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瓜仔雞餛飩伊麺(TWD80)
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これが伊麺！即席麺のように油で揚げてあります。
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中山路に沿った騎楼で営業されています。
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まるで即席麺を硬く茹でたよう、旨いです。
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手包みの餛飩。
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瓜仔雞。金属の筒で蒸し上げ、旨いスープが出来ます。
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瓜仔雞麺(TWD55)
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伊麺は常温ストックがききますね。
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乾麵(ガンミェン/麻醤/TWD55)
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各種小菜(TWD20)もとても充実していました。※撮影ご了解
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名片
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宜蘭中山路
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宜蘭・中山路の賑わい。
この街でも屈指の人気だという「十六崁瓜仔雞麺」さんは、独特な「瓜仔雞」を使った麺が食べられるお店。
台湾の麺についていろいろと調べているときに、このお店の旨そうな「伊麺」の画像が目にとまり、これは絶対に食べてやろうと。
お店は中山路の騎楼(ピロティ)に簡単なテーブルを並べた、台湾にありがちな庶民的な食堂風景です。
それにしても「中山路」というと、台湾ではどの街でも賑わいの中心の、謂わば目抜き通りに命名されているのですが、宜蘭では実にのどかなもの。
建物の背も低いし、行き交うクルマものんびりしています。
昼下がりのお店には、テーブルを埋める多くの人が。
此処には、普通の湯麺(汁そば)あり、乾麺(汁なしそば)あり、それに麺も普通の麺と伊麺の選択ができるとあって、皆さん実にいろいろなメニューを楽しんでおられますね。
店頭の冷ケースにはTWD20で小菜も揃っていて旨そうですが、胃袋に余裕がなく、断念。
迷わず頼んだのは「瓜仔雞餛飩伊麺」(TWD80)。
これが此処の名物麺で、瓜仔雞も餛飩も全部のせた、一番高いメニューです。
早速出てきた麺のビジュアルが、堪らなく良いですね。
まず、餛飩はいかにも肉餡がフレッシュで明るい色をしていて、ピロピロと薄い皮も実に艶やか。
そこへ鮮やかな青菜、煮だされた瓜仔雞、そして褐色が顔を覘かせるのは、ごわごわとボリューム満点の伊麺。
まず、伊麺を手繰り、ズズッ！と。
この伊麺、香港などでは伊府麺(イーフーミェン)などと呼ばれていたか。
即席麺同様に油で揚げてあるから、表面には気泡の凹凸がたくさん。
麺径は、ちょうど日本のカップうどんくらいなのですが、しっかり揚げて褐色を帯びています。
噛むたび少しオイリーで、噛みしめると香ばしさが滲み出てくる感じがまた、インスタント麺に慣れ親しんだ身からすれば、とても楽しい。
スープに浸されて、どんどん良い味が染みていく感じです。
しかし、わざわざこんなものを食べて、摂取カロリーは下手をすれば普通の「麺」の倍もあろうかと。
手包みの餛飩は、皮にコシが残る、絶妙な茹で加減。
肉餡の香りも良くて、実によくできていますね。
そして、名物的存在の「瓜仔雞」。
これを検索してみても、此処のお店がヒットしてしまうくらいですから、オリジナルの命名なのかもしれません。
中華圏は広いですから、同じような調理法は当然あちこちにあるものとは思いますが・・・
円筒形の金属カップに鶏のあばら肉を入れて蒸し上げ、旨いスープが出来たところを、スープごと麺にぶち込んでしまう。
これのおかげで、スープはガラの出た、実に深みのある味わいなのですね。
雞は小骨が多いけれど、ちゃんと肉もついています。
でも、役割からすれば、鶏肉そのものはおまけのような存在なのでしょうね。
ふと壁際を見ると、ビニール袋に入れられた伊麺がたくさんぶら下がっています。
この状態を見る限り、麺は自分のところでは揚げていないのかもしれません。
伊麺は常温ストックがきくのも、お店としてみれば魅力があるでしょうね。
伊麺と言えば、台南周辺では特によく食べている印象があったのですが、この宜蘭の街で出会ってしまうと、嗜好の繋がりや分布が一体どうなっているのか、台湾の食文化というもの、奥が深くてまだまだ分からないことだらけです。
此処のお客さんたちは、伊麺よりも普通の麺(中華麺)の方をやや多く頼まれている感じですね。
味の濃いタレをかける「乾麵」も凄く旨そう。
麺食文化の先進地ならではの麺食堂、その奥深さを少しだけ垣間見た気がします。