店で食べると旨い！ : 日光 翠園

　こちらは，地元（栃木県日光市）では有名な中華料理店です．

　出張を兼ねて帰省した際，両親と３人でおじゃましました．
　平日の１８時１０分頃です．

　店は，日光東照宮の程近く，国道１２０号から脇道に少し入った場所にあります．旅館『日光千姫物語』の２軒隣（西側）です．
　鮮やかな緑色の幟（布製看板？）が目立っていました．

　正面から見ると平屋のようですが，斜面に建ってるため，実際は２〜３階建てのようです（入り口が最上階）．
　中華料理店というよりも，和風喫茶店といった感じの外観でした．

　建物の右側（西側）および裏手に，合計で２０台分くらいの駐車場があります．

　店内には中国風の家具や装飾があり，中華料理店らしい雰囲気です．ややくたびれた感がありますが，キレイに管理されていました．
　入店してスグの客室には，４〜８人がけのテーブル席が６〜７卓ありました．奥には個室もあるようです．

　中高年の女性スタッフに接客していただきましたが，明るく気さくな方々でした．

　おじゃました時には，自分たち以外に５〜６組の客がいました（奥の個室を入れると，もっといたかも）．うち３組は外国人客（欧米系）で，ちょっとオドロキましたね．他は，家族連れや中高年の夫婦等で，地元の常連のようでした．

　メニューは中華系のものがほとんどで，なかなか豊富です．一品料理類・麺類・ご飯もの・点心類・定食類等がありました．
　値段は全体的に高目ですが，本格中華料理店ということであれば手頃だと思います．

　「中華丼定食（中華丼 ＋ スープ ＋ ザーサイ ＋ 杏仁豆腐）１,０８０円」，「炒麺定食（五目あんかけやきそば ＋ スープ ＋ 杏仁豆腐）１,１８０円」，「にらまんじゅう（３ケ）５４０円」，「焼きぎょうざ（６ケ）５４０円」を注文して，シェアしていただきました．
　飲み物は，自分と母親は生ビールをいただきました（父親は運転手）．

　料理の提供は，概ね早かったです．
　ただ，「焼きぎょうざ」は注文が入っていなかったようで，催促した後に供されました．しかも，２人前注文したのに，運ばれてきたのは１人前でした・・・まぁ，量的には１人前で十分だったので，結果オーライ（死語？）ですが．

　なお，両親が店の方と知り合いだったようで，定食にセットされている杏仁豆腐を１人前サービスしていただきました．これはウレシかったですね．

　こちらの料理は，いずれもなかなか旨いです．本格中華な感じですが，クセ等の無い食べやすい味付けで，多くの方に好まれると思います．
　それぞれの料理の感想を以下に記します．

　中華丼：ご飯に，具沢山（エビ・イカ・豚肉・キクラゲ・フクロタケ・ハクサイ・ニンジン・アスパラ菜）のアンをトッピングしたものです．具は，プリプリ・シャキシャキで，油通しをしたような香ばしさが感じられました．
　オイスターソースかな・・・深みのある甘辛味で，ご飯と良く合います．バクバク食いしてしまいました．

　五目あんかけやきそば：揚げ麺に，中華丼と同じ具沢山のアンをトッピングしたものです．
　麺は，アンが絡んでいない部分はパリパリで香ばしく，アンが絡んだ部分はしなやかな食感でした．父親が特に気に入ってましたね．

　スープ：軽いトロミの付いたかき玉汁で，角切りのトマトが入っています．
　アッサリとしたやさしい味わいで，濃い目の味付けの中華丼・あんかけやきそばの合いの手にピッタリでした．

　杏仁豆腐：たっぷりの量で，缶詰のフルーツが添えられています．
　フルフル・滑らかな食感で，口どけ良しです．杏仁風味はマイルドで，牛乳風味の方が濃い目に感じられました．甘さ控えめで，後味スッキリです．

　にらまんじゅう：粗切りの具材を，小麦粉皮で包んで焼いたもののようです．２〜３口大のイビツな円盤形で，表面は良い感じのキツネ色でした．
　皮はサックリ・モッチリで香ばしく，具材はザクザク食感で食べごたえがあります．ニラの風味がイカしてましたね．ビールがススミました．

　焼きぎょうざ：２口大くらいで，濃い目の焼き色が付いています．
　皮はやや厚目で，焼き目の部分はカリッとしており，それ以外の部分はモッチリしていました．アンは，肉が多目で，やはり食べごたえがあります．これもビールにピッタリでしたね．


　前回の「中華おせち」は，かなりイマイチでしたが，今回は良かったです．
　やはり，店で作り立てを食べるのがイチバンですね．

　２０１１年１２月．
　実家に帰省した際に，こちらの「中華おせち」をいただきました（おせちではありますが，食べたのは大晦日です）．両親が購入したものではなく，知人からのいただき物だそうです．また，店で食べる通常の料理とは異なっていると思われるため，採点および金額の記載は控えます．
　「中華おせち」は，プラスチック製の八角形の蓋付きの器に入っています．器の内部は５区画に分かれており，「揚げ肉団子」，「骨付き豚肉の唐揚げ」，「鴨ロースの燻製」，「野菜の甘酢漬け」，「有頭エビの甘酢ソース」，「蒸し鶏」が詰められていました（料理はハッキリとは覚えていません）．水引等の正月らしい飾り付けもありました．
　もちろん仕方が無いことなのですが，冷めた揚げ物類はあまりウマイものではありませんね．また，味付けも似たような感じで，スグに飽きてしまいました．なかでは，「鴨ロースの燻製」が好印象でした．

　「中華おせち」では何とも言えないので，次回は店でアツアツの料理を食べてみたいと思います．