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店名 |
竹葉亭 銀座店(ちくようてい)
|
---|---|
ジャンル | うなぎ、天ぷら、どじょう |
お問い合わせ |
03-3571-0677 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
地下鉄銀座駅 A5出口徒歩1分/JR有楽町駅 徒歩6分 銀座駅から166m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、Master) 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
無し |
席数 |
70席 (地階(テーブル24席)、1階(テーブル18席)、2階(お座敷28席)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
お子様連れ |
子供可 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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世の中盆休みと称して企業関係では夏休みのところも多いようだが、今年は勝手が違い人の動きも例年とは違っている。
東京人にとってお盆は7月であり、帰省する場所もない人間にとってはこの時期に休んでしまう飲食店が多いのは困りもの。
しかし今年はコロナ禍のおかげで景気の低迷が続いており、そうそう閉めてもいられないようだ。
この日まず訪れたのは、八重洲に今年1月に誕生した「アーティゾン美術館」。
元々この地で石橋財団が運営する「ブリジストン美術館」として存在していたが、ビルの建て直しに伴い広いスペースを占める大規模な美術館に生まれ変わった。
友人の勧めも有り一度寄ってみたかったので、猛暑の最中ながら足を運んでみた。
なるべく外は歩かないようにと東京駅の丸の内側から駅を縦断する地下道を通り、さらに広々とした八重洲の地下街を抜ける。
途中の様子は旅行者風は流石に少ないものの、帰省などを控えて近場からやって来たと思われる方々で人通りは結構多い。
八重洲の地下街の一番先の方の出口を上がれば、目的の「アーティゾン美術館」は目の前。
2時間ほどかけてゆっくり見て回った。
ちなみに館内の様子や写真は、別途日記に掲載するのでそちらをご覧いただきたい。
さて美術館を出たのは16時少し前。
この日は都内でも雷雨に見舞われた地域があったようで、外に出ると雲に覆われて多少日が陰っており強烈な暑さは無い。
館内は結構冷房が効いていたので身体は適度に冷えており、そのままブラブラと中央通りを銀座方向に歩き出す。
暫く来ないうちに、この辺りのビル群にも変化が見られる。
京橋を過ぎた左手に、コロナ騒ぎも早々に全店舗が都内から撤退してしまった「美々卯」の京橋店の豪壮な建物が見える。
都内の数ある支店の中では最も古く、多くの思い出が有る店だけに寂しさを覚える。
この他にも、時勢に抗えず閉じてしまった老舗も多いと聞いている。
両側に高級ブランドショップが並ぶ辺りを抜けると、人通りも少し増え出した。
どこかに寄りたいと思うが、この時間帯で開いているのは「松屋」や「三越」の食堂街くらいのもの。
そこで思いついたのが、早い時刻からやっていた記憶のある「竹葉亭」の支店。
スマホで調べると夜の部は4時半からとのことで、向かうことにする。
場所は日産ギャラリーから3軒目という、極めて分かりやすい所。
その昔は隣に「銀座更科」が在ったが、閉じて久しい。
定刻に暖簾がかかり、すでに待っていた年配のご夫婦の後に続いて入店。
2階に座敷があるが、椅子席の方が良いので1階奥の2人掛けテーブルを選ぶ。
まずはビールだが、用意された3社の中から「キリンラガー中瓶」を選択。
お通しには「鮪の角煮」の小皿が出されたが、濃すぎない味付けが好ましい。
こちらは鰻屋であるが、それ以外の一品料理も豊富。
さらに食事メニューの「鯛茶漬け」も名物で、鰻と人気を二分するほど。
以前試したことが有るが、胡麻だれに絡めた鯛の刺身はそのままでも美味く、熱い煎茶を掛けることで程よく火が通った瀟洒な味わいは絶品。
本店では「鯛茶漬け」だけだがこちらでは「鮪茶漬け」も出しており、さらに両者の刺身部分だけを注文することも出来る。
酒の肴には好適な一品で、今回は「鮪茶の鮪」を頼んでみた。
暫しの後に運ばれた小鉢には、胡麻だれが敷かれた上に短冊状に引かれた鮪の赤身がたっぷりと盛られ、刻み海苔が天盛りされている。
薬味に本山葵のおろしと青葱の小口切りが付き、さらに小さなすり鉢に少量の白胡麻がすりこ木と共に添えられている。
鮪は本鮪と思われる上物で旨味が濃く、胡麻だれも甘みの少ないきりっとした味わいで、混然とさせると実に美味い。
酒はこちらの店名の「竹葉」と言う銘柄を、常温で1合。
能登の地酒のようだが、純米酒らしいふくよかな味わいが良かった。
これで暫しゆるりとした時間を過ごす。
換気のため入口の戸が少し開いているため、途中で5時を告げる「服部の時計台」の音が店内にも響いてきた。
後客は常連さんと思しき2人の年配者と、歌舞伎座帰りの3人組のご婦人。
改めて此処が銀座であることを実感。
そろそろ食事に移ろうと品書きを眺める。
本店では「うなぎ丼」が2種類だが、こちらでは「うなぎ丼」と「うなぎお重」が並んでおり、値段の違いは鰻の大きさの差。
「うなぎ丼」を選択し、別注文の「きも吸」を付ける。
作業は蒸しまで済ませているようで、10分ちょっとで一式が登場。
丼と言っても黒の漆器風の器で、深さはそれほどでも無いがかなりの大きさ。
蓋を開けると竹葉亭ならではの、焦げ斑の無い綺麗な焼き上がりの一尾分が姿を見せた。
器が大きいので表面を覆い尽くしてはいないが、厚みも有りなかなか立派な鰻である。
箸を差し込むとすっと入るが、蕩けるほどの柔らかさは無く割としっかりした食感。
しかし身と皮が剥がれることも無い、きちんとした仕事。
ご飯はやや軟らかめだがタレが満遍なく掛かっており、そのタレもさらっとして甘さも少ないさっぱりとした味わい。
全体的に上品に仕上がっており、濃いめのこってりとした鰻を好まれる方には物足りないと思われる向きも有ろうが、これがこちらの流儀である。
半身には粉山椒を少量振ってみたが、吟味されていることが判る。
肝吸いには結構大きな肝が入っており、きちんと処理されているため苦みは全くない。
吸い地は上品なかつお出汁で、極力控えた塩気に奥ゆかしさを感じる。
香の物は沢庵・柴漬け・胡瓜古漬けの3種で、定番の奈良漬けが入っていないのは残念だが、多少なりともアルコールが含まれるため最近は憚られているようだ。
鰻はもとより「鮪の胡麻だれ和え」での一杯も楽しめて、満足度の高い時間を過ごせた。
老舗らしい仕事が貫かれており、接客面にもゆとりが感じられる。
お勘定は7,000円弱で、充実の内容に場所柄を加味すれば良心的に思う。
鰻に脂が乗るのは秋以降で本来の旬は晩秋から冬にかけてだが、やはり気分的に暑い時期に一度は食べたくなるもの。
尤も現在では粗方が養殖物となっており、比較的品質は安定している。
特にこちらのような老舗では、この時期でも上質な鰻が入手できるルートは確保されている。
安定した仕事が約束された店。
次回は冬場に訪れ、鰻を肴に一杯やったあとで「鯛茶漬け」で〆るという、今回と逆な手法も試してみたい。