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(※徳島でのおススメ店⑥)店主の手間暇かけた手作り料理が秀逸,ジビエにも力を入れる " オステリア イマムラ "
春の宴は「ジビエも食べてみよう会?」ということで “ オステリアイマムラ ” で !!
今回の春の宴は,
鹿や猪のジビエを食べてみたいというリクエストもあり,
“ オステリアイマムラ ” さんで8名で宴会となりました。
まずは,みんなでハートランド生ビールで乾杯!
あとはフルボトルのワインを今村シェフと相談しながら,
結局は6本を空けてしまうという飲みっぷりでした。
白ワインはカサル ディ セッラ,ベェルナッチャ サンジミャーノ,
モンフェッラート ビアンコ センサツィオーニ 2016,
赤ワインはバッカ ロッサ,レ・マッキオーレ ボルゲリ ロッソ,
イル バチャレ ブライダ 2016です。
・ゼッポリーネ
熱々で磯の香りと噛むとカリッモチでウマいです。
ピッツァ生地に海藻を入れて発酵させて,
油で揚げるナポリの郷土料理です。
海藻を食べないイタリア人も,
なぜかこれにはバジルではなくて海藻を入れたようです。
食べてみると,塩分がほどよく,なるほど,
磯の香りがいいし,シンプルだけど,
ワインやビールによく合います。
・鯖のマリネ
鯖は火を通し,オイル漬けにしています。
鯖のツナというか,シーチキンという感じです。
これに慣れてきたのか,これはこれでウマいと思います。
・阿波尾鶏レバーのブルスケッタ
・ホワイトアスパラのビスマルク風 生ハムとパルミジャーノで
国産ホワイトアスパラは火入れ加減がとても良くて,
実際に食べてみると,みずみずしくてシャキっとした食感があり,
ほんのり甘みを感じる味わいなのです。
生ハムを載せることで旨味とコクをプラスしており,
卵とパルミジャーノチーズ,オリーブオイルでバランスのよい一皿です。
・空豆のラビオリ
今からが旬の空豆。
自家製ラビオリなのですが,
パスタはできるだけ薄いほうが空豆の味わいが楽しめるし,
でもラヴィオリの食感は残したいしと考えたのでしょう。
ラビオリはフレッシュで・・という考えかたなのでしょうね。
ソースはシンプルにセージ風味のバターで仕上げています。
・鱈白子とカラスミのスパゲティー二
冬になると食べずにはいられない鱈白子。
カラスミとタッグを組んだスパゲッティーニなので,
迷わず注文してしまいました。
とろーりとした口当たりと香りの良さとが,
グルメ女子のハートをぐいぐい引き寄せます。
・足赤海老とフレッシュトマトのリングイネ
・イノシシラグーのタリアテッレ
ラグーは煮込みであり,
イタリア料理のポピュラーな肉を使ったパスタのソースです。
細かく刻んだ香味野菜を炒め,
猪肉を炒め,トマト・水・ダシ汁・ワイン・牛乳を加えて煮込みます。
ラグーのルーツは、元々イタリアにあった肉を煮込んだシチューと,
フランスから伝わった料理です。
・真鯛のアクアパッツァ
・ホウボウのアクアパッツァ
産卵期前の鳴門鯛と高級魚のホウボウ,
双方ともに驚くほど大きいのです。
この新鮮な魚をアクアパッツアにしています。
シンプルにオリーブオイル・にんにく・トマトのみで作っています。
バターも白ワインも使っていません。
しかし,味は最高!
これだけでこんなに深みのあるソースやスープになることに驚きです。
おもてなしにもぴったりの料理です。
丸々1匹使って作っているので,より美味しく出来上がっています。
・牟岐産イノシシの炭火焼き
・小松島産鹿の炭火焼き
やっぱり今夜はジビエで決めました。
日本ではマイナー食材だったジビエですが,
今回は女性のリクエストもありましたが,
最近では「狩猟女子」「ジビエ女子会」なんて言葉も流行るほど注目されています。
付け合わせはじゃがいもですが,茹でて揚げて焼くという凝りようです。
クセもなく,しっとりとした肉感が味わえました。
火の通し方は抜群ですし,この火入れの素晴らしさに感動してしまいます。
備長炭でじっくり焼き上げているのですが,
猪の力強く繊細な味わいで,ほどよい肉の旨味,きれいな旨さを感じます。
「猪肉は匂いやクセが強い」などと言われますが,
これは鮮度や血抜きが悪いなど,処理方法や冷凍に問題があることがほとんどです。
徳島ではマイナー食材だったジビエですが,
イマムラさんが徳島では初期に扱いだして,
その奮闘のおかげもあり,ファンが急増しています。
なんせ炭火の火入れが最高なのです。
・デザート盛り合わせ(全部盛り:鳴門金時のモンテビアンコ,マスカルポーネのカタラーナ,
阿波三盆糖のジェラート,イタリア産塩と備長炭のジェラート,マスカルポーネチーズのカタラーナ)
どれも手作り感のあるいいドルチェですが,
この中のマスカルポーネチーズのカタラーナは,
プリンのように見えて実は違うんです!
マスカルポーネのほどよいなめらかさと,
全くしつこさを感じさせないほのかなチーズの風味が絶妙でした。
カタラーナは,生地部分はマスカルポーネアイスなのですが,
上のカラメルはこんな風に固めの食感。
冷たくてフワフワで、口に入れるととろける感じです。
シェフひとりで調理と接客をするのですが,
パワーアップを感じました。
おまかせコースでは無くて,
8人のさまざまなアラカルト料理のオーダーに加えて,
白&赤ワインの選別と提供をするのですから・・。
料理のバランスや盛り付け,提供の仕方,
シェフとしての立ち振る舞いなど,それがわかる気がします。
ごちそうさまでした。
(※徳島でのおススメ店⑥)店主の手間暇かけた手作り料理が秀逸,ジビエにも力を入れる " オステリア イマムラ "
(※晩秋の彷徨う酔いどれ放浪記①)
今回は今村シェフのイタリア研鑽帰りということもあり,
イタリア郷土料理とジビエの徳島産猪や鹿を目論んで,
" オステリア イマムラ " さんへ,
IIZNM師匠と男2人で硬派にイタリアンといきましょう‼
ワインはプーリアのジンファンデル,
渋みはまろやかで酸味は低いですが,
色は濃く,ボディが強く,アルコールが高めです。
グリルした香りの強い肉料理,ジビエ,
香辛料のきいたサルシッチャと抜群に合います。
・バッカラマンテカートのブルスケッタ
よくヴェネチアのレストランで見かけますが
バッカラとは塩鱈を干したものです。
塩鱈は徳島でも手に入らないので,シェフ今村さんの自家製です。
茹でて身をほぐした塩鱈の切身にオリーブオイルを少しづつ加えながら,
ペースト状に練り上げたマンテカートです。
とてもクリーム的な感触でけっこうイケてます。
塩漬けにして作られる干しダラに比べ,塩気が少なくやさしい味わいです。
バッカラのやわらかい感触と焼いたバゲットが香ばしいのがいいですね~!!
・ホウボウのマリネ
ホウボウを少し火入れして,酸をビシッとしたマリネです。
ホウボウは身が厚くて骨も少ないので,捌きがいがありそうですね。
身は薄い桜色をした白身であまりクセがなく,
身もしっかりとしていますし,旨みもあります。
・トラバニ風クスクス
シチリア風魚介のクスクス。
シェフの話では,シチリア島は立地的に北アフリカに近いことから,
伝統的に北アフリカの代表料理クスクスがよく食べられます。
これはお米や雑穀じゃありません。
クスクスといって,世界最小のパスタと言われるもので,
セモリナ粉で出来てます。
これも今村さんの手作りです。
付け合わせはズッパ・ディ・ペッシェ(魚介のスープ)といって,
このスープには真鯛などの美味しい魚で出汁をとっていて,
サフランも香りながら,旨みがぎゅぎゅっとあるのです。
・徳島産鹿と猪のミックスサルシッチャ
だいたいは豚肉とでジューシーさと柔らかさをだすのですが,
敢えてジビエ同士で合わせています。
サルシッチャでも肉肉感をしっかり感じるのがいいですね~!!
荒目の挽き肉,にんにく,ハーブ,赤ワイン,玉ねぎ,
塩,黒こしょう,ハーブはローズマリー,セージでしょうか。
カイエンヌペッパーとか、ピマンデスペレットなどのピリ辛系もいいでしょうね。
今回は少々クセがあるのですが,
奥が深いですし,やっぱり美味しいですね!
そのままカリカリにローストもいいですし,
冬はポトフもいい,パスタソースにも最高だと思います。
・徳島産猪の炭火焼
やっぱり今夜はジビエで決めました。
日本ではマイナー食材だったジビエですが,
最近では「狩猟女子」「ジビエ女子会」なんて言葉も流行るほど注目されています。
その種類はウズラ・カモ・野ウサギ・イノシシ・シカなどバリエーション豊かですし,
それぞれが野趣溢れる個性を主張しています。
グルメな日本人が牛・豚・鶏だけで我慢出来るはずがありませんよね。
付け合わせはじゃがいもですが,茹でて揚げて焼くという凝りようです。
クセもなく,しっとりとした肉感が味わえました。
火の通し方は抜群ですし,この火入れの素晴らしさに感動してしまいます。
備長炭でじっくり焼き上げているのですが,
猪の力強く繊細な味わいで,ほどよい肉の旨味,きれいな旨さを感じます。
「猪肉は匂いやクセが強い」などと言われますが,
これは鮮度や血抜きが悪いなど,処理方法や冷凍に問題があることがほとんどです。
徳島ではマイナー食材だったジビエですが,
イマムラさんが徳島では初期に扱いだして,
その奮闘のおかげもあり,ファンが急増しています。
なんせ炭火の火入れが最高なのです。
徳島においては,
ホントの正統派イタリアンの料理を味わえるのは,
ここオステリアイマムラさんとラ・ボッデカ・デル・オーリオさんだと思います。
この2店はあくまでもイタリアンでありつづけています。
炭火焼の火入れやアルミパンの扱いなど,やっぱり調理が優れています。
小手先の低温調理や流行りの熟成牛や燻製もいいのですが,
本来の調理の技術がもっと評価されるべきだと思っています。
シェフは職人気質はあるのですが,フレンドリーな接客にもなっていますし,
徳島のイタリアンやフレンチではほとんど扱えていない
鹿やイノシシを徳島できちんと伝えて広めたこともそうですが,
全てにおける彼の繊細さや志しの高さには素直に評価したいと思います。
やはりGambero Rossoで最高評価を得た
ナンガラッルーニのシェフだったと感心します。
ごちそうさまでした。
都会でも闘えるイタリアン,ジビエにも力を入れる " オステリア イマムラ "
(再訪)
今回はイタリアンを食べに行こうと,
男3人で硬派に,
" オステリア イマムラ " さんへ伺いました。
6ヶ月ぶりの更新アップになります。
写真17枚追加しました。
やっぱり今夜はジビエで一杯やりましょう。
ハートランド生ビール,
赤ワインはネロ・ダヴォラと,
パラッツォ ヴェッキオ ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ2011
イマムラさんのワイン選びはかなり良くなっています。
・ゼッポリーネ
熱々で磯の香りと噛むとカリッモチでウマいです。
ピッツァ生地に海藻を入れて発酵させて,
油で揚げるナポリの郷土料理です。
海藻を食べないイタリア人も,
なぜかこれにはバジルではなくて海藻を入れたようです。
食べてみると,塩分がほどよく,なるほど,
磯の香りがいいし,シンプルだけど,
ワインやビールによく合います。
・足赤海老のフリット
かなりデカい足赤海老です。
サクッと,カラッと揚がっています。
・鯖のマリネ
鯖は火を通し,オイル漬けにしています。
鯖のツナというか,シーチキンという感じです。
これに慣れてきたのか,これはこれでウマいと思います。
・きのこのタリアテッレ
今日はなんだかいきなり冬といった感じですね。
でもでも,パスタは秋の香りといったパスタです。
自家製パスタのタリアテッレはもちもちと,
シコシコとした歯ごたえが特徴で美味しいです。
来年の秋はポルチーニやジロール茸,
または原木なめこやヒラタケでお願いします。
・徳島産鹿のペポーゾ
今村さんにお聞きすると,
ペポーゾはワインと粒胡椒で煮込むトスカーナの郷土料理だそうです。
たっぷり黒粒こしょうを入れますから,
穏やかながらも,とても刺激的なのです。
余計なものを入れず,鹿肉をシンプルにコトコトと煮込んで作るのですが,
香味野菜も加えて煮込んでいるのでしょうか。
ヴィジュアルも良く,食べごたえがありながら,
肉も柔らかく,まろやかさも出ています。
・徳島産猪の炭火焼
やっぱり今夜はジビエで決めました。
日本ではマイナー食材だったジビエですが,
最近では「狩猟女子」「ジビエ女子会」なんて言葉も流行るほど注目されています。
その種類はウズラ・カモ・野ウサギ・イノシシ・シカなどバリエーション豊かですし,
それぞれが野趣溢れる個性を主張しています。
グルメな日本人が牛・豚・鶏だけで我慢出来るはずがありませんよね。
付け合わせはじゃがいもですが,茹でて揚げて焼くという凝りようです。
クセもなく,しっとりとした肉感が味わえました。
火の通し方は抜群ですし,この火入れの素晴らしさに感動してしまいます。
備長炭でじっくり焼き上げているのですが,
猪の力強く繊細な味わいで,ほどよい肉の旨味,きれいな旨さを感じます。
「猪肉は匂いやクセが強い」などと言われますが,
これは鮮度や血抜きが悪いなど,処理方法や冷凍に問題があることがほとんどです。
徳島ではマイナー食材だったジビエですが,
イマムラさんが徳島では初期に扱いだして,
その奮闘のおかげもあり,ファンが急増しています。
なんせ炭火の火入れが最高なのです。
シェフは職人気質はあるのですが,フレンドリーな接客にもなっていますし,
徳島のイタリアンやフレンチではほとんど扱えていない,
鹿やイノシシを徳島できちんと伝えて広めたこともそうですが,
全てにおける彼の繊細さや志しの高さには素直に評価したいと思います。
やはりGambero Rossoで最高評価を得た,
ナンガラッルーニのシェフだったと感心します。
そして,この秋もイタリアに行かれて,
ナンガラッルーニで働かれています。
徳島においては,
ホントの正統派イタリアンの料理を味わえるのは,
こことラ・ボッデカ・デル・オーリオだと思います。
この2店はあくまでも本場のイタリアンでありつづけています。
この前,グルメ女子が店主の今村さんを素敵だと言っていましたが,
料理のバランスや盛り付け,提供の仕方,
シェフとしての立ち振る舞いなど,それはわかる気がします。
ごちそうさまでした。
都会でも闘えるイタリアン,ジビエにも力を入れる " オステリア イマムラ "
(再訪)
今回は2次会という使い方で
" オステリア イマムラ " さんへ。
店主今村さんもOKということでした。
5ヶ月ぶりの更新アップになります。
写真15枚追加しました。
ハートランド生ビール,テーブル赤ワイン,
白ワインはヴェルディッキオ・デイ・カステッリ・ディ・イエージ・クラッシコ2015,
フレッシュでデリケートな香りです。
後でに感じるビターさがいいですね~!!
イマムラさんのワイン選びはかなり良くなっています。
・春人参のヴィシソワーズ
春いちばんの甘くてやわらかい徳島の『春にんじん』。
冬を越えて育った人参は他の時期と比較して
すごーく!甘くて,美味しいです。
そして,まだまだ暑いこの日にあうビシソワーズです。
にんじんの甘味がクセになります。
・トマトのブルスケッタ
おつまみや前菜として注文しました。
あふれんばかりのカットしたトマトにびっくりしました。
カリカリしたにんにく風味のパンとジューシーなトマトが相性抜群です。
・鱧と阿波っこ葱のリングイネ
けっこうウマくなっている鱧と,
ブランドねぎ「阿波っ娘ねぎ」。
トロリとした甘みを増しさわやかな清涼感まで感じますし,
青々としてて,実に美味しんです。
リングイネは平たい形で,
弾力がありモチモチとした触感が楽しめるパスタです。
平たいパスタにソースが絡み,おいしく食べられました。
・空豆のラヴィオリ
今が旬の空豆。
自家製ラビオリなのですが,
パスタはできるだけ薄いほうが空豆の味わいが楽しめるし,
でもラヴィオリの食感は残したいしと考えたのでしょう。
ラビオリはフレッシュで・・という考えかたなのでしょうね。
ソースはシンプルにセージ風味のバターで仕上げています。
・マスカルポーネチーズのカタラーナ
プリンのように見えて実は違うんです!
マスカルポーネのほどよいなめらかさと,
全くしつこさを感じさせないほのかなチーズの風味が絶妙でした。
カタラーナは,生地部分はマスカルポーネアイスなのですが,
上のカラメルはこんな風に固めの食感。
冷たくてフワフワで、口に入れるととろける感じです。
徳島においては,
ホントの正統派イタリアンの料理を味わえるのは,
ここオステリアイマムラさんとラ・ボッデカ・デル・オーリオさんだと思います。
この2店はあくまでもイタリアンでありつづけています。
炭火焼の火入れやアルミパンの扱いなど,やっぱり調理が優れています。
小手先の低温調理や流行りの熟成牛や燻製もいいのですが,
本来の調理の技術がもっと評価されるべきだと思っています。
シェフは職人気質はあるのですが,フレンドリーな接客にもなっていますし,
徳島のイタリアンやフレンチではほとんど扱えていない
鹿やイノシシを徳島できちんと伝えて広めたこともそうですが,
全てにおける彼の繊細さや志しの高さには素直に評価したいと思います。
やはりGambero Rossoで最高評価を得た
ナンガラッルーニのシェフだったと感心します。
ごちそうさまでした。
都会でも闘えるイタリアン,ジビエにも力を入れる " オステリア イマムラ "
(再訪)
ジビエを味わうミニオフ会ということで
" オステリア イマムラ " さんへ3人で伺いました。
9ヶ月ぶりの更新アップになります。
写真19枚追加しました。
やっぱり今夜はジビエで決まりですね。
・ゼッポリーネ,パルマ産生ハム,阿波ポーク生ハム,阿波尾鶏とフォアグラのテリーヌ,ピクルス
・イサキのカルパッチョ
・ホウボウのアクアパッツア
・徳島産鹿と猪の炭火焼き
・黒トリュフのタヤリン
・白子とカラスミのスパゲティーニ
白ワインはヴェルデッキオ,
がぶ飲みワインをということで,
腰がくびれたような独特な形のボトルですね。
果実味があって,とてもマイルドです。
そして,ほどよい厚みと口の中で広がるようなボリューム感がありました。
赤ワインはバルバラダルバ。
これはウマいですね~!!
スミレ色を帯びた濃いルビーレッド色,
花や果実の複雑な香りに,微かに木の香が漂います。
バルベーラの酸味を伴った甘く風味の良いリッチな味わいでした。
イマムラさんで扱うワインが特に良くなっていると感じました。
高級魚のホウボウ,
この新鮮な魚をアクアパッツアにしています。
シンプルにオリーブオイル・にんにく・トマトのみで作っています。
バターも白ワインも使っていません。
しかし,味は最高!
これだけでこんなに深みのあるソースやスープになることに驚きです。
おもてなしにもぴったりの料理です。
丸々1匹使って作っているので,より美味しく出来上がっています。
北イタリア ピエモンテの名物パスタであるタヤリン。
あまり聞き慣れないパスタの名前ですが,
もう少し簡単に説明するとタリオリーニのことですね。
ピエモンテの方言でタヤリンと言います。
これって,けっこうコシを感じる麺ですね。
ちなみに美味しいタヤリンを作るのには,
素材よりも何より腕力が求められます。
たっぷりと乗っかってるのは,黒トリュフです。
徳島ではマイナー食材だったジビエですが,
イマムラさんの奮闘のおかげで,ファンが急増しています。
徳島産鹿や猪の鮮度や血抜き,処理方法がいいですし,
なんせ炭火の火入れが最高なのです。
徳島産鹿や猪の炭火焼きは備長炭でじっくり焼き上げているのですが,
力強く繊細な味わいで,ほどよい肉の旨味,きれいな旨さを感じます。
そして,ジビエの種類はキジ,ぺルドロ,カモ,シギ,タシギなどバリエーション豊かですし,
それぞれが野趣溢れる個性を主張しています。
徳島においては,ホントの正統派イタリアンの料理を味わえるのは,
こことラ・ボッデカ・デル・オーリオだと思います。
フレンチベースでイノヴェーティブなイタリアンのポエシアさんもおススメですが,
この2店はあくまでもイタリアンでありつづけています。
徳島ではジビエ,真鴨や鹿や猪に力を入れているイタリアン・フレンチ店は,
あとはポエシアさんのみくらいです。
他のイタリアン店では,ほとんど扱えていない魚料理でも,共にいい素材を扱っています。
双方とも安くはありませんが,良心価格で提供してくれます。
最近思うことなのですが,
流行に便乗した低温調理や本来は経産牛であったはずの熟成肉,
燻製や藁の燻香も輸入生ハムに目をとらわれるのもいいのですが,
ポワレやポッシェ,エチュベ,ブレゼ,フリカッセなどの昔ながらのきちんとした料理法や技法,
そういうことができないかたを評価している方がいるのは,いささかに疑問を感じています。
今回のグルメ女子が店主の今村さんを素敵だと言っていましたが,
料理のバランスや盛り付け,提供の仕方,
シェフとしての立ち振る舞いなど,それはわかる気がします。
ごちそうさまでした。
(再訪)
ジビエの徳島産鹿と金目鯛やカサゴのイタリアン料理を目論んで,
" オステリア イマムラ " さんへ男2人で硬派に行きましょう。
6ヶ月ぶりの更新アップになります。
写真21枚追加しました。
ビールはハートランド生,
ワインはシチリアで白ワインはインソリア,
パイナップルの様なトロピカルフルーツの強く華やかな香りで,
ハッキリとした厚みのある味わいでした。
香りの華やかさとは裏腹に味わいはドライでシャープ,
後味に柑橘系の苦味を感じます。
これがシチリアの伝統的な料理と合うのでしょう。
赤ワインはネロ・ターヴォラ,
非常に豊かな香りが印象的でイチゴやカシスの果実に,
黒胡椒のような味わい,果実由来の甘みと上品な酸のバランスです。
ソフトなタンニンで舌触りが滑らかですね。
もうひとつの赤ワイン,サリーチェ・サレンティーノ。
深い色と特有の渋みがそのまま現れたルビーを思わせる濃厚な赤色です。
タンニンがある程度抑えられており,
酸味と果実味とのバランスのとれた味わいになっています。
・徳島産金目鯛のカルパッチョ
今の季節にぴったりな”カルパッチョ”ですね~!!
涼しげなお皿に上品に盛り付けられており,
本当に爽やかで,見た目にもとても楽しめますね。
身はきれいでほど良いというか,脂のノリがいいと思います。
きんきやのどぐろもそうですが,こういうのは堪らない旨さがあります。
控えめな香草と塩レモンのオリーブオイル風味が効いてさっぱりと美味しいです。
爽やかにさっぱりと頂ける一品ですよね!
・阿波尾鶏とフォアグラのテリーヌ
テリーヌも最近はフレンチでもイタリアンでも見かけません。
こういう手間暇をかけたモノがあるのがうれしいですね。
鶏肉とフォアグラのテリーヌは、味つけも控え目です。
テリーヌもフォアグラと鶏のバランスがいいと感じました。
・鹿と猪のサルシッチャ
イノシシと鹿MIXサルシッチャです!
だいたいは豚肉とでジューシーさと柔らかさをだすのですが,
敢えてジビエ同士で合わせています。
荒目の挽き肉,にんにく,ハーブ,赤ワイン,玉ねぎ,
塩,黒こしょう,ハーブはローズマリー,セージでしょうか。
カイエンヌペッパーとか、ピマンデスペレットなどのピリ辛系もいいでしょうね。
今回は少々クセがあるのですが,
奥が深いですし,やっぱり美味しいですね!
そのままカリカリにローストもいいですし,
冬はポトフもいい,パスタソースにも最高だと思います。
・オニカサゴのソテー
付け合わせは佐賀産ホワイトアスパラガスでした。
早春の味! 春になると必ず食べたくなるホワイトアスパラガス。
鮮度抜群でとてもジューシーで,淡泊でありながら上品な甘みがあり,
とにかく甘くて,口の中にいっぱい広がります。
繊細な繊維が心地よい食感で,適度な歯ごたえと柔らかさが特徴です。
鬼カサゴは意外と超高級魚で一般市場ではなかなか流通しないみたいですね。
けっこう身がプリプリしすぎちゃうくらい,とてもいいんです。
マカサゴより上品な味わいとはいえ,
本当にヤバすぎるくらいの旨味がありながら,上品さを保つという感じです。
火入れやアルミパンの扱いなど,やっぱり調理が優れています。
火入れがいいと言うか,ふわっとした身はびっくりしました。
イタリアンでこういう素晴らしい魚のソテーは食べたことがありません。
オニカサゴの下にじゃがいものピューレが敷き詰めていますが,
生クリームとバターも合わせています。
これもなかなかいい塩梅なのです。
・徳島産鹿の炭火焼,
日本ではマイナー食材だったジビエですが,
最近では「狩猟女子」「ジビエ女子会」なんて言葉も流行るほど注目されています。
その種類はウズラ・カモ・野ウサギ・イノシシ・シカなどバリエーション豊かですし,
それぞれが野趣溢れる個性を主張しています。
グルメな日本人が牛・豚・鶏だけで我慢出来るはずがありませんよね。
やっぱり今夜はジビエで決まりですね。
付け合わせはじゃがいもですが,茹でて揚げて焼くという凝りようです。
クセもなく,しっとりとした肉感が味わえました。
火の通し方は抜群ですし,この火入れの素晴らしさに感動してしまいます。
備長炭でじっくり焼き上げているのですが,野生の鹿の力強く繊細な味わいで,
鹿肉のほどよい肉の旨味,きれいな旨さを感じます。
鹿肉は「高タンパク・鉄分多め・脂肪分が少ない」,とてもヘルシーな肉です。
「鹿肉は匂いやクセが強い」などと言われますが,
これは鮮度や血抜きが悪いなど,処理方法や冷凍に問題があることがほとんどです。
・徳島産鹿のラグー キッタラ(パスタ),
ラグーは煮込みであり,イタリア料理のポピュラーな肉を使ったパスタのソースです。
細かく刻んだ香味野菜を炒め,猪肉を炒め,トマト・水・ダシ汁・ワイン・牛乳を加えて煮込みます。
ラグーのルーツは、元々イタリアにあった肉を煮込んだシチューと,フランスから伝わった料理です。
キタッラはイタリア語でギターの意味です。
このパスタをつくる道具が,写真に載せている店のテーブル席奥にあり,
長方形の箱にギターの弦のように針金が張ってあり,
この道具を使ってつくることからキタッラの名がつきました。
断面が四角になったパスタですで,アブルッツォ地方の郷土パスタです。
炭火焼の火入れやアルミパンの扱いなど,やっぱり調理が優れています。
小手先の低温調理や流行りの熟成牛や燻製もいいのですが,
本来の調理の技術がもっと評価されるべきだと思っています。
シェフは職人気質はあるのですが,フレンドリーな接客にもなっていますし,
徳島のイタリアンやフレンチではほとんど扱えていない
鹿やイノシシを徳島できちんと伝えて広めたこともそうですが,
全てにおける彼の繊細さや志しの高さには素直に評価したいと思います。
やはりGambero Rossoで最高評価を得た
ナンガラッルーニのシェフだったと感心します。
(再訪)
3月になりましたが,この時期としては,
いい猪が入手されたということでしたので,
オステリア イマムラ さんへ行きましょう。
店内には小さいですが,桜を飾っており,春を感じます。
今回はスプマンテ(スパークリングワイン)にしましょう。
モンテベッロ・スプマンテ・ビアンコ ,ジョルジオ・アルマーニが大絶賛したといいます。
非常に細かやでクリーミーな泡立ちです。
フルーティーで華やかな甘い花の香りがする心地よい酸味と
ボディバランスがいい辛口スプマンテです。
・サバのマリネ
・アジの香草パン粉揚げ
イタリアンでは調理法はシンプルなのですが,
原則はちゃんと火を通すことです。
魚介を生で食べるのは南部の漁師町であり,
牡蠣などの貝類はレモンをかけて食べますが,
魚はレモンや酢で締めています。
サバは火を通し,オイル漬けにしています。
アジは香草揚げで,肉食だけど,
たまには魚も食べたいですよね。
そこでローズマリーとタイムのハーブを絡めたイタリアン香草揚げ。
ついついお酒がすすんじゃう♪
香ばしさ抜群!サックサクの鯵なヤツでした。
・地うにのスパゲティーニ
スパゲティーニは直径1.6ミリ前後のパスタ。
茹であがりの表面についた粉気に旨みがあるため,
流さずに絡めることでその持ち味を生かしつつソースをなじませる。
鼻に抜けるウニの風味と,サッパリとしながらもコクのある,
ウニの濃厚なソースがパスタに絡みつき,
いつまでも口の中に余韻が残る味わいでした。
さて,猪は50キロのものです。猪は脂が旨く,身体に良いと言われています。
私の感覚では寒い2月までが限界かなと思っていましたが,
個体差はあるんですね。肉質も脂もとてもきれいですし,上質なモノです。
猪の炭火焼,付け合わせはじゃがいもですが,
茹でて揚げて焼くという凝りようです。
菜の花のぐった煮,松の実,野生ルッコラを添えています。
さて,イマムラさんは東京から来られるお客さんやフード雑誌関係者のかたが多いようです。
また,猪も常連さんに人気のようで,よくオーダーが入るそうです。
イワシ(カタクチイワシ)のマリネ,
オリーブオイルに白ワインヴィネガーを合わせて,
ピンクペッパーと野生ルッコラをあしらっています。
もう一品の魚料理はホウボウでヴァンブランソースかバターソース系で即興でお願いしました。
ホウボウはパン粉を付けてポワレ的に仕上げています。
付け合わせはホワイトアスパラを生ハムで巻いてフリットに。
ソースはジャガイモのピューレにバジルのバターソースです。
牛蒡・筍のムースを詰めた包みパスタを猪のスープに浮かべて。
スープは猪の骨を焼いて,フォンにします。味付けは塩のみです。
この透き通る繊細で奥深い味わいは素晴らしいと思います。
牛蒡・筍のムースを詰めたアニョロティ・ディプリン(包みパスタ)にしています。
アニョロティ・ディプリン(包みパスタ)はピエモンテの郷土料理です。
店主は今の猪は何を食べているのかを考え,筍を使っています。
全てにおける彼の繊細さや志しの高さには素直に評価したいと思います。
(再訪)
徳島県内でイタリアンでは№1の実力店 オステリアイマムラさんへ行きましょう。
全国レベルのイタリアンですし,本当に 美味しいものが食べたいなら,ここだと思います。
本場イタリアでのミシュラン☆~☆☆獲得店で修業された実績はダテではありません。
20歳で東京のパルテノペで修業,その後イタリア料理学校を卒業され,
リストランテ格付けガイド Gambero Rossoで最高評価を得たナンガラッルーニの
シェフで活躍されました。
徳島産ではありますが,ジビエ,鹿とその内臓と猪が入荷したとのことでやってきました。徳島ではジビエ,真鴨や鹿や猪に力を入れているイタリアン・フレンチはほとんどありませんし,安くはありませんが,良心価格で提供してくれます。
また,当日のおすすめメニューやパスタ・ピッツァ以外にも,阿波自然鶏とフォアグラのテリーヌのマルメターラソース,淡路島産玉葱をまるごと焼き,サルシッチャ,生ムール貝のこしょう蒸し,鶏の肝のムースのブルスケッタ・・・・・など定番メニューも20種類ほど常に置いていることも素晴らしいと思います。
鹿や猪は,ちょうど冷え込みが厳しい時に捕獲されたものです。2月ではありますが,これは楽しみですね。
店主は日々沖洲市場に通い,魚は天然モノのみ,養殖モノは使いません。こういうことができている料理人は徳島でもほとんどいません。野菜も自然あふれるものや野性味あふれるものを使います。塩はイタリア産にローズマリーとにんにくを加えて,パウダー状にしています。
赤ワインはアリアニコ・デル・ヴルトゥレ・2008,太陽の力が強くて,葡萄がよく熟れ,アルコール度の しっかりとした,酸の比較的柔らかなワインです。プラムやチェリーの果実味が出ていて,それがしっかりと余韻まで持続しています。 酸やタンニンもとてもエレガントできめ細やかでアルコールとのバランスが優れています。
鹿モモ肉のカルパッチョ,野生ルッコラとパルミジャニーノにエキストラバージンのオリーブオイルをかけています。添えてあるタップナードは黒オリーブ・アンチョビ・オリーブオイルのみですね~。鹿は弾力感があり,クセのないきれいな味です。
鹿レバーペーストと猪炭火焼きのパニーニ,パニーニとは,イタリア料理でいうところの,具材をパンではさんだ食べ物で, 正式には「パニーノ」と呼ばれますが,日本ではパニーニと呼ばれる場合が多いですね。パニーニは伝統的にイタリアの丸いパンに具材をはさむ軽食的なパン料理です。これは,イマムラ風徳島ジビエバーガーと呼べばいいのでしょうか。こういう感性には驚きを隠せません。個性ある鹿レバーペーストと猪肉炭火焼きが絶妙のバランスです。
猪のラグー カゼレッチェ,ラグーは煮込みであり,イタリア料理のポピュラーな肉を使ったパスタのソースです。細かく刻んだ香味野菜を炒め,猪肉を炒め,トマト・水・ダシ汁・ワイン・牛乳を加えて煮込みます。ラグーのルーツは、元々イタリアにあった肉を煮込んだシチューと,北イタリアにナポレオンが侵入した際,フランス人から伝わった料理です。カゼレッチェはシチリアで生まれたパスタ。長さ約5cm程度で筒状にくるりと丸まっており、先端がねじれた独特な形状です。イタリア産の最高のセモリナ粉を原料としています。
鹿モモ肉・はつ・腎臓・レバーのロースト(炭火焼き),火入れのタイミングも良いし,店主の得意とするところです。鹿レバーペーストのブルスケッタも添えています。じゃがいもの香草焼きとサラダが鹿肉に相性良くて,いいアクセントになっていますね~。
デゼールはマスカルポーネのカタラーナ,クレームブリュレによく似たカタルーニャ地方の洋菓子です。マスカルポーネを冷凍して,カスタードの上にパリパリしたカラメルと苺をトッピングしています。食べる直前に冷やしたカスタードの上に砂糖をまぶし,バーナーで炙ることで,冷たく軟らかいカスタードの上に熱いパリパリしたカラメルの層ができるのです。これは一押しのデザートです。
店主今村大輔は研究熱心で大阪や神戸のイタリアンに食べ歩いていますし,一皿の料理もこだわりを感じます。調味料からさえも,ひとつひとつの料理への向き合い方がしっかりとしています。赤ワインに合わせながら,その料理に考え抜いたこまわりの効いた味付けとシェフの感性,さらに素材の吟味,料理の仕上げ・・・・・と気合いを感じます。
あと要望としてはボトルワインはとても良心的価格なのですが,大阪のFujiya1935などのようなスパークリングワイン・白ワイン・赤ワイン2種くらいのオススメセットもあればと思います。
名ばかりのシェフは道を外れる・・・・・・・・・。徳島においても時代は変わった,そう感じます。
(再訪)
オステリアイマムラさんへ。
今回は夏鹿,いわゆる猟はまだですので,駆除用で罠で仕掛けたものです。
夏の鹿は 旧ひろた(場所は「ほし中」,現在は「銀座百楽」,両親は「椿活珍亭」)以来です。その時も旨かった記憶があります。
オードブルは鹿のレバーのペーストをリエットで。冷凍モノではなく,新鮮さゆえに臭みは全くありません。
ワインはロッソ ピチューノ スペリオーレ2009,等級はDOCで,品種はサンジョベーゼとモンタプルチアーノです。ワインは変化してフワッとしていきます。
パンは自家製フォッカッチャと全粒粉パンでした。パンの出来もとてもいいです。
淡路島産玉葱のヴィシソワーズ,玉葱の旨み・甘みを感じます。本来,ヴィシソワーズはじゃがいも・玉ねぎ・バター・ブイヨン・塩を使い,じゃがいものクリーミーさがありますが,これは玉葱を上手く主張させています。
イトヨリのアクアパッツア,シンプルにオリーブオイル・にんにく・トマトのみで作っています。バターも白ワインも使っていません。これだけでこんなに深みのあるソースやスープになることに驚きです。素晴らしいと思います。
アクアパッツア本来は,ブイヨンなどを用いず,水と白ワインで煮込んだ魚のスープです。魚としてはタイ,スズキ,タラ,カサゴ,メバルなどの白身魚で,貝類としてはアサリやムール貝などがよく用いられます。さらに,好みによりイカやタコなどを加えることもあります。
仔羊のラグーのキタッラ(パスタ)。キタッラはイタリア語でギターの意味です。このパスタをつくる道具が,写真に載せている店のテーブル席奥にあり,長方形の箱にギターの弦のように針金が張ってあり,この道具を使ってつくることからキタッラの名がつきました。断面が四角になったパスタです。アブルッツォ地方の郷土パスタで,仔羊の煮込みソースであえるのが伝統的です。
パスタの茹で加減・食感・仔羊のラグーとの絡みかたも申し分ありません。
鹿は炭火焼きで,ルッコラとあいゆたかのじゃがいもを添えています。火の通し方は抜群ですし,鹿肉のほどよい肉の旨味,きれいな旨さを感じます。
デゼールはメランザーネ,茄子を使っていますが,一度は食べていただきたいいただきたいと思います。
結論として料理は徳島においてはレベルは群を抜いていますし,都会でも闘えるイタリアンと呼べるレストランだと思います。
素材も追求していますし、毎日魚河岸に通っているのは褒めるべきでしょう。
店主の応対・接客もとても良くなり,フレンドリー的になっています。
(追記)
ジビエの美味しい季節,ひょっとして何かあるかな〜と,オステリア イマムラさんに伺いました。
店主今村大輔氏は最近狩猟免許を取得して,鹿・猪・鴨・兎・ヤマドリ・雉あたりを捕獲したいとおっしゃっていました。
ここは昨年冬に良い猪をよく使っていましたが,これによって,お客さんもジビエの選択肢が広がるのではないかと思います。
結果的に昨日はジビエは無かったのですが,これからも今まで以上に使っていただきたいし,ジビエを食べるイマムラ会もあるのですが,そういうのを好きな食べ慣れたお客さんにもっと集まってもらいたいと願います。
私もアップしていている岡山県真庭市のイル・リコッターロの店主とは兄弟弟子の関係で,
徳島県出身でもあり,イマムラによく食べに来られます。
そういうことで,リコッタチーズのムースをオーダーしました。リコッタ自体も店主が行います。優しい味ですが出来がとてもいい。
チーズに合うのは赤ワインなので飲み頃か,熟成感のある赤ワインを・・・・・・・・・・・。
ワインはイタリアのピエモンテ州クーネオ県の小さな村、ヴェルドゥーノの バルベラ ダルバ2010,
紫がかった濃いガーネット色。香りは果実の凝縮感を含み、ブラックチェリーやブラックベリーのコンポート&リキュールに、すみれの花、黒こしょうや甘苦系スパイス、ほのかなカカオや土などの香りが調和。ふくよかな果実味から、広がりはバランスがよく、タンニンは緻密ちみつでなめらか。余韻には酸味のフレッシュ感を残します。
天然鳴門鯛のカルパッチョ。オリーブオイルもバルサミコも少なめで,サラッと食べやすい。
岡山県産生のムール貝,沖洲市場でもイマムラさんしか使わないそうだ。徳島市内のイタリアンの店も素材の選択をもっと魚やジビエ等にアグレッシブに,真摯に考えていただきたいと思います。ムール貝にしても一般のパスタやパエリアの冷凍食品とは全然味わいが違います。
阿波自然鶏の肝のムースのブルスケッタは,肝ムースを焼いて提供します。これは珍しいと思います。
自家製サルシッチャ(ソーセージ)もここの定番メニューです。肝ムースといい,サルシッチャといい,食感もうまく考えていますね〜。
今が旬ということで,パスタは徳島産渡り蟹のタリアテッレ,ソースはさすがだと感じます。タリアテッレは大きすぎる感はありますが,ソースがよく絡みます。またスパゲッティ以外のパスタは店主の手作りなので,楽しみもあります。
イタリア塩と紀州備長炭のソルベもなかなか面白いし,良いと思います。苺のミルフィーユはフワッとしています。
子羊の炭火焼,紀州備長炭で焼くのですが,そこまで食べれなかったのがとても残念でした。
お客さんの赤ワインに合わせながら,その料理に考え抜いたこまわりの効いた味付けとシェフの感性,
素材の吟味・料理と徳島県内のイタリアンにおいては,図抜けていると思います。
(主レビュー)
友人の日本酒大好きなかたからお誘いをうけ、行ってきました。オープン時は2〜3回お邪魔しましたのですが、富田町・秋田町の酒飲みの私には立地条件が悪い沖浜なのでなかなか行けずにいました。私は行き・帰りをタクシーで使うとタクシー代だけで割烹系和食店にふらっと行くことができるからです。
沖浜は徳島では女性好みの飲食店の多い場所ですが、徳島駅から沖浜へのバスがほとんど無いのです。
オステリアは居酒屋という意味であり、イマムラは店主の名字です。店主はイタリア等の★付きレストランで修行されたかたであり、料理人たちでは有名です。
基本料理は真っ当なイタリアンレストランですが、カウンター席も設け、肩肘張らないカジュアルな雰囲気です。オステリア=居酒屋ということからそういうのを目指しているものと思われます。
男二人では寂しいところを感じますが、席に着いてから、メニューを見ながら、何を注文しようかとわくわく悩むのが、フレンチやイタリアンの醍醐味だと思います。コースメニューも3500円〜からありますが、前菜・メイン・パスタ・・・・と選べるメニューがいろいろ記載されています。
ハートランドの生ビール(店主が注いでくれるとさらに美味しい・・・←同席の友人のオススメ)を呑みながら注文もある程度決まりました。
オープン当時からあるゼッポリーネは自家製海草入り小麦粉をあげた物ですが、ソフトな揚げ団子というか、小さいパン的な感じです。塩がピシッと効いています。
またきんめ鯛うろこ焼きや自家製サルシッチャ(ソーセージ)のソテーもオープン時から定番メニューであります。
料理はゼッポリーネ、淡路島の玉葱、生ムール貝のこしょう蒸し、阿波自然鶏とフォアグラのテリーヌ・淡路島産玉葱のマルメターラソース、マルゲリータピザ、仔猪の炭火焼きをオーダーしました。あとはメニューにあった鯖のマリネ、鯛のカルパッチョもどうしようか・・・・・悩んでしまいます。
この店は2時間?だったかな・・・・赤・白ワインをグラス売り500円ですが、1800円でハウスワイン飲み放題というシステムがあります。ワインもハウスワインとは思えないレベルの高さです。
生ムール貝のこしょう蒸しは、最近生ムール貝を見たことがないので、注文しましたが、よく出てくるパスタ屋の冷凍と違い、ムール貝の味がしますし、穏やかなスープでおいしいと思います。ワインとこしょう・塩の使い方が巧みに上手いと思います。
ゼッポリーネの塩の感覚もそうですが、私は酒を飲むため塩やこしょう・香草がパシッとアクセント的に決まっている方が好きなのです。
阿波自然鶏とフォアグラのテリーヌもしっかりと仕込みをして、いい仕事をされています。昔々はこういうのはフレンチの定番だったのですが、手間がかかるため、最近はフレンチでもテリーヌは見かけません。付き合わせはマルメターラソースですが、玉葱をジャムにしているのです。これは初めてたべましたが、まさに玉葱のジャムであり、感心してしまいました。またフォアグラなどは甘めのソースとかが良く合います。
仔猪の炭火焼き、猪はまだ猟が解禁されていませんが、今は駆除用ということで入荷します。仔猪でフレッシュであり、また素材が良いゆえ、臭みが全く無く、上品な味わいです。冷凍の質の悪い猪でイメージを悪くされている方には、是非とも食べて頂きたい一品です。
さて猪と言いますと、住宅街を暴れ回る茶毛の『うりぼう』とかの猪を想像しますが、黒毛の猪が美味しいのです。
これからは冬本番、魚も美味しくなり、肉もジビエの季節になりますが、鹿やペルドロやベッカスなんかも食べたくなる季節です。
ビールの後にグラスワインを頂きましたが、ロッソ ピチューノ スぺリオーレ(マルケ産)グラス800円、ボトル3500円、
レ ボルテ(トスカーナ産)グラス1000円、ボトル5000円を飲みました。
ロッソ ピチューノの品種はサンジョベーゼとモンタプルチアーノでアロマと甘さを感じ、コクを感じながらきれいな酸味があります。
レ ボルテはトスカーナ州のボルドータイプの有名ワイン ネルオライアのテーブルワインですが、フレーバーでまろわかな口当たりですが、ほどよい渋味・苦みを感じます。
グラスワインを白・赤・スパーリングなどいろいろ飲めるのは、レストランとして良いことだと思います。
和食店では日本酒や芋焼酎・泡盛などをいろいろと飲めますが、徳島のフレンチやイタリアンではグラスワインをなかなか選べないと思います。
三杯飲みましたが、オステリアであるわけですし、徳島の地域柄、グラスワインの価格にしては、ボトルの原価から考えるともう少し手頃な何杯か飲むことのできる値段にしてもらいたいと思います。
結論として料理は徳島においてはレベルは群を抜いていますし、都会でも闘えるイタリアンと呼べるレストランだと思います。
素材も追求していますし、毎日魚河岸に通っているのは褒めるべきでしょう。
また店主は料理やワインにも気合いが入っています。気配りはよいのですが、重く感じるというか、笑顔やフレンドリー的な要素も必要に感じました。
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酒野夢蔵
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店名 |
移転
オステリア イマムラ
|
---|---|
ジャンル | イタリアン |
住所 | |
交通手段 |
二軒屋駅から734m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
ドリンクご注文ない方はサービス料を頂いております。 |
席数 |
20席 (カウンター8席、テーブル12席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可、20人~50人可) |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
有 |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり |
ドリンク | ワインあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 基本30分毎に1組ずつご案内していっております。 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
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今回は美食女子のリクエストもあり,
美食王子を含めて4人で,
" オステリア イマムラ " さんへ伺いました。
・たっぷりアンティパストの盛り合わせ
ゼッポリーニ,茄子のカポナータ,ひよこ豆,ごはんのコロッケ,
阿波ポークのパテドカンパーニュ,パルマ産生ハムとメロン,
阿波尾鶏のレバーのブルスケッタ,自家製リコッタチーズ
ここのメイン的なアンティパストが勢揃いしていました。
阿波尾鶏とフォアグラのテリーヌなのですが,
テリーヌも最近はフレンチでもイタリアンでも見かけません。
こういう手間暇をかけたモノがあるのがうれしいですね。
鶏肉とフォアグラのテリーヌは、味つけも控え目です。
テリーヌもフォアグラと鶏のバランスがいいと感じました。
ゼッポリーネは,
熱々で磯の香りと噛むとカリッモチでウマいです。
ピッツァ生地に海藻を入れて発酵させて,
油で揚げるナポリの郷土料理です。
海藻を食べないイタリア人も,
なぜかこれにはバジルではなくて海藻を入れたようです。
食べてみると,塩分がほどよく,なるほど,
磯の香りがいいし,シンプルだけど,
ワインやビールによく合います。
アンティパストは「前菜」という意味ですが,
この後にパスタや肉料理が出てくるのですが,
このふたつとも時間がそれなりにかかりますし,
できたてほやほやを頂くのが美味しいので,
その間にアンティパストを楽しみます。
これらは手間暇を惜しまず,一から手作りをしています。
シェフはビールやワインに合うおつまみを考えてくれています。
・イノシシラグーのタリアテッレ
ラグーは煮込みであり,
イタリア料理のポピュラーな肉を使ったパスタのソースです。
細かく刻んだ香味野菜を炒め,
猪肉を炒め,トマト・水・ダシ汁・ワイン・牛乳を加えて煮込みます。
ラグーのルーツは、元々イタリアにあった肉を煮込んだシチューと,
フランスから伝わった料理です。
・ジェノベーゼの冷たいリングイネ
この暑い,蒸した時期には冷製パスタがサイコーですよね。
爽やかなバジルの香りと色あいが涼を感じますし,
バジルの風味を最大限に引き出したジェノベーゼソースです。
細めのパスタ リングイネは、つるんとしたのどごしが最高です
食感も素晴らしいですし,この冷たさが半端なくウマいんです。
・牟岐産イノシシの炭火焼き
・NZ産仔羊の炭火焼き
今回は夏ジビエと仔羊で決めました。
日本ではマイナー食材だったジビエですが,
今回は女性のリクエストもありましたが,
最近では「狩猟女子」「ジビエ女子会」なんて言葉も流行るほど注目されています。
付け合わせはじゃがいもですが,茹でて揚げて焼くという凝りようです。
クセもなく,しっとりとした肉感が味わえました。
火の通し方は抜群ですし,この火入れの素晴らしさに感動してしまいます。
備長炭でじっくり焼き上げているのですが,
猪の力強く繊細な味わいで,ほどよい肉の旨味,きれいな旨さを感じます。
「猪肉は匂いやクセが強い」などと言われますが,
これは鮮度や血抜きが悪いなど,処理方法や冷凍に問題があることがほとんどです。
徳島ではマイナー食材だったジビエですが,
イマムラさんが徳島では初期に扱いだして,
その奮闘のおかげもあり,ファンが急増しています。
なんせ炭火の火入れが最高なのです。
・自家製ピクルス
・地ウニとレモンのアマルフィー風リングイネ
・デザート盛り合わせ(全部盛り:鳴門金時のモンテビアンコ,マスカルポーネのカタラーナ,
阿波三盆糖のジェラート,イタリア産塩と備長炭のジェラート,マスカルポーネチーズのカタラーナ)
どれも手作り感のあるいいドルチェですが,
この中のマスカルポーネチーズのカタラーナは,
プリンのように見えて実は違うんです!
マスカルポーネのほどよいなめらかさと,
全くしつこさを感じさせないほのかなチーズの風味が絶妙でした。
カタラーナは,生地部分はマスカルポーネアイスなのですが,
上のカラメルはこんな風に固めの食感。
冷たくてフワフワで、口に入れるととろける感じです。
シェフひとりで調理と接客をするのですが,
パワーアップを感じました。
おまかせコースでは無くて,
他の3組のさまざまなアラカルト料理のオーダーに加えて,
白&赤ワインの選別と提供をするのですから・・。
料理のバランスや盛り付け,提供の仕方,
シェフとしての立ち振る舞いなど,それがわかる気がします。
ごちそうさまでした。