久しぶり : らあめん厨房 どる屋

名店再訪シリーズ。最後です。

かなり久しぶりに再訪。
注文は、限定という黄金の鯛らーめん1000円。大盛りで+150円。

ご夫婦は変わってませんが、髪の白さが年月を感じさせます。お互い様ですけど。
メニューは少し変わりました。ネギラーメンなどはなくなり、ラーメンは基本1種。チャーシューが3種あり、チャーシューの違いで変わるだけのようです。

さて、黄金の鯛らーめん提供。
提供早い。意外に空いているからでしょうか。
らーめんは透明スープに黄色い麺、3種のチャーシューが乗ります。

スープは、鯛だしが効いた塩スープ。美味い。魚の生臭さはもちろんなく、鯛のうまみが広がります。アツアツなのも◎。
麺は黄色い細縮れ麺。フツーに美味い。スープにも良く合ってます。
大盛りでも食べきれるサイズの量です。

チャーシューは、頬、バラ、ロースの3種。甘系で香ばしい味付けが美味い。
どれもいけるのだが、好みでは、バラとロースの中間くらいかな。
バラだと脂多め、ロースだと少な目でパサつく。

ごちそうさま。
久しぶりでしたが、相変わらずの高レベル。
サッパリ系らーめん好きならおすすめです。
一時期よりも混雑度も少なそう。

宇都宮の中心にあるどる屋。この店ももう１０年以上通い続けてます。
私の中でさっぱりしょう油味No1の店。

店は市役所のすぐ近く。路地に面しているので少しわかりにくいかも。
栃木にはめずらしく駐車場はありません。駐輪場さえもありません。ただ、街中の店ですから、近くに100円パーキングがいくつかあります。また、休日は市役所の駐車場が無料で使用できるので便利です。
駐車場ないせいか、行列度は低い。１０人並んでいることはないと思う。
並ぶときは、外にただ並ぶという、都会スタイル（？）。

店の作りはさびれた喫茶店のような作り。ラーメン屋の活気には欠ける。
店内はテーブルが４つにカウンターの狭い店で、ご夫婦で切り盛りしています。で、このくらいの広さでないと無理でしょう。
奥様はブログもやっていますので行く前にはごらんあれ。
昼12－14時、夜18－20時と営業時間は短いので注意！金曜の夜だけ休みだが、時々臨時休業があるのでブログで確認。

この店は、スープも麺も基本は1種類。麺の硬さや脂の量などはオーダーできます。
ここの特徴は鯛だししょう油味。
焼いた鯛のだしが効いた香ばしい上品なしょうゆさっぱりスープは絶品。ほっとする味。
芸術的なスープで他の追随をゆるしません。
スープだけでも完成されたメニューになりえます。
麺も機械打ち縮れ系細麺１種類。
麺はスープに比べると特徴に欠けますがスープにはよく合います。
麺の量はやや少なめなので、大盛りにしてもいいかもしれません。
が、大盛りにすると２玉分？の大盛になるので少し飽きる。
味の変化を楽しみたい方はテーブルにしょうゆだれがありますので、ひとさししてもいいかもしれません。

メニューは焼豚ラーメンが基本メニュー、焼豚の枚数が選べます。
他に香りねぎラーメンとほっぺた焼豚ラーメンがあります。

そして、チャーシューの脂身ぎらいの私にとって、ここのチャーシューはNo1。
ただし、私の好みは相当さっぱりにぶれていますので、肉好き、焼き豚好きの方とは違うと思います。
脂の少ない豚ロース？を甘辛くローストしてある厚切り焼豚。歯ごたえしっかり、さっぱり香ばしく、最高。
肉好きの方はほっぺた焼豚をお試しください。標準の焼豚より脂分の乗った肉の味わいが楽しめます。
ということで、私ははいちばん普通の焼豚ラーメン２枚のせ。

香りねぎラーメンは白髪ねぎのトッピングが乗り、テーブルに運ばれてきてから、
熱したネギ油を目の前で上からじゅっとかけるパフォーマンス付き。
トッピングの白美人という那須のブランドねぎも甘くておいしい。
が、ネギはうまいものの、ラーメンとしては基本のラーメンのが上。

他に、ある季節の週末限定とかで、鮎だしラーメンを出すときがあります。
そのときは鯛だしラーメンはお休み。全部鮎だしになります。
鮎だしのメニューも似たようなものですが、塩としょう油が選べます。
これは、しょう油のがおすすめ。
塩のほうが、さかな臭さが残る。それが好きな人は塩で。

この店、栃木の地産地消にも取り組んでいて、栃木県産のものを積極的に取り入れています。
もちろん鯛は違いますが、ネギとか鮎とか肉とかアスパラとか。
それを利用した、季節限定サイドメニューもときどき出ます。
その中では春限定のアスパラと、とちおとめのサラダがおすすめです。
あったらぜひ食べてみてください。

さっぱりしょうゆ味のありそうでなかなか稀有な名店、鯛だしは絶品です。