リニューアルでお蕎麦の魅力が半減したのは残念！ : 花鳥風月

佐野にあるお店です。
2017年10月24日にリニューアルオープンしました。早速行って来たのですが、ちょっと残念な結果だったので、書き込む気力が無くなっていました。

お店の外観は暖簾が変わっています。お店の中は、長テーブルではなくて4人席、2人席などのテーブルが増えて小グループでも入りやすいようにしたようです。

メニューを見ます。
一番上に、「蕎麦または生そうめんをお選びください。」と書かれています。この辺りから嫌な予感がしました。(-_-;
・各種通常：850円
・大盛り：1,200円
・合盛り：1,200円
追加メニュー
・餃子（3個）：250円
・餃子（6個）：400円
・野菜天ぶら盛り合わせ：300円
・豆乳蕎麦プリン：100円
基本的にこれだけです。厨房の前にサラダや大根の煮付け、きんぴら牛蒡などがビュッフェ形式で食べる事ができます。
何よりも、以前こだわっていたお蕎麦が1種類だけになっているのがショックです！
とりあえず、蕎麦の大盛り、野菜天ぷら盛り合わせ、豆乳蕎麦プリンを頼みました。

お蕎麦が来ました。大きめな皿にかなり大盛りに盛っています。少し細切りで結構星が飛んでいますが、途中でぶっつりと切れたようなお蕎麦の見た目が美しくありません。また、「美味しいぞ！」というオーラが全く伝わってきません。(-_-;

一口頂くと、風味はありますが、切りのエッジがなく、柔らかくて蕎麦の密度感が全くありません。食べた時の食感は、家の近くにある機械打ちのお蕎麦屋さんと同じ印象です。私は機械打ちでも美味しければ全然問題ないと思っていますが、このお蕎麦は今一つです。
蕎麦粉は地元の良いお蕎麦を使っているでしょうから、もう少しお蕎麦感を出して欲しいと思いました。

つけ汁は甘めです。以前のような出汁の香り、コクや深みが無くなっています。どうしたのでしょうね？

野菜の天ぷらも普通のお店よりは大きいですが、以前のような迫力はありません。味は美味しかったです。
豆乳蕎麦プリンは、以前と同じ味でした。

ビュッフェでいろいろと食べられるのは良いですが、やはりメインのお蕎麦に力を入れて欲しいと思いました。このお蕎麦で大盛り1,200円は高過ぎですね。
かなり残念な結果でした．．．。

ごちそうさまでした。

佐野のアウトレットの南の馬門957にあるお蕎麦屋さんです。お隣のレストラン「海to大地」のFacebookに花鳥風月がリニューアルとの情報が書いてあったので、10月8日に行ってきました。
10月11日から工事を始めて24日にリニューアルオープンだそうです。リニューアル前のお蕎麦を味わってきました。

夜の部の19時過ぎに伺いました。郊外の住宅街なので周辺は暗いですが、このお店と隣の「海to大地」の前は駐車場が一杯でした。
お店に入ると、先客が4組入っていました。みなさん車で来ているので飲んでいる人は居ないようですね。（^^）

このお店は、細切り、十割蕎麦、極み蕎麦（独自ブレンド）など蕎麦の種類を楽しめます。私は十割の風味が好きなので、今回も十割蕎麦の大盛りを頼みました。

10分くらいでお蕎麦がきました。少し太めの黒い星が飛んでいる褐色のお蕎麦の大盛りです。いつもながらエッジの利いたお蕎麦です。気のせいか何だかいつもより盛りが良いような．．．。見た目では300gくらいありそうな感じです。
一口頂くと、口の中に蕎麦の強い風味が広がります。食べ応えがあり蕎麦の野趣を楽しめます。かなり風味が強かったので、御主人に「新蕎麦ですか？」と確認したところ、新蕎麦ではないとの事。う～ん、そうだとするとこの先の新蕎麦が楽しみですね！

つけ汁は、信州蕎麦の汁に近い甘めの汁です。少し太めの蕎麦に汁を多めに付けて食べると丁度良い強さです。蕎麦の量は満足できる丁度良い量でした。

蕎麦湯を味わって、デザートの豆乳蕎麦プリンを頂いて〆ました。

ごちそうさまでした。

リニューアル後にお店がどう変わるのか分かりませんので確認する必要がありますね。（^^）
このお店は、アソシエグリーンファームという会社が運営しているのですが、お店でその会社のポテトチップスを売っています。1袋100円で、家族の評判が良いので今回は5袋買いました。また伺います。

＜2017年6月28日追記＞最後に2回目の訪問と写真を追加しました。

佐野にあるお店です。佐野と言っても町中ではありません。アウトレットモールの更に南にあります。
東北道を佐野藤岡ICで降りて、国道50号線を佐野方面に進み、最初の交差点を左折すると「佐野プレミアムアウトレット」があります。ここから更に2km南に行くと越名（こえな）町があり、お店はさらに進んだ馬門（まかど）町にあります。

お店の東の川沿いには越名馬門河岸の跡があります。江戸時代の佐野は江戸と日光をつなぐ交通の要所で、江戸へ物資を運ぶ水運で栄えていました。往時は、この馬門河岸には100隻以上の船が並んで荷揚げを待っていたそうです。その佐野の分限者が江戸に来ていた陶工の尾形乾山を佐野に招きました。その分限者の一人である須藤杜川（とせん）の邸宅がすぐ近くの越名河岸にあり、そこにあった仙庵という庵で作陶を行っていたと言われています。
乾山が滞在した場所でお蕎麦を食べられるとは最高ですね！

ナビに従って車で行きました。佐野の郊外の民家のある細い道沿いにあります。新しいお店です。お店の前に「馬門957」という「まかどストリート」の標識に5軒のオシャレなお店の看板が掲示されています。
お店の前に5、6台駐車することができます。夜の部の開店の17時半過ぎに行ったので、先客は一組二人だけでした。

入口を入ると、手前にカウンター席、中央に4人掛けのテーブル席が4つ、窓際に小上がりがあり、3つテーブルがあります。お客さんが居ないので、4人掛けのテーブル席に案内されました。席に座ると小上がりの窓越しに馬門ののどかな風景が広がっています。なかなか良い雰囲気ですね。

メニューを見ます。
・細切り蕎麦：一人前：650円、五合（五人前）：2,950円
・軍鶏蕎麦：900円
・十割り蕎麦：750円（数量限定）
・極み蕎麦（大将独自の配合にて完成した極みそばです。絶品！）：1,000円（数量限定）
・富士山（蕎麦2.5人前大根のトッピング、温かい軍鶏汁、冷たい汁）：1,500円
・野菜天：500円
佐野は、蕎麦に大根（普通の大根です）をトッピングした大根蕎麦が名物のようですね。
富士山も気になりましたが、やはり「極み蕎麦」を頼みました。

7分くらいでお蕎麦が来ました。
2種類の塩と水、つけ汁の3つの味を楽しんで下さいとの説明です。
極み蕎麦は、少し濃い目の色で少し星が飛んでいる太切りの蕎麦です。持ち上げるとつなぎが良くないのか、5cmくらいの短い蕎麦が多いです。
まずは何も付けずに頂くと口の中に強い風味が広がります。太切りなので噛みしめて食べる事になりますが、何も付けなくても美味しいお蕎麦です。色は少し濃いですが、どちらかと言うと繊細な味という印象です。
次にお猪口に入った水で頂きます。「水そば」というのは良く聞きますが、食べるのは初めてです。一口分の蕎麦を水に付けて食べてみます。何も付けずに食べても美味しいですから当然水で食べても美味しいです。水に付けることによって啜りやすくなるというのが目的でしょうか？ 確かに食べやすいです。
次に、お塩で食べます。塩ではいつも食べていますが、塩を付けることによってお蕎麦の甘味が増して美味しいです。

つけ汁は、出汁の利いた甘めの汁で味は弱めです。大宮の「奥信州」のつけ汁に似ていると思いました。江戸蕎麦のように濃い汁をちょこっと付けて食べるのではなくて、蕎麦を浸して食べるタイプです。私は好きですが、好みが分かれるかも知れませんね。

美味しく頂きましたが、まだまだ食べたいので追加で十割蕎麦を頼みました。

十割は、ご主人が持って来てくれました。これも太切りで極み蕎麦よりも星がたくさん飛んでいます。
何も付けずに頂くと、口の中に極み蕎麦よりも強い風味が広がります。歯応えがあって噛むと少し穀物感があって私の好みのお蕎麦です。私は極み蕎麦よりも十割蕎麦の野趣のある蕎麦の方が好みですね。

少し気になったのは、両方のお蕎麦ともに最後の方になると、短い蕎麦ばかりになって食べにくいことです。これも「奥信州」の蕎麦に似ているな～と思いました。（笑）

お会計の時にご主人と少し話をしました。お蕎麦は佐野（田沼）の蕎麦がメインとの事です。使っている野菜も地元の野菜を使っているそうです。今後も応援したくなるお店ですね。
このお店は、餃子や豆乳蕎麦プリンも評判のようですから次回はそれを食べてみたいです。

乾山ゆかりの地で、乾山も眺めたであろう馬門の風景を眺めながら食べるお蕎麦、最高ですね！
今後の期待も込めて点数を付けました。

ごちそうさまでした。また来ます！

<2017年6月28日追記>
さっそく25日に再訪しました。
今回は、開店前から並びました。日曜日の朝11時30分開店です。11時15分くらいに駐車場に着くと、1組2名がすでに待っています。私たちも並びましたが、あっと言う間に駐車場が一杯になります。開店時には5組のお客さんが入りました。見た感じ、地元の方が多いようで私よりも上の年齢の方が多いように見えました。地元の方々に人気があるようですね。

私は、決めていた「富士山」（2.5人前で大根トッピング、温かい軍鶏汁＋冷たいつけ汁）、奥さんは、レディースセット（サラダ、せいろ、餃子、ご飯、ミニ豆乳蕎麦プリン、漬物）に野菜天500円を追加しました。他のお客さんもレディースセットが多いようです。

富士山が来ました。2.5人分と書かれていたように、かなり多いです。山盛りのお蕎麦の上に細切りの大根がトッピングされています。量的には、いつも通っている「奥信州」の「せいろ」よりは少ないように思いますが、それでもかなり多いです。

蕎麦は、かなり細切りでのど越しが良いです。何も付けずに頂いても風味があって美味しいです。
つけ汁は、十割の時と同じ出汁のきいた甘めの冷たい汁と、熱い軍鶏汁です。軍鶏汁は、一口サイズの軍鶏肉がゴロゴロと入っていて美味しい汁です。

量が多いので蕎麦だけを食べたり、大根と一緒に食べたり、つけ汁も2種類交互に食べたりといろいろと楽しめるお蕎麦です。佐野名物の大根蕎麦は辛みがない普通の大根ですが、シャキシャキした歯応えを楽しむ事ができます。

私の蕎麦は何とか食べ終えましたが、奥さんのレディースセットも結構量が多いため私も手伝いました。餃子は、もちもちした皮で野菜がたくさん入っています。これも美味しいですね。
野菜天は、かなり大きなかき揚げと大きな野菜で量がかなりあります。奥さんは大きなナスの天ぷらと格闘していました。かき揚げは、量が多くて、私も食べきれずに残してしまいました。申し訳ありません。m(_ _)m

最後にデザートのミニ豆乳蕎麦プリンが出てきました。本来、私の富士山には付いていないのですが、サービスで付けて頂きました。ありがとうございます。
お腹一杯でしたが、やはり別腹で食べられました。
これはかなり美味しいですね！ きなこと黒蜜がかかっていて、ゴマの風味が香る美味しいプリンです。次回はミニでないものを食べてみたいです。（^^）

ごちそうさまでした。