ジャポネ大百科事典 : ジャポネ

ロメスパの頂点に君臨する、ジャポネ。茹で置きのパスタを再度フライパンで炒めるという、客商売として、ある意味おきて破りの調理法なのですが、なぜか中毒性のある料理を提供します。なんとなく、暇だったので、百科事典風にまとめてみました。

〈明太子 レギュラー:550円 ジャンボ:700円 横綱:800円〉

塩味でパスタを炒めて、明太子ペーストをトッピングし、その上にきざみ海苔をまぶします。マヨネーズは、別途御願いしたときだけ、チューブから絞り出してくれます。自分で明太子を混ぜ混ぜしなければならないので、ちょっと大変です。明太子、マヨネーズ、大葉の３つが混ざったときの味が、最高です。混ぜた明太子のパサつきを抑えるためにも、マヨネーズはマストアイテムです。

〈チャイナ レギュラー:500円 ジャンボ:650円 横綱:750円〉

塩味と醤油味を選択できますが、個人的には醤油味の方が好きです。こちらの極太麺には 醤油が合いますね。但し、マヨネーズ添えにした場合、マヨネーズとの相性は塩の方が合っていると思います。

特徴的なのは、具材にザーサイが入っているところです。パスタにザーサイを入れて、中華風とは、なかなか思い付かない発想です。もう、イタリアンなのか、中華なのか、分かりません。でも、個人的には、そのオリジナリティが、かなり気に入っています。

〈キムチ レギュラー:550円 ジャンボ:700円 横綱:800円〉

普通と辛口の二種類があります。私にとっては、普通で十分に辛いので、おそらく辛口は無理でしょう。こちらは、もしかしたら、パスタを炒める際には、軽く塩味を付けているのかもしれませんが、単純に、キムチだけの味しかしないです。私の感性としては、ジャポネらしくない料理のような気がします。キムチ味のパスタという表現以上のものは、ありません。その組み合わせに独創性はあるのですが、味が、想像の域を出ないといえると思います。逆に、キムチ好きには、たまらない料理なのかもしれません。

〈ヘルシースパ レギュラー:550円 ジャンボ:700円 横綱:800円〉

ヘルシーとは、ジャポネらしくないネーミングです。カイワレが乗っているからでしょうか。塩味なのパスタにゴマが振ってあり、あっさりとしたテイストです。個人的には、具として入っている野沢菜がお気に入りです。辛さが、普通、辛口、激辛の３つから選べます。入れる唐辛子が刻まれていないせいか、激辛でもさほど辛くありません。

〈インディアン レギュラー:500円 ジャンボ:650円 横綱:750円〉

パスタの上に、カレーがかかったお料理です。おそらくなのですが、インデアンでは、パスタを炒めるときに、味付けはしていないように感じます。もし味を付けるにしても、塩少々といったところです。すべては、カレーソースの味です。具材は、小松菜と玉ねぎといったろころでしょうか。でも、カレーにそこそこ肉が入っているので、貧相な感じはしません。カレーが比較的辛めなのが特徴でしょうか。インデアンならではの裏技として、カレーソースのお替りができます。でも、ある時、張り紙が出て、カレーソースのお替りは、横綱以上ですと、明記されてしまいました。

〈梅のり レギュラー:550円 ジャンボ:700円 横綱:800円〉

塩味と醤油味の二種類があります。練り梅は、麺とともに炒めてあるので、見ただけでは、海苔かけパスタのようです。でも、一口食べると、梅の強烈な味がします。醤油味を選択した場合、こってりした梅味パスタになり、塩味を選択した場合、さっぱりとした梅味パスタになります。梅のさわやかさを活かすためには、塩味の方がお勧めです。

〈ナポリタン レギュラー:500円 ジャンボ:650円 横綱:750円〉

こちらのナポリタンは、トマトソースがねっとり、ウエットな感じです。それ以外は、あまり特徴がありません。ロメスパの鉄板メニューなのですが、こちらのお店では、あえて選択する必要性に乏しいと思います。でも、決して不味いわけではないです。一巡したヘビーユーザーには、いいかもしれません。

〈バジリコ レギュラー:600円 ジャンボ:750円 横綱:850円〉

バジリコとジャリコは、具材は同じです。塩味がバジリコで、醤油味がジャリコです。小松菜以外にも、シソの葉、トマトなどが入っていて、彩も豊かです。塩味なので、ふにゃふにゃの麺の味を、結構、直接味わうことができます。ジャポネに来たけど、さっぱりした味にしたいときに、お勧めのメニューです。

〈ジャリコ レギュラー:600円 ジャンボ:750円 横綱:850円〉

こちらのお店の看板料理です。独特の醤油味と、大葉の香りのコンビネーションを楽しむことが出来ます。肉やエビ、トマト、小松菜なども入っているので、栄養バランスにも優れています。始めて訪問する際のファーストチョイスは、これしかないでしょう。ジャリコという名前の語源は、ジャポネのバジリコを略して、ジャリコというのが定説のようです。

〈ジャポネ レギュラー:500円 ジャンボ:650円 横綱:750円〉

ジャリコと違って、エビやトマト、シソは具材として入っていません。私のお気に入りのシソが入っていないので、香りの複雑さがありません。このため、ちょっと安っぽい感じがしてしまうのですが、事実、安いので文句は言えません。お財布に余裕があれば、ジャリコをお勧めします。


〈カレーライス レギュラー:500円 ジャンボ:650円 横綱:750円〉

こちらのお店の唯一のご飯料理です。インデアンに使われているカレーソースをご飯にかければ、出来上がりです。このお料理一品だけのために、毎日ご飯を炊くのは、えらいなと思います。でも、お味の方は、極普通のカレーライスです。ちょっと辛口なテイストです。ジャポネであえて、これを注文する必要性は無いと思いますが、注文して１分で出てきますので、急いている時は良いでしょう。なお、カレーの中に野菜は入っているようには思えないので、サラダの注文は別途必要となります。


〈ポテトサラダ 100円〉

透明のカップの中に、ポテトサラダだけが入っていて、葉っぱ類は何も入ってません。見た目の彩りがよくありませんが、お味の方は悪くありません。どこかから、仕入れているのでしょうか？

〈生野菜サラダ 100円〉

レタスの上に、キュウリとトマトが載っているサラダです。なんの特筆もないサラダですが、栄養バランスを保つためには、とても良いアイテムだと思います。

〈和風サラダ 150円〉

ワカメ、山菜が入っているサラダです。なぜ、サラダに山菜が入っているのかは、謎です。ドレッシングが、ちょっと凝っていて、美味しいです。他のサラダより高いのは、このドレッシング代と、注文を受けてから、ワカメと山菜を載せるからなのでしょうか。

その他の注意点としては、以下のようなものがあります。

注意点１：カウンターに座ると、注文を考える時間を与えてくれません。人が並んで行列している時は、並んでいる間にあれこれ考えられるのですが、たまたま待ち行列がないと、着席した瞬間に決断を迫られて、ちょっと面食らいます。

注意点２：お会計は食事後なのですが、自分で食べた料理を申告する必要があります。レギュラーかジャンボか、悩んだ時などは、自分でもわからなくなる時があります。

注意点３：ボリュームは、結構、ばらつきがあります。同じ、レギュラーでも、明らかに少ない時と、思ったよりも多い時があります。普通にお腹が空いている時は、ジャンボを選択することをお勧めします。ただし、ジャンボはプラス１５０円なので、割安感は一気に無くなります。

注意点４：作り手により、味の差があります。塩の振り具合、醤油の入れ具合、油の引き具合などが、作り手によりかなり違います。油が少ない時は、結構、麺がパサパサです。変化を楽しむのも良いのかもしれませんが、私的には、もうちょっと改善して欲しいです。

　予てから一度訪問してみたいと思っていたお店。有楽町のＩＮＺ３の奥まった位置にある。

　こちらのレビューを見ると、どうも「ジャリコ」が一番人気らしいので、これを注文してみた。サイズはもちろん「並」で、550円也。この「ジャリコ」は、スパゲッティなのに醤油味で、海老、肉、しその葉、トマト、椎茸、オニオン、小松菜が入っている。看板メニューの「ジャポネ」は、ここから海老、しその葉、トマトを抜いたもので、５０円安くなる。

　食べた感じは、スパゲッティというより、焼きソバや焼きうどんに近い感じ。美味しいような気もするし、美味しくないような気もする。初めて食べた新ジャンルの料理と言えよう。ただ、塩分がきつく、後で非常に喉が乾いたのが残念。

　分量は、私的には「並」でも十分過ぎるが、周囲には「大盛り」や、それより多い「横綱」を注文している人もいた。「横綱」は、目が点(*_*)になるような盛り付けだった。それじゃー、カロリーも塩分も取りすぎだヨ～。

　全体的な味付けが日本人の好みに合わせてあるので、癖になるというのも、もっともだと思った。