのきベーコン、アスパラベーコン、海老ベーコン
　　　　野菜、いかだ、椎茸、ししとう、銀杏
〔釜飯〕五目、鳥、筍、椎茸、山菜、三色きのこ、海老、鮭、イクラ、親子、穴子、かに、貝柱、たらこ、あわび、牡蠣
〔一品〕特製煮込み、お新香、酢の物、ぬた、イクラおろし、キムチ、温奴、厚焼き玉子、鳥スープ、なめこ汁

焼鳥は、紀州備長炭・ウバメガシ（馬目樫）で焼き上げる。
5本からのセットもあるし、1本から好きなものを選ぶことも可能。

生米から炊く釜飯は、提供まで 20分ほど掛かるので、
一番最初に注文し、炊きあがるまでの時間を焼鳥＆お酒でつなぐのが王道だろう。

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■生ビール ハーフ＆ハーフ（中ジョッキ￥630）※税込10％
注文が立て込んでいると、提供にちょっと時間が掛かる。
黒ビールと普通のビールのハーフ＆ハーフが楽しめるのは嬉しい。

お通しは、キャベツ浅漬け・しらすおろし。

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■焼鳥
思ったより早い、スピーディーな提供！

◎はさみ焼・タレ（￥180）
　正肉とししとうを挟んだ一品。タレがお勧めとのこと。
　肉は大振りでジューシー♪　タレの味は濃すぎず、くどさがない。

◎つくね焼・タレ（￥180）
　あっさりしたタレだから淡泊。パクパクいける。

◎レバー・タレ（￥180）
　ふっくらとして柔らかく臭みがない。
　冷めてもクリーミーで、旨いレバーだ。

◎手羽先・塩（￥290）
　骨付きだが、刺し方に工夫があるのか、思ったほど食べにくくはない。
　皮や脂の旨味と、肉の旨味を同時に味わえる魅力的な部位。
　強めの塩気もイイネ。

◎砂肝焼・塩（￥160）
　ザクザクの食感を楽しむ。塩は薄めで素材の味。クセなし。

◎鳥皮焼・塩（￥180）
　ぐるぐる巻きにしたものを、4個ほど串刺しに。
　このユニークな形状によって、カリッとした部分と、トロッとした部分が共存。
　塩気は強めで、脂に負けないパワーあふれる味。ビールが進む！

◎いかだ焼（￥160）
　ねぎの塩焼きを、胡椒で香り付け。
　強いザクザク感と甘みを楽しむ。脂強めの焼鳥とは好相性。

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■五目釜飯（￥1200）、鳥スープ（￥230）
鶏そぼろ・筍・椎茸・海老、少量のグリンピースが入った一品。
釜飯って、なかなか食べる機会が少ないので、非日常感がありテンションが上がる♪

米はやや硬めに炊き上げてあり、この食感が個人的には好み。
香りも良い。
味付けは濃くなく、昆布や削り節の出汁を前面に出している。
薄味なのに、不思議と物足りなさを感じさせない。関西を連想させる味わいである。

鶏そぼろはやはり薄味で、旨味を米にじんわりと伝えている。
具の中では椎茸が比較的濃い味で、これがアクセントになって食が進む。
ボリューム的にも、この一品でおなかいっぱいに。
なるほど、これは名品といえよう。

ちなみに鶏スープもあっさりした味付けで、三つ葉の香りがお上品。
具として、うずら卵が入るのも面白い。
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お会計￥3600くらい、
精算は現金のみ（夜でもクレジットカード利用不可）。
次は 串玉焼、もつ焼、限定品のハツにも手を伸ばしてみたい。