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これでTWD100！
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モチモチのうどんみたいな麺です。
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豬血糕、美味しいわよ！
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麺は欠かせませんね。
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未だ夕方なのに、お客さんがどんどんやって来ます。
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とりすぎ注意。
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手前は冬粉、奥のものは豚の皮を漉いて揚げた「肉皮」。
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ソーセージ、練り物は滷味の花形！
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統一脆麺(即席めん)
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この笊にとってね！
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まるでおでんですね。
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2017/07
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店内でゆっくりできます。
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斗六站に近い場所です。
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雲林縣・斗六(ドウリウ)。
台鐵の斗六駅前から続く街は、如何にものんびりムード。
夕方の雑踏をゆっくり歩いていきます。
駅からも近い一角で、店先に様々な食材を並べた「滷味」(ルーウェイ)のお店を発見。
台湾の街歩きをした人なら、必ずどこかでお目にかかっているはずですが、どんな料理なのか見当がつかずに敬遠している人が多いのでは？
滷(ルー)という字は「煮込む」という意味。
すなわち、直訳するなら「煮込み味」ということ。
自分で選んだ食材を、店の人がぐつぐつ煮てくれる料理です。
煮込みダレは、台湾醤油をベースに、五香粉(ウーシャンフェン)などの香辛料が効いていて、程よく煮込んで味や香りが染みわたります。
日本の料理に譬えるなら、さしずめおでんあたりが妥当でしょうか。
この「洪董滷味」というお店、これから深夜にかけてたぶん大賑わいなのでしょうね。
夕方だというのに気の早いお客さんがちらほらいて、おそらく此処で晩御飯代わりに食べていく人も多いのでしょう。
店先には、野菜、肉、練り物、麺類など、実に様々な食材が。
バラエティ豊かな品揃えが人気の秘訣なのでしょう。
初めてだとちょっと戸惑いますが、まずはプラスチックの笊とトングを手にして、居並ぶ食材から品定め。
価格は表示があったりなかったりでよく分からないのだけど、せいぜいTWD10～20くらいのものなのだから、食べたいものはどんどん取れば良いんです。
ただ、あまり取り過ぎると、たぶん食べきれなくなりますから、その点ご注意。
まず、目を引くのが即席油揚げ麺。
多くの店が味王の「王子麺」を置いているのだけれど、此処は統一の「脆麺」ですね。
読んで字のごとく、油揚げ麺を袋ごと握りつぶしてベビースターのようにポリポリ食べる、だから「脆い麺」ということなのでしょうか。
さすが、日本が生んだインスタントラーメン文化、もちろん此処台湾でも大人気です。
インスタント麺だけじゃなく、米粉、伊麺(揚げ麺)、冬粉(煮崩れにくい春雨)など、台湾ならではの麺類も勿論よりどりみどり。
でも、お店の人が「麺ならこれ！」とばかりに、サンサスきねうち麺のような、半生うどんを推してくれたので、それにしてみます。
陳列食材をあらためて見渡してみます。
筍、大根、隠元、キャベツ、正式名不明な菜っ葉、椎茸、エノキ、ヤングコーン・・・
四角く黒い、日本人にはなじみのない「豬血糕」は、豚の血をもち米に混ぜて練り固めたもの。
厚揚げ、豆干、海帯(昆布)、それに、台湾では「甜不辣」と呼ぶ、練り物類。
ひら天状のもの、つみれ、さつま揚げ風、かまぼこ等々。
それに、フランクフルト、ウインナー、ソーセージ、鶏手羽、もつ類、肉団子・・・
見た目や鮮度で選んで、写真の通り、こんなものかな？
せっかくだから、野菜を多めに栄養バランスを良くしてみました。
笊をお店の人に渡すと、褐色のたれを張った鍋に沈める角テボに食材を放り込み、少しの間、ぐつぐつと。
さあ、皿盛りにして少したれをかけて出来上がり。
野菜など、上手に火が通っていて、熱々のところをふうふう！シャキシャキ。
豬血糕はもっちり、見た目ほどの癖はなく、しかも煮崩れていません。
うどんも、もちもち旨い。
鶏肉団子は柔らか、大腸は甘い脂が噛むたび染み出る。
このタレ、ベースは醤油なのでしょうが、八角、五香粉の風味、さらに窺い知れない漢方など、いろいろ入っているのでしょうね。
日本ではちょっと味わえません。
好きなものが選べるから、とかく脂っこいものが多い台湾食べ歩きで、野菜をたっぷりとれる。
それに、食材には日本ではお目にかかれないものも多く、異文化体験もできます。
台湾旅行でお目にかかる食と言えば、小籠包、芒果雪花冰、珍珠奶茶等々・・・
こういうメジャーどころがまずは思い浮かぶところで、外せないのもわかりますが、せっかく食に興味をもって食べ歩きをするなら、滷味のような、庶民に愛されるご当地ものにこそ、ぜひチャレンジして欲しいですね。