やや軽やかになって : 銀座 レカン

約3年ぶり、平日のランチタイムにこちらのお店を訪ねました。
地下2階のウェイティングバーに一足早く着いていた夫と合流。
バーからダイニングに案内してくれた方をチラッと見たら、
以前別のお店でとてもステキな接客をしてくれたソムリエのOさん。
リニューアルオープンからこちらのスタッフになったそう。
なんだか急に身近なお店になったような気がしました。

地下1階のダイニングはシャンパンゴールド基調のシックなインテリア。
泡をモチーフにしたという照明と真っ白なトルコのアレンジもステキ。
以前の重厚な雰囲気から、明るく軽やかな雰囲気に変わりましたね。
Oさんに席まで案内していただき、
二人ともシャンパーニュをお願いして乾杯しました。

この日いただいたお料理
ハモンセラーノ、マカロン、プチシュー。
ニース風サラダの再構築　　　　　　　　　　　　　　　　　
ツナのムースにオレンジ色が鮮やかなパプリカソースをかけています。
アッサリとなめらかな口どけ。見た目もキレイ。
パンとバター／パン2種
カニとアボカドのカネロニ見立て　キャビア添え
優しい甘みの蟹肉とねっとりとしたアボカド。まろやかなソースで。
アワビとツブ貝、オニオンクリームのコンビネーション
プリッとした歯ごたえのアワビとツブ貝。
オニオンクリームとコンソメは塩分控えめの優しい味わい。
マコガレイのポワレ　ベルモットソース
フワッとしたマコガレイとベルモットソースのハーモニーが絶妙。　　
短角牛ロースのロースト　黒トリュフのペリグルディーヌソース
柔らかくてジューシー。黒トリュフソースとの相性も抜群。
とってもおいしいです。
ワゴンデザート
私の誕生日をスタッフの皆さん、そしてお客様が祝ってくれました。
うれしすぎます！　　　　　　
プティフール　
カフェラテ　

この日いただいたグラスワイン
フィリポナ・ロイヤル・レゼルヴ・ブリュット　NV
白ワイン　
シャトー・デュアール・ミロン　2008
ソムリエさんオススメの赤ワイン。とても気に入りました。

お料理が以前より少しライトな感じになっていたので、
「もしかしてシェフが変わりましたか？」と聞いてみたら、
6月の再オープンから、やや軽やかな味にしたのだそう。
ただ、高良シェフは9月で退職し、ロティスリーレカンのシェフが
こちらで腕を振るうことになるようです。
接客は上品でステキなOさんがずっとついてくれたので、大、大満足。
至れり尽くせり、幸せでした♪
Oさんに見送られてミキモトでお買いもの、ではなく銀座の街へ……。
また折りをみて伺いますね。

だいぶ前のことですが、ディナーで一度、こちらのお店を訪ねたことがあります。
その時に一緒だった親友が、｢あそこで初めて鹿肉を食べたじゃないの」と言うのですが、
まるで覚えていなくて、クラシカルなお料理ですごいボリュームという印象があるだけ。

今回、こちらのお店に行こうという話になって、約30年ぶりに深紅の階段を下りることに。
出迎えてくれた男性スタッフに予約名を告げると、友人が先に着いているとのこと。
二人揃ったところで、ウェイティングルームからメインダイニングに案内されました。
店内は深紅と重厚な木材でコーディネートされたアールヌーボー様式。
相変わらず華やかで落ち着いた雰囲気。素敵です。

ランチのメニューは3種類用意されていました。
「ランチ —A— (アミューズ、前菜、魚料理または肉料理、ワゴンデザート、プティフール、
キャフェ)」5600円、「ランチ —B— (アミューズ、前菜、スープ、魚料理または肉料理、
ワゴンデザート、プティフール、キャフェ)」6800円、「ランチ —C— (アミューズ、前菜、
魚料理、肉料理、ワゴンデザート、プティフール、キャフェ)」7700円。
二人とも「ランチ —C—」をお願いして、グラスのシャンパーニュで乾杯しました。

この日いただいたお料理
アミューズ／カブのブランマンジェとカブの葉のアイスクリーム
白と緑の色合いが素敵。ブランマンジェはカブの甘みと風味をそのまま凝縮した感じ。
アイスクリームはカブの葉の苦みがほんのりと。
生ハムのカリッとした食感と塩味、
ピリッと辛いカイワレをアクセントにしています。
パンとバター
本日のオードヴル／ホタテのソテー、ナージュ仕立て
サッとソテーした大きなホタテはもちろん、魚介類の旨みがギュッと詰まったソースが絶品。
タチウオのピサラディエ－ル(友人)
魚料理／本日の鮮魚料理「コチのフリット」
トウモロコシの粉でフリットにしたコチ。衣はサクッと、身はしっとり。
ほのかに甘いコチと焦がしバター&オニオンソースがマッチ。
北海道産仔羊もも肉とフレッシュハ－ブのココットロ－スト
スタッフがココットの蓋を開けたとたん、スープセロリやタイム、ローズマリーなどの
なんとも良い香りが漂ってきて、そこからおいしそうな仔羊ちゃんを取り出してお皿の上に。
これまでいただいた仔羊の中で最高の味かも。柔らかくて旨みがあってジューシー。
完璧な火入れ。仔羊と相性抜群のニンニクとピストゥが、これまたうれしくて。
至れり尽くせり。絶品でした。
ワゴンデセール
たくさん用意されたケーキ類の中から、オペラやサバラン、ダクワーズ、マロンタルト、
煎茶のジュレ、イチジクをチョイス。
プティフール
マカロンやショコラなど9種類を全部いただきました。
キャフェ／カプチーノ

この日いただいたグラスワイン
フィリポナ・ロイヤル・レゼルヴ・ブリュット　NV
ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュール・リー“エクセルシオール”　2007
モリック・ブラウフレンキッシュ　2007

コース料理はプリフックスで、前菜が3種類、魚と肉料理はそれぞれ2種類用意されていました。
が、私も友人も前菜以外は同じものを選んでしまいました。結果、二人とも大満足。
フルコースを選びましたが、全体量はそんなに多くないのでプティフールまでいただきました。

以前訪ねた時は、とにかく量が多くてずっしりと重いクラシカルなお料理という印象でしたが、
今回はそんなことはなくて、ランチのコースだからか、ちょうどいいボリューム。
すべて好みの味でした。

ミキモトビルの建て替えに伴って来年1月から休業するそう。
「その前にもう一度訪ねられるといいわね」と話しながらお店をあとにしました。